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【PS4】ペルソナ5 レビュー

発売元 アトラスオフィシャルサイト
発売日 2016-09-15
価格 9504円(税込)
レーティング 【C】15才以上対象 犯罪 麻薬 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
75
(難易度)
2.18
レビュー数
49
スコアチャート ペルソナ5レビューチャート

0%
0-9
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10-19
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20-29
4.1%
30-39
14.3%
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50-59
10.2%
60-69
12.2%
70-79
32.7%
80-89
10.2%
90-100
【60点以上】
65.3%
【標準偏差】
18.2


5人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 4pt 2pt
総合点
93pt

GOOD!

シリーズは3、4をプレイ済みです。格ゲー音ゲー等の派生作品は未プレイです。

●システム
戦闘はコマンド式のターン制バトルですが、ボタンそれぞれに行動が割り振られており慣れてくると直感的に次の行動を選んでテンポよく戦闘を進めることができるようになります。敵の弱点属性をつくのが重要ですが、相手の弱点が判明していた場合、ボタン一つで弱点属性の攻撃を持ったペルソナに自動変更してくれる機能もあって便利です。直感的な操作でスピーディな戦闘をコマンド式のバトルで実現させたのはすごい。
本作では近接武器以外に銃があります。最初は単に攻撃属性が一つ増えただけという印象でしたが、ストーリーを進めて銃の特殊攻撃を覚えると「銃は切り札」という感じで一気に化けました。見た目もスタイリッシュでカッコいいです。
グラフィックはアニメ調のもので飛び抜けて綺麗というわけではないですが、例えばメニュー画面一つ取っても非常に凝っていて、いちいちスタイリッシュです。かといって別に見づらいわけでもないのが良い。
ダンジョンも前作までのような自動生成ではなく一つ一つが細かく作り込まれています。自動生成のフリーダンジョンもあり、こっちは金策やレベル上げに便利です。またダンジョン内で行った道を戻らなければならない場合など、一気に戻るか自力で戻れるか選べたりと親切な作りになっているのも良い点です。
日常生活においては学校に行ったり、本を読んだり、仲間を過ごしたりと様々なことをしながら次の事件に備えるわけですが、何かすれば何かしらの能力がアップしてくれるので、次はアレ、その次はあっちだ……と、ダレることなく日々を過ごすことができました。

●ストーリー
本作は主人公たちが心の怪盗ということで、悪人を改心させて世直しするというのが主題になりますが、いくら相手が悪人でも心を勝手にいじくるのはいいことなの? という点についてストーリーでしっかり触れられているのが好印象でした。とはいえ改心の対象となる悪役の大人たちはどいつもこいつもゲス(誉め言葉)だらけで、何とかしなければ! という気にさせてくれます。
そうやって一つの事件を解決するともう次の事件の発端が開かれていて、次は、次は……と止め時をなくすくらいプレイに没頭できました。中盤からは怒涛の展開で、そこから雪崩れ込む終盤の展開は個人的にちょっと……というところもありましたが、最後はしっかりハッピーエンドで締めてくれたので満足です。
怪盗モノのお約束についてもちゃんと意識されていて、戦闘の舞台となるパレスと呼ばれる悪人の心の中のダンジョンについても、例えば城、美術館、銀行などいかにも怪盗モノでお宝がありそうな場所が選ばれています。「花嫁を頂戴する」等の、そうそうこれこれ怪盗モノならこれがなくちゃ! というところもしっかり押さえられています。
一番燃えるのは予告状を出してからオタカラを頂戴しに行くところです。BGMでもガンガンに盛り上げてくれるのでテンションMAXでボス戦に挑んでました。

●モルガナ可愛い
個人的に本作最大のグッドポイント。喋る黒猫をカバンに入れて一緒に連れ歩くことになりますが、学校では机の中に入っていたり、カバンからにゅっと顔を出してきたり、キーピックを作る主人公の机の上でドデーンと座ってたり、仕草の一つ一つがとにかく可愛いです。猫好きにはホントたまらない。個人的には悪夢を見てハッ! と起きるときの仕草がなんか面白可愛くて好きでした。
ストーリーでも重要な役割を果たしますし、戦闘でもメインヒーラーとして大活躍します。私は最初から最後まで主人公とモルガナがスタメンでした。
ほとんど常に一緒に行動することになるので、モルガナを好きになるかどうかで本作の評価が結構分かれそうな気がします。

●ボリューム
クリアまで急がずじっくりプレイして100時間(!)。

●主人公が鬼畜(なこともできる)
恋愛対象のキャラを複数、あるいは全員同時に彼女にしたりできます。もちろん一切彼女を作らない硬派プレイも可能ですし、一途に一人だけを愛することもできます。
やるかどうかはプレイヤーの判断ですが、彼女の一人を自宅に呼び出して「悪いけどカレー(SP回復アイテム)作っといてくれる? じゃ俺、他の女のところに行ってくるから」なんてこともできたりしちゃいます。
戦闘でも、敵全員をダウンさせるとホールドアップさせてそこから敵に金品を出させる交渉ができますが、「助けてほしけりゃ金出せよ。ダメダメ、もっと出せ。よし、じゃそろそろ死のうか(総攻撃)」これもうどっちが悪役かわかんねえな?

BAD/REQUEST

悪いというほどの点はなかったのですが、気になる点はいくつかありました。

●特定のスキルが邪魔
レベル差のある敵に奇襲をかけると戦闘に入らずそのまま撃破できてしまうスキルがあるのですが、これが発動すると経験値や金が手に入らないため、レベル上げがしたいのにできないという事態が発生します。また戦闘開始時にレアアイテムを持っている敵をサーチするスキルが発動することがありますが、大して意味がない上にテンポを損なうため、これらについてはオンオフの切り替えができるとよいと思いました。

●総攻撃後の演出
総攻撃で敵を全滅させると演出が入りますが、1キャラにつき一種類しかありません。特に主人公のは何度も何度も何度も見ることになるため、できれば2、3パターンくらいあるとよかったと思います。ていうか発売前にほとんど全員分の演出が公開されちゃってるのはどうなんだろう……。

●「もう寝ようぜ」
イベントが発生した日は自由行動ができなくなります。外出したいのにモルガナに「もう寝ようぜ」と言われて家の外に出ることすらできない日々が十日近く連続することがあります。頼む、レンタルDVDを返却しに行きたいだけなんだ……。

●説教
JRPGにありがちな、「主人公たちが敵に説教をする」場面。主人公たちも法律スレスレ(あるいはアウト)なことをやっているのに敵に説教しちゃいます。ラスボス戦が特に鼻につきました。

●仲間の後期ペルソナのデザイン
初期ペルソナのデザインが良すぎたからというのもありますが、それと比較すると後期ペルソナのデザインがどれも微妙に感じました。

●スキップ
メッセージスキップがロードを挟むごとにいちいち解除されてしまいます。

●二周目
装備品は持ち越しができるのに消耗品(回復アイテムなど)の持ち越しができないのが意味不明でした。

●消化不良な点
意味深なセリフや場面があったけれども何も触れられずに終了というのがいくつかあったのがやや気になりました。シナリオが膨大なので単に整合性が取れなかっただけか、続編や完全版への伏線として残しておいたものなのかはわかりません。


ここで挙げている項目はBADというよりイチャモンに近いものなので人によっては全然気にならないかもしれません。スキルとスキップの仕様についてはアップデートで改善してくれたら嬉しいなと思います。

COMMENT

個人的には今年だけでなく、ここ数年でプレイしたゲームの中で一番面白かったです。睡眠時間を削ってまでプレイしたゲームは久しぶりでした。システム、ストーリー、キャラクター、細部に至るまで気を配って作ったのが伝わってきます。
こんな面白い作品を作っちゃったら次は大丈夫か? これを超えるゲームなんて果たして作れるのか? と良い意味で次回作が心配になりました。
完全版か、DLCか、あるいはちゃんとした続編かはわかりませんが、エンディング後の話も作ろうと思えば作れそうな感じで終わったので、そっちを楽しみに二周目をじっくりプレイして待つことにします。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
たにしさん  [2016-10-02 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

25人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 4pt 1pt 3pt 1pt 3pt 2pt
総合点
44pt

GOOD!

副島氏のデザインが画面内を動き回れるのはキャサリンでのノウハウがあるから。

行きたい場所へショートカット移動出来る機能は素晴らしい機能だと思います。これで国産ゲームでも無理にオープンワールド化する必要が無くなりました。

BAD/REQUEST

ストーリーがダラダラ長く、テンポも悪く、不快な表現も多く、途中で何度も中断しました。最後の最後ストーリーの点と点が線で繋がる回収は流石と思いましたが、そこに至るまでの苦痛に比べると圧倒的にBADです。(特に前作に比べると全体的に暗いので注意を)
登場キャラは個性的な面々が少ないです。と言うか初期メンバーの性格はモブかな?ぐらい。

パレスですが、攻略するのに何日も掛かる「仕様」になっており、ある程度強くなってきても「今日はここまでにしよう」「>帰る」といった具合で、コミュや人間パラなど自由時間を有効に使いたいのに、パレス攻略に日数が必要になりストレスです。同じようにメメントスの依頼もストレスです。パレスかメメントスのどっちかにしてもらいたかったです。また、パレス内のギミック、時間の無駄でしかありません。ギミックに凝るぐらいなら戦闘バランスに注力して欲しかったです。

目黒氏の音楽ですが、今作は大人しく、氏が担当しなくても分からないぐらい主張がありませんでした。DLCで過去作のBGMが配信されていますが、そのような商法と今作のBGM全体の出来が関係のない事を祈ります。

マップですが、GOOD欄にショートカット機能の事を書いたのですが、初めての場合はショートカットされる場所に実際に行かないといけないのですが、今作の主人公の行動の舞台が渋谷周辺のため、実際に土地勘の無い人は苦労されると思います。青山一丁目にある高校へ三軒茶屋から電車で通うのですが、三軒茶屋から渋谷まで田園都市線で、渋谷から銀座線に乗り換えるのですが、ゲーム内でもよく作られた渋谷の街を移動する必要があります。しかも銀座線は地下鉄ですが2階にあります。序盤の最難関箇所かも知れません。実際にフレンドから銀座線への行き方を聞かれました。他にも渋谷東急の連絡通路に集合、というのもあります(笑)。

戦闘ですが、悪魔と会話によって仲魔に出来ますが、こちらが強くなり過ぎると仲魔にしたい悪魔を即死にさせてしまうケースがチラホラ…。レアな悪魔に限って撃たれ弱いので、そう言う悪魔と出会った時は「死なないでくれ」と願う事も。戦闘後のリザルトメニューも各キャラが決めポーズを取った場面を長々とスキップ出来ずに見せ付けられます。苦痛。

ペルソナシリーズは独特の格好良さがあるのですが、今作はメニュー画面を開くと分かる???なセンス。凝りに凝ったハイセンスで付いていけません。と言うか、単純に見難いです。

COMMENT

学園生活を自分の好きなように送れるのもこのシリーズの魅力だと思うのですが、そうしようとしても、パレス攻略に日数がかかり、メメントスにも行かなければならず、そう言う時とコミュがかぶってしまったり…。あれだけ様々な街を作り込んだのだから、もう少し自由に過ごす時間を下さい。

ペルソナシリーズ全てをやっているのですが、3から大きく毛色が変わり、心無い人からはギャルゲー呼ばわりされたりもしましたが、根幹のしっかりとしたストーリー軸はぶれていませんでした。が、今作はそこに辿り着くまで、様々なストレスとの戦いに成り果ててしまいました。5を作るにあたり、色々詰め込み過ぎたんでしょう。次作からは発売後しばらくは様子見する事を誓う出来でした…。

ただ、この時期に遊ぶRPGとしてはお勧めできます。特にペルソナシリーズをプレーしてきた方になら。そうではない人はご注意を。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
Pop Apartさん  [2016-10-02 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 5pt 4pt 4pt 4pt 3pt
総合点
84pt

GOOD!

・オリジナリティ
今回のテーマである「怪盗」をふんだんに使った内容が魅力的。主人公の回想によるゲームの進行も始めは「ん?」と思いつつプレイしてたがシナリオが進行してその理由が分かるとやられたなぁと言った感じで十分な無いようだと思えた。こういった展開のゲームは珍しい感じがある
のも○

・音楽
全体的に良い物が多い。個人的に印象に強く残ったのが予告状後のパレス内BGM、ボス戦BGM。それらとステージの雰囲気に合った組み合わせがより印象を強めてるように感じた。

・熱中度
正直時間を忘れてプレイ出来るほど面白いです。序盤の行動は大きく制約されてますが、6月以降が本番でどう行動するかといった感じで悩みつつ、進めつつと良い感じである。

・ボリューム
※これについては良いと思えば悪いと思う人もいるが個人的にはgoodだと思ったので此方に書きます
圧倒的に中身が多く、難易度ノーマルでクリアまでに90時間掛かったが、値段に対して十分な量だと言える。熱中度も十分ある為尚良し。多すぎてどうすべきか迷ったなら(PS4版は)コントローラーの中央のボタンを押せば他のプレイヤーがその日どんな行動をしたか参照できるので難しく考える必要は無くなる。

BAD/REQUEST

・特定のコープアビリティに罠がある
このゲームは特定のNPCと交友を進めてシナリオ進行に有利なスキルをとりつつゲームを進めるのだが、一部のNPCには取ると特定レアアイテムの入手が面倒になる、敵を瞬殺する代わりに先制攻撃からの展開が出来なくなるというデメリットになる物がある。そのキャラの交友を後回しにすれば回避可能だが攻略情報無しでプレイする人には向かないかもしれない

・初見じゃ分からない自由行動出来ない日
重要なイベント等で自由行動出来なくなる日があるが、そのせいでレンタルアイテム(一週間で店に返さなくてはいけない)の返却に遅れ、余計な金を持って行かれる等、細かいところではあるものの理不尽だと思う所が何点かある。これについても攻略情報を見ない人には痛手である。

COMMENT

ペルソナシリーズは今回初めてプレイしての感想になります。BADに書いた通り細かい不満点がいくつかあるがRPGとしては随分と作りこまれていて、素晴らしい物だと思えた。神ゲーからちょっぴり後退した良ゲーという感じですので、シナリオのネタバレだけは絶対に見ない上でプレイすれば殆どの人が満足出きると思う。RPGが苦手でも救済措置の難易度も用意されてるし、逆に難しめのHARDもあるので是非ともプレイしてみて欲しい。
ただBADの内容を回避するなら攻略情報を少し見る必要があるので注意が必要。

 
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
つまようじさん  [2016-10-01 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

23人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 2pt 2pt 2pt 1pt 2pt
総合点
40pt

GOOD!

ファン待望のペルソナシリーズのナンバリングタイトルが満を持しての登場。冤罪から保護観察処分となる主人公。権力者からの圧力により不当な処遇を受ける仲間(共犯者)たちと絆を育み、悪の権力者を改心させる「怪盗団」の活躍を描くピカレスクロマンRPG。

・HD試験作「キャサリン」を経て、ペルソナ4から大きく進化したビジュアル

ペルソナ4ゴールデン程度の質かと思いきや、キャサリンから若干質を落とす程度に仕上げられています。
大手のゲームと比べると見劣りしますが、国内メーカーでここまで頑張って作りこんでくれているのは好感が持てます。
悪魔のテクスチャがHD化に伴い、全て描きなおされていたのには脱帽。
とはいえ、所詮HD画質(720P)でPS3用に制作されたものなので、寄るとジャギジャギしてます(笑)

・進化した戦闘システム

マンネリ化を打破するために「悪魔との会話」、「銃の復活」等、意欲的に新or旧システムが盛り込まれています。
マンネリ化は防げていませんが、大きな変更を加えるリスクを考えるとこれくらいで良かったのかもしれません。

・モルガナ

モーションが異常に作りこまれていて、彼を見ているだけで顔がニヤけてしまいます。
大谷さんの好演もあり、とても素晴らしいキャラに仕上がっています。

・副島氏の画力向上・タッチの変化

氏のファンとしては満足。ただ、サブデザインをされてる方との絵柄が剥離しすぎてしまっているのが気になりました。

BAD/REQUEST

・ストーリー展開の粗が目立つ

展開が徐々に雑になっていきます。顕著なのは「物語を大きく左右するトリック」周り。プレイヤーをも騙そうという意図があったのでしょうが、説明・描写不足で説得力皆無。

・一部主要キャラクターが空気化

後に合流するメンバーが有能で、無個性な初期メンバーは蚊帳の外。モブみたいなリアクションするだけです。

・カタルシスの無さ

序盤に出てくる公安、偽証した女性被害者・・・胸の悪くなる展開を見せ付けられるにも関わらず・・・(ネタバレのため削除しました)・・・。
・・・(ネタバレのため削除しました)・・・してしまう終盤の黒幕と、自己保身のために暗躍する黒幕の取り巻きは・・・(ネタバレのため削除しました)・・・任せよう・・・え???

・シナリオライターの暴走

P4Dの要所で入る「寒い例え話」が見るに耐えない出来で全て飛ばしていたのですが・・・似たような文章をコープで見せられます。
これ、面白いと思ってやってるのかなぁ・・・

・鴨志田パレス(チュートリアル)の冗長

懇切丁寧に手ほどきしてくれるのはありがたいのですが、詰め込みすぎです。長すぎてここで脱落しそうになりました。

・凡庸で面白みの無いパレス攻略

ただ広いだけで、凝ったギミックや目を惹かれるような演出はありませんでした。

・演出の一環に落ち着いたBGM

展開なんぞお構い無しに自己主張する目黒サウンドが大好物なので、添え物程度に落ち着いた今回のBGMは印象に残りませんでした。
味のある問題児⇒無難で味気ない優等生になってしまったかな。

・ユーザビリティの低さからくる古臭さ

戦闘後のロード等、操作不能になる場面が非常に多い。スキップも相変わらず早送りのみで、オールスキップがない。
洗練されず、演出過多なメニュー画面は何の冗談かと・・・

・大味な戦闘バランスと、それに伴う攻略する意味の薄いメメントス(自動生成ダンジョン)

パレスごとの取得経験値・金額に大きな差があるため、長時間かけてレベルを上げるという行為が無駄である本作。
具体的な数値をあげると、前回攻略したパレスのおよそ2~3倍もの経験値が得られる。
そして、メメントスで出現する敵は攻略完了したパレスのものに限定される。得られるものがほぼ皆無。

COMMENT

総プレイ時間110時間。難度ノーマルでクリア。 20thアニバーサリー版を購入。

マンネリ打破のために色々盛り込んだり、利便性・快適性の向上を図ったり、奇抜な展開を試みているものの、ことごとく失敗or機能していない。
プレイ感覚は良くも悪くも いつものペルソナですので、熱心なシリーズファン以外にはオススメできません。

低いユーザビリティと胸クソ展開への耐性が無い方は回避推奨。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
NCさん  [2016-09-30 掲載]

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Amazonレビュー

レビュー者: アラフォーのトリックスター
レビュー日: 2017-01-21
私事ですが今年41歳になります。
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。

しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。

これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。

最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。

口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。

そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。

そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)

遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。

聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。

きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。

家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。

よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!

【PS4】ペルソナ5
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