【PS4】Bloodborne(ブラッドボーン) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-03-26 |
価格 | 7452円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人(オンライン:1〜5人) 【Bloodborne The Old Hunters Edition】 ■ 発売日:2015/12/03 ■ 価格:6,372円 Bloodborne The Old Hunters Edition版は、通常版にDLCを同梱したものです。 |
- 総合ポイント
- 65
- (難易度)
- 3.64
- レビュー数
- 33
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 4pt |
83pt
GOOD!
デモンズソウル、ダークソウル、ダークソウル2全てクリア済のレビューになります。
始めに、まず今作は難しいです。ソウルシリーズ経験者の自分ですら何度も何度も死にました。コントローラーを投げつけたくなる衝動も何度も味わいました。
このゲームは人を選びます。世界観含め、好き嫌いが別れます。
自分はソウルシリーズが好きですが上手くはないです。なので多少中立?の立場でレビューできると思ってます。
以下過剰書きで書きます。
オリジナリティ
このシリーズ自体、他のゲームには真似できないオリジナリティがありますが今作はさらに独特の作品。今までのソウルシリーズが甘口に思えてしまうほど刺激的で、暗く、気味悪く、救いようのない世界観。よって5点です。
グラフィックス
炎や煙や蒸気、臭気ですら表現があり、本物と違わないほどです。グラフィックは国内ゲームでは最高峰なんじゃないか?と思えるものがあります。衣装のマントがヒラヒラ動き、また返り血を浴びてぬらっとテカる主人公の姿の生々しさは一見の価値があると思ってます。4点です。
音楽
音楽はそんなにないですが、効果音がやたらリアルです。モンスターの息遣いとかも本当に狂気じみていて恐ろしく、後半になればなるほど気持ち悪い敵が増え、異常な世界観を演出しています。4点です。
熱中度
今作はダークソウルに比べたらかなり軽快に動くことができます。ダークソウル1の最軽量の重量でローリングのスタミナ消費も3分の1といったところでしょうか。攻撃もサクサク出せて動かしていて気持ちがいいです。そのためか中毒性があり止め時を失うほど熱中しました。以上により5点です。
以下badです。
BAD/REQUEST
満足度、快適さ
結構あります。まず自信が低スタミナでアクションを出せるかわりに、敵のモーションが圧倒的に有利なんです。前半ですら高威力、リーチもあり、隙もほとんどない攻撃を連発してくるやつがかなりいます。(中盤以降は加えてスーパーアーマー持ちも出てきます。。)ちゃんと調整したのか?というレベルのやつもいました。
ぜんぶローリングで紙一重で避けろとでも言わんばかりに攻撃してきます。これが複数で襲ってくるので理不尽に感じます。
ブラッドボーンは強靭を上げる鎧が存在しないので、こちらは強靭度がずっと0なので一撃でもくらうと大きくのげぞるため、そこからコンボではめられ、即死コンボされるなんて日常茶飯事です。
即死コンボならまだいいです、中には一発食らっただけで即死してしまう攻撃もしてくる敵もボスでなくても普通にいてハァ?となります。
ダークソウルが可愛く思えるほど敵の火力が高いです。
例えるならパッチが当てられていない初期バージョンのダークソウルより敵の火力はあると感じました。
完全にシリーズ経験者向けに作っているのだなと思ってます。
難易度
ブラッドボーンは満足な盾がないため、すべてローリングで避けるしかない訳ですが、上で述べた通り敵の火力が馬鹿なので、変な話、強い敵とは毎回小さな博打をしている気になります。当たれば即死、避ければこちらの有利です。
それがおもしろいと思う人もいれば、嫌な人もいるんじゃないかな、と思います。自分はオフラインでちまちま進めるのが好きであり、そんなにうまくないので何度も、イージーモードが欲しいと思いながら悪戦苦闘してました。クリアした今となってはいい思い出なんですが。
あと聖杯ダンジョンですが、自分も皆さんが言われていることと全く同じ感想を持ちました。とにかく難しいし暗いし狭いし長いしで気が滅入ってきます。同じような無駄に入り組んだマップを延々と何十回もやる訳です。
強くなりたいならやるしかないので、2キャラ分嫌々やりましたが、正直もうやりたくないです。
銃の弱さも目立ちます。今回銃はパリィの起点に使え、というのは途中から分かってきましたが、さすがにパリィが効かない敵相手には完全な飾り物でしかなくなります。
せめてパリィ不可の大型モンスターには威力アップのアクセサリーとかあってもいいじゃん、と感じてました。
懐に飛び込んで武器を振り回すくらいしか戦法がありません。
あと二週目でキャラメイクがやり直せないことが地味に嫌でした。シリーズ伝統だから仕方ないですが、そろそろキャラメイクやり直しさせてもらえないだろうか?ただでさえ聖杯ダンジョンもあり、長い旅路なのに髪型とか髪の色とか一回決めたら一生ずっと変えれないのはちょっと不自由です。
COMMENT
以上、Badが多くなってしまいましたが、それはこの作品に思い入れがたくさんあるからです。
最初はクソゲーだと思い、何度も何度も死ぬうち、ダメージバランスおかしいよ、悪趣味なドMゲームかよ、と心の中で毒づいたこともありました。
しかし独特のよくできた世界観、訳のある怪物たち、啓蒙(瞳?)の意味、いつも以上に語らないストーリー(これら賛否両論あると思いますが)、それぞれの信念で存在している敵含め各キャラクター達に魅力があり、上位者?がなんなのか疑問に思う頃にはこのゲームが面白いと感じ初め、投げずに頑張ってどうにかクリアーできました。振り返ってみると結局この作品に魅了されていた自分がいました。
言い過ぎかもしれませんが、いまどき美少女キャラを使いボタン連打するだけの簡単な退屈なゲーム、アプリばかりが目だっていると感じています。
この作品は媚びず、硬派で人を夢中にさせる中身の詰まったゲームだと感じました。
荒削りで投げたくなるほど難しく、人を選ぶ作品ではありますが、それを差し引いても、唯一無二の日本が世界に誇れるゲームだと確信しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 3pt | 4pt |
55pt
GOOD!
※厳密にはデモンズ・ダークソウルとは別モノですが、同じ会社で似たところもあるので、それらと比べたレビューとなっています。
・グラフィック:さすがPS4、といった所。風景もヌメヌメした敵のヌメヌメっぽさも綺麗。装備の布生地の質感もばっちり。
・BGM:個人的にはデモンズ・ダークソウル1のBGMの方が印象に残りましたが、こちらのBGMも1サイクル鼻歌で歌えと言われたら無理までも、大体の音楽を思い出せる程度には耳に残ります。各場面にマッチしたBGMばかりで、特にラスボス戦のはステージの雰囲気も合わさって最高です。
・難易度:このシリーズを買う人は高難易度も目的の一つだと思われますが、今作もただボタン連打してるだけではボスどころか雑魚敵も危うい難易度となっていて達成感が得られます。今回ガチガチの盾がないので回避が基本となり、また非常にスピーディなのでデビルメイクライのような流れる戦闘が楽しめます。ダメージを受けても一定時間以内に攻撃すればある程度体力を回復できるので「敵の攻撃かわす→隙をついて攻撃→うっかりくらってしまう→ギリギリで次の攻撃回避して反撃、体力回復→さらに次をかわして攻撃!」といった流れができると血液が沸騰しますw
・世界観、雰囲気:デモンズ・ダークソウルのようなダークファンタジーが好きな人には相変わらず合う雰囲気。NPCも変にイカレタ人ばかりで、その人達にまつわるサブイベントも気味悪かったり切ないものであったりで素晴らしいです。
BAD/REQUEST
・ストーリーが良くわからない:まぁこのシリーズだとわかりづらいのはいつもの事ですけども・・。途中から「今何しにここにきて何してるんだっけ?」のままストーリーが進み、中盤以降はもう意味不明。というのもストーリーの本筋に関わり、それを話が進むに沿って説明するNPCがいない上に、各地にその役割であろうメモがあるが、その内容も突然なに書いてんだ?みたいな文章なのですんごいわかりづらい。
・アイテム、移動に関する不便性:アイテムがほとんど手持ち10個ぐらいしか持てないのでいちいち拠点に取りに行くのが非常にめんどうくさい。回復アイテムと銃弾アイテムは99個持てると楽勝すぎるのでこれでいいが、解毒剤とかの補助アイテムはもっと多く持てせて欲しかった。(毒になるステージで協力プレイをすると一回遊ぶ度に足りなくなるので・・)前述の通りいちいち拠点までアイテムを取りにいかなくてはならないので、「白霊として協力プレイする→回復アイテム・銃弾をほぼ使い切ってクリアする→自分の世界に戻っても所持アイテムはそのまま→その満身創痍の状態で再び協力プレイなんてとてもできない→拠点にもどる」となってしまってマルチプレイに支障がでる。ダークソウルの篝火のような拠点にもどる灯りがあるので、そこでアイテムの引き出しや武器の修理ぐらいはさせて欲しかった。また、ダークソウルのように各篝火同士でのワープもできず、目当ての地点に移動するのに、必ず拠点を経由しなくてはいけないのもダルい。
・ロード時間:現時点での問題ですが、とても長い。もう個人的には常にPCか雑誌片手にゲームしてロード中には別の事してないとストレス半端ないぐらいに長い。そもそも死にゲーだし・・。死ぬ度、プロファイルロードの度、アイテム補充・武器の修理・別の地点への移動の経由として拠点に戻る度にクソ長いロードがかかる。ロード画面もタイトル表示のみなので飽きるし・・この世界の歴史年表やNPCの説明でも書いてくれればよかったのに・・
・世界の雰囲気が飽きる:GOOD!に世界観イイと書いたが、同じような風景が続くとさすがに飽きる。設定が「獣狩りの夜」という事で、夕暮れ~夜で空の色がほぼ変わらない上、ひとつの街を舞台にしてるので場面が街か森しかないので変わり映えがしない。NPCもイベントはいいが、NPC自体にはあまり個性がなく、人数も少ない・イベントが短い上、イベントの達成報酬もパッとしないのでもの足りない。
・武器、アイテム少な過ぎ:個人的に一番がっかりだった点。とにかく武器がすくない。ボスのソウルからつくる武器もないので協力プレイしてても「ああ、その武器ね」といった感じ。実質よく見るのは5種類ぐらいしかないんじゃないかという程。これにより「あ!この人の武器かっこいい!次の周では私もこれ使ってみよう!」が起きない。またデモンズであった「叩き潰す~、鋭利な~」といった強化もないので(結晶強化という強化でそれに近い事はできるが)強化の幅も少ない。またそのせいで宝箱や遺体からとれるアイテムがほぼ消費アイテムか、ソウル換金アイテムなのでアイテムゲット時のがっかり感も凄まじい。防具も世界観に合わせたせいか、ほとんど同じデザインで黒い色ばかり。また、武器が少ないからなのかいわゆる楔石の塊・原盤がまったく配置されておらず、一周で一個の武器をMAX強化するのが精一杯。。。
・中盤~後半での戦闘でのイライラ:GOOD!で書いたスピーディーな戦闘。これ自体は素晴らしく楽しいが、後半のなるにつれて敵の強化が半端ない。とにかく全体的に敵の攻撃力高すぎると思う。①敵の攻撃くらう→②体力が一撃で半分くらい吹き飛ぶ→「敵の攻撃をくらってもすぐに反撃すればある程度体力を回復するリゲインシステム」を利用したい→(③敵が雑魚敵の場合)高攻撃力だが体力は低いのでほとんどリゲインできない内に敵が死ぬ→(③敵がボスの場合)こちらに攻撃した後にバックステップとかで離脱するか、1コンボが長い攻撃で近づけないorそもそも体力が半分けし飛ぶような攻撃はこっちがダウンしてるが、ダウン中もリゲイン受付時間は過ぎていくので、ダウンから立ち直った時点でほとんどリゲインの余地が無い。
ダークソウル2程ではないが、敵の攻撃がアホみたいな追尾性能な上に、スーパーアーマー状態だととてもじゃないが手出しできない。さらにむかつくのが、敵の攻撃の後の隙をついて攻撃した瞬間に、こちらの攻撃で軽くのけぞった事により敵の動きがキャンセルされ、即座に次のスーパーアーマー攻撃に以降されるので、本当に安全に勝とうとしたら1、2発攻撃当てたら遠くに回避を繰り返すしかなく、戦闘が単調になる。(銃によるパリィを狙えば非常に楽にはなるが、なんかもう逆にパリィ狙わないとまともに戦えないような設定にされている気がする。)
・聖杯ダンジョンとはなんだったのか:ランダム生成されるダンジョンでマルチプレイ。これだけ聞くとすごく良く聞こえる。過去のソウルシリーズで何度もやったステージすら協力プレイでは毎回楽しかったので、それを毎回違うマップで出来るとか一生遊べるだろう!と期待していたらごらんの有り様である。ランダム生成といっても数える程の種類のマップをつなぎ合わせを変えただけで同じ風景ばかり。さらに説明が長くなるので省略するが、マルチプレイが異常にしづらくほとんどソロ専用コンテンツと化している。ダンジョン内では本編に出ないようなデカイ宝箱が出現しワクワクさせるが、出るのはダンジョン生成用の材料アイテムばかり、やっと思いでボスを倒しても次のダンジョンの生成アイテムと、とにかくモチベーションが上がらない。じゃあやらなくていいだろうと思うだろうが、なんとダンジョンでしか手に入らない武器強化アイテムがある。(手に入らなくても本編はクリアできるが)後半のダンジョンはホントに敵の火力が異常なのでこれを周回ごとに1からソロでこなしていくのは本当に心が折れる。もう苦行レベル。
・協力プレイ、敵対プレイのしづらさ:おなじみ青ファントム、黒ファントムだが、青ファントムはまだしも黒ファントムなど滅多にこない。よほどこさせるのを意識してダラダラ移動でもしない限り、一周する間に一人でも来たらいい方なのではないだろうか。あまりにこなさすぎで前シリーズなら「うわ!きやがったよ・・」と思っていた黒ファントム大嫌いな私が、入ってきたら声をあげて喜ぶレベル。青ファントムプレイはそれなりには出来るが不満点も多い。①従来のサイン方式でななくて、ランダムに誰かを呼び寄せる。これのせいでいつ来るか、いつ呼ばれるかが皆目わからない上に、ホストからしたらサインをみてその人の装備や評価、マルチプレイ回数などある程度のゲストの情報もしる事もできない。②青ファントムが、向こうの世界で呼び出しがかかった時点の位置から、こちらの世界で召喚される為、呼び出しの間に自分の世界でアイテム補給がてら敵軍団と戦ってる時に呼ばれると、ホストの世界で突然敵の集団のまっただ中に召喚される上、ホストからすると協力者がどこで召喚されたかわからず、ゲストもホストがどこにいるかわからず、ひたすらお互いにマップを探し回るハメになる。③ホスト側にゲストを強制送還させる手段がゲームの終了しかないため、青ファントムが戦ってほしくない相手に特攻したり、ホストと行動を常に共にして探索を援護してほしいのに勝手きままに走っていき暴れまわる人と当たるときつい。(生身・亡者のような概念がなく、一度ゲームを終了すると再び人間性のようなものを消費しないと青ファントムを呼べない)
・バグ多すぎ:同じように進めても、NPCのイベントが進まない。マルチプレイが終わったと思ったらフリーズ。なにより一番腹が立ったのが、ショートカットのエレベーターが起動しない事。オーンスタイン&スモウに負ける度に、アノールロンド最初の篝火からショートカット無しのルートをやらされるのを想像して頂きたい。非常にだるいです。
COMMENT
クソゲーでは決してないです。むしろ一周するだけなら良ゲーです。
一応4周プレイしました。しかし4周目は難易度ではなく、ゲームへの飽きから心が折れて途中でやめましたが;
やはりこのシリーズのゲームは武器の多さが周回プレイ・別キャラプレイへの意欲の元となるのではないでしょうか?
私は前前作のダークソウルが大好きでしたが、もしあれがロングソード・バトルアクス・ダガー・スピア・刀・クラブ・クレイモアしかなかったら絶対長時間はプレイしていません。
決してつまらないわけではない。しかしどこかがっかりする。
しかしもし、「2」もしくは別タイトルの似たシリーズが出るならば間違いなく買います。
ソウルシリーズが好きな方には勧めていい作品だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt |
75pt
GOOD!
1週目30hプレイ、LV73、技量特化でクリアし、現在2週目途中までのレビューです。
1.オリジナリティ
ファンタジー要素が強かった過去作品は剣と盾と魔法の世界だったが、今回は狩人がテーマ。獣狩りの武器と銃を駆使して大きな獣を狩り、血を啜ってキャラを育成していきます。盾は廃止され、代わりに回避能力が上がりスタミナ使用率が下がったステップで爽快に相手の攻撃を避け、時には銃で相手の攻撃を止めたりして、反撃していく仕様は中々楽しかったです。ただ回避しているだけではジリ貧になり、銃も連射してしまうと直ぐに弾が切れてしまいます。強い敵、ボスの動きをよく観察して、攻略法を見つけていく本来のソウルシリーズ形に戻った感じです。
ボスの体力が減ってくると挙動が変わったり、部位破壊をすることで弱点を攻撃できたりする試みは、個人的には良かったです。
2.グラフィック
綺麗です。さすがPS4という感じ。街並等のテキスチャもしっかりと作りこまれています。武器の殆どは獣を狩るものなので荒々しく無骨な感じにデザインされてるのは個人的には好きでした。獣を狩っていくと返り血で段々キャラが赤く染まっていくなど細かい部分もあってよかったです。
3.音楽
ソウルシリーズは基本無音です。ボス戦に流れるクラッシク調BGMはやはりいいですね。今回は思わず声が出てしまうSEが多かったです。後は敵の足音とかが良く聞こえるようになりましたね。見えてないが敵が近くにいる、これだけで緊張感と怖さがあります。バイオ1みたいですね。
4.満足度
一気にクリアまでやってしまいました。最初は緊張感が途切れることなく楽しくやれると思います。
5.快適さ
ロードが最初のVerでは長かったらしいですが今はこれまでのシリーズと殆ど変わりませんね。
6.難易度
まぁ分かってましたが相変わらず高いです。私的にはこれぐらいが丁度いいですが、初めてこのシリーズをやる方はそれなりに難しいということを踏まえておいた方が良いでしょう。
BAD/REQUEST
1.オリジナリティ
敵に攻撃を受けた体力が減った時、直ぐに反撃すると相手の血を浴びて体力を回復する「リゲイン」というシステムがあるのですが、強怯みの武器だと多少ごり押しができてしまう。色々名称は変わっているけど基本的に特化できる項目は「4種類」と変わっていないのに武器の種類が少ない上、どの武器も補正がかかる項目が似ているのでいくつもキャラを作る気になれない。少しネタばれなりますが特にひどいのが「血質」という項目です。中盤まで補正が特化した武器が無いので最初のキャラ作成時に「血質特化型」のタイプを選んでも別の項目にある程度振る必要があります。(自分は選んでしまった)さらにこの「血質特化」の武器ですが、ストーリー上必ず通らなければならない場所にあるのではなく、散策しないと見つからないという罠付きです。1週目は攻略サイトを見ないでプレイする方(自分など)にはちょっと不親切ですね。
2.グラフィック
フレームレートが30fpsなのがちょっと悲しかったです。同じような風景を通らせて方向感覚を見失うよう作られていますので私は目がチカチカしてきました。
3.音楽
特に無し。
4.満足度
普段のソウルシリーズでは武器の種類が沢山あって色々キャラ作ったりしたのですが今作は特に作る意欲をそがれました。イベントも少ないですし、キャラが立ってるNPC等もいないのでそこが残念ですね。
5.快適さ
後半になればなるほど敵が固く攻撃力が高い→パリィorリーチのある武器攻撃or強怯みの武器で攻撃の3択で同じ事の繰り替えしですね。バックスタブの条件が更に厳しくなったのでパリィが出来ないなら武器をブンブンするしかありません。そのパリィも武器の攻撃力ではなくて「技量」のステータスのみ依存となりますので技量に振ってなければやはりブンブン丸に・・・
武器の強化に必要なアイテムが取り難いです。右手に2つの武器が装備できるのに過去シリーズの「原盤」、「純粋石」に該当するのが1週で1個しか取れないのは何故?周回すると敵が倍くらい?固く、LV制限で周るのが正直きついです。
後は散々言われてますがオンライン環境。繫がるまで時間がかかり過ぎです。そして侵入条件が厳しいです。このゲームは協力プレイ推奨で対人は完全におまけだと思っていたほうがいいでしょう。
6.難易度
敵と背景が同系色で居場所が本当に分かりづらく画面に目を凝らして進めました。私の近眼も進んだ気がするほど目が疲れます。後半のボスはとにかく早くて攻撃力も高くて硬いです。反射神経試されてるのか?って感じですね。2週目から敵の固さが倍くらい?に上がります。結果としてソロ攻略するなら高LV万能キャラになってしまいますね。
COMMENT
PS4を購入して初めてのソフトでした。
オンライン環境からに更に対人要素をなくして、協力プレイに偏ったソウルシリーズですね。ボスも協力プレイを前提に作ってるで在ろう者が何体か見受けられます。
ステージ攻略を考えるのが好き、難しいゲームが好きな方は楽しめると思います。しかし手軽に楽しみたい方、対戦を楽しみたい方にはあまり勧められないゲームですね。
ボリュームが少ないと言われて?いますが個人的にはこれくらいで充分です。落下ポイント等を探す自由度がなくなり一本道のゲームでボリュームがあり過ぎたのがダークソウル2が叩かれた原因の一つだと私は思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-04-30
なかなか勝てないボスや軍団で攻めてくる雑魚に苦戦しますがそこを攻略してクリアして行く達成感は格別です。最初は死にまくりで心が折れそうでしたが、下手な私でもトロコン出来ましたので一度プレイしてみて下さい。
GOOD!
○グラフィック
啓蒙時代のイギリスっぽい暗い雰囲気がすごく、色々な質感もとてもリアル。水に入れば服が濡れ、血を浴びれば服が血まみれに。その辺りの細かい所もしっかり表現されておりながら、リアルでない獣などの雰囲気もいい感じにマッチしています。シリーズの昔からテカり描写に関してはやり過ぎでは?と思う所もありますが、これは好みに寄る所かもしれません。グラフィックは総じてレベルが高いです。
○新システム
リゲインが今回の新システム(まあ色々新しいものばかりですが、特にと言う意味で)ですが、ダメージを食らった時に敵にダメージを与える事でダメージを取り戻せると言うもの。パリィ等で相打ちになりダメージを食らった時にもすぐさまパリィに移れば食らったダメージはすぐに元通りになります。ボス戦等でもダメージを食らった後に攻撃すればダメージを取り返せる事もあり、単純に引いて回復アイテムを使えば良いと言う事もなく、プレイヤーが選べる戦術が広がりました。勿論引いて回復、が1番安全ではあるんですが。
○仕掛け武器
今回は武器が変形し、基本的な武器は全て二つの形態を持ち、1操作で性能が変化します。古い時代の設定だろうと思われるのに機構が妙にメカメカしかったりと、ヴァンヘルシングあたりの影響かな?と思われる箇所もちらほら。個人的にかっこ良くて大好きなので嬉しいです。
○スピード感
今までのシリーズと違い、回避・攻撃に必要なスタミナが激減し、かなり自由に動き回れるようになりました。回避は全体的に距離も伸び、ステータスで無敵時間が延びるような事もなく、最初からかなり無敵時間は多めに感じます。このためスイスイ動き回りながら華麗な立ち回りを演じられ、今まではややターン制寄りのアクションだったのがスピーディーなスタイリッシュアクションの要素も取り込んだ感じになっており、動かしていて気持ちいい所を捉えています。無駄に長かった先行入力幅や硬直の長さも軽減されているように思います。その為スタミナ管理等をそこまで厳密に行わなくて良くなった事もあり、快適にプレイは出来ますがやや大味に感じる事も。これは好み次第でしょう。今までは盾を使ってかなり守備的に立ち回る事ができたので、そこを覆したかったのでしょうね。逆に回避動作が苦手だった人向けには難易度がかなり上がっているのではないでしょうか。
○銃パリイ
相手が攻撃してくる瞬間に銃撃を食らわせると相手が怯む事でパリイが発生します。これが従来の様な盾で実際に受け流すシステムと違って、弾が届けばある程度遠距離からでもパリイが出来るのでかなりパリイがやりやすくなっています。パリイ後の内臓攻撃中は完全無敵で、ダークソウル2の時は無敵時間が切れるのが中途半端に早く、敵が複数いる状態でパリイしてしまうとかえって攻撃を食らってしまう事もあり使い控えが起きていたのですが、今回は大量の敵がいても悠々とパリイを決められます。
BAD/REQUEST
○グラフィック向上による視認性の低下
これもまた人に寄るとは思うのですが、オブジェクト(干渉できるものから干渉できない背景含め)が非常に多く、非常にそう言う意味ではリアルなグラフィックになっているのですが…ゲーム的な観点から見ると画面の情報量が増え過ぎて若干見辛い、と言う感じの印象を受けました。勿論リアルに近づければ近づけるほどそうなるのだとは思いますが、漫画等でもあるようにある程度の見易さを担保するには情報量の取捨選択が必要です。また視線誘導などの点でも、どこに何があるのかすぐには把握し辛いです。この点に関してはビジュアルとしては素晴らしく、ゲームとしては良し悪しと言った所でしょうか。
○ロード時間
死にゲーですのでロード画面は誰もが数え切れないほど見る事になる画面だと思いますが、ロードがかなり頻繁かつ長いのでそこでプレイ感を削がれてしまう事もしばしば。今まではアイテムの説明等がロード中に表示されていたのでそれを読んだり、と言う事もできたのですが今回はタイトルロゴが表示されるだけ、となっておりロード画面の退屈感が増しています。レベルを上げるにもワープポイントから一回本拠地に戻る必要があり、そこでまたロード…と言う事になってしまいテンポ感はあまり良くありません。
○モーション
シリーズも4作目ですし、伝統として残す所とそうでない所の取捨選択が非常に難しいとは思いますが、今まで操作感もモーションもほぼ同じものが続いていた以上、ここではガラッと変えて欲しかった感じがあります。ワープの際にしゃがみこんだり、攻撃の際のモーション等も過去シリーズで見た事あるな?と言うものが大半で、あまり使い回しをして欲しくなかった感じが個人的にはありました。あくまでここは好みによるものでしょう。
○導入
ゲームを開始してからの導入部分、物語的にも「何故主人公はこの街に来たのか」や「ここは一体どう言う所なのか」と言う導入部分が非常にお粗末です。おおまかな舞台背景であったりは今までのシリーズでは軽く説明があったように思いますが、今回はただ放り込まれた感が強く、導入部分の没入感に乏しいです。チュートリアルに関しても、今までは最初にある程度練習ステージのようなものがあったのですが、今回はそのようなものもなく、拠点や最初の建物の中のメッセージで操作方法が出て来るのみ。「もうわかってるからいいだろ」と言う事なのかもしれませんが、不親切感が凄いです。要素的にも「人間性」は物語にも結びつき、世界観に溶け込んでいたと思いますが「血」や「啓蒙」とは一体なんなのか?(「獣」に対比しての「啓蒙」でしょうか?ある意味人間性とも言えますが…)何故それがあると出来る事があるのか?と言う事についてはよくわかりません。と言うか察しろ感が強く、匂わす事もないので謎です。
○マニュアル
上記の導入に近い所がありますが、まずパッケージにはマニュアルは付属していません。勿論説明書がなくてもプレイは出来るのですが、細かい操作やアイコンの意味など、わからない事が沢山あったのでPS4上でオンラインマニュアルを参照しようとしたら、何と本物の「オンライン」マニュアルでした。PS4のブラウザを開いてhtmlで書かれたマニュアルを読む事になるとは…オフラインでは参照すら出来ません。別にパッケージにマニュアルが付属していないのは時代ですので仕方ないと思いますし、VITAのゲーム等ではマニュアルもデータで入っていますので慣れてはいますが、まさかブラウザで見させられるとは思いませんでした。とても使いにくいスティックでのカーソル移動でページ送りをしなければならなかったり、これはどちらかと言うとPS4でのコントローラでのブラウザの操作感の悪さですが、それをマニュアルにと言うのはどうなんでしょう。はっきり言ってしまうと使い辛いです。データで同梱し、読めるようにする事の何がいけなかったのか気になります。
○オンラインプレイ
恐らく沢山の方が書かれているとは思いますが、現状オンラインでのマッチングシステムが非常に問題だらけで、発売数日の夜だったりするのに殆どマッチングできない状況も多々あります。今回はパスワードを決めてフレンドとマッチングできるシステムが導入されたのですが、パスワードをフレンドと合わせてレベルも合わせ、さあ協力プレイがしたいぞと思っても全然マッチングしません。このマッチングのし辛さは恐らくシリーズ最悪ではないでしょうか…。今までのノウハウはどこへ…?と言いたくなるような出来です。毎回アップデートで改善はされて来たので今回もそうであって欲しいとは思いますが、4作目において初期はマッチングが酷い、と言うのをシリーズ毎回繰り返しているのは非常に謎です。
最初のボスに遭遇した時点で啓蒙が1もらえ、やられたので味方を呼んで助けてもらおう!と思っても、そのなけなしの啓蒙を1消費して協力プレイ要請アイテムを使ってもマッチングできず…ボスを倒すか特殊なアイテムを使用しない限り啓蒙はゼロのまま、もう協力プレイのアイテムすら使えないのでしょうがないのでレベルを地味に上げるか…と言う事が普通に起こります。
それはまだマッチングの不備によるもので改善される見込みは十分にありますが、協力プレイに参加する方のアイテムが啓蒙10で開くショップで啓蒙を1消費して購入できるシステムと言うのはいただけません。協力プレイで助っ人になり、成功すれば啓蒙をもらえるのでそこで初めて啓蒙が稼げるのですが、初期にヘルプを呼び過ぎた人ほど助っ人になる為のアイテムが入手できない、と言うスパイラルです。そのアイテム(小さな鐘)を買わせる意味はどこにあったのでしょうか?そもそもマルチプレイに啓蒙を消費する意味は?など色々気になります。人間性はそこらで有限ですが購入できたので、なくなって行き詰まると言う事はなかった様に思います。今回のオンラインプレイに関してはアップデート待ちの完成度の不備、そもそものシステム自体の不備(意味があるなら良いのですが、現状色々な事に納得できる理由が全くないままただ不便なだけです)とダブルパンチを食らって過去最悪な感じになっているのは…もう一度言いますがノウハウとは…。
○ステータス・キャラメイク
今回は今まであった、「魔法」と定義されるようなものはあまりなく、水銀弾を消費して魔法のような事が出来ますが「魔法使いキャラ」のようなものは作れません。一応作れますが魔法は初期から使えるものではないので、あんまりキャラメイクとは関連性がありません。と言うか序盤がキツくなるだけでした…。どのキャラでスタートしても、どう成長させても武器も限られているので少なくとも中盤まではキャラメイクの差があまり出ないのではないかなと思わせる作りです。装備に関しては、一応魔法系ステータスが影響する銃において装備するのにある程度の筋力が必要とされたりと、やはりバランス型が推奨の作りでキャラ育成に関してはあまり楽しくありませんね。その辺は期待していたのですが、やはりいつものシリーズでしたと言った感じでしょうか。
COMMENT
ゲーム全体としてはとても良く出来ていると思います。
良く出来ているからこそ、色々な所が気になって言いたくなる感じでしょうか。
オンラインプレイに関しては大幅なてこ入れをする必要があるとは思いますが、今回は大きなバグもなく(ダークソウル1なんて初日はオンラインプレイすると画面が進まず進行不可になり、公式TwitterがLANケーブルを抜いてプレイして下さいと言う始末でした)安心してプレイ出来ています。元々とてもバグが多いタイトル/メーカーさんですから、ここは良くなった、と言うかまあ普通に近づいたと言う所なのでしょう。
とりあえずはアップデートに期待と言った所でしょうか。