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【PS4】ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて レビュー

発売元 スクウェア・エニックスオフィシャルサイト
発売日 2017-07-29
価格 9698円(税込)
レーティング 【A】全年齢対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
70
(難易度)
1.18
レビュー数
22
スコアチャート ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてレビューチャート

0%
0-9
0%
10-19
4.5%
20-29
0%
30-39
27.3%
40-49
4.5%
50-59
13.6%
60-69
36.4%
70-79
13.6%
80-89
0%
90-100
【60点以上】
63.6%
【標準偏差】
16.72


デフォルト:新着順

22人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 4pt 5pt 5pt 4pt 1pt
総合点
89pt

GOOD!

本当に期待していた通りのドラクエです。

楽曲、雰囲気、システム、ストーリー、などなどドラクエが好きで待ち望んでいた人のイメージを全く崩すことなくプレイできます。

ドラクエのアニメ調の世界観なので画像がとびぬけて良いわけではないですが、それでもPS4版は水の表現や武器や防具の素材感、モンスターの質感など十分再現されていると思います。

楽曲も最近ではおなじみとなりましたが、本物のオーケストラによる演奏によるものなので聴きごたえあります。反対にキャラのボイスはなく、会話もいつものピロピロという効果音で進行しますが、この方がテンポがよく好きです。

戦闘は全く難しいことはなく、これまでのシリーズ通りです。レベルが上がった際にスキルポイントがもらえますので、それを各キャラクターのスキルボードに振り分けることで新しい技やステータス上昇などの恩恵があり、それを駆使して進めれば何の問題もなくクリアまでいけると思います。

BAD/REQUEST

GOODにはキャラのボイスがないことをプラスに書きましたが、最初のムービーで字幕が流れた時は一瞬とまどいました。これは好き嫌いが分かれるかもしれません。

良くも悪くも本当に昔ながらのドラクエなので、常にお使いのようなイベントで物語が進行します。最近のオープンワールドRPGなどが好きな方でドラクエに特に思い入れがない方はきついかもしれません。

戦闘のテンポは若干悪いかも。ただ、ドラクエ好きの方には許容範囲。

カメラ酔いする方が多いようなので、カメラ速度や視点の距離などを調整する必要はあるかもです。

COMMENT

一言で言うと『これでいい』です。

古臭いかもしれませんが、ドラクエが好きな人たちはこれがやりたいんです。新しいことにチャレンジするなら別のタイトルで発売すればいいと思います。エフエフもぜひ原点回帰してほしい。最新技術を楽しむだけがゲームじゃない。そんなものなくたって楽しいものは楽しいし、感動だってできます。

まだプレイ時間は浅いですが、しばらく楽しめそうです。9、10でオンライン要素を取り入れてからドラクエも終わりかと思ってしまいましたが、今後も期待できそうです。

   
プレイ時間:わからない(未クリア)
ヤマッチFCさん  [2017-08-02 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

8人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 4pt 5pt 4pt 1pt
総合点
80pt

GOOD!

【おもてなしを体現している】
 「なにがドラクエか?」という話は人によって異なるとは思いますが、一歩引いた視点でまとめてしまえば「おもてなし」のサービス精神こそがドラクエではないでしょうか。
 かわいらしいモンスター、レベルを上げればクリアできる難易度、因果応報がしっかりしたストーリー、迷いにくいレベルデザインなど、これらの要素を組み合わせて「プレイヤーを不安にさせない」「楽しんでもらう」という製作者の意志がしっかりと感じられました。
 そして、過去作を思い起こさせるシーンや展開も多く、ファンサービスも旺盛な作品でもあります。


【様々なタイムスパンをもつ伏線が用意された、続きが気になるストーリー】
 短いものであれば、町のメインクエストをこなせば伏線が回収され「めでたしめでたし」となります。一方で、もう一度その町を訪れ、違うクエストをこなしたときに回収される中期的なものがあったり、クリア後に回収される長期の伏線もあります。
 様々なタイムスパンをもつ伏線を配置し、しっかりと回収することで「続きが気になる」状態を維持しています。展開に統一感と一貫性があり、また意外性も用意されており、満足度が高い。

 ストーリーは基本的に一本道で、進行に自由度が増す中盤で船を手に入れて以降、若干緊張感が薄れますが、進行が一本道に戻ると再びストーリーが大きく動きだします。
 攻略の難易度が簡単な分、詰まってレベル上げや金策に奔走するということもなかったため、次から次へとストーリーが進んでいきます。ご都合主義に感じることもありますが、それ自体は枝葉の部分で、プレイの没入感を妨げるほどのものではなかったと思います。
 なによりも、それぞれのキャラをしっかりと掘り下げており、どのキャラの扱いも丁寧で愛着を持ちました。いたるところで本棚を全部調べていて良かった。ストーリーの出来は非常に良かったです。満足です。

 また、サブクエストについてですが、連携や転生モンスターなどの機能の説明や攻略の手助けになる製作レシピ・レアアイテム報酬が少々という感じで数が絞られているのが特徴です。メインストーリーの分厚さを考えれば、的確なバランスだと感じました


【RPG史上最高の旅立ち】
 ネタバレを防ぐために詳細を書けないのが心苦しいのですが、序盤の展開が特筆するほど優れています。
 主人公が「お前は勇者だ」と告げられ、言われるがままに村から王国に行き、今度は一転して悪魔の子呼ばわりされ、逃避行の中で出身の村に戻って過去の経緯を知る……という一連の流れはドラクエ史上、いや、自分がプレイしたRPG史上最も優れた「旅立ち」ではないかと思いました。
 とくに出身の村に戻ったときのひねりの効いた演出は最高でした。画面内の主人公と同じく、私自身もしばらく動けなかった……。


【先進的なクリア後コンテンツ】
 「ニーア:オートマータ」っぽいといえば、そうなのかもしれませんが、メインストーリーのエンディングを早めに持ってきてゲームとして長くなりすぎないうちに満足度と達成感を与え、クリア後にアナザーストーリーと労力を伴うキャラ育成要素を用意し中古売り対策を行っています。
 このクリア後コンテンツは単純な繰り返しコンテンツではなく、メインストーリーの裏にあった世界設定に関わるお話や回収しきれなかった伏線が回収されるという形のもので、真っ当なクオリティとなっています。ボスの難易度も上がり、キャラ育成を本格化させないといけない分、育成するためのコンテンツも別途用意されています。

 あまり長いゲームはできなくなってきているというプレイヤー側の事情と、かといって短いゲームにするとすぐに中古市場に出回ってしまうという開発側の事情とが、うまく噛み合って Win-Win の解決になっている思いました。そういう点で先進的だと思いました。


【修正パッチなし】
 これは本当に素晴らしいと思います。他のゲームが真似出来ない「国民的RPG」の誇りがゆえではないでしょうか。

BAD/REQUEST

他のゲームなら不満に思うことも「ドラクエらしさ」であり、ブランド価値でもあるといえますが、3点あります。

【カメラ酔い問題:障害物透過、背景のモーションブラー】
 カメラに近い障害物がなかなか透過せず頑固に居座るので、画面のほとんどが障害物が埋まるシーンが多いです。結果、カメラをこまめに動かさないといけないので、酔いやすい。
 また、ゲームの特徴的として、ツボ・タンス・宝箱を探してまわるので、屋内にいる間は狭い屋内でカメラを左右に振りながら背景を注視しなければならず、酔いやすい。 Witcher3 の「ウィッチャーの感覚」を常時発動して、しかも頻繁にカメラを動かす感じです。非常に負担が大きい。
 さらに、背景のモーションブラーが悪いのか、背景のフレームレートを下げているのか、カメラを動かすと背景がガタガタに動き、この問題に拍車をかけています。

 総じて、3Dゲームに対するノウハウが少ないのかな?という印象を受けました。ただ DQ10 にはこの問題がなかったので不思議です。今作では開発の初期段階でルーラをしたときのロードが30分かかったという話だったので、その最適化が重要課題で、カメラまでは手が回らなかったのかもしれません。

 これからプレイする人にアドバイスしますと、カメラ設定を自分の好みに変えるのは各所で言われていますが、それだけでは間に合わないので、カメラを動かすときは画面左下のマップをみることをおすすめします。カメラ移動中に画面全体をみないようにすると良いと思います。


【セリフ付きムービーまでボイスなしは不自然】
 ドラクエがボイスなしで違和感がないのは「吹き出し+セリフ+効果音」のスタイルだからだと思いますが、今作のオープニングムービーとエンディングムービーはそのスタイルが崩れているので、不自然でした。
 この話はドラクエファンには嫌われるものですが、なにもフルボイスにする必要はないわけです。最近自分がプレイしたものだとイース8がありますが、重要なセリフと「やあ」「うーん」のような感動詞ぐらいしかボイス化されていません。テンポが悪くなることはないですし、むしろ移動中に状況説明などをしてくれるので没入感があります。
 そうした部分ボイスにしないにしても、さすがにムービーであれ?ってなるのは潰してほしかった。ムービーにセリフをいれないというやり方もあったと思います。この違和感は「ドラクエらしさ」で擁護できるものではないですし、はっきりいえば欠陥だと思います。


【BGMが大きすぎる:音の大きさのバランスが悪い】
 BGMの音量が非常に大きいです。ボイスがないので、歴代BGMを常に鳴らし続けようということなのかもしれませんが、常にBGMが盛り上がり過ぎている感じがして不快でした。もちろんBGMの音量を設定で心地よいレベルまで音量を下げたのですが、これには落とし穴があって、終盤の重要シーンで流れる BGM が今度は小さすぎて聞こえなくなってしまいました。

 前述した2点と根本は同じように思いますが、PS4という世代の機器でプレイするには、心地よさの点で手が届いていない、あるいはノウハウが足りないのかもしれません。

COMMENT

総評に行く前に2点補足します。

【オフライン特化した DQ10 であり、 DQ10 再評価のきっかけになった】
 敵のモデルやこちらの特技のモーションだけでなく、鍛冶のシステム、イベントの配置、マップを使いまわすストーリー構成、船操作時のマップなど、やればやるほど画質が良くなって全く別のお話になった DQ10 だと思いました。この画質で DQ10 をやったらどれだけ満足できるだろうかと思ったほどです。 DQ11 をやっていると DQ10 をやりたくなります。 DQ10 はMMOとしては異色の作品ですが、今回、改めて DQ10 が成し遂げたことの素晴らしさを実感しました。

 ちなみに DQ10 の戦闘には「相撲」というシステムがあります。 DQ11 にはそれがなく普通のコマンドバトルに先祖返りしているわけですが、「相撲」は直感的なわりにゲームの難易度そのものを大きく押し上げてしまうので DQ11 にはなくて良かったのかなと思います。
※「相撲」がある DQ10 はプレイヤースキル差が大きく、サポート仲間と呼ばれるAI利用者(ソロプレイ)ではクリアが困難なコンテンツもあり、プレイヤー間の力量差が開きすぎた結果、難易度調整に苦労している


【オヤジ臭さとステレオタイプ、そして不気味さ】
 2D時代や2頭身キャラを超えて、PS4版はアニメ的ですがリアルな描写になっています。この状態で「ぱふぱふ」やらツボを壊すのは違和感がありました。おいろけ要素や一部の連携技のオヤジ臭さとステレオタイプに「これはドラクエだが……いやしかし、なんか嫌だな……」と思わずにはいられませんでした。
 いわゆる「不気味の谷」とは異なりますが、それまで「記号」として捉えられていたものがリアルになって「記号」としては考えられなくなっている要素が DQ11 にはありました。

 「ポーランドボール」と呼ばれる国際的な偏見を扱うジョークがありますが、これの毒気が少ないのは「記号」として描いているからだと思います。また、ドラマの「勇者ヨシヒコ」はその毒気を徹底的にパロディにすることで無毒化しているといえます。
 DQ11 ではこうした「記号」が普通にリアルになることで毒気が増してしまい、不気味になってしまっているのだと思います。今作の表現がギリギリだなと感じました。


【総評:過去作の集大成ではあり、ドラクエの良さを実感できる秀作だが、今後に不安を感じる】
 コアゲーマーでなくても遊べる「おもてなし」精神にあふれ、「これぞ、ドラクエ」とファンを確実に満足させる出来であり、完成度も高い秀作です。
 一方で、なにか進化の袋小路に入ってしまった感があり、このままでいいのだろうかと思ってしまう作品でもあります。この作品自体の出来うんぬんよりも、シリーズとしての今後に対する不安がよぎります。他の方のレビューで低めの点数が出ているのはそういった部分が反映されているからだと思います。

 とはいうものの、今作そのものを評価する限り、ゲームとしては優れており「国民的RPG」の名にふさわしい出来だったといえます。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
十年一剣さん  [2017-08-14 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

9人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 3pt 3pt 4pt 4pt 4pt 2pt
総合点
72pt

GOOD!

ストーリーに関しては過去作の中でもトップクラスだと思います。
中盤から終盤にかけての見せ方もエピソードも素晴らしいの一言。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、
笑いあり涙あり感動あり、だれるところも全くなし。

キャラクターの魅力も史上最高クラスだと思います。
全員がきちんとキャラが立っていて非常に魅力的。
DQ4に匹敵するのではないか?というレベルです。

画面はさすがPS4、音楽もさすがのすぎやんクオリティ。
ただこの辺りについては言いたいこともあるので・・・。

戦闘バランスもDQとして非常に安定したものになっています。
絶妙なレベル上げで楽に戦えるようになるボス設定はさすが。
しかも今回は特技と魔法のバランスが
過去作以上にきちんと取れています。
長年不遇だった魔法も今回は最後まで一線級。

UI周りはいつものドラクエですが、ドラクエなりにはきちんと出来ていますね。

BAD/REQUEST

画面はきれいではあるのですが、ちょっとフォトリアルに寄せすぎ。
鳥山絵のトゥーン調キャラクターとうまく整合していません。
我々が期待していたのは
「高解像度で詳細に描かれてスムーズに動く鳥山ワールド」
だったのですが、なんというか
「写真の中で鳥山絵を動かすARアプリ」
みたいな絵になってしまっています。
背景はトゥーン調にして、
フレームレートを60できちんとまとめてほしかった。

音楽は過去作からの流用がちょっと多すぎます。
勝負どころでぽんと持ってくればすごい演出になることもあるのですが
今回のだと単なる使い回しにしか聞こえなくなってしまう。
せっかくの名曲が酷使で泣いてるな、
と思ったシーンがいくつかありました。

ミニゲーム類はほぼ全部失敗でしょう。
ボウガンが最悪ですが、ウマレースも鍛冶も大概です。
唯一良かったのがマジスロですが、あれとて評価点は
「スライムが死ぬほどかわいい」の一点ですし。
カジノついでに言えば、
「ジャックポットを出せ」というクエストを設定した人は
今後ゲーム制作への参加を再考した方がいいんじゃないかと思います。

クリア後ストーリーに際して、
一カ所描写が「???」なところがあって
そのせいで考察関係が大混乱しています。
狙って攪乱に行ったのならいいですが、
その辺いい加減にやったのであれば
大きな反省材料かもしれません。

COMMENT

表クリアまで50時間程度、裏クリアまで70時間程度、
トロコンまで90時間弱。
裏クリアからトロコンまでの時間の大半はおしゃれ装備集め。

ドラクエとして、また従来型RPGとしては
歴代含めて最高峰の一角でしょう。
ストーリーに一カ所減点要素はありますが、それを考慮しても
ストーリー+キャラクターだけで見れば
満足感5点も十分ある出来です。

じゃあなんで総合点がこの程度なのかというと、
とにかくこのゲーム、何もかも全てが「後ろ向き」なのですよ。

キャラクターが引っ込み思案とか消極的とか、そういう話ではない。

なんというんでしょう。
「一体いつまで「ドラゴンクエスト3」の
呪縛の中に閉じこもっているつもりなのですか?」
という感じ。

ドラクエというのは基本的に保守的なシリーズではあるのですが
それでも、これまでのシリーズはとにかく何かしら
「新しいドラクエ」を求めてのいろいろな試みがなされてきました。
FCからPS、DSとゲームの時代が移ろいゆく中で、7も8も9も、
成功したかどうかはともかくとして、DQらしさを大事にしながら
その時代に合った新しいドラクエを模索する力強さがあった。

今回のDQ11には、そういうところが何もないんです。
ものすごく出来はいいのですが、メッセージとして
昔のゲームは良かったよね、という、ただそれだけ。
DQ11をプレイしても、
「DQ12では何を見せてくれるんだろう」という
わくわく感は何一つ出てきません。
「昔懐かしい昭和のおもちゃ特集」を見ているような、
そんな感じ。

「過ぎ去りし時を求めて」。

一番「過ぎ去りし時を求めて」いたのは、
このゲームを制作していた方々であり、
またこのゲームを買った人たち、なのかもしれません。

FFみたいに何でも最新最新言って
毎回毎回おかしなゲームを作ればいいとは思いません。

ただ、ほんの少しでもいいから、
「過ぎ去りし時」ではない
「DQの未来」を見せてほしかった。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
らるさん  [2017-08-27 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

4人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 3pt 4pt 4pt 3pt 0pt
総合点
73pt

GOOD!

(最初に3DS版をプレイした後このPS4版をプレイしました。両方のレビューに投稿します。)
【グラフィック】
真っ先に訪れるデルカダール城下町やダーハルーネの町を一目見たときの景観は圧巻。ホムラの里もPS4版で改めて見て感動。
各地点の風景におけるバラエティの濃さや雄大さは近年のRPGには無い魅力。
某姉妹やエマなど可愛さを売りにするキャラは3DS版のグラフィックにも独自の魅力があったが、
マルティナや男性陣、サブキャラに関してはどう見てもPS4版の方が圧倒的に見栄えがある。
川のせせらぎ等の自然描写においては「PS4のソフトである」ことを踏まえても一級の水準である。

【熱中度、満足感】
特筆すべきは、変に奇をてらうことなく王道に沿っているメンバーやサブキャラの構成です。
実はこの王道に沿ってこれらの仲間達とずーっと冒険していたいと思えるゲームは今では数少ないです。
中でも色物と思われていたシルビアの立ち位置や生き方には流石職人的に作り上げた人気シリーズと感心させられます。
ストーリーに関しては凝りすぎずシンプルな「勇者の物語」なのに引き込まれるストーリーが一貫して展開されます。
そして、一旦クリアした後ではとある目的の為にサブタイトル通りのどんでん返しが待ち受けており、大昔の勇者の足跡を追って新たに復活した黒幕を倒す展開です。
このPS4版は正確には2度目のプレイになりますが、PS4ならではの圧倒的な演出力で終始、上質のエンターテイメントを魅せてくれており、とある重要なイベントで涙するのも含めて改めて感動出来ました。
ようやくドラクエという大作がハイエンドの場においても再びプレイ出来るようになったことに感謝しております。

そして、グラフィックの項目でも述べたが、圧倒的な広さ及び箱庭的なフィールドや町並みでの探索活動も非常に楽しい。
文字通り膨大なプレイ時間で「広大な世界を駆け抜ける物語」であり、これも今のRPGにおいては貴重な存在である。

【システム】
PS4版では、戦闘は個人毎に即時行動出来るターン制に変わっている。
回復が即時に出来る安心仕様と思われがちだが、実は行動順が分りづらい為慎重な行動になりがちであり一概に有利とは言えない。
他に入れ替わったメンバーが即時行動出来ないこと、ベホマラー、ハッスル等全体回復が控えまで届かないものが多いこと(届くのもある)。
更にボスの使ってくる特殊攻撃を中心にPS4版の方が効果が一回り厄介になっているのが散見され3DS版よりは難易度がやや上昇している。
問題はそもそもの難易度が低すぎて双方比較しても意味ないことであるが。

そして広いフィールドという見た目に反して敵シンボルの密度が低くDSのドラクエで見る様な敵シンボルの猛追も行わない為、
クエスト絡み等での移動やダンジョンの探索はPS4版の方が楽でストレスなく行える。
2回目のプレイで(アイテムの配置はバージョンで違うが)要領がある程度分かってたこともあり
3DS版でプレイした時よりは各イベント、ボス戦、そしてEDを迎える時の主人公のレベルが幾分低かった。

【キャラバランス】
難易度の低さもあり、基本的にどのキャラにもどの系統のスキルパネルにも活躍の場がある。
ステータス的には前半イマイチなキャラは伸び率が高く後半相対的に高くなる傾向があり、逆も然り。
「レディファースト」はPS4版だからこそ非常に使える特技。

BAD/REQUEST

【難易度】(古参ドラクエプレイヤーのクレームとしてBadにも書かせてもらいます)
今回、なぜあそこまで簡単になったのかといえばLvアップでの全回復や要所要所に設置されてる回復ポイント、簡単に敵シンボル避けが出来てその気になれば一切の消耗無しでイベント地点まで行けること等はさることながら(敵避け、探索、クエスト遂行はPS4版のが容易)、
根本的には敵から入手出来る経験値が多すぎることです。せめて普段の経験値入手は現状の半分ぐらいで丁度よい。
下手したらボス戦でもらえる大量の経験値だけでも十分です。

RPGの醍醐味はストーリーと戦闘とサブイベントであり、取り分けドラクエは敵モンスターや各キャラの魅力の占める割合も大きいので、FFに比して地道な戦闘やサブイベが凄い大事なのに
クエストを順当に消化し、ダンジョンで普通に出てくる敵を倒しているだけでもう各ポイントにおける攻略サイト推奨のレベルを余裕で超過してしまいます。

さらに転生以外の図鑑埋め目的で戦闘したりしても、それだけで経験値が入り過ぎてしまいます。
今回のプレイでも出現に手間の掛かる転生モンスターの関係するクエストなんかやっていません。
まさかドラクエで「レベルが上がらないように」気を使う事態になるとは思っていませんでした。
FCのドラクエ1、2の頃、町に張り付いてレベル上げてた頃が懐かしいです。

当然、一旦クリアした後に戦うのも含め今作の全ボスがただの消化試合といっても過言ではありません。
シンボル極力避けるなどして攻略サイトの推奨レベル以下で挑めば、特技や装備の組み合わせの駆け引きが生きてくるボスも中にはいるんだろうけど、不遇なものを感じざるを得ません。
しいて強敵を挙げれば、真のEDを迎える為に戦うボスにとあることしないで挑む時ぐらいでしょうか。

これに比べれば従来の確率エンカウント方式とはいえ途中の敵を逃げずに倒していき、「余計な」レベル上げをしなければ
ラスボスに至るまで要所要所のボスに激戦出来る様に調整されているFF10がいかにバランス取れていたかまで痛感することになりました。
(そのFF10も当時ヌルゲーと叩かれ、その腹いせなのか同開発部門であるFF13での難化やレベルキャップ設定に繋がったぐらいです)
ちなみに戦闘の体感難易度は
(難易度2点相当のゲーム)>FF10≧FF9>ドラクエ9≒FF7>ドラクエ11(PS4)≧同(3DS)
です。

そして、初の試みになった公式「縛りプレイ」も「防具装備不可」ぐらいしか意味を成さないものとなっています。
公式で用意すべきだった縛りプレイはどう見ても入手経験値に関する内容であった筈です。

【音楽】
ゲーム中に良かったと思える曲はいずれも過去作のどれかで聞いた曲ばかりであり、
11独自の曲は後半に流れる様になるボス戦曲(前半はボス戦曲自体が無い)、ラスボス戦曲など今ひとつなのばっかりだった。
(11独自の曲のみに点数を付けるなら2点か1点)
PS4の音源も全然活かしきれていない印象。

【おまけ】
ボウガンはターゲットが気になって初見の土地をのんびり周り辛く、挙げ句暴発をして余計な戦闘を招く等、邪魔以外の何物でもなかったです。
独自要素は素直に3DS版の方が良かったと言い切れます。

COMMENT

ようやくPS4等ハイエンドの世界でも老若男女が遊ぶ様な大作が戻ってきて感無量。
100万を軽く超えている売上を見てもこの正統派大作のハイエンド路線が予想以上に大手をもって支持されていることを実感。
ただ、今回は老若男女にも遊ばせることに徹底され、シナリオの質やゲームの量的には大作らしくボリューム満載でもRPGの醍醐味を味わせる要素の面ではすこぶる薄味になった印象。

今年のRPG業界における衝撃第1発は何と言っても、このドラクエ11の「ドラクエというRPGの模範」としてどうした?っていうくらいの易化でしょう。
本作は史上もっとも簡単だったドラクエ9よりさらに易化なのは勿論、スクエニから出されたゲームを通しても5本の指には余裕で入るくらいの易しさです。
一旦クリアした後に現れる真の黒幕やそれに付随するイベントやボスも穏やかな難易度であり、裏ダンジョンと言えるものも特に無かった為、やり込みにおいては大変な上位激戦になることと思われます。

今作においてスクエニは全体的にすこぶる抑えめなバランスに終始したと思います。
密かに爪を研いでいるのか、すっかり丸~くなってしまったのか・・・正直、次回作はどう出るのか全く分かりません。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ペンシルさん  [2017-09-10 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: ブラックフィン
レビュー日: 2017-08-02
とりあえずPS4のデュアルショック4が電池切れで充電中なので、時間潰しにレビュー書きます。

オンラインの10を除くとDSの9以来8年ぶり、据え置き機だとPS2の8から13年ぶりのナンバリングドラクエって事で全ての情報を遮断して楽しみに待ち、PS4版は近所の店で並んで買って、3DS版はアマゾンで注文っていう買い方をしました。
そして29日からは睡眠時間が削られて削られて…('д`)

ほんとに楽しい。

これに尽きる。

ほんと何をしててもドラクエテイストというか、自分は今ドラクエをプレイしている!という気持ちにさせてくれます。

時代の流れからか、「へんじがない、ただのしかばねのようだ」の様なおなじみの台詞が「へんじがない、すでにこときれているようだ」みたいにちょっと変わってたりするのは寂しいかなぁと思うけど、それでも台詞回しがほんとドラクエ。
勇者が居て魔王が居る王道のストーリーだからなんか古いなぁと感じる人も居ると思うけど、それがドラクエでそれを求めて1からリアルタイムでプレイしてる自分からすると「それがいいのに!」と言いたくなる。

戦闘も今時のRPGやってると古くさく感じるかもしれない。
でもやっぱりドラクエだからそれがいい。

…さて、コントローラー充電少し出来たし、次のキャンプまでは進めておかなきゃ!

【PS4】ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
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飽きがなくどれだけ長く遊べるか

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ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

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「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

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