オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
89pt
GOOD!
ストーリー
今回はしっかりとハッピーエンドを迎えてくれたことを、まずは高く評価します。
また、本作では空の軌跡、零の軌跡のキャラクターも多数登場し、懐かしさを感じさせてくれました。
特に優れていたところは、断章のある仲間が復帰するイベントと、第2部終盤の、主人公が集結し、力を合わせて困難に立ち向かうイベント。
そして、最終幕の、今まで出演したキャラクターがほぼ全て活躍する場面です。特にこの場面は熱中しました。
また、本作ではエンディングが2種類あるのですが、所謂グッドエンドと呼べる方は、「空」からプレイしている自分にとって最高のご褒美でした。
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと、満足感を味わえなかったのですが、本作は文句なしです。
音楽
いつも通り、以上の出来栄えで、早速サウンドトラックが待ち遠しい状況です。
現時点では曲名が不明なのですが、「相克」の際に流れるBGMと、最終決戦で流れるBGMは、特に強く焼き付いています。
エンディングテーマも秀逸で、バッドエンドだからこそ、というフレーズ、および曲に仕上がっています。
前作からの進化
前作では99個までしか持てなかったMマテリアルが100個以上獲得できるようになったり、
イベントを全て飛ばしてすぐに戦闘に入れたりと、随所でプレイヤーに対する思いやりを感じました。
プレイしてて煩わしいと思える部分は特にはありませんでした。
BAD/REQUEST
OPアニメ
Ⅲもそうでしたが、今までと比べると何かが違います。
もう少しゲームのグラフィックに寄せてくれないものでしょうか・・・。
連戦
強敵と、回復や装備変更の暇もなく戦わされるのは、結構きつかったです。
しかも、そういう時に限って、AP獲得条件があるという・・・。
もう少しこの辺りは、親切にしてくれてもよかったのではないでしょうか。
COMMENT
「閃の軌跡」の中では最も面白かったです。
その理由としてはやはり、ようやく大団円を迎えられた事と、軌跡シリーズのキャラが大勢顔を見せてくれたからだと思っています。
ストーリー自体も大きく動き、終わりも見えてきましたが、やはり気になる引きが見られました(あのお方も出ますよ!)
作はまた3年ほど後になりそうですが、待ち焦がれながらも、その間に出るであろう「イース」などの、ファルコムゲームを楽しんでいこうかと想います。
GOOD!
軌跡シリーズは暁を除いてすべてプレイ済みです。プレイ時間は約90時間。かなり楽しめましたが不満点もちらほらと
・ストーリー
軌跡シリーズ9作、閃4作の集大成としてまとまっていました。空の頃からの伏線を回収し、今後に向けて新たな伏線を仕込んだといったところでしょうか。閃の軌跡で紡いてきた物語もきれいに終わり、EDではとてつもないくらいの感慨深さがありました。良くも悪くもこのシリーズの良いところでしょう。
・戦闘
オーダーが弱体化し、長い間一貫しつつも少しずつ変化してきた戦闘システムだけあって面白かったですね、前作ではオーダーが強すぎましたし
・BGM
正直なところ、過去作と比べてBGMが良いかと言われれば微妙なところではあります。終盤ではかなり良い曲が多かったのですが、空や零碧のほうがBGMでテンションがあがることは多かったと思います。まあそれでも他のゲームと比べるとやはりBGMは良いなと思ったのでこちらにいれさせてもらいました。
・キャラクター
キャラの心情というのはよく描けていると思います。葛藤や劣等感、そういう感情を行動や言動で描かれるのは見ていて楽しいですね。
・熱中はできる
いろいろとあって発売からクリアまで時間が空きましたが、プレイしている間はずっと熱中して続けていました。過去作が登場したときはやはりテンションが上りますし、伏線がどんどんと回収される様は見ていて面白かったです。それに終盤の盛り上がりはさすがファルコムさんといったところですね。
BAD/REQUEST
・難易度
難易度HARDで挑みましたが、苦戦というほどの苦戦はしませんでした。後半の騎神戦の難易度がかなり上がっていたことくらいでしょうか。これに関しては、過去作から騎神戦の難易度の低さが気になっていたので改善点であると自分は思います。
しかし、オーダーが弱体化したとはいえ、クォーツや装備を整え、雑魚戦をサボることなくある程度こなしていれば苦戦するような敵はいません。ボス戦がかなり多いですが、設定上はめちゃくちゃ強いはずなのに戦闘ではそこまで強くないということも珍しくありませんでした。アリアンロードやマクバーンなどが典型例ですね。
・台詞回し
これはもうみなさん書かれている通り、ひどいです。「~というか」「~っつーか」「いくらなんでも○○すぎだろう」「これは…」という似たような言葉遣いが頻繁に登場し、非常に気になります。かと思えば辞書を引かないと乗っていないようなよくわからない語彙が登場したりと、ちぐはぐです。「…あ……」はある種の伝統のようなものですので別にいいとしても、こういうのはやめてもらいたいところですね。あと「チートすぎんだろ」「オカルトすぎんだろ」というのも違和感を覚えます。ファンタジー作品でそういうことを言われるとかなり萎えますし、現実世界のスラングを使われるのも萎えます
・グラフィック
まあ、いつもどおりの感想ですが「ファルコムにしては頑張った」といった程度でしょうか。会社の規模が小さいので、他の企業と比べて見劣りするのは仕方ありません。別にスクエニと比較する気はないですし、3D化した閃1と比較するとかなり良くなったのは間違いありません。今閃1をやってみるとあまりの酷さに驚きましたからね、進化はしています。しかしまだまだです。モーションとかももっと頑張って欲しいですね。もうテイルズみたいに外注にしても良いんじゃないかと個人的には思っているのですが…まあ会社にもいろんな事情があるでしょうし、なかなか難しいのかもしれないですね。
COMMENT
いろいろと書きましたけど、90時間も楽しませてくれましたし、やはりこのシリーズには続けたくなるよくわからない魅力がありますね。おそらく僕のような人を信者と呼ぶのかもしれませんけど、次回作も買うでしょう。これだけ長いシリーズの総集編だけあって、EDでの感慨深さは他の作品では絶対に味わえないほどのものです。それをまた数年後に味わいたいがために買うのも悪くはないでしょう。