【PS2】ペルソナ4 レビュー
| 発売元 | アトラス （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2008-07-10 |
| 価格 | 7329円（税込） |
| レーティング | 【Ｂ】12才以上対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon ／ オリジナル・サウンドトラック |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：RPG ■ プレイ人数：1人 |
- 総合ポイント
- 82
- (難易度)
- 2.40
- レビュー数
- 144
483人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
95pt
479人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
92pt
GOOD!
《ストーリー》
先が気になりグイグイ引き込まれるストーリー。
ダンジョンを終えるたびに学校行事とかイベントがあるのですが、それを見るためにダンジョンクリアーを頑張るという引き込まれぶり。
《キャラクター》
誰も彼も親しみを覚える好感の持てるキャラクター。
声優さんの声もキャラクターに合っている。
《戦闘システム》
気を抜くと雑魚でもやられるバトル。
弱点を突くともう一回攻撃できるワンモアプレス。
《音楽》
とても素晴らしい。
耳に残る小気味良いポップサウンド。
サントラを買ってしまいました。
Reach Out To The Truth と Never More 最高！
BAD/REQUEST
《ダンジョン》
かなり単調で２週目はやるのが億劫になります。
《ボイス》
出来ればコミュのときもフルボイスであって欲しかった。
COMMENT
前作ペルソナ３が超面白かったので発売日買いです。
ＰＳ２後期では最高のＲＰＧではないでしょうか。
プレイしたことの無い方は手にとって見てください。
この秋からアニメが始まるのでまた再プレイしてみましたが3年前のゲームとは思えないほど面白い。
止め時がなく満足感も今までやってきたゲームで一番ではないでしょうか。
フルボイスでＰＳ ＶＩＴＡとかに移植して欲しいです。
465人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt | 2pt |
81pt
GOOD!
ペルソナシリーズは移植版を除いて全てプレイしています。Ｐ３は無印・ＦＥＳ合わせて４週プレイしました。その他にメガテンシリーズ、ＤＤＳ、ライドウ等アトラスのＲＰＧはかなりプレイしています。
■グラフィック
ＰＳ２のゲームでは良いレベルだと思います。
イベントシーンでキャラがコミカルに動き回るので、立ち絵にテキストとボイスだけというゲームに比べ情景を想像しやすいです。
前作で酷い出来と言われたアニメーションもクオリティがアップしています。特にＯＰアニメーションは音楽、構成がとても秀逸でゲームを起動したときは飛ばさずにちゃんと見てました。
■サウンド
通常戦闘曲はアップテンポのヴォーカル曲ですが、これが前作からテンポアップした戦闘とすごくマッチしていて良かったです。ボス戦、ラスボス戦もカッコいいながらも強大な敵に立ち向かう緊張感があり、立ち向かうこちら側の気持ちを盛り上げてくれます。
学園生活ではポップで明るいヴォーカル曲を、事件関係の場面ではミステリアスな曲や緊張感のある曲をと、それぞれの場面にイメージ通りの曲を合わせてくれるので音楽に不快感や不満を感じたことはありませんでした。
サントラを買ったゲームは実に久しぶりです。音楽にはすごく満足しています。
■熱中度・満足感
前作から体調の概念が無くなった事により、ダンジョン探索パートを中断せざるを得ないということが無く、探索に集中できるようになったのはすごく良かったです。
ストーリーもシリアスな部分と笑える部分のメリハリが利いていて楽しかったです。キャラクターがやり過ぎない程度に個性的なのも◎。無駄に個性を強調しすぎてクドくなってしまうと興醒めしちゃいますので。
ダンジョン探索は１日か２日で一気に終わらせて、ストーリーやコミュ活動をまた一気に進めるということが可能なので中だるみせず進めることが出来ました。
■快適さ
ロードが多いという意見が多いようですが、自分は別に気にはなりませんでした。たしかに場面が変わるたびにロードが入るんですが、長くても５秒程度それ以外では２、３秒ほどなのでそれほどでもないかと思います。
ボタン一つで場所を移動できるのも良かったです。
◇前作からの変更点で良かった所。
・上で述べた体調の概念の廃止と１ボタン移動。
・コミュにてリバース状態になる鬼仕様の廃止。
・新システムの合体予報。
・アルバイトや夜行動の追加。
・戦闘システムの各種変更点。
体調の概念の廃止によってＳＰが尽きるまで探索することが可能になり、前作のような消化不良な感じでの探索切り上げが無くなったのは良かったです。有料ではありますがＳＰの回復も出来るのでうまく立ち回れば１日で探索を終わらせることも可能。
１ボタン移動はコミュ活動をする上ですごく便利。前作では一定期間活動しなかったコミュがリバース状態になるという仕様も廃止され、一部のキャラのみ悪い選択肢を選ぶとリバース状態になるというものに変更された。なので前作ではかなり厳しいスケジュール管理を求められたが、今作ではかなりその辺は緩和された。
合体予報では本来継承出来ないはずのスキルをペルソナに継承させることが出来たりするので、うまく利用すればかなり役立つペルソナを作ることが可能。日付が限定されるので事前の下調べが必要なのが玉に瑕だが・・・。
アルバイトや夜行動の追加によってより生活感が高まったと言える。前作では自室で出来る事が勉強とインターネットコミュだけだったので現実味が無かった。
戦闘システムは前作で不満だった点がほぼ解消されたと言っていい。さらに仲間と絆が深まることでいろんなサポートをしてくれるという新要素も良い。
BAD/REQUEST
■オリジナリティー
良くも悪くも前作からの流用が目立ちます。
たしかに前作よりも完成度は上がりましたが、前作にのめり込んだ自分にとってはもっと大きな変化があっても良かったと思います。
殆どのペルソナが過去のアトラスゲームからの流用というのも新鮮味が無いように感じます。
■快適さ
前作に比べダンジョン探索時のカメラワークが極端に悪いです。慣れるのに結構時間がかかります。
あと、戦闘開始時の装着ペルソナを固定化できない点が地味に面倒。今作では行動順が速のパラメータに依存する為、常に速の高いペルソナを装着しておかないと自分の行動が来る前に戦闘不能になる事が度々起こりうる。
◇前作からの変更点で悪かった所。
・シャッフルタイムの仕様変更。
・見た目が変わる装備品の削除。
・天候変化によるデメリット。
・インセンス系アイテムの削除。
シャッフルタイムの仕様変更はかなり最悪でした。前作ではペルソナカードの他に金・装備品・経験値アップ・体力回復のカードがありましたが、今作ではペルソナ以外のカードは全部削除。さらにリザルトが全て無くなるペナルティカードが追加され、普通に考えてデメリットの方が多い。シャッフルタイム後にランダムで発生するアルカナチャンスも、１００％運任せな上に洒落にならないマイナス効果が出ることもあるためチャレンジする気になれない。それだけに留まらずこの仕様変更によってプレイヤーが常に金欠に悩まされる事にもなる。唯一の救いは強制ではなく任意だという点だが、やる意義の無いものをいちいちキャンセルするのは面倒で不快にも感じる。
見た目が変わる装備品は遊び心があって好きだったので削除されたのは残念。雪子に和服とか完二に特攻服とか色々似合いそうな装備が欲しかった。
天候の変化そのものは良かったのだが、それによるデメリットが酷すぎた。雨が降るだけでコミュ活動やクエスト活動が殆ど出来なくなるというのは如何なものか・・・。
ペルソナのパラメータを底上げするインセンス系アイテムが無くなった事によりお気に入りのペルソナを最強に育て上げるというやり込みが出来なくなった。そこまでせずとも隠しボスを倒すこと自体は可能だがやり甲斐は無くなった。
◇前作から変更して欲しかった所。
・ペルソナのスキル継承がランダムな点。
ペルソナにはそれぞれ継承属性というものがあるのだが、あくまでそれは継承できる、できないを示すものであり、出来ないもの意外は全て継承することが可能。しかし、継承がランダムな為納得できるスキル継承が出来るまでひたすら「選ぶ⇔戻る」を繰り返すことになってしまう。
こんな無駄な作業をさせるくらいなら任意のほうが良かった。もしくは対応するコミュレベルに応じて任意で継承できるスキル枠を１つか２つ用意するとか出来なかったのだろうか？
凝り性な人なら２０時間くらいはこの繰り返しをしているはず。
◇２週目に関して。
このゲームはマルチエンドを謳っているが、実際のところストーリーの分岐などは無く終盤のイベントで特定の選択肢を選べばその時点でエンディングに突入する。つまり１週目で全てのエンディングを見ることが可能である。なのでストーリー的な意味では２週目をする必要性が無いと言える。
その為２週目でやることと言えば隠しボスを倒すことに集約されるわけだが、２週目に装備品を引き継ぐことが出来ない、イベントスキップが出来ないなど不親切な部分が目立つ。
COMMENT
◆総評・感想など
なんだかんだと色々書きましたが、既に１００時間以上プレイしています。
悪い点を色々上げ連ねながらもここまでやれるのは、自分の嗜好に合っているからと言えるでしょう。しかし、合わない人にはとことん合わないかもしれません。
今作は今までのシリーズに比べかなり難易度が低めです。その為アトラスファンの人からすればやり甲斐が無いと感じるでしょうし、「アトラスのゲームは難しいので敷居が高い」と思っている人には遊びやすい難易度と感じると思います。
声優のキャスティングが豪華なのですが、フルボイスでないのが少々残念。ＰＳ２という媒体とゲームのボリュームを鑑みればしょうがないですね。
細かい不満が色々出ましたがゲームとしては良く纏まっていると思います。。
ペルソナ開発チームのＰＳ３初作品「キャサリン」が発売されたこともあり、次回作への期待が否が応にも高まります。
あと、余談ですがＰ４のアニメ化が決まったらしいので興味のある人はお手に取ってみてもいいかもしれませんね。
503人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
78pt
GOOD!
私にとっての初ペルソナなので、それ前提のレビューです。＋戦闘パーティは弟の助言で編成しました。
・仲良しパーティ
私が求めているパーティ像。正直、ギスギスしてる空気が嫌いなので、これは良かった。
・味のあるキャラクター
陽介が私史上空前の良い子キャラ、まともだし。事件解決を誰よりも望み、その中で主人公を支え続けるあんたは最高の相棒だよ！使い勝手よかったし。
他、純粋なオトメン完二、所々でうぶな直斗が良かった。
サブキャラも堂島親子や一条＆長瀬コンビ辺り。サブキャラの中でも、このメンツが気に入った。
・身に覚えのある負の感情
何かしら暗いものを抱えていますが、誰しも抱いたことあるような感情は好感。無茶苦茶な点が少ない。
・笑いあり涙あり感動あり
殺人犯を追う！という分かりやすさも好きですが、シャドウと向き合う仲間とその後の会話は泣きながら感動したり、爆笑もののイベントも多かったり、ストーリーのメリハリがついている。
・サウンド
田舎が舞台ですが、歌の入ったBGMはスタイリッシュで格好いいと思いました。後、天気別なので、地味ながら良い工夫。戦闘曲も通常はポップで乗りのいい感じ、ボス戦は重いけど臨場感あふれる格好よさと終盤では別の曲ですが禍々しさが出ているなど、盛り上げるところはしっかり盛り上げる。
サウンド満点にしました。
・戦闘システム
自分も喰らえば手痛いのですが、弱点ついてダウンさせて、一斉攻撃は好きです。
セリフに関しても、一斉攻撃・ステータス治療・追撃など、バラエティに富んでいて楽しかった。特にクマは緊張感なくて、笑った。
ただ個人的に疾風攻撃なのに、「燃えろ！スサノオ」のセリフは何度聞いても笑ってしまう。
BAD/REQUEST
・戦闘
完二と直斗が使いにくい。理由としては燃費が悪い。好きなのに入れられなかった。後、雪子は弱点消えないので除外（キャラの好き嫌いも関係あるのですが）。弟曰く「劣化クマ」…え？
逆に千枝のチャージ＋タルカジャ＋ゴッドハンドが強いので、回復メンバーきっちり入れる＆物理無効・反射しない敵なら、これで楽になってしまうほどに便利。陽介は運が異常に低い欠点を除けば、万能キャラ。
・うざキャラ
サブキャラが死ぬ気でウザイ。
メインは雪子・クマ、千枝もやや嫌。千枝はまだまともな所があるからマシと思えるけど、雪子とクマは…。つうか、自分たちがやった事と陽介への態度の悪さを全く反省してないのは問題（特に雪子）。何かあると陽介の所為にするのは正直うざい。流石に陽介の事件解決に挑む真剣な態度とその理由を茶化していないけど、所々で苛々した。
クマは全体的に主人公褒めちぎって、陽介見下すのが納得いかない。図々しいにも程がある態度はイライラする。ある意味、女子組よりうざい。
犯人。すげぇ小物。被害者の家族と陽介が可哀想すぎる。
・ストーリー
文句があるというなら、陽介を一方的に叩く展開。殆どお門違いも良い所、高校2年生にそこまでの権限ねーっての。
・弱点消えない
MAXになっても消えない雪子とクマは痛い…回復担当だと思うと尚更…。そしてコミュMAXにならないとって…。
・パラメータ
5つ必要あるのか？ランクだけど、せめて選択肢だけに関わる程度にとどめてほしかった…さすがに一定ランクがコミュ解禁条件はしんどい（特に知識は上がりにくいため）。ランクが足りなくて解禁大幅に遅れたコミュがあった（汗）。
・金欠病
もっとお金が欲しい＋ストーリーの節目で武器追加が良かった。素材入手しないと武器が入手できないのは面倒臭い。
COMMENT
弟のわき見から始まり、漫画読んで、資料集買って、ようやく遊び始めました。
「おぉ、森久保さん出てる！」が切欠かな（森久保さんのファンではないのですが）…後、陽介普通にいい子だったし。
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GOOD!
まず、親しみの持てる世界が展開されていることに魅力を感じました。ゲーム内の雰囲気がとても大事にされており、自宅や街並みから滲み出る生活感や田舎町の空気がよく伝わってきます。キャラクターもやたらと人間味があって、彼らにまつわるエピソードも共感しやすいものばかりでした。シナリオ中の他愛無いおしゃべりでも「あーしたした、こんな会話」というようなものが見られ、ちょっと懐かしく思うことも。
それらとカラフルなインターフェース、RPG×学園物×サスペンスという組み合わせにより、このゲームならではの色合いが強く出ています。雰囲気が独特でその世界の中にいるだけで楽しめる作品がたまにありますが、筆者にとってこの作品はまさにそれでした。
ストーリーに関しては小難しい設定も特になく、シンプルで分かりやすいです。ですが事件自体が二転三転する上、マヨナカテレビやテレビの中の世界という不確定要素があるので、先が読みにくく引き込まれます。結末については無難なまとまり方かなーと思いきや最後にどんでん返しが…。普通に騙されかけました。そして辿り着くのが難しいぶん、伏線が回収され謎が完全に解き明かされる真エンディングは素晴らしい出来でした。
音楽も良かったです。戦闘BGMにも衝撃を受けましたが特筆したいのは晴れの日のBGMです。明るさと爽やかさ、そしてほのかな哀愁を感じさせるこの曲は夕日の差し込む放課後の学校にとてもよく合っています。一方でダンジョン曲はコミカルなものが多かったり、天候により雨音やセミの声が使われたりとメリハリもきいていると思います。
戦闘は弱点や行動順が重要で、ロジカルなシステムになっています。レベルや装備だけでなく、ペルソナの作り方を工夫すればするだけ有利に進められるのは良いですね。雑魚・ボス共にそこそこ強く、出し惜しみをしてるとあっさり負けてしまったりするので戦いがいがありました。
日々の過ごし方はほぼプレイヤーに委ねられているので、探索重視やコミュ重視など自分のプレイスタイルに合わせて楽しめるのがGOOD。ゲームバランスが取れておりテンポも良好、様々な要素がうまく噛み合ってます。
BAD/REQUEST
ペルソナ関連の操作性についていくつか。デフォルト装備のペルソナの固定や、ベルベットルーム内でのペルソナの削除などは出来るようにしておいてほしかったです。あとペルソナを作成する際、スキルにこだわると何度も何度も選択し直すことになるので、ワンボタンで継承スキルを替えられたりすると有難かったかな。
プレイに集中してしまいついセーブせず進めていたら長めのイベントに突入→あっもう今日は時間無いのに…といったことが何度かあったので、イベント中に中断セーブができると便利だったと思います。せっかくなのでじっくり見たいですし。
それから細かいことですが、戦闘を行ってダンジョン画面に戻るとダンジョンBGMが頭から再生されてしまいます。後半のサビが綺麗な曲もあるのにもったいないです。戦闘前の切れた所から再生で良かったと思います。
COMMENT
面白かったです！これまで色々なゲームをやってきましたが、その中でも1,2位を争うくらい好きになれました。とにかく熱中度が半端ではありませんでした。PS2が一世代前の機種になって久しいですが、今やっても充分に楽しめる出来です。
総じて印象的なゲームデザインと高い完成度を併せ持ち、クリア後に心地良さを残してくれる逸品です。筆者もそうだったのですが、初めて遊ぶ場合は効率などを考えすぎず気ままにプレイするのが一番楽しめるかと思います。
お読み下さりありがとうございました。