【PS3】ワンピース 海賊無双 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2012-03-01 |
価格 | 8190円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:無双アクション ■ プレイ人数:1〜2人 ■ TREASURE BOX:12,390円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 3pt | 2pt |
39pt
GOOD!
それほどないので箇条書きで
・ワンピースの懐かしの場面が追体験できる。
・うまくキャラを3Dにしてると思う
・お気に入りのキャラで楽しめる(一部のみ)
・チョッパーが可愛い(ちっちゃいときだけ)
BAD/REQUEST
まず使えるキャラクターが少なすぎます、メインのクルーと話にそれなりに関わる人物のみ、敵キャラの使用は皆無
無双シリーズなのに敵の数が少なすぎる。マップの拠点フロアに入った時点では沢山いるが、少し倒すとちょっとずつしか出てこなくなる。いっぺんになぎ倒すような爽快感は無い。
なんか意味不明なゴムゴムの実を利用してのアクション要素があるが、テンポを悪くしているだけで笠増し感がプンプンする。面白ければまだましだが、素晴らしくつまらない。
ストーリー自体もセリフ等ところどころ端折っていて話がつながってないところが多い、まぁまだそれはいいのだけれど、アナザーログモードとかいう各キャラを主軸にしたとかいうふれこみのモードがあるが、ストーリー性皆無な上に薄っぺらい。
COMMENT
もう少し、というか、もっと沢山キャラ使えるようにできなかったのかと思う、ストーリー自体は無くても操作だけできるキャラがあってもいいと思う。
爽快感も無く、キャラも少ないためすぐ飽きる、ストーリークリアして懐かしみ終わったら急にやる気がなくなる。
中古で安く買うのをお勧めします。定価で買うようなゲームではない。
よほどワンピースが好きなら別ですが。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 1pt | 2pt |
28pt
GOOD!
これまで無双シリーズをほぼ全作プレイ済、ワンピースは単行本は全巻所有しています。
無双ファンであり、ワンピースファンでもあります。
いわゆる”キャラゲー”と評される特性上、敢えてファンの視点から評価している部分もありますので、その点を踏まえて参考になさってください。
<ストーリー>
原作の重要なシーン…各章(便宜上、○○編を各章と言いますが)のオープニング、エピソードの真相に迫る場面、クライマックスやBOSS戦前、各章エピローグなどを原作を忠実に再現しており、原作好きの方は感情移入しやすい事と思います。
また、制作会社が謳い文句としているように、原作を完全ゲーム化したゲームということもあり、ファンにとっては待ってましたという内容となっています。
<オリジナリティー>
こちらのレビューや各所で不評の”QTE”システムは、アクションRPGのダンジョン攻略のような気分やBOSS戦での臨場感にも浸ることができ、このシステム自体劣悪というわけではありませんし、同誌から出典のNARUTOアルティメットシリーズや他アクションゲームにもある仕様です。真新しさは感じず、斬新とは言えないまでも、ゴムゴムの実の能力に着目し、かつ最大限その特性を活用しているとも言えます。
よってオリジナリティーは若干高評価
<グラフィック>
発売前情報やトレーラーで見たときは、違和感あるなぁと思っていましたが、プレイしてみるとそれほど気になるものでもありません。
しかしながら、若干荒く感じる点もあり、クオリティーが高いとは言えません。
ワンピースの絵柄上これは仕方ないかと思いますので、その世界観を壊すことなく再現したという点で言えば高評価ではあります。
<その他>
原作がそもそも特殊な能力や必殺技にしっかり名前があり、更にパワーアップ技とも言える、ルフィーのギア系やサンジのディアブル系、チョッパーのランブル暴走などをうまくゲーム内でアクションへと活用している点は評価できます。
BAD/REQUEST
ほとんどの方のレビューで言い尽くされてる感があるので、ジャンプガードができない、現在の主題歌すら入れない音楽、この辺りは皆さんと指摘したい点、改善点は全く同じですから割愛します。
BADに書いていいものか迷いましたが、ファン視点で見てるが故の批評だけではなく、ファン視点で見てるが故の制作側の苦難についても(擁護と思われるかもしれませんが)挙げていきたいと思います。
<ストーリー>
ファンから不評の最大の理由の一つとして、カットしてしまったストーリー。
原作がダラダラと長ったらしい故なのか、空島とスリラーバークをカットしてしまったのは制作会社の一番のミスかと思います。
実際には多くのエピソードがカットしてあるにもかかわらず、カットし過ぎという指摘が出るのは、空島でのエネルの圧倒的能力、スリラーバークでのブルックが仲間になる過程が排除されてしまったからです。
例えば、デイビーバックファイトやリトルガーデン、ウイスキーピークのエピソードもカットされていますが、そこはカットされても特に重要視されていないことからもよくわかります。
これが三國無双のストーリーに置き換えると、赤壁や五丈原とは言わないまでも長坂や夷陵の戦いをカットされた三国無双といった具合になるかと思います。
ファンを対象とするならば、もう少し吟味したストーリーを練るべきだったと思わざるを得ません。
<QTEシステムと各ステージ>
前述したように、QTEシステム自体が劣悪なわけではありません。問題なのは使用頻度。
更に、各ステージのMOBの数が少数であることが、”無双にして無双に非ず”と言った評価に拍車をかけています。
QTEで移動⇒やっと敵を殲滅できるかなと思いきや、たいした数出てこないまま次のQTE⇒これを数回ループしたら、いつのまにかボス戦というテンポの悪さ。
更に、謎解きに近い要素まで加えてしまった結果、極論で言うと「あれ?シンボルエンカウント型RPGやってんのかな?」と勘違いしてしまいそうな程です。
BOSS戦のクライマックスでの使用では、白熱したバトルを演出するに余りあるシステムだけに実にもったいないという印象を受けました。
QTEだけで終わってしまうストーリーなど無双の冠を付けたゲームとは思えません。
メインストーリーではQTEを極力抑え、サブストーリーもしくはサブイベントとしてQTEを利用し、クリア後はQTEはカットできるなどの一工夫があればここまで悪い評価にならなかったのではないかと思います。
<操作キャラの少なさ、ステージの少なさ>
無双シリーズには100人以上使用できたものすらあるのに対し、今回は20人に満たない少なさ。
その理由として、原作の特性とキャラの固有能力やそれに付随する必殺技の有無が大きいかと思います。
三国志や戦国時代の背景や概念と違い、主人公という形で絶対的なポジションにある麦わら海賊団を倒してしまうというステージを作りにくいのかと思います。
それ故に、海軍視点や他の海賊団視点のステージがない。そもそも、三国志や戦国時代とは違い脇役達の個人ストーリーが原作ではほとんど描かれていないからです。生い立ちなどでは描かれていても、子供としてしか描かれていたり、戦闘シーンや特定の敵が現れていないため、ステージを作りようがないわけです。
それでもフリーモードとして、麦わら海賊団にこの人がいたらという形での使用は勿論可能ではあります。趙雲が赤壁の戦いで魏軍として参戦なんてできるのと一緒です。
ですが、ワンピースは固有の能力と付随する必殺技が描かれているが為に、未だ原作では明かされていない能力や技を使用できないという問題が出てきてしまうわけです。
これを解決するに技でも勝手に命名してしまえばいい、或いはチャージシステムにして固有名があるのだけキャラに叫ばせる、といった事もありますが、ワンピースの世界感でいうと武器を持っているキャラが少ない故に、どうしても格闘のみの単調になってしまいがちといった新しい問題が出てきてしまいます。
つまるところ、原作を再現しようとすればするほど、どうしてもできなかった点が多いのではないでしょうか。
<DLC>
これが最大にして最悪の低評価の理由です。
1週間に1回追加更新されるステージと衣装。課金オンラインゲームのごとき、”アバター価格”には驚きました。
中古市場の存在する業界ではこうした継続した商品提供は必要かもしれませんが、あまりにひどすぎる。
一つも購入していませんので、中身がどういったクオリティーなのか知る由もありませんが、ステージ1つに100円、追加衣装が350円、セットなら400円。
魅力を一切感じません。そもそもサブストーリーやサブコンテンツがおざなりにも拘らず、内容の希薄さとは釣り合わない定価。それに加えてDLCの価格設定。
COMMENT
<総評として>
やはり無双、ワンピースファンとして、どちらから見ても、実にもったいないと思えるゲームでした。題材もベースとなるゲームも業界のトップクラスなのですから。
次回作には期待したいというのがファンとしての願望です。
もう少し原作のストーリーが進み、キャラの詳細が明らかになれば使用キャラやステージも増やしてくれるのではないかと、希望的観測をしてみたいと思います。
個人的には、ワンピースも無双も超好き!と言える方々にはお勧めしません。
好きと言えば好きかなといったぐらいの方にちょうどいいかと思います。
初見の方には勿論お勧めできません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 1pt | 2pt | 4pt | 2pt |
52pt
GOOD!
無双シリーズはほとんどプレイ済み。ONEPIECEに関してはコミックス全巻揃えるくらいの原作ファンです。あくまで原作ファンでありアニメの方は特に観ていません。
●オリジナリティー
キャラクターの個性を損なうことなく無双キャラとして昇華されている。必殺技の再現度も高くファンとして概ね満足できる出来であると言える。
その他にもダウンさせられずに敵を倒し続ける事で増えていく”BEAT”、必殺技や仲間ストライクで倒したりする事で加算される”!”などクリア評価やボーナスに影響する要素もあり、ただ漫然と敵を倒し続けるだけでなくテクニカルな操作が求められるゲーム性も好感触。
●グラフィックス
原作に忠実に再現された3Dモデルのキャラはどれもすごく良く出来ている。攻撃モーションを始めとした様々な動きも見事に再現されている。特に攻撃後にポージングを取ったりするフランキーが使ってて楽しい。
●サウンド
ゲーム内で使われている楽曲自体は悪くないですが、やっぱりキャラゲーの側面がある以上はアニメ版のテーマ曲を収録した方がファンの受けは良いと思います。アニメを見てない自分でも耳にしたことがある曲はいっぱいあります。
●快適さ
初回起動時に自動でデータインストールしてくれるのでロードにイライラさせられる事はありません。
BAD/REQUEST
○不要なQTE(ゴムゴムアクション)
他のレビュアーの方々も言っているようにゴムゴムアクション時のQTEがひたすら邪魔。そしてその回数が異常と言えるほど多い。
同じ場所で何回か失敗すると省略して先に進むかを聞かれるが、省略して差し支えないものなら初めから無くていい。
移動のQTEはガンダム無双3のカタパルトと同じ扱いでいいんじゃないかと思った。
○イベント中のQTEも邪魔
予想外のところで急にボタン操作を求められてびっくりする事もしばしば。
せっかく名シーンを追体験しているのに気分台無し。戦闘中のイベントならまだしも感動シーンくらいはじっくり堪能させてほしい。
○メインログモード
全16ステージ中QTEメインのACTIONステージが8、BOSSステージが3、無双ステージが5という構成。
海賊”無双”(←ここ重要)なのに無双ステージが全体の1/3以下っておかしくないですかね?
さらにシナリオの端折り方も異常で、ゾロ、ウソップ、ブルックの3人が仲間になるエピソードは丸々カット。空島から青キジとの初遭遇までのエピソードもカット。サブキャラなども理不尽にカットと酷い有様。
コミックスにして60冊分の内容なので最初から全て収録できるとは思ってないが、あまりにもプレイヤーが原作を読んでいる事を前提にしすぎな作り方だと感じた。
○アナザーログモード
ようやく無双らしいプレイが可能になったかと思えば今度はステージの少なさが追い討ちをかけてくる。全9ステージという少なさに加えてステージの内容自体がほぼ同じ。具体的に言うとスタート地点とボスの出現場所が変わるというだけ、途中のミッションなども使いまわしでキャラ別で特別なミッションなどは全く無い。
したがって飽きるのがとても早い。
○無双ステージの内容
最近よくある陣取り型のステージ構成だが開始時にほとんどの陣の扉が封鎖された状態で始まる。ミッションをこなす事で扉が開放されるが、開放される順番が固定の為に自由度などは限りなく0に等しい。
また、ミッションの説明、それに伴うキャラのセリフ表示、ミッションの成否などの表示がとてつもなく遅い為ずっと扉の前で待たされる事になる。
オンラインプレイでは特にその現象が顕著に現れ、最大で30秒近く待たされることも珍しくない。
○爽快感の無さ
兎にも角にも敵が少ないです。一つのフィールドに最大で30人前後しか敵が出ません。補充される敵も4人くらいづつチマチマ出るだけなので無双ならではの爽快感など全く無い。
しかし、敵が少ない故か処理落ちなどは全く見なかった。爽快感と処理落ち無しの両立を実現する絶妙のバランスを模索してほしい。
○使用キャラの少なさ
麦わら海賊団9人、エース、ハンコック、ジンベエ、白ひげの全13人。最近の無双シリーズと比べると少なすぎると感じざるを得ない。
○オンラインプレイ
プレイ人数2人ということもありセッションに参加しようとしても既に空きが無いということが頻繁に起こる。しかも参加できなかった場合オンラインプレイの初期画面まで戻されるというオマケ付き。
●熱中度
メインログは一度クリアしたら2度とやりたくない思える内容。
アナザーログはステージの少なさ、内容の使いまわし感などで飽きが早い。
はっきり言ってボリュームが無さ過ぎ。10〜20時間程度で間違いなく飽きる。
もう少しキャラとステージが多ければ良かったのに・・・。
COMMENT
◆トロフィー関連◆
プラチナ獲得を目指す場合、最低3人のプレイヤーとフレンド登録した上でオンラインプレイをする必要があります。オンライン環境必須。
リアルラックに左右されるコイン集めが最難関でかなり根気が必要。10万人撃破達成までに全て揃えばいいが揃わなかった場合は何時出るかも分からない作業を続けるしかない。
ちなみに自分がコンプに要した時間は38時間です。
◆感想・総評など◆
悪い点のほうが多いので満足感は2点とします。
QTEなどの新たな試み自体を否定する気はありません。
ただ、それが本当に面白いのか?、プレイヤーが求めているものはそれなのか?、ということに思いを馳せる必要があるのを開発者は忘れてしまったのではないでしょうか。
このゲームの期待値が高かった事はそのまま神ゲーになりえるポテンシャルを秘めている事の証明でもあります。
真の神ゲーになる事を信じて次回作が出るのを期待したいと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-08-29
GOOD!
グラフィックが綺麗。
初心者に優しい。
チョッパーの毛質がいい。
思ったよりCGが不自然じゃない。
メインログはルフィになって原作を擬似体験してる気分になれる。
ストーリーを大幅に削ってる分テンポがいい。
BAD/REQUEST
一部キャラが完全にいなかった事にされてる。
CGキャラの涙がちょっと不自然。
キャラゲーなのに操作キャラが少ない。
原作のいいシーンが大幅カットされてる。
COMMENT
酷評されてますが、自分的にはかなり楽しめました。
まず無双コラボ作品に従来の爽快感を求めてはいけません。
でも必殺技で何十人もの敵を一気に倒すのは爽快でした。
ちなみに大の原作ファンです。無双は作業ゲーになりやすので、ずっと離れてたのですが
やはりキャラに思い入れがあると楽しいです。
アドベンチャーステージもCGの出来がいいのでいいアクセントになってます。
飽きが来るのは早いでしょうけど、そこはワンピース愛さえあるなら乗り切れるかと。
まあこれがワンピースじゃなかったら駄作に感じたかもしれませんね。
バンナムの出し惜しみ感は相当ありますが、第一作目ですし、キャラもストーリーもある程度削るのは仕方ないのかと。
自分は原作をかなり読み込んでるので、重要な場面での綺麗なCGだけでも買う価値がありました。
原作愛がある人にならおすすめです!ただの無双好きの人はオロチ2をやりましょう。