【PS4】ウォッチドッグス2 レビュー
発売元 | ユービーアイ ソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-12-01 |
価格 | 9072円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:2~4人) |

- 総合ポイント
- 77
- (難易度)
- 1.90
- レビュー数
- 10
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
84pt
GOOD!
※前作とDLC「BAD BLOOD」をPS4版でプレイ済。
※その他隠密系はアサシンクリード初作~3、ディスオナード1・2など、オープンワールドはRDR、スカイリム、ウィッチャー3、ホライズンなどをプレイ済。
※初見は不殺を目指してのプレイで、ほぼ完遂したので、TPSの場面は経ていません。また、オンラインもしていません。ごめんなさい。
「市民の豊かな生活を」と称して、あらゆるコンピュータ機器、インフラに採用された「ctOS」は、実際には一部富裕層の営利目的のために、市民監視と財産掌握を行なうためのシステム。
プレイヤーは"Retr0"(レトロ)を名乗るハッカー、マーカス・ホロウェイとなって、自由を求めるハッカー集団"DEDSEC"サンフランシスコ支部の中核メンバーとして、ctOS打倒のために立ち向かいます。
■主人公のスタンスが受け入れやすい
前作主人公は「始末屋」。自分の悪事の影響で姪の命が巻き添えになり、その復讐に向かう、いわば「悪vs悪」から始まるストーリーでした。自分の責任を糊塗するかのようにあちこちで善行を行ないつつ、捜査においては相変わらず脅しと殺しを辞さない、「イカレてる」人物でした。
本作の敵は、自由とプライバシーを脅かすctOS開発会社のブルームと、加担する企業・公権力。前作よりも「勇者vs魔王」という王道を意識した、分かりやすい構図になっています。
■ラジコン主役の隠密プレイ
前作では隠密攻略のための状況把握を、各所の監視カメラを乗っ取ることで行なえましたが、本作では初期から手に入る「ジャンパー」と、資金投入して作成する「クアッドコプター」も活用することができます。
ジャンパーはカメラ搭載の2輪ラジコンです。配管にもぐりこんだりダッシュしたり1m以上を飛び越える機動力を持ち、屋内への潜入・観察に適しています。また、開錠装置やデータベース機器などのハッキングもでき、小さなものを盗み出すことさえできますので、マーカス自身が侵入しなくても完了できるミッションが多いです。ただし、警備員に見つかっても対抗手段が少なく、もたもたしてるとあっさり破壊されます。
クアッドコプターは主翼4つのヘリコプターラジコン。いわゆるドローンです。ハッキング能力はほとんど無いですが、機動力が高い上、操作性も抜群で、屋外では監視カメラ要らずとなります。
この2体を操るのが非常に楽しいです。「クアッドコプターで俯瞰して敵位置観察、チャンスになったらジャンパーに切り替えて次の物陰まで猛ダッシュ」といった連携プレイも有効です。
■自由な探索とレベル上げ
前作同様、サブクエストでもレベル上げ・スキル獲得ができます。受注できるサブクエストはストーリー進行に従って自動的にリスト入りするものと、街を歩いていて発見できるものとがあります。
また、本来レベルアップ時にのみもらえるスキルポイントが、現物の状態でもたくさん落ちており、これらはせいぜい5人程度のギャングをやり過ごせれば拾えるのがほとんどです。しかし中には、ビルなど高所にありジャンパーで配管を伝わらないと到達できない上、その入り口や道筋が一見して分からないものもあります。前作での ctOSアンテナのように、ミニパズルとして取り組めます。
「アクションは苦手だけど探索は好き」という人は、探索先行でプレイすればその分スキルアップができますので、ゲームクリアのハードルを下げることができます。
■グラフィック
前作でも既にリアリティが素晴らしかったですが、本作ではさらに鮮やかになりました。特に、街中の壁に描かたグラフィティが多種多様。ランドマークも多数。大きなものは使い回しがなく、その場その場の風景が新鮮です。
また、服のデザインが様々になりました。スーツ、ジャケット、ジーンズ、ランニング短パン、前作主人公等のスタイル再現などもあり、さらに部位ごとにコーディネート可能。車やラジコンもペイントできます。店舗で購入するほか、探索でも拾えます。
■その他前作よりも良くなった点
・ガンアクション、ステルス、カーチェイスの分量について、プレイヤーの裁量幅が増えた。不殺プレイも可能。
・一般乗用車、フォークリフトなどをハックして簡易ラジコンとして使用可。足場に使ったりぶつけたり送迎したり。
・ギャングアジトの攻略中、警察を突入させるなどの強硬な囮手段が使える。
・敵を気絶させても一定時間で起き上がる。状況は刻々変わっていく。
・「名所案内」の収集要素は、原作ではただ踏むだけだったが、本作では写真に収める必要がある。しかし、画作りに凝る甲斐のある美しいグラフィックで、楽しさが増えた。また、経験値も稼げる。
・高いところに登る機会や手段が多い。アサシンクリードにふんだんにあり前作には乏しかった「屋根から屋根へ」感が増した。
BAD/REQUEST
■前作よりも良くなくなった点
・各クエストの全体像は分かりやすいですが、細部の会話は分かりにくいです。ムービーや仲間との会話では、何が問題で、解決のために何を狙っているのか、一息には飲み込めないことが多いです。会話がひと段落してクエスト要約を読むか、最低でもクエストが終了するころにはどんな話だったか理解できると思いますが、それまでは幾つかの「?」を引きずってプレイすることになるでしょう。前作でもこの点は気になっていましたが、本作では少し増しています。
・前作はループ地区と他の地区との間のハイウェイがそれほど長くなく、カーチェイスで追われて誤って入り込んだとしても、またすぐごちゃごちゃした街に至って撒くことができました。本作のハイウェイは広い海を渡るので、絶望の直線が延々続きます。足止め手段は多少あるにしても、結局追いつかれてしまいます。誤って市民を轢いても警察を呼ばれますので、地理を覚えていないうちは、品行方正に運転しましょう。
・「地下道」「鉄道」が無くなりました。立体駐車場+階段という構造も、前作ではコピペのように沢山ありましたが、本作ではひょっとしたら無くなったかも。「複雑な建物構造やインフラを駆使して逃げる」というシチュエーションの出番が少なくなりました。「地下室」「路面電車」はあるけど、ちょっと違うんだよなあ。
■前作プレイ者への注意点
・GOODに述べたように、隠密プレイの主役は主人公ではなくラジコンになりました。強制バレはありますが、強制戦闘はありません。また、カーチェイスの場面も少なくなりました。ゲームクリアを最優先にしあらゆる手段を尽くした場合は、前作のようなクライムムービー的な作品からは遠ざかるでしょう。ガンアクションをふんだんに盛り込みたい人は、ラジコン不使用にするなどして、「自分にとっての面白いゲーム」になるよう調整しなくてはなりません。
・前作よりもハッキングでできることが大幅に増えました。例えば、前作では電源設備を爆破できましたが、本作では「音を出して人を引き付ける」「感電地雷にする」などの挙動も可能です。そのため、ハック操作がL1+○、L1+×などに変わり、その余波で色んな操作ボタンが変わっています。配置は一般的なゲームに倣ったものにほぼ収まっており、不自由はありませんでしたが、前作と立て続けにやると大混乱に陥るかも知れません。
COMMENT
ストーリーDLCについて:本編要素ではないので参考のためここに書きます。1作目DLC「BAD BLOOD」は、新要素あり骨太のストーリーあり、「ウォッチドッグス1.5」とでも呼ぶべき作品でしたが、本作のDLC「ヒューマン・コンディション」「ノー・コンプロマイズ」は、それほどではありませんでした。プレイ中はわくわくしつつも、プレイ後は印象にあまり残らず。あくまで本編付属のサブクエスト程度のものと考えてください。ただ、面白いことは面白いです。
オリジナリティ:5点。「ハッキング隠密」としてのオリジナリティは、前作をワンランク以上アップさせています。自動車のラジコン化などで、創意工夫の余地が大幅にあがりました。
グラフィック:5点。全部高品位。人物が少し甘いですが、それを補う圧倒的な「鮮やかさ」があります。
音楽:4点。主人公や仲間の「ノリ」に合わせ、作品世界に則した印象に残るBGMでした。
熱中度:4点。「ブルームを倒すんだ!」というストーリーの根幹がぶれず、最後まで持続して主人公達についていくことができました。
満足度:4点。攻略箇所たっぷり、手段たっぷり、遊び要素たっぷり。
快適さ:4点。作業プレイは特に無く、しかし必要ならいくらでもする余地あり。操作は前作と違い、決定○キャンセル×がベースです。カーオンデマンドが敵アジトの真ん中に車を置くなど、細かい点が気になります。
難易度:前作同様ごり押し困難。その一方、ガンアクション、カーチェイスの必要性が前作よりも少なく、ラジコン活用や警察突入スキルがかなり便利。しっかり工夫すればごく簡単なので、差し引き「普通」にしておきます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
78pt
GOOD!
・グラフィックが良い
前作のウォッチドッグス1はPS3版でプレイしたので、PS4版の今作はとても良く見えただけかもしれないけど。
・一応前作キャラも出てくる
ほんの一瞬だけど、ファンにとってはうれしい。
・警察に任せてもOK
○○を殺害しろ みたいなミッションで、警察に通報して警察に逮捕させてもミッションクリアになる。
ドローンやラジコンカーを駆使する方法もある。
いろいろな達成方法があるのがとても良い。
・明るい雰囲気になった
登場キャラクターのノリが明るく、重い雰囲気はあまりなくなった。
・ちゃんと日本語吹き替えされてる
安心と信頼のUBI吹き替え
・オンラインマルチプレイがおもしろい
簡単に言えば鬼ごっことかくれんぼなんだけど、単純さゆえにハマる。
BAD/REQUEST
・全体的にちょっと地味
飛行機や戦闘ヘリでどっかーんって感じじゃなく、ハッキングでなんとかするゲームなんでいまいち派手さがない。
・アンダーグラウンドなハッキング集団の地味なテロ活動
前作のような「家族を殺されたから」とかそういう理由ではなく、「勝手に情報収集してるからムカつく」的な
理由で動いているんでただの子供のお遊びという印象を受ける。
COMMENT
アメリカの某大手検索企業をディスってる感じもするけど
そういう内容のゲームを作れるのが日本と海外の違いなんだろうね。
前作は期待が大きすぎて実際プレイしてみたら「あれ?」って思う人が多かったようで
そのせいか今作の売上はイマイチらしいけど私はとてもおもしろかった。
3が出たら買う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
73pt
GOOD!
◎グラフィック
本作で一番素晴らしい点です。前作からかなり進歩したと思います。高い所からの遠景、特に夜景がとても綺麗。ついついスクリーンショットやゲーム内の自撮りなどしてしまいます。
舞台であるサンフランシスコの観光名所を回って自撮りしていくサブクエストみたいなものもあり、観光気分を味わえます。
グラフィックが素晴らしいので車に乗ってドライブしているだけでも楽しく、ファストトラベル機能もあるのですがあまり使わずにもっぱら車で移動していました。
〇オリジナリティ
前作のハッキングシステムが画期的でしたが、本作はそれを踏襲プラスαし、更に前作にも少しあったラジコンのガジェットをパワーアップして採用しています。
面白いと思ったのがエモートシステム。オンラインゲームなどでよくある挨拶したり踊ったりするあれですが、本作では街中に居るNPCに向けてエモートをするとちゃんとリアクション返してくれる。
怒ってる人をなだめると許してくれたりするし、ムカつく奴には挑発して向こうに手を出させ、見物人に通報させるなど色々出来て楽しい。
どんなテクノロジーか分からないけど、予め敵が来る位置などが分かり、罠を設置して待ち構えるミッションが面白かった。回数自体少なかったのでもう少しあっても良かった。
〇熱中度
各ミッション毎のステージ攻略法が一つでは無い事。ルートも複数ありますし、自分で行くか、ラジコンに行かせるか。これにより潜入ルートをあーだこーだ考えて実践するのが楽しい。プレイヤーの趣向によってやり方も変わると思います。
ストーリーは前作の暗い復讐劇と打って変わって若者達による割とおバカなノリ。基本的にはこちらの方が好み。
〇満足感
ゲームの質、全体的なボリューム共に文句無し。
BAD/REQUEST
×快適さ
海外ゲームにありがちなローカライズがイマイチで会話などがわかり辛い。
恐らく直訳に近い感じなんだろうなと思う。映画の翻訳ばりにもっと嚙み砕いた感じの会話に出来ればもっとストーリーを楽しめるだろうなと思う。
ゲーム進行の分かりやすさや操作性などは問題ありません。
×キャラデザ
このゲームには美人が(殆ど)いない。一番ヒロインポジっぽい子が鼻輪って・・・
一番マシだと思ったのがレンチが目を付けたウェイトレスさんくらい。
△難易度
難易度はノーマル設定でも少し高めに感じます。
主人公は戦闘のプロってわけでもないし基本的にステルスゲーなのでドンパチするとすぐ増援呼ばれて蜂の巣にされてしまうのは仕方ないと思うけども、色んな銃器があるのにコソコソしてないといけないのは攻略の選択肢が一つ減った感じがしてちょっと勿体ないと思う。
COMMENT
前作から正統進化という感じでとても素晴らしいゲームでした。
UBIのゲームは基本ハズレが無く毎回楽しませてもらってますが、あと一つ自然な日本語ローカライズだけ!
これがクリア出来れば殆ど完璧だなと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-24
GOOD!
適度な広さに適度なミッション数。
マップ回って写真取るのは面倒くさかったが、それ以外はかなりストレスフリーで楽しめました。
ファストトラベルが便利過ぎて各種お店や一部ミッション地点がファストトラベルで飛べるので通常移動はほぼファストトラベル頼りに…。
そのため逆になにもない、ちょっと離れた車で行かないといけないようなところに行くのが億劫に感じるぐらい。
攻略の幅。
自分はヘタクソゲーム好きなので、難易度はイージーに。
それでも難しいゲームは多いですが、これは本当にちゃんと簡単になる。
正確に言えば、敵との戦闘は1回のダメージが多めの為、ちょっと絡まれるとすぐに死ぬ。
なので腕に覚えがある人は自力でその中をかいくぐることも出来るし、自分のようなヘッタクソなやつでもドローンや遠隔武器を使ったり、敵対勢力や警察を呼んで同士討ちさせてる中でタバコ一服しながら待ってるだけ…。みたいな事も出来る。(タバコ一服は出来ませんが(笑))
メインミッションを進める前にマップ巡ってアップグレードアイテムをある程度漁っておけば上記プレイでほぼほぼ手出し無しでどんどん進むので、もしかしたら一番難しいミッションは一番最初の潜入シーンかもしれない?と思うぐらい楽に進める。
だからこそ「そんなのつまんねーじゃん!」という人は難易度を上げて、ある程度戦闘も参加してのプレイを心がければ緊張感ある内容になるはずです。
グラフィックセンス。
ムービーやロード中等の点画?アスキーアート?的なグラセンスが非常にカッコいい。
悪ふざけハッカーにありがちな相手をおちょくる動画などはまさにセンスあり、と感じた。
BAD/REQUEST
ストーリー。
相当なネタバレ?かもと思うぐらいだが、「一期業のお偉いさんとその企業をヤバいと思ってるハッカー集団(主人公)の対決」で事足りる。
勿論ちゃんとストーリーは描かれるがイマイチ記憶に残ってないかも?
あとこれは100%自分が悪いのは認めますが…。
このゲームセーブデータが一つしか無く、しかもオートセーブのみ。
一回うたた寝を繰り返しながらぼーっとプレイしてたら、毎回「ゲーム辞める時はセーブしてくれる事を期待してタイトル画面に戻って終了」を心掛けてたのでどうも半分寝てる状態でゲーム終了する為にタイトルに戻ったらしく、しかも運悪くコントローラー握ったまま寝てたらしいのでボタンをポチポチ押してて…。
ニューゲームでプレイを選んでた。(ノ_-;)
飛び起きて画面見たら最初の画面だったので、冷静に一旦電源を落として再度起動したけどやっぱり最初に戻ってた。
もう一回書きますが、「100%自分が悪いのは理解してる」が、せめてオートセーブだけじゃなく手動セーブができれば…。
(やり方を知らないだけ???当然この件でのマイナスはしてません)
それ以外のマイナスは…特にないかな?
COMMENT
あくまで自分の価値観だけで言いますが、前作が自分にとって全く楽しくないクソゲーだったけど、2の評判は良かったので騙されたと思って買ってみたら大当たりだった。
初心者からベテランまで攻略法が多岐にわたるので万人が楽しめるのではないかと。
ただ、「ストーリーが一番楽しみなんだ!」な人はちょっと…?と思うので、時間潰し的にアクションゲームを楽しむのをメインとすればしっかり楽しいゲームだったと思います。
あとは…
個人的にこちらで各レビューはほぼほぼ低い点が多いので「ただ低評価付けたいだけだろコイツ」と思われると思いますが、面白いゲームはちゃんともおしろいと評価するよ、という意味でこのレビューを書いてみました。