オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
75pt
GOOD!
○前回同様、お気に入りの悪魔と、ほぼ常に行動を共にできること。
全体の魔数も管の数(=手持ちの悪魔数)もずいぶん増えましたね。
おかげで「え?こんな子連れてたっけ?」と思う場面が何回か(笑)。
○合体の戦闘系スキルの継承が比較的希望通りに。
「ゼニガットメン」等のフィールド系のスキルは
作り方によっては持ちを増やせるし、
合体前の悪魔が持っているものを継承できるように。
(要するに、以前より「自分好みの悪魔が作れる」つうことですね 笑)
○戦闘が面白い。
手こずることもありますが、コツを掴んで
強敵を倒せたときは、なかなか爽快です。
○ワクワクする曲がある。
全体的に悪い出来ではないのですが、
中でも「おお!」と思える曲が何曲か(特にボス系に多し)。
○グラも値段の割には良いのではないかと。背景と悪魔が特に。
○本筋以外の別件依頼がある。
どうしても本編が進まないときや、
一気にレベル上げしたいとき等に便利。
個人的には楽しかったです。
BAD/REQUEST
●前作をやっていると、前半(2話くらいまで?)
殆どダンジョンが増えず、少々だるかった。
行ける場所が増えてからはそんなことなかったですが。
●新月の某強敵…かなり手こずりました……orz
そいつのせいで思うように移動できず、何度かキレそうに(笑)。
逃げようと思えば一応逃げられるし、
レベル上げたり、コツさえ掴めば倒せない相手ではないのですが…。
●都合上、今回はフィールド上で頻繁に仲間を出し入れしなきゃ
いけなかったのですが、その機会が結構多かったので、少し面倒でした。
(いや、悪魔の作り方を工夫すれば良かったのかもですが…)
●ラスト(村関係の方)が少しあっけなかったかも?
一応まとまってるし、EDで某誰かさんの姿が見えたときは
ちょっとウルッと来ましたが。
まあEDとその後含めれば、そんな気になる程では
なかったんですけど…。
COMMENT
ついさっき、LOWでクリアしました。
ストーリは、前回よりはやや重めで、少々哲学色強め。
ダンジョンも謎解き?箇所がやや多め(そんなに難しくはないですが)。
難易度は、キツイという程でもないですが、
「力押し一本で全てクリア!」では決してありません。ほぼ確実に。
一言で言えば「ちょっと豪華なおかず付きの美味しい定食」
といった印象です(笑)。
ぶっちゃけ超斬新な機能が付いてお徳!というより、
楽しんでもらえそうな機能を満足いくよう取り揃えてみました!
的な作品で、私はなかなか楽しめました。
最低最悪「金と時間を損した!ムキ〜〜!!」的な感想だけは
免れられるんじゃないかと…(多分ですけど)。
続編出ると良いですね。期待してます(笑)。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
アトラスの女神転生シリーズの流れをくむ本作ですが、他の作品と違うのは戦闘がアクション風になっているところで、それゆえに他の作品よりも仲魔に感情移入しやすいです。
アクションはただ剣を降るか命令するだけなので、本格アクションRPGを期待する人には向かないかもしれません。このシリーズ共通の、悪魔合体を愉しむゲームです。
個人的には、全シリーズの中で、このライドウシリーズは音楽も舞台設定も雰囲気があってハマりました。
前作は操作感があまりよくなかったですが、今作でだいぶ改善されました。
二体召喚できるのも攻撃に幅がひろがりました。そのぶん難易度はだいぶ下がってます。
メガテンシリーズが好きな人はぜひプレイして欲しい一作です。
BAD/REQUEST
ボスキャラが毎回使いまわしが多いので、別件依頼(本編と直接関係のないお使いイベント)を飛ばして早クリアをした人は退屈に感じたかもしれません。
隠れボスはわりと多いので、本編でももう少しキャラを増やしても良かったように思います。
また仲魔の種類も、アクションなのでしょうがないですが、もう少し種類が多い方が良かったです。他のメガテンシリーズのように高位天使や悪魔はあまり出てきません。
またステージが前作の超力兵団の使いまわしだったりするので、前作と続けてプレイすると飽きます。
COMMENT
発売からだいぶたってますが、いまだに中古でも良い値段がついているので、遊んだあとオークションなどで売ってしまえばほぼタダで遊べます。
やり込み要素というか、やり込まないとおもしろくないゲームなので
攻略本や攻略サイトは必須です。
前作よりもコンパクトにまとまってしまった感はありますが、操作性やシステムは改善されているのでプレイして損はない作品だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
76pt
GOOD!
悪魔会話が無い。戦闘が単純、悪魔の数が少ない等、
色々あった前作の問題点をほぼ全て解決している。
前作でも定評のあったキャラクター設定の良さ、大正時代という時代設定の妙、
やりこみ要素の多さなどは健在で、今作は殆ど欠点を感じさせない作りだった。
前作ではアレだったストーリーも、今回はかなり練りこまれた脚本。
グラフックはPS2ではたぶん限界と言って良い綺麗さだと思うし、
音楽も非常に良いものが多く、サウンドトラックが欲しくなってしまった。
アトラスにしか作れない、オンリーワンの良さを感じる作品。
久しぶりに一つのゲームを100時間以上プレイしてしまった。
次回作が出たら間違いなく買ってしまうだろう。
BAD/REQUEST
やや多めに列挙しているが、致命的ではない程度の悪い所。
次回作への問題提起になれば幸い。
・弱点を突いてマグネタイトを吸うシステム
火、水、風、電、呪の5属性のいずれかの弱点を突かなければならないので、
精神属性や物理攻撃特技が殆ど意味を成さない。
アバタールチューナーのリンケージ的な、仲魔2体の合体技も欲しかった。
デモ画面で、メズキとゴズキが合体技らしき物を使っていたので期待してたのだが…
・不意打ちが多い
今回の新システム「運喰い虫」が虫かごから逃げる為の仕様だが、
ピクシーの不意打ちで、レベル70のライドウたちが大ダメージを受けるのは納得できない。
敵を追い詰めたときの2択会話で、不意打ち大ダメージされるのもウザ過ぎる。
・悪魔合体が単純すぎる。
これは悪魔の種族数が操作スキルで縛られている為か、
火、水、風、電、外、技の6種類しかないことが問題になっている。
3身合体や特殊合体の類も無く、かなり簡素な合体になってしまっているのは残念。
シリーズお馴染みの法則、ランダ+バロンでシヴァにならないのもガッカリ。
・ロウ、カオスなどの主人公の属性設定
これは真・女神転生シリーズの専売特許だと思っていたので意外だった。
アトラスから岡田さんがいなくなったので、メガテンシリーズは打ち止めか…
そういう危機感を一層募らせる仕様だったのは間違いない。
・真・女神転生恒例のあのお方達の登場
これもアトラスはもう真・女神転生の新作を出さない?という疑惑を強くする出来事。
これからはデビルサマナーシリーズだけでいくのだろうか?
・悪魔の捜査スキル使用の押し売りがうざい
せっかく作った捜査スキルと言う設定を、なんとか使って欲しいのは分かるが、
かえってゲームの快適度を下げているような気がする。
結界を壊す為にボタン連打とか疲れるしウザイだけだった。
・金王屋の存在価値が薄い
前作にあった弾丸が廃止された事と出張道具屋の存在により、
今作での金王屋の存在価値があまり無い。
防具や弾丸、強力な銃等の販売があれば利用するのだが。
COMMENT
買う前は前作のあまりの不甲斐なさに、正直怖い部分もあったが、
買ってよかったと思わせてくれた、アトラス関係者に敬意を表したい。
難易度は低いので、メガテン初心者にもぜひやってもらいたい。
GOOD!
シリーズ未プレイです。
●オリジナリティ・熱中度・満足度
戦闘システムがすばらしいの一言に尽きます。
敵の強さに対する攻撃と回避と防御のバランス感覚が絶妙で、最初は敷居の高さを感じますが、慣れてくればそれが悪魔を撃破する手応えにかわって、面白いです。
レベルが上がり、用意周到に仲魔を準備すれば力押しもできますが、凶悪な大ダメージ技を連発される事も多く、エンカウント率も高く、経験値稼ぎも必要で、かなり多くの戦闘をこなさないと行けないにも関わらず終始ダレる事がありませんでした。
上手くなると、華麗な剣術と体術で敵を翻弄するイケメンなライドウを自分が動かしているという、何とも言えない満足感があります。
敵も多彩な攻撃方法で、しかも画面内をワープしながら縦横無尽に動き回りますが、仲魔が瞬時にワープして追尾&攻撃を行うので、敵を見失い難いところも良いです。
ガードしていればガードの向きに関係なく精神攻撃なども含めた全方位からの攻撃をガードできるのも扱いやすくスピーディーでストレスの無い戦闘が実現できている要因だと思います。
クリアすると、敵が堅くなったり、その他色々と難易度があがって2周目に再挑戦できるKING葛葉ライドウモードもあり、更にやりごたえあり。
●ストーリー
特定の登場人物の質問に対するライドウの選択の結果によってLaw、Neutral、Chaosの属性が設定されていて、それによってストーリーの進行が微妙に変化します(全体的には一本道ですが、登場人物の台詞や使役できる仲魔に差が生まれます)。
Lawが良く、Chaosが悪いとかそういう話ではないのは女神転生っぽい所です。なので、3っつの内どれがベストエンドという訳でも無いようで、ストーリーの枝葉全部を把握したければ最終的には3週する事になります。
帝都と田舎を又にかけ、征くはライドウ。
行く手を阻むは未来を掛けた人の業。
敵を切り伏せ己が掴む未来は果たして……。
一本道ながら、盛り上がるところは盛り上がります。
登場人物は憎めない奴ばかりで、気持ちの良いラストでした。
●サウンド
オープニングテーマが良いですね。
魔神登場の音楽も好きです。
全体的にまとまってて良いんじゃないかなと思います。
BAD/REQUEST
●ストーリー進行上のサポート不足とストーリー進行の仕掛けの不満
探偵手帳があるのに、実際に書かれているのは「○○とは?」といった用語解説が殆ど。推理とか、次の行動(イベント先)を促すヒントが殆ど手帳に書かれないのはいかがなものか。
おかげで、ふんふんと聞いていて「あれ? で、これからどうすりゃいいの?」
と途方に暮れる事がサブストーリーを含めて何カ所もありました。
しかも、読み飛ばしたり、3日空けて再開しようとしたときに細かい指示やヒントを貰える人が居ません。手帳にも書かれません。名も無き神社の前の人がちょっとくっちゃべるぐらい。
●属性分岐が「性格判断+悪魔オマケ付き」にしかなってない
オブリビオンほど細かく指示して行動として促してくれとまでは言いませんが、台詞ではなく、実際の行動の結果として属性変化するイベントがもっと、見た目にハッキリと自覚できるぐらい大量に欲しかったです。
これでは、RPGではなくYES/No性格判断です。ラストに到達した時のその属性であるが故に巻き起こる感情に「深さ」が全く足りません。
別件依頼が、お使いとか気になるところ総当たりという推理も減ったくれもないものばかりでつまらなかったので、そういった選択を行動で迫る話ばかりにして欲しかったです。
●会話メッセージ表示に「一瞬で表示」がない。
台詞はボイス無しだし、ボイスないので台詞を読むテンポが悪く、テンポ良く飛ばすと、どこが重要だったのか、赤文字以外はよくわからない。で、結局どこ行ってなにすりゃいいの? という変なストレスがたまります。△か○ボタン連打推奨なら、メニューで一瞬表示可能にして欲しかった。
●マップ細切れでまっすぐ進めない。
細かく視点がコロコロ変わるので、まっすぐ進めません。
酷いと、カメラの切り替えのせいで普通に角を曲がりたいだけなのに、元来た道に戻って来ちゃったり。
●悪魔会話はもうちょっと何とかならなかったのか
敵とのレベル差まったく無関係で強い敵からも弱い敵からもいきなり不意打ちで殴られて、話し方が気に入らないと殴られて、さっさと倒したいのに話しかけられて。
会話もL1+R1同時押しとかで自動で問答無用戦闘モードになる様な機能が欲しかったなあと思います。
●ヒロ右衛門は全キャラに自動でくっつけて
悪魔が「道端のアイテムを適当に拾う」というこのスキルが自動でくっつかないが為に、一々キャラ切り替えでめんどくさい事に。
気に入った戦闘キャラと一緒に歩きたいのに歩けない一番の理由になってるのが不満です。ヒロ右衛門や高嶺の花とかをくっつけた移動探索専用の悪魔つくったりするのがかなり馬鹿らしいです。
COMMENT
●グラフィック
狙ってるんだろうとは思いますが、ちょっとデザイン的に大正モダン的なマネキンという感じがします。
わざと人間くさくない造形にしているとでもいいますか。
デビルサマナーだからこれで良いのだといわれたら、まあ、そうかもとも。
●難易度
攻略情報全く無しでクリアできる難易度を1として、それを「簡単の基準」として評価しました。
メインストーリーは2章に1カ所ぐらいで、所々、妙に難しい移動先や謎解きを指示される事がありました。
自力でクリアしようとする人は、数カ所のどうしたらいいか判らない行き詰まる部分を見つけられると思います。戦闘はレベルが解決してくれる部分もあるので、よほどアクションが大の苦手という人でもない限りは、歯ごたえある戦闘が楽しめると思います。
プレイ環境:PS3+松下Viera(TH-26XL70)26インチ HDMI接続(ゲーム時の解像度不明)
1周目Law属性でクリア。クリア時間は107時間でした。
これからKINGモードで2周目突入です。
悪い点の方が字数が多くなりましたが、内容的には欠点を凌ぐ面白さをもったRPGだと思います。ペルソナ4といい、ライドウといい、今年のアトラスRPGは一体どうしたんでしょう。
悪魔にでも憑かれてるかの様な完成度に驚きを隠せません。
欠点については、どっちかというと「ライドウvsアバドン王の欠点」というよりは、「PS2ゲームの表現手法のこれが限界なんだな」という感想を強く持ちました。