オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 1pt | 2pt | 4pt | 1pt |
46pt
GOOD!
プレイキャラクター三人を選び、それらを切り替えながら(実際に操作をするのは常に一人である)進めて行く、新しい無双の二作目である。しかし、私は恐れていた。この前のオロチが、あまりにも遊び辛い物だったからである。しかし本作を遊ぶ事により、それが杞憂である事が解った。
総大将に任命された人物が、自らの立場を忘れ、前線に突撃をして行き、敗北をしてしまう事は無くなった。前回は、これが原因で、隠されているステージ、キャラクター、特殊なアイテムを出現させる条件が、一部理不尽な程に上がっていた。一通りクリアする事で、ほとんどのキャラクターを出現させる事が出来るようにもなった。
今回は、多少方向転換をしたのだろう。挑戦的で意欲的なバランスの代わりに、遊び易く、本シリーズが売りにしている、爽快感を重視したバランスへと生まれ変わった。それを良しとするか、それとも悪しとするか、それは人それぞれであろうが、個人的には、この変更にはあまり歓迎出来なかった。
BAD/REQUEST
やはり、と言うべきか。前回、システムを上手く理解しない限り、クリアが非常に困難な難易度になっていた事に批判が集まったのか、大幅に難易度が引き下げられている。私は、ゲームと言う物は、システムを理解し、その上で難関に立ち向かい、敗北と再挑戦を繰り返すのが当たり前だと思っている。前回の高い難易度は、個人的には歓迎であった。しかし、システムを理解して、そして初めてクリア出来る程度の難易度さえキープしていれば、多少引き下げられても構わないと思っていた。
しかし、これは明らかにやりすぎである。クリアに、システムを理解する必要は無くなった。このゲームの肝となるシステムとは、プレイヤーキャラクターの切り替えだ。三人の内、使っていない二人は、少しづつではあるが、体力と、強力な攻撃を行える数値が回復して行く。切り替えによる回復と攻撃を織り交ぜながら、敗北をしないように戦って行く。
今回の難易度調整は、このシステムを無意味な物に変えてしまった。切り替えを行わなくても、問題無くクリア出来てしまうのだ。せっかくの意欲的なシステムを、二作目でもう(バランス調整の失敗により)潰してしまった。これは真に残念である。ゲームにとって、やりがいのある難易度はとても大切だと言う事を、改めて知る事となった。
厳しい条件を満たして、隠されているステージ、キャラクターを出現させて行く挑戦もまた、前回の大きなやりがいであった。今回は、それらが事実上撤廃されている。新しいモードの追加により、まだそれらがあるように錯覚するが、そのモードに求められるのは、時間のかかる苦行のみである。今回のような、ただひたすらに時間をかけるよりも、前回のように、条件は厳しいが、満たすことさえ出来れば、確実に何らかの要素が一つ追加される設定の方が、遙かにやりがいがあるものである。今回は、一通りストーリーをクリアすれば、それで楽しみは終わってしまう。これで熱中しろと言われても、無理な相談である。
COMMENT
前回のオロチは遊び辛い物ではあったが、ステージのボリュームや、キャラクターの切り替えを駆使しなければクリアが出来ない、挑戦的でやりがいのある難易度など、光る要素もあった。今回の(システム的な)変更は、前回に無かった快適さを引き上げる代わりに、前回の光る部分であった、挑戦的なバランスを排除した物だと感じた。遊び易くなった反面、(主に難易度面での)やりがいが大きく減り、総合的な面白さは、前回のオロチと同じ程の物であった。前回のオロチが、無双の中では今一つの物だと感じていたので、今回もまた、微妙な評価となってしまった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt |
56pt
GOOD!
ストーリーモード:魏・呉・蜀に加えて、『無双OROCHI』(以下前作)で気になっていた『遠呂智』軍が加わったこと。
どうして前田慶次や伊達政宗、董卓が遠呂智に魅入られたのか、どうして徳川や魏・呉・蜀が嫌ながらも遠呂智のために闘っているのかが前作では解りずらかったので遠呂智軍のストーリーは嬉しかった。
ドラマティクモード:ネタゲームとして確立しており、一部のドラマティックモードには笑わせてもらった。
バーサスモード:過去に出た作品の『真・三国無双3エンパイアーズ』の共闘モードの流れを組んでおり、昔からの無双ファンにとっては嬉しかった。
サバイバルモード:どのくらいまで勝ちつづけるか・・・がポイントになっているステージ。勝てば勝った分だけポイントがたまり、あまり使わない武将のレベル上げには大変お世話になっている。
キャラクター:『真・三国無双2』で出ていた女カや伏犠が前作で出ていないのは納得いかなかったのでこの2人が出てきてくれただけでもテンションが上がった。
さらに『封神演義』世代私は「なんでダッキはいるのに太公望はいないんですか?」と不満を漏らしていたので嬉しかった。
『ありがとう、光栄』を大きな声で叫びたい。
音楽:過去の作品の名曲(AREANAやEVE)をドラマティックモード等で使用しているところは『光栄、往年のファンの心理をわかってるな』と思った。
BAD/REQUEST
ストーリーモード:錬成素材の取得条件が厳しい。
特に、上級の錬成素材になると育ってくれば問題はないのだが軍馬がまだ駄馬で武将のレベルも低い状態だとなかなか取るのに苦労する。
さらに、歴史のことがあまりわからない人で「無双OROCHIがはじめての無双」という人に『敵軍師を撃破する』などのあいまいな表現ではわかりづらい。
新規のプレイヤーを獲得するのならもう少し理解できるようなミッションを書いてあげてほしい。
ドラマティックモード:キャラクターが好きに選べないこと。
はっきり言って「なんでこの組み合わせ・・・」と思うステージなどがあった。
また、キャラクターによっては何個もドラマティックがあるというのはちょっと差別しすぎなのでは?と思った。
合体技:少なすぎる。共通点を探せば各武将必ず一組はできるのに・・・。
バーサスモード:敵を落とすステージでお邪魔兵器がうざい・・・。自分自身が下手なのは良くわかっているがどうしてもかわせない。さらにイライラがつのるばかりです。
周りに無双をやる友人のいない私には無用の長物。たまにやりたいとおもって2Pコンをさしこむも相手は動かないし、攻撃もしてこないのではっきりいってつまらなかったし、自分が悪いのだが寂しかったのでできればCPUとも闘いたかった。
サバイバルモード:できれば闘技だけじゃなくて、色々なステージで遊びたかった。
何勝したら次はこれ〜のような流れでもよかった。
はっきり言って飽きてくる。
無双の起源が格闘ゲームだとしても・・・。
キャラクター:弱体化。石田三成や稲姫のアーツ技はあんなに弱くなかったはず。
「なんで孫吾空が清盛の配下?」という無理矢理な設定はさすが光栄というべきか・・・。
OROCHIがお祭りゲームにしても歴史を少し大切にしてほしかった。
卑弥呼などできれば魏でいてほしかった。
漫画版や小説版の『封神演義』の影響からか女カが善者でいることもなんだか少し違和感があった。
前作で目立った武将が今回も主役級というのはいただけない。
光栄の好きな武将はわかったが、それを望んでいないプレイヤーもいる。
音楽:よくOROCHIで新たに入った音楽を『神曲』と言う人がいるけど、個人的にはあまり感動できない。真・無双は真・無双でロック調を、戦国は戦国で鼓や三味線、笛などの和な音が持ち味だと思っていたのに、シンセサイザーの音が好きではない私にはあわなかった。融合なら融合らしく各タイトルの持ち味を大事にして欲しかった。
その他:辞典のような物が欲しかった。
上記で触れた通り、『初めての無双が無双OROCHI』の人にとっては歴史が好きでない限り、凄い逸話を残していてもただのゲームキャラクターにすぎないし(織田信長や豊臣秀吉のように教科書に乗っている人は別として)、この人とあの人はどういうつながりがあるのかというのが全然わからないとおもう。
現に一部のキャラクターは叔父・甥の関係なのに「親子でしょ?」という話をよく聞く
し、遠呂智軍にいたというだけで誤解されている武将もいる。(現にゲーム内のラスボスは遠呂智ですから、ラスボスを倒しにいく=ヒーローって考える人もいるわけで)
特殊な条件を満たした壁紙があまりにもよくない。前作の使いまわしだし、時間がなかったのはわかるが、もう少し考えるべきだったと思う。
バグが恐い。
COMMENT
今考えると、楽しくプレイさせて戴いているが悪いところが結構目につきます。
もし、次回作(おそらくPS3になるんでしょうね・・・。)があるのなら皆さんの意見を参考に作って欲しいです。
卑弥呼のモーションにパラパラを持ってきたのはすごく笑いました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
71pt
GOOD!
キャラが約90人いるところがいい。前作よりもストーリーが一つ増えたところがいい。画像も綺麗な方だと思う。
BAD/REQUEST
キャラが約90人出すまでに飽きる。処理落ちが酷い。全体的に飽きやすい。
対戦モードはいらないから、ストーリーを増やして欲しかった。
COMMENT
最初の方はやっていて面白いけど、途中で飽きてくるところがあると思う。買って損はしないでしょう。
GOOD!
■オリジナリティー
前作の続編ということなので3で。新たなモードがいくつかある。
■グラフィックス
特に言うことなし。可もなく不可もなくといったところ。
■音楽
新ステージの音楽が結構良い。
■熱中度
まぁ今までどおりの無双。敵を倒す爽快感は健在。
■満足感
新キャラがそこそこいて、ほとんど全員強い。約一名は反則的。
BAD/REQUEST
■満足感
・確かに新ステージはあるが、その代わりに旧ステージが削られているので、結局ステージ数はあまり増えてない。しかもドラマティックのを抜くと、逆にかなり減っているのはどうかと。(ドラマティックでは固有のキャラでしか出来ない。)ドラマティックが悪いわけではないが、もう少しストーリーを長くするか、外伝を残してほしかった。
・難易度の低下。一番難易度が高い激難でもかなり余裕でクリアできるようになってしまっている。前作がだいぶムズすぎたからなのだろうが、すこし簡単にしすぎ。
・難易度と関連して、武器が更に強く出来るようになっている。前作でもやりすぎと思っていた位なのに、今回はもっとひどい。とある能力をひとつ付けるだけで、あっという間にバランス崩壊である。もうちょっと考えようよコーエー・・・。
・バーサス、サバイバルっているか?かなりとって付けた感がある。
・ストーリーが似たり寄ったり。
■快適さ
処理落ちが今までの無双の中で一番酷い。ステージによっては全然進まないステージも。あまり処理落ちは気にしない方なのだが、今作はちょっと酷すぎた。
COMMENT
悪い点はいくつかあるが、やはり面白い。前作を楽しめた人は、買って損はしないだろう(難易度の低下は残念だが)。