正直難易度の高さ以外あまり印象に残るものはなかったのですが、良い所、悪い所ともにいくらか挙げていきます。
・先生のアドバイスはいいカンジ。優しさや思いやりなどについて改めて考えさせられる。
・主人公の二重人格やヒロインたちの特殊設定などを活かしたコミカルなシーンが楽しい。キャラ同士の掛け合いもまあまあ楽しい。
・音楽も明るいノリでいいカンジ。
・テキストのスキップが速い。
・なんでもありな設定ながらも、ストーリー展開にご都合主義色が強くないところが好印象。結末も無難にまとめている。

先輩ヒロインの攻略の難しさは半端じゃありません。また、メインヒロインの先生は他のヒロイン全員のエンディングを見てからじゃないと攻略できないので要注意です。これ以前にレビューが１件もないのは、おそらく多くの人が全ヒロインを攻略できずに途中で投げ出してしまったからではないでしょうか。いくつかのＷＥＢサイトで公開されているＰＣ版の攻略チャートを参考にすすめると絶対にエンディングにたどり着けません。がんばってＰＳ２版の攻略チャートの載っているＷＥＢサイトを探しましょう。ちなみに、確認してはいませんが、球技大会とその直後で、『桜』に関わろうとする選択肢を選んではいけないようです。
いつの間に移植されていたんだというくらい影の薄い作品で、オススメする要素が乏しいのは確かですが、外見どおりで良い意味でも悪い意味でも期待を裏切らないということだけは言えると思います。