【PS4】ゴッド・オブ・ウォー レビュー
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2018-04-20 |
価格 | 7452円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 PS4 Pro ENHANCED:PlayStation 4 Proでプレイすると一部の映像表現が強化されます |
- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 2.71
- レビュー数
- 7
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
グラフィックス…これはもう文句のつけようがないくらいきれいでした。しかもそれがいわゆるロード画面なしでゲームを続けることが出来るので、息つく暇もありません。とくに魔女の森のシーン、赤い葉が舞うところではps4でもここまでの美しい表現ができるのだなぁと驚きました。間違いなくコンシューマーゲーの最高峰位に位置するのは間違いありません。
また、そのきれいな映像を迫力よく見せる演出もとても素晴らしかったと思います。高グラフィックスによくありがちなフレームレートが極端に落ち込んでしまう場面も少なく、開発スタジオの技術力の高さが伺えます。
アクションバトル…最初、肩越しカメラで激しいアクションさせるとか正気か?と思っていましたが、慣れると割とイケますねぇと感想が変化しました。しかしやはりアクションの幅に乏しい中盤まではリアル寄りにした操作性の動きの鈍さと武器が一つしか無いのも相まって退屈であったことは否めません。ここは次回作以降、どのように修正してくるか注目です。
既存ファンへのフォロー…キャラクターと一部設定以外、大きく進路変更した本作ですが、要所要所では過去作品の要素を絡めてあり、うまく新規路線に組み込んであったと思います。
BAD/REQUEST
一部の敵…とんでもない回避率で、攻撃がかなり当てにくくなっています。高難易度だとプレイヤーがスパルタの殺戮狂になってしまいそうでした。あいかわらず高難易度の調整が下手な開発だなと思いましたね。
敵の種類…とても少ないです。(中)ボスは基本色違いでおまけに動きも単調、ただの手抜きと思われてもしょうがないですね。
ロードレス…最初以外いわゆる無操作のロードがありませんが、しかしプレイ中は移動や長い崖登りなど、裏でロードしているであろう「プレイさせられている場面」が多くありました。これをよしとするかどうかはプレイヤーによって異なりますが、崖登りは苦痛で仕方ありませんでした。
COMMENT
全体としては良くまとまっており、グラフィックなどが突出している感じです。
しかしプレイ中は、大人と子供のふたり旅、親子の関係の(ような)話、肩越しカメラのアクション、心の成長など、ラストオブアスを強く意識したような作品でもあるかなと感じました。ですので、北欧神話という設定以外はなんかどこか既視感がある作品であったかなと思います。
肩越しカメラのアクションにして従来の要素の殆どを捨て去ったチャレンジングな作品で、過去作品を強く愛する方には多少拒絶したくなるような要素もあったかとは思いますが、うまく新しいレールに載せれているかなと私は客観的に感じました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
89pt
GOOD!
・グラフィック
広い。リアルさもえげつないけど、それ以上に広さを感じた。手前のレバーを引いたら、遠くの山のようにバカでかい門が開いたりとか、圧倒感がある。
リアルさは造り手によるグラフィック表現の方針なので、別にどうでもいいが、世界観の評価に繋がっている。
素晴らしいです。
・戦闘システム
難易度は自由に選べる。初心者なら最低難易度で安定。
割とゴリ押しが効く。辛い時もあるが基本ベースは総会系なので不慣れな人も入りやすい。
・演出
派手で良いと思います。映画のワンシーンを切り取ってる感はラスアスよりよっぽどある。何せ動きの質が桁違い。
・エリア移動のロードが無い
実質的にないということであり、壁を登るシーンなどでは、裏で読み込みさせてるんだろうが、これのおかげか没入感はマシてる。
・RPG要素
武器作ったり、スキル習得したり。RPGの大まかなやり込み要素が入っている。クリア後も遊べます。
・ストーリー
別に感動したりとかはない。メッセージ性は無く、どちらかと言うと神話の再現的な話。
しかし大きな旅は、クリアした時余韻に浸れるものである。
くどくないエンディングにしてるのも好印象。
・バグがない
洋ゲーでバグに合わないのは初めてだった。これだけで評価する。
しかしこれ、SIE開発だからどちらかというと和ゲーなんじゃね?と思ってしまうがそんなことはこの際どうでもいい。
BAD/REQUEST
・アクション面の詰めの甘さ
カメラワークが近すぎて回避する時やガードする時に支障が出る。盾構えると敵が一瞬見えないとか。
基本的にクオリティは高いと断言出来るが、キングダムハーツやゴッドイーター、セキロの様な完成されたアクションコンテンツと比べると荒が目立つ。
もちろん、数少ない上を見ればの話であり、アクションゲーム全体では高い位置にあるゲームだと思う。
COMMENT
クリアまで30時間程度、少し寄り道もした。
面白かったです。最高難易度はかなり厳しそう。ボチボチやっていきたい。
オープンワールドですが、クリアまでは一本道。そのためオープンワールド苦手な人は多いと思いますが、この作品に限ってはクリアまでは問題ないと思います。おすすめ。
GOOD!
ストーリー
最高って訳じゃないけど、ムービーも派手だし、流れもつかみやすいし、北欧神話のアクション映画みたいな気分で見てる分には結構面白い。
アクション
若干もっさり感はあるが、低難易度で無双する分には楽しい。ブーメランみたいな氷の斧と、後半から炎の鎖みたいな武器も出る。
ガードや回避もあるが、回避はタイミングがわかりにくい。
その代わり、ガードはパリィがある。
まぁ攻撃ひとつに対してこちらが取れる選択肢は多い方。
ロードがない
その名の通り。シームレスの極みにたった感はある。
もちろん、見せてないだけで長い通路や壁登りの裏ではロードが行われてるのだろうが、気にならない。
グラフィック
これ関しては文句ない。PS4のハードスペックを活かしたレベルの高いグラフィックだった。基本的に彩度が高く、景色も結構変わるので、歩いてるだけで割と楽しい。
一本道のストーリー
分かりやすくて良い。もちろん、一本道自体が最高ってわけじゃなく、一本道のゲームの良さを引き出せてた。
無駄に迷わない所とか。同じように一本道の良さを引き出してたゲームはFF13など。
BAD/REQUEST
クリア後が雑
唐突にオープンワールドが始まる。がしかし一本道用のマップからいきなり投げ出されるようにオープンワールドになっても何すりゃいいかわかりにくい。
最初はファストトラベルがほとんど出来ない。
ちなみに一本道の本編じゃ分かりやすくて楽しかった謎解きも、オープンワールドだとどことどこが関連してる仕掛けなのか分かりにくいったらありゃしない。
オーディンの鳥収集
緑色の鳥が各地にいるのでそれを集めるのだが、見にくすぎて見つけにくい。探す楽しさよりだるさの方が明らかに上。
物量は言うほどでもない。
操作性
悪くないが、クレイトスと弓を放つ息子を同時操作するので、ん?ってなる人多そう。あまり慣れたもんじゃないので。
ヴァルキュリア戦
クリア後のボスみたいなやつら。あまりに練られてない。
もちろん完全にいなすことは可能だが、動きが微妙に噛み合ってない気がする。
掴みが鬱陶しい、範囲がおかしい、速すぎる等。勝てたとしてもゴリ押し気味に。回避が使いにくいのがここでキツかった。
COMMENT
プレイステーションヒットで約2000円の廉価版が出てた為、購入。普段遊ぶゲームはペルソナ5Rやブラボ、ギルティギア、アーランドのアトリエ。
まあ、ゴッドオブウォーはあんまり遊ぶタイプのゲームではない。しかしながら、そんな自分でもかなり楽しめたのでとっつきやすい方だと思います。
しかし多分オンオフ切り替えられるけどゴア表現が強い為、多くの女性が楽しめるかは怪しい。
男性でもこの手の世界観はこのみが別れそう。まぁそういう人はパッケージからして手に取らないと思うけどね。
総評としては、かなり楽しい良作。