【PS4】Horizon Zero Dawn レビュー
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2017-03-02 |
価格 | 7452円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
![]() ![]() ![]() |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールド・アクションRPG ■ プレイ人数:1人 |

- 総合ポイント
- 78
- (難易度)
- 2.21
- レビュー数
- 28
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 1pt | 3pt | 4pt | 1pt | 2pt |
61pt
GOOD!
◎オリジナリティ、ストーリー
ストーリーはかなりオリジナリティが突出しています。
隠し方が上手く、先が気になりストーリー目的でゲームをしてしまう程。
合わせて世界観も最高。ディストピア系が好きな人は間違いなくハマります。
◎グラフィック
最高レベル。現在PS4で出ているゲームの中でも最上位に入ります。
全体的にくっきりとなっており、特に草木の表現や人の表情がリアル。
ムービーとプレイ時のグラフィックの差がかなり少ないのもポイントで、「あれ?ムービー終わったのか」という感じになります。
◎戦闘
オープンワールドゲーでこれほど戦闘に自由度があるゲームは少ないと言えるほど自由度があります。
1体の敵を倒す場合でも
・真っ向勝負で倒す
・弱点を撃って燃やして爆発させて倒す
・トラップキャスター(地雷のようなもの)を仕掛けまくっておびき寄せて倒す
・めんどくさいからオーバーライド(あやつり)しよう
・オーバーライドした別の敵けしかけて倒す
とパターンを選べます。戦闘だけであればアクションRPG並のクオリティを持っており、非常に評価ができます。
BAD/REQUEST
△戦闘
多様性が非常にあるのは評価点なのですが、それが災いして、「手段を選ばなければ」高難易度にしても非常にヌルゲーです。
というのも、真っ向勝負で倒すのが難しい強い敵ほど、大きな弱点があるから。
特に、弱点を破壊した後に専用の武器を持つ敵は、それを使えば一瞬で倒せます。
自分自身で縛りを入れて楽しむことができないプレイヤーの場合、恐らく一瞬で飽きます。
△グラフィック
かなりリアルなのですが、それ故手を抜いているだろうという箇所が目立ちます。
会話時に人の表情がアップにされるのですが、NPCや出番の少ないキャラほど表情のパターンが不自然に少ないです。
主人公であるアーロイは手が込んでいるようで不自然に感じる部分はありませんが、クエストNPC等脇役になると、「そこでその表情になるか?」ということが多々あります。
また、大型の敵の底面や後ろなど、あまり見られないところはグラフィックが適当になっているのに気がつくと萎えます。
△快適さ
お世辞にも良いとは言えません。
・ロードを頻繁に挟むということはないが、マップ開始時(もしくはファストトラベル時)の最初のロードが非常に長い。
・クエスト時のマーカーがかなり適当で、指示通り道を通ると時間がかかってしまう。
・アイテムの所持数限界がかなり少ない。最大まで拡張してもオープンワールドゲーとしては全く足りない。
・クライムポイントが多々あるが、上に行くのか横に行くのか下に降りるのか等、進む方向が非常にわかりづらい。
・某ウィッチャーのおじさん程ではないが、足腰が弱く、多少の落下でもダメージを食らう。
・街エリアに入った時にカメラワークが変わるが、主人公に近くなりすぎて視界が最悪。画面酔いし易い人は間違いなく酔うレベル。
と随所に快適なプレーを妨げる箇所があります。
△サブクエスト
(メイン)ストーリー/クエは屈指の出来ですが、その分サブクエストは酷いです。
・誰かが困ってる → 主人公が助ける → はいこれお礼(経験値と金)
・誰かが偽の依頼を出す → 主人公が自分を狙ってる奴らを倒す → 偽の依頼を出したNPCが観念して金を出す
の2パターンしかないです。
・第三者同士がいざこざ → どっちかに付く
というオープンワールドゲーの王道がないのはいかがなものかと思いました。
△翻訳
若干適当なところがあります。
△音楽
印象に残ったのは0です。
オープンワールドゲーの中でも下から数えたほうが早いです。
△規制
恐らく暴力的表現が日本独自規制されている影響で、不自然な部分がいくつか見られます。
首に刃を当てられているのに出血はせず傷跡だけ残る…とても不自然です。
COMMENT
間違いなく比較対象になるウィッチャー3との違いとしては
・戦闘が3段階くらい上
・(メイン)ストーリーは方向性は違うが互角
・サブクエスト、サブキャラクターの魅力は4段階くらい下
という感じになります。
いろいろと惜しいところはありますが、とても出来の良いゲームだと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 5pt | 1pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
54pt
GOOD!
デザイン性の高さ
機械仕掛けの生物がロマンに溢れています。サンダージョーのデザインは歴史に残した方がいいレベル。
グラフィックが綺麗
リアルです。人の顔、オブジェクトの数、配置感覚、見渡す限りの世界の広さ。最高です。
モンスターにのれる
種類は少ないけど、楽しい。
やり込み要素の多さ
収集とかサブクエとか、かなり多いです。
BAD/REQUEST
オープンワールドがだるい
ゴッド・オブ・ウォーみたいに一本道の方が、やる気が続きます。
操作性
あんま良くないです。アクション面はぼちぼちって感じです。
音楽
言うほど良くないですね。言うほどというのはここではそこそこ評価高いので、期待してました。
サウンドブランドとしてはかなり弱いタイトルです。耳コピ出来るやつひとつも無い。耳に残ってない。
難易度のバランス
あまり良くない。極端にきついか、インフレしてぬるいかだけ。
また多数のモンスターに囲まれるとお陀仏、結局数値のゴリ押しみたいな。
盛り上がらない最終決戦
地味です。壁に隠れて戦うラスボス戦。デザインもダサい。
COMMENT
まぁ良かったんじゃないでしょうか。最近クリアしたラストオブアス2よりは面白かったです。ある程度難易度の取り方が雑なアクションですが、強化要素をしっかりやればどうにでもなるので初心者も困らない。
基本的には世界観とグラフィックがいいゲームです。仮想体験的な楽しみ方が向いているかも。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 3pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt |
51pt
GOOD!
■オリジナリティ
独特の世界観と、機械型モンスターとの戦いが非常に魅力的です。
「なんで弓がそんなに強いんだよ!」というツッコミどころは無視して、
弓メインというロマン溢れるバトルが楽しいです。
スキルでスローモーションにする方法が数種有るので、
FPS/TPS系統の操作が苦手な人に対して敷居が低くなっているのも良いです。
が、「BAD」で書いているように、
ゲーム的にはいまいちオリジナリティを感じられなかったので3点としました。
■グラフィック
これは現時点で間違いなく最高だと思います。
UIが無ければ実写に見える事が有るほど。
世界観の良さも合わさって、非常に魅力的なグラフィックになっています。
文句なしの5点。
BAD/REQUEST
全体的に、悪い点が目立ちました。
■オリジナリティ
世界観以外でオリジナリティは感じられませんでした。
ゲーム的には、
アサシンクリードに機械型のモンスターを足した程度。
意外と対モンスターよりも対人間のステルス戦が多く、
チマチマした地味な戦いがメインで、爽快感が乏しい。
更にゲーム終盤になると、
デスブリンガーというただの戦闘メカとの戦いが多く、
機械型モンスターとの戦闘という特色もほぼ消えていたのが残念。
■快適さ
ここは、かなり酷かったと思います。
ここ数年で遊んだゲームで1、2を争う程のストレスを感じました。
・ミニマップが存在しないので一々メニューを開く必要がある
・途中までファストトラベルをアイテム消費しないと出来ない、
・登れそうで登れない箇所が多い(どこを登っていいか分からない事が多い)
・アイテムの所有可能数の初期値が少なすぎる
・アイテムボックスが種類別に細かく分かれており、一々拡張が必要
・アイテムボックスを最大まで拡張しても、アイテムがボックスから溢れてしまう事が多い
・使用した罠の改修、ロープの上を移動中の攻撃など、
「最初から出来て当たり前じゃない?」という事が、スキル解放しないと出来ない場合が多い
(意図的に不自由にする事でゲームバランスを調整しているのが窮屈に感じる。)
・暗すぎ、エフェクトが派手すぎ、等で画面が見づらい事が多い
・照準が白のみで、場合によって照準が見えない事が多い
・同時に複数のクエストを進行できない
(達成条件を満たしていても、現在のクエストに設定していないと駄目な事が有る。)
・同時に武器を4つまでしか持てないので、戦闘方法が固定化しがち。
(モンスター毎にメニューを開いて武器を装備し直すのが面倒。)
・落下死が多く、その度に長めのロードが入る
等など、根本的なシステム面の問題や調整不足が目立ちました。
シリーズ第一作目という事を考慮しても、
良質なオープンワールドゲーム、アクションゲームが数多く出ている現在では、
かなり質が悪いと言わざるを得ません。
よって、快適さは1点としました。
■満足度
上記、快適さが酷かったため、
満足度もそれに引きずられる形で2点としました。
■難易度
ハードでやってもゴリ押しでなんとかなる場面が多く、
せっかく数多く用意されている武器を使いこなす必要性も感じられませんでした。
また、強いモンスター限って楽に倒せるという変なバランスにもなっています。
部位破壊でモンスターが装備している武器を落として奪えば、
どんな相手でも楽に勝ててしまいます。
このおかげで強力な強化アイテムを簡単に入手できるため、
ハック&スラッシュ的な楽しみ方はあまり出来ません。
よって、難易度は簡単の「1」としました。
■防具にほとんど意味がない
難易度は1としましたが、防具は高価なものを入手してもあまり意味がなく、
結局は強力な攻撃を食らうと即死級の大ダメージになってしまいます。
なので、基本的にステルスアクションや回避を繰り返すだけの、
地味で単調な戦闘になりがちです。
COMMENT
武器の種類の多さや戦闘システムなどが良かっただけに、
ゲームバランスの悪さや各種調整不足が非常に残念でした。
土台部分はとても良いと思うので、
続編では凄く面白くなるのではという予感はします。
また、アップデートで改善できそうな箇所も多いので、
今後、もしかしたら大きく評価が変わるような事が有るかもしれません。
凄く良い部分も多いので、「惜しい」作品だと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-03-16
●キャラクター 登場キャラクターの表情、顔の種類、体系などそれぞれあってとてもリアル
●映像 ワールドの風景が美しい。時間帯や日光のあたり具合、天候や時間の変化による表現がよくできています
●アクション 基本は弓と槍だけなのですがアクションの組み合わせで動作がかっこいい
●操作性 近接攻撃、弓攻撃、回避、照準あわせなどモッサリ感がなく流れるように攻撃できます
●ストーリー オープンワールドにありがちなサイドクエがメインみたいなことにはならずメインの筋がしっかり立っています
悪いところ
●ボリューム まだクリアしていませんが40時間でレベルがカンストしました。サイドクエもそれほど多くはありません
●カスタマイズ レベルアップでスキル習得というシステムですがスキルの数が少ない。武器や防具のカスタマイズも幅広くはない
オープンワールドゲーはフォールアウト4以来です。300時間ほどプレイしました
こちらのゲームはそこまではボリュームはなさそうなので今後追加のクエやコンテンツが増えるといいなと期待しています
GOOD!
■機械と大自然に囲まれた広大なオープンワールド
かつて一度滅びた
近未来的な旧文明の残骸と
広く草原や荒野が広がる、原始的な大自然のオープンワールド
この原始時代とSF世界の入り混じったような世界観が魅力的です
■割と王道なストーリー
パッと見、設定が複雑そうですが
機械の暴走
文明退化の原因や
主人公アーロイの謎だとか
核となってる部分は、割と入り込みやすいストーリーで
真相が明らかにされていく過程はドキドキする
それにアーロイのキャラが
実に主人公しているため、熱血王道な要素も多く
部族から異端者と忌み嫌われ
孤独のスタートラインにありながら
それが後半に掛け、旅の中で培ってきた仲間同士の絆が
しっかり形になっていく光景は胸熱
なのでメインストーリーをやり切る前に
サブクエストを制覇して、交友関係を増やしておくことをオススメする
■狩りと収集のサバイバル生活
今作では
武器の制作・改造・購入、アイテム枠の増加、など
様々な面で素材となる資源が必要とされ
機械を撃破し、強化用のパーツを回収したり
ひたすら動物を狩って肉を集めたり
やり込んでいく楽しさがある
それと
普段立ち寄らないような場所に
コレクターアイテムなどが配置されたりしてるので
絶景ポイント巡りするのも面白いかも
BAD/REQUEST
■入れる家屋は少なめ
遮るものがなく通過可能な状態にある家屋は
内部まで入れますが
扉がある住宅などは
基本的に入ることができない
まぁ他人の家に
ドカドカ勝手に入るのも問題ですけど(笑
■搭乗可能な機械が少ない
オーバーライドによって乗り物になる機械は
馬と牛型の2種しかない
グリンホークやストームバードなど
飛行する鳥型の機械を見たとき
「これオーバーライドしたら空飛べるやつじゃね!?」
と、期待に胸を躍らせていたのですが
実際の所
多くの機械と同様
ただのアシストタイプでした…
個人的に、このゲーム最大のガッカリ要素だったかも
■限定されたクライミングポイント
ほぼどこでも行ける
オープンワールドではありますが
高所の地形に登る際
掴むことができる岩壁は割と制限されており
指定されたポイント(不自然に飛び出た突起物など)からしか、しがみついて登ることができない
ある程度の段差であれば
強引にジャンプで登れたりもしますが
「そのくらいの高さは掴まってよー」
と感じる場所が多くて、ちょっとモヤモヤする
■周回用のクリアデータ引継ぎがない
今作は「強くてニューゲーム」的な
周回プレイに向けた装備品の引継ぎ要素は一切なく
改めて最初からプレイする場合
また普通に1からのスタートとなる
折角いろんな武器や、最強防具を手にしたのに
持ち越しがないのは残念すぎる…
1周目でした苦労を
2周目以降からはサクサクプレイに変えて無双を楽しめる(+気軽にストーリーを見直せる)
ってのが、周回するモチベになるのになー
COMMENT
ゲーム評価はすこぶる好評で
「PS4があるなら、やらないと損だ」という意見を目にしたことから
ついつい手を出してしまいました
かつて洋ゲーは
割と敬遠してる部分があったんですが
アンチャーテッドや
GTA5などを経験したことから
洋ゲーの技術力に魅了されちゃいましてね(笑
で、実際やってみると
やはりさすがという感じでした
これでクリアデータ引き継ぎがあれば
尚良しだったのですが、そこがちと残念ですな…
ともあれ、どうも現時点で
今作の拡張コンテンツが制作中とあって
これが続編を匂わせたラストシーンから続く
後日談ストーリーのDLCとなるのか、別の何かなのか、気になるところ