【PS3】SUPER STREET FIGHTER IV(スーパーストリートファイターIV) レビュー
発売元 | カプコン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-04-28 |
価格 | 4990円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(ウルトラストリートファイターIV) / 改訂版の設置基準について |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:対戦格闘 ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン時:2人〜8人) ■ コレクターズ・パッケージ版:5,990円 【ARCADE EDITION版】 ■ 発売日:2011/06/30 ■ 価格:3,990円 通常版のDLC(1,500円)と同内容です。 DLC版でのプレイに関しては、「SUPER STREET FIGHTER IV」のDiscが必要となります。 【ウルトラストリートファイターIV】 ■ 発売日:2014/08/07 ■ 価格:4,309円 「スーパーストリートファイター IV アーケードエディション」のアップデート版と同内容です。 【廉価版】 ■ 発売日:2015/04/02 ■ 価格:3,229円 |
- 総合ポイント
- 71
- (難易度)
- 3.61
- レビュー数
- 59
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 3pt | 4pt |
83pt
GOOD!
・値段が安い
これだけのクオリティーで5000円を切るのは昨今珍しいのでは。有料ダウンロードのコスチュームも対戦だけなら特に必要ありません。
・オリジナリティーあふれるキャラクター
オーソドックスなリュウ・ケンからキワモノキャラのハカンまで全35キャラ。全キャラに個性があり、自分だけの戦法を組み立てることができます。
・対戦が熱い。熱すぎる。
自分より弱い人、同格の相手、そして遥かに格上の相手と好きなだけ対戦できます。たしかに最初は負けてばかりでしょうが、そのうちめきめき腕が上がっていきます。それまで勝てなかった人に勝てたら楽しいでしょう?相手の攻撃を読んで、昇龍拳を当てれたら嬉しいでしょう?このゲームの対戦はそういった楽しみにあふれています。
・やりこみ要素
終わりが見えません。現在60時間ほどやってますが、まだまだ身に付かないことばかりです。しかも1キャラしかまともに使えていません。現在2200PP位を行ったり来たりしていますが、せめて3000オーバーするまでは毎日やりそうです。
BAD/REQUEST
・門戸の狭さ
6ボタンのパンチ・キックボタンだけでも初心者には取っつきにくいでしょう。ましてセービングキャンセルからのウルコンやシビアな目押しを使えるようになるまでは、何百時間かかるかわかりません。ゲームに慣れるまではある程度時間と根気が必要です。
・対戦していて楽しくない相手が少なからずいること
ネットワークを介しての対戦ですから、勝ちに拘った戦法を取る相手はいます(例:30秒一本先取の戦いで斬空波動ばかりのゴウキやソニックブームばかりのガイル等)。もちろんどの戦法を取るかは自由なので文句をつけることが筋違いかもしれませんが、一分以上かけて対戦相手を見つけたのに、このような戦法を取られれば気分が萎えてしまうのも仕方がないでしょう。幸い最近はそれほど出会わなくなりましたが、遭遇したら心を無にして対戦しましょう。
COMMENT
格闘ゲーム歴は20年近くですが、これほど夢中になったゲームは数えるほどしかありません。特にストリートファイター系はゼロ以来なので、原点回帰を果たしてくれた今作は私のようなおっさんプレイヤーには非常にありがたい。
決して初心者に優しいゲームではありませんが、奥が深いスポーツやテーブルゲームってそんなものじゃないですか。負けて、戦略を考えて、練習して覚えるものじゃないですか。
ある程度やりこめば、必ずこのゲームの奥深さが分かります。すぐに投げ出すことだけはしないでください。
少なくとも私はこのゲームができただけでも、PS3を買った価値はあったと思っています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 5pt |
61pt
GOOD!
・安い!というのはまず書いておきますw対戦ももちろんタダです。
・キャラの多さと、グラフィックの良さは特筆すべきところでしょう。綺麗なグラフィックとキャラの動きは懐かしさも残した味のある素晴らしいものです。
・リプレイチャンネルも良いですね。自分のプレイを見返すのも他人のプレイを参考にするのも楽しいです。検索機能などがあればもっと良かったですが、BADに入れるようなものではありません。
・キャラ性能の差が前作ほどないです。苦手なキャラなどは個々いますが、理不尽なほどのものはないです。
BAD/REQUEST
初心者目線で書きます。
・相変わらずの初心者無視のつくり。シビアな目押しコンボが全キャラあり、それが出来ないと大幅に戦力ダウンするつくりなので初心者には茨の道です。気に入ったキャラがいても「コンボがだせない」という理由で使いたくても使えないという状況になってしまいます。
・オンライン対戦でランクマッチ系のモードしかないので、前作のようにマッタリ遊べません。みんなポイント上げに必死なので殺伐としすぎてこれが初心者排除にも一役かってしまってるようです。
・相変わらず投げが強すぎる。投げ抜けのタイミングを知らない初心者にはそれだけで勝っちゃいます。
COMMENT
オンライン対戦で初心者が殆どいなくなってしまいました。残っているのは私のような中途半端なプレイヤーと上級者ばかり。
目押しコンボができないとまともに戦えないというキャラが多すぎる上に、投げが強すぎるので初心者からしたら敷居が高すぎるのでしょう。
格ゲー人口を増やそうとするならもっと入り口を広くしないとすぐやめちゃいますよ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt |
68pt
GOOD!
※スパIVから参戦。過去作は少し遊んだ程度(EXは除く)で、やり込んだ経験はない。
従来のドット絵が好きだったので心配していたが、イラストがそのまま立体になったようなグラフィックは迫力があって素晴らしい。それでいて操作感覚はストリートファイターの流れから外れていないので一安心。背景も凝っていて、特に動物たちは気に入っている。
35名と豊富なキャラクターはどれも個性的で、懐かしいキャラが多いのも嬉しい。覚えなければならないことが増えるのは大変だが、相性の悪い相手との戦いが続きにくいし、長きに渡って新鮮な気持ちで楽しめる。
オンライン対戦は全く違和感を感じないので驚いた。やはり対人戦はCPU相手とは段違いに面白く、「お互いにあと一撃でやられる」といった場面では手に汗握るほどの緊張感が味わえる。
アーケード待ち受け、ライバルバトル、リプレイチャンネルは、どれも面白いシステムだと思う。
BAD/REQUEST
コンボはタイミングが難しく、セービングアタック関連の動きはややこしい。にも関わらずトライアルモードは突き放したような内容なので参考にならない。せめてお手本が見たかった。
リプレイチャンネルの使い勝手が悪い。検索、ソート機能が無いので目当てのリプレイに出会いづらい。
良くも悪くもシンプルに対戦を繰り返すだけなので、向上心が無ければ長続きしない。本作全体に言えることだが、「同窓会」をテーマに広く人を集めている割にはライトユーザーに対するフォローが足りないように思う。ランクアップごとにご褒美を用意したり、定期的に公式イベントを開催するなど、遊び続けたくなるような仕掛けも欲しい。
COMMENT
オンライン対戦が当たり前になったことで、最低でも勝負できるレベルに達しなければ楽しめなくなった。操作もストIIIと同等かそれ以上に複雑なので、初心者はもとより復帰組の人も戸惑う可能性がある。とはいえ対戦ツールとしては非常に完成度が高く、ハマれば延々と遊べるゲームなので、興味がある人は試す価値があると思う。わいわい遊べる友人が居るのならば文句なしにオススメ。
プレイ環境:20インチ液晶、HDMI接続、純正コントローラ使用、無線LAN接続(数百戦遊んだが、アンテナが立っていればラグの問題は無かった。同じ人物に何度も戦いを挑まれたことから考えて、相手方だけラグが発生しているということも無い様子。もちろん有線推奨なのは間違いないが、ご報告までに)
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-06-08
GOOD!
※格ゲー専門用語多数。
キャラが非常に多い。
その多くはカプコンが往年使い倒してきたキャラ達なので、スタイルがよく練られており各キャラに個性がある。
簡易コマンドが設定されており、必殺技を出すのが容易になっている。
先行入力時間が甘めなので、硬直直後の必殺技が非常に出しやすい。
上記2つによりここで必殺技を出したいってときにすんなり出て非常に爽快である。
コンボは基本的には目押しで繋いでいくものであり、その目押しの猶予Fは往年の格ゲーと比べても非常にシビア。毎日練習して安定させられるレベルで非常にやりがいがある。
小足連打から竜巻旋風脚などと安直な連続技は許さないというメッセージが見え隠れする。
セービング絡みのコンボの操作は忙しいコマンド入力、状況によるアレンジを要求され決めたときの達成感がある。
多数の複合入力が存在しており、この行動を仕込みつつ別の行動を実行するという操作を要求され、手元は常に忙しく充実感がある。
格ゲーの特徴として、頭の中に叩き込むことが非常に多い。さらにはそれを瞬時に引き出し実行する手さばき。知識を蓄え、ものにしていく毎日に充実感が生まれてくる。そのすべては勝つために。
BAD/REQUEST
思ったところで必殺技が出しやすいということは反面ぬるくなったことでもあり、
しゃがみ状態から昇竜拳を出すなどの行為の充実感が失われた。
目押しのシビアさは格ゲー経験者をうならせる難易度。1回できればいいというものではなく毎回安定させなければならない。そのためにはリズムを感覚で覚えて、その感覚を日々維持しておくことが重要でそのために苛立つことも多いだろう。
投げが非常に強い。
まず、単純に投げやすい。投げ発生が速く、弱攻撃をあてた後のノックバックが小さく、打撃硬直後の投げ無敵時間が少ないので投げが非常に通りやすく設定されている。
また、投げられたら受身が取れず起き上がりのタイミングが常に一定となるので、投げた側は戦略を取りやすくなっておりこれも投げが強い要素の1つである。
ガード状態を崩す手段として投げが存在しているが、格ゲーは投げの他のガードを崩す手段として中段技やガードクラッシュや小ジャンプが取り入れられて進化してきた。このゲームは一部のキャラが中段技を持つにとどまり、依然としてスト2時代と同じく投げが、ガードを崩す手段として大きなウェイトを占めているのは安直ではなかろうか。機能させるために露骨に性能をよくしてるのも印象が良くない。
このゲームと同じぐらいに投げが強いゲームとしてスト3を思い浮かべるが、
スト3はブロッキングの存在が打撃や投げの立ち位置を決めており考え方が違う。またスト3は全キャラが中断技を持っていることも付け加えておく。
無敵技をセービングでキャンセルしてヒットしなかったときの隙を打ち消すことができるのは
オリコンに次ぐ愚鈍な発想。
弱攻撃連打から必殺技をキャンセルすることができない。従来の格ゲーでは当たり前なだけに疑問が生じる仕様。
ウルトラコンボを何かしらの技からキャンセルできない仕様も同様に違和感あり。使いどころが限定されるだけ。
後ろステップが一瞬無敵+空中判定になるのも違和感あり。
投げの受身不可もそうだが、
これらは対戦格ゲーとしての競技性を重視したために自然さを捻じ曲げすぎたシステム構成になっているように感じられた。
COMMENT
製作者は原点回帰だの入門だの初級だのとアピールしてるけど、
中身は後期カプ格ゲーの要素がぎっしり詰まったハードコア格闘ゲーム。
前後ステップがあったり投げが弱攻撃同時押しだったりEX必殺技があったりと
原点というよりはスト3サードストライク寄り。どちらかと言われればだけど。
昔スト2やったなーという回顧や基本的には家ゲーマーですという格ゲー初心者がこのコアなゲームの楽しさを理解するのは難しい。
知識として覚えることはたくさんあるし実践練習もたくさん必要。
それもこれも対戦のため。1人用モードはないと言っていいのだから。
最新のグラフィックで描かれた懐かしのキャラ達の派手なモーションを眺めるくらいで満足するのが実は一番賢い選択かもしれない。
ちなみにスト4とスパ4の違いはキャラ、技を増やして判定、数値を見直しただけで
根幹のシステムには全く手を加えられていないので基本的には同じ。