HOME > PS2:アドベンチャー > ひぐらしのなく頃に祭 レビュー(評価) > (ログ02) > (ログ01)
攻略集に投稿する ▼ amazon.co.jpで買う


.
掲載日:[2007/07/14]
投稿者: SUGUさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
4 3 4 5 4 3 5 2 60時間以上100時間未満


PC版は未プレイなので、細かい修正とかは分かりません。アニメは少しだけ見たことがあります。
・ストーリーが素晴らしい。最初に予想していた展開とは違ったが、ここまで構成できる力は本当にすごい。
演出がうまいですね。前半と後半のギャップや、セリフ回しがうまいので飽きずにプレイできました。
・音楽は普通にいいと思った。PCとの違いは分からないが、曲数も多いし使う場面も合っていたと思う。
・多分たくさんあるノベルゲームのなかでも一番長い。でも、それをやるだけの価値はあると思う。考察できる余地を適度に残しているのが個人的に良かった。
・声優の演技がみんなよかった。あれだけの量のセリフをよくしゃべったなあと感心しました。
・システムはセーブもロードも早いし、スキップや選択肢に飛ぶ機能もあって充実していた。



・みなさん書いてますが、これは推理小説ではないので(最初はそのように見えるかもしれませんが)、そういうのを期待すると多分がっかりします。あえてミステリで言うと、本格派ではなく社会派という感じですね。こういう話もあるという気持ちでやるといいかも。
・絵そのものは悪くないけれど、ちょっと数が少ない。特に罪滅し編のラストではもっと欲しかった。
・字が小さくて少し見づらい。特に複雑な漢字(鷹とか)を読むときに。文章は画面全体で表示したほうがよかったんじゃないでしょうか?
・良い所でも書いたけれど、かなり長いので途中で飽きるかもしれない。




もとは同人ソフトらしいですが、さすがにこれだけ人気が出ただけはあるなあと思いました。何より人物描写と圧倒的な臨場感がすごいし、先の読めない展開もとてもよかった。最後の澪尽し編は「ぼくらの七日間戦争」みたいで面白かった。最終的にはハッピーエンドに終わったようなので、個人的に大満足でした。


.
掲載日:[2007/06/24]
投稿者: 来須川さん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
4 4 3 5 4 2 4 1 60時間以上100時間未満


「原作未プレイ」からの感想です。

・ストーリー・熱中度
ボリュームが多くて時間を忘れるぐらい打ち込めました。
10章物語があるのですが、一つの章だけでもボリュームの多さに驚きました。
すべてクリアするのに100時間前後かかりました。

・グラフィックス
背景とかキャラクターに一人一人個性でていて良かったと思います。



・文章の飛ばし
下手してスタートボタン押してしまうと一気に選択する所まで飛んでしまうので
これはこれで少し危ないなぁと感じました。
もう一つはR2で文章流せるのですがキャラの表情が変わる時に
いちいち読み取りするのであまり快適とはいえませんでした。

・音楽
あまり頭に残るいい印象はなかったですね。
ストーリーと場違いな所で「こんな所でこんな曲が!?」って
思ってしまう所で流れて白けてしまう所が見受けられました。

・難易度
こういうゲームに難易度は求める物じゃないのかもしれないけど
低すぎるとは思いました。
寧ろ選択はいらないじゃないかと思ってしまったり。
各章に分かれるところで選択でよかったかと思います。

・CG
グラフィックに問題はないのですがCGが少ないかなっと思った。
これほどのボリュームがあるのでもう少しCGを増やしてもいいんじゃないかなと。




とにかく長く遊べるゲームです。
一つ一つの章が長いので気軽に遊ぶ人にはお勧めです。
ただ少し「オタ」ぽい内容が含まれていますのでそこら辺は「人」を選ぶと思います。
ノベル系でこれほど長くプレイしたのは初めてでした。
原作プレイしてない方でもお気軽にプレイできるかと思います。


.
掲載日:[2007/06/20]
投稿者: ユウさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
4 4 4 5 4 3 3 1 60時間以上100時間未満


OP
フルボイス
所々でのCG
フレデリカの詩
圧倒的ボリューム

原作があるにもかかわらずのめりこめたのはボイスのおかげでしょう
立ち絵には賛否両論あるようですが、自分はアニメから入ったので違和感は感じませんでした
ただ原作から入った人には(原作クリア済の人特に)違和感バリバリかと

時間を忘れてひたすらしてました
ほとんど選択肢が無いので某サウンドノベルと違い「穴埋めノベル」になってなかったのがうれしかったです


冒頭での「ハハハハハハ」の子供の声、夜中に初プレイしたので驚いたw(イヤホン装備&音量全開)
ストーリーは原作をした時もハァ?って感じだったので・・・
まぁあぁでもしないといろいろ説明つかないんですけどね
「嘘だっ!!」があまり怖くないです

ロードは普通です
次回予告の時の振動にも驚きましたw

絶対領域 メイド談義 コスプレ論争etc...免疫ない人には10分と持たないでしょう
それを乗り越えた時 あなたも立派な雛見沢の住人になれます



何も知らない人(ギャルゲ免疫のある人)は前半ののほほん空気にどっぷり浸かってください
そして部活メンバーと共に脳内で楽しい祭りを過ごしてください
そして後半の展開に唖然としてください
正解率1%は伊達じゃないなと思ってください
そして回答編で「嘘だっ!!」と思ってください

騙されれば騙されるほどこの作品を楽しめている証拠なのです

全てプレイされた後はひぐらしのまとめサイトを覗くことをオススメします
それではみなさぁん、惨劇に挑んでください

.
掲載日:[2007/06/20]
投稿者: エキマニさん (23歳)
(難)クリアプレイ時間
4 3 3 3 4 3 4 2 100時間以上


原作プレイ済みでの感想です。原作との比較を多分に含んでいます。

○原作の再現度
タイトル画面の構成や効果音の笑い声、TIPS、詩、シーン最後のロゴ表示など
原作の雰囲気を忠実にリメイクしています。
ストーリーの運び方が(「文章が」ではない)相変わらず光ります。背筋が凍る
恐怖シーンや、息を飲む緊張シーン、惨劇に立ち向かう燃えシーンなど見所は
満載です。
私のお気に入りは「鬼隠し編」、「綿流し編」、「罪滅し編」です。

○声優陣
圭一の前半パートの台詞に声が入っていなかったのは残念でしたが、
メインストーリーは圭一以外はフルボイスです。
ほぼアニメと同じ声優さんを採用している上、いずれの方も全く違和感がありません。
皆さん非常に合ってます。

○キャラクターデザイン
家庭用ゲーム機への移植にあたって、とっつきやすいデザインになってます。
さっぱりした萌え系のデザインですが、原作のデザインは癖が非常に強いので
妥当な判断でしょう。

○OPテーマとEDテーマ
各二曲ずつあり、いずれもイメージに合っています。
特に罪滅し編EDテーマ「escape」は気に入りました。
原作の「Z・E・R・O」にあたる曲になりますが、負けず劣らずの出来でした。
ラストシーンの圭一たちの決意に相応しい曲だと思います。


○選択肢の採用による弊害
家庭用ゲームとして売り出す以上、選択肢は最低限必要でしょう。
と言っても、あくまで分岐のための選択肢といった意味合いが強いので、
選択することになんの面白みもありません。
その上、原作通りに進めるのが一番分かりやすく、かつ面白いので
選択肢の存在が逆にマイナス点になっています。
また、選択肢の仕方によっては他の章のネタバレになっていることもあります。
新規シナリオ「盥回し編」とTIPS「悪魔の脚本」はその際たるものですね。
なぜあのタイミングで出すのか理解できません。

○時代背景の配慮
「昭和58年」とわざわざ設定しているのに、当時は存在していなかった言葉が
たくさん出てきます。移植の際に時代考証をしっかりしてほしかったですね。

○BGM
及第点の出来だとは思いますが、ほとんどがあまりにも普通すぎて印象に
残らないBGMです。
原作のBGMと比べてしまうと霞んでしまいますね。
特にストーリー山場のBGMの出来に大きな差があり、BGMの使いどころも
心得ていないように思います。

○イベントCG
容量の問題なのか、100時間前後はかかるボリュームなのにCGが圧倒的に少ない。
背景真っ黒or天井のみで話していることがありましたので、そこにイベントCGなりを
入れてほしかったですね。
ここら辺はユーザーの想像力任せになってしまっています。迫力不足は否めません。
チープすぎる効果音、残虐シーンと暴力的発言のカット・規制修正も、それに拍車を
かけていますね。
ただ、日常シーンや感動シーンのCGは特筆するものがあります。
特に澪尽し編EDスタッフロールで流れる後日談的CGはすごく良かったですね。
それだけに数が少ないのが残念。

○SF要素
現実にはありえない理由と超展開があります。
初めてプレイしたときは開いた口が塞がらなかったですね。
真面目にミステリーをしたい人にはお勧めできません。

○誤字脱字の多さ
ボリュームが多いからか、誤字脱字やボイスとの台詞違いが多かったですね。
ノベル系ゲームでの誤字脱字等のミスは相当萎えますので、しっかりチェックして
もらわないと困ります。



それなりに満足しています。
私の総プレイ時間は108時間でした・・・すごいボリュームですね。
ちまちま進めていたので、ラストまで4ヶ月かかりました。
癖がなくなった替わりにパンチ力が弱くなった印象ですね。
新規シナリオの盥回し編と憑落し編は、おまけ程度に考えといたほうがいいです。
澪尽し編も、ブッ飛び具合は原作に負けてません(苦笑)
個人的には祭囃し編のほうが面白かったですね。
ゲームジャンルはサスペンスアドベンチャーとなっていますが、恐怖だけでなく
「燃え」に「萌え」、「感動」とノベル系ゲームの代表的なジャンルは全て
網羅しています。
原作は大ヒットしましたが、オタ臭さがあるため万人向けとは言いがたいです。
文章も同人臭さがそのまま残っており、読みやすい文章とは言えません。
あくまでストーリーを楽しむのがいいかと。

PS2版はボイスあり(ここが一番でかい)、新規シナリオ追加(出来はともかく)、
近くのゲーム屋で買える(結構重要)等良い所もありますので、気軽にやりたい人
にはPS2番をお勧めします。
まあ、それを差し引いても私も原作をお勧めしますが。

.
掲載日:[2007/06/16]
投稿者: neroさん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
4 3 3 5 4 2 4 1 60時間以上100時間未満


・文章量の多さ。
悪い部分とも言えるのですが、最終的には良い部分と捉えました。
冗長とも思えるほどの文章量のおかげで、舞台の空気感・雰囲気を掴むことが出来ます。
このゲームの最大の長所だと思います。


・操作性
特にスキップ関連とセーブ周りが致命的に悪いと感じました。
最終章はやってる途中にスタートボタンを誤操作で押してしまい、
ネタバレを見るという悲しい結果に・・・

・主人公に好感が持てない。
ゲーム性にはまったく関連のないことですが、個人的にまったく好感が持てませんでした。
おそらく意図的にだと思うのですが、主人公視点でのゲームに嫌気が差すほどに。

・誤表記が多い。
些細な間違いが多いのですが、何度も発見してしまうと白けてしまいます。

・推理物として。
推理物ではないと言われればそれまでですが、多くのタブーを犯しているように思います。この点に関しては、不親切の粋を超えてます。



このゲームを減点法で採点するならば、おそらく多くの人が低評価を下すのではないでしょうか?
人を選ぶゲームであることは間違いありませんし、冗長な文章を不快に思うかもしれません。ディープなネタに置いてけぼりを喰うかもしれません。

それでも、このジャンルのゲームに抵抗がない人には是非お勧めしたい。

よく出来たゲームとは決して言えませんが、時間を忘れてプレイしました。
本当に人を選ぶので、よく検討してから購入して下さい。

.
掲載日:[2007/06/16]
投稿者: ゼッターランドさん (27歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 4 4 4 4 4 2 60時間以上100時間未満


ストーリーとキャラクター。世界観やキャラ設定が非常によくできているし、
一連の事件の真相が知りたいがために、何時間でも遊びつづけてしまうだけのパワーがある。
ボリューム的にも凄い。テキスト量、ボイス量がハンパじゃない。
メッセージスキップ、セーブスロットなど、快適に遊ぶための機能も充実しているし、
BGMや主題歌なども好きに聞けてGOOD。
絵はちょっとデッサン的にどうなんだ?という絵もなくはないが
グラフィックそのものは綺麗。プログレッシブに対応してるのも好印象。


ギャルゲー臭が強すぎるところ。免疫がないと絶対についていけない。
サスペンス系が好きなので発売日に買いましたが、最初の10分のプレイで
沙都子や梨花・リナのしゃべり方(言葉遣い)に嫌悪感を覚え、しばらく放置してました。
再開後に、そのしゃべり方が気にならなくなるのに時間はかかりませんでしたが
これだけでもう付いていけないという人もいるのではないでしょうか。
突然オタク的な論議が始まったりしますし。

あとはもうちょっと推理する余地があればよかったと思いますが
オカルト的・非現実的な要素が多分に入ったお話なので仕方ないかも。

逆にいえば本格的な推理ものを楽しみたい人には向きません。



「悪い所」にも書きましたが、本格推理を期待している人には向きません。
「読んでるだけ」と言っても過言ではないですから。
サスペンスものの「推理」ではなく「話」が好きな人にオススメです。

序盤の導入部分が長すぎる!という批判があるみたいですが
あれはあれで、登場人物の性格や普段の生活、考え方を理解することで
圭一(主人公)の視点・考え方との一体感を持つことができますし、
その後の惨劇がより際立つことにもなるので必要な要素だと思います。

一度ハマると先が知りたくて何度も徹夜してしまうくらいの魅力はあります。
が、やっぱり人は選ぶでしょう。

.
掲載日:[2007/06/06]
投稿者: 原作プレイ済みさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 2 3 1 2 4 2 100時間以上


・フルボイス化 あまりに膨大すぎて悟史の声など一部聞き取れないレベルになってしまった??ただ分岐前の圭一の声が無いのが意味不明。
・立ち絵 自分は信者なんで竜騎士絵のほうが好きだけどさすがに一般受けするのはこっち。ただ鷹野や小此木などはイメージと違いすぎて・・・


・追加2章 盥回しは第一章の意味がわからない。ていうか必要性ゼロ。憑落しはキャラ崩壊がありえなさすぎて失笑。設定を無視してただキャラを暴走させたようにしか思えない。これで原作者監修だったら竜騎士の責任は重い。
・CGの少なさ。明らかに必要と思える場所に入っていない。
・選択肢のフラグ管理 もう・・・コレは。あと安易に魅音に人形渡せたりしてってのは・・・
・TIPS入手タイミング 悪魔の脚本の入手タイミングが意味不明。最早バグレベル。
・澪尽し 賛否両論だろうが自分的にはコレはない。最終話で魅音尽しとは。
憑落しでやればいいのに何故最終話で?
ストーリーもジジ抜きなのに○○が退場とか、○○○や○○○が死んで5年目の崇りが発生してたり、沙都子が祭りにでれなかったりとか大団円には程遠い内容。
燃えた部分が祭囃しのコピペ部分だけ。
またカケラ紡ぎを削ったために黒幕がただの○○○にしか見えず同情の余地がなかった。
・音楽 原作曲をオマージュにしてるのはいいんだけど、一つも原曲を超えていない。
選曲も最悪で、連鎖する流点を使いすぎだったり空気を読まない曲が多すぎ。
ただボーカル有は良い出来。
・CS版による表現の規制が多すぎ
・各編の詩が一度だけ



原作をやっていない人向け。
絵で上回るものの音楽やシナリオが酷すぎる。
特に憑落しはひぐらしとは認められない。

.
掲載日:[2007/05/26]
投稿者: sanzakaさん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
5 3 4 5 5 3 5 2 わからない


オリジナリティー:ストーリーと合わせて、これだけ込み入った構成の話はこれまでなかったと思います。伏線の張り方が絶妙です。キャラクターの心理描写も巧みで、それぞれが狂気に至る過程もきちんと描かれていて、安易にホラー目的で作っていないところも好印象です。最終的に「ミステリー」と呼べるかは疑問ですが、話の筋は綺麗に通っていて、最初から計算されつくされたものであることがわかり感心します。警察や暴力団、主人公達各勢力のめまぐるしい動きも細かく描写されており、海外ドラマ並みのエンターテイメント性があります。加えてメッセージ性も深く感動するシーンも多々ありました。

満足度・熱中度:よく練られたストーリー。呆れるほどのボリューム。

音楽:場面にあった音楽、場面を盛り上げる音楽ともにあり、素晴らしいと思います。声もベテランの方が熱演しているおかげでセリフに深みがありました。


日常シーンでのマニアックな会話はもう少し減らしてもよかったかと…。

グラフィックス:デザインは普通です。もう少し怖くした方がよかったかもしれませんが、慣れれば気になりません。

音楽:というか音声の質があまりよくないです。

快適さ:オートセーブはいいですが、シーンシーンでもう少し細かく区切って飛ばせるようにしてもらいたかったです。



選択肢はなくてもよかったかと思います。ゲーム性はほとんどなく圧倒的なストーリーを楽しむ作品だと思うので、選択次第で進行が滅茶苦茶になるのはいただけませんが、ゲームという媒体でないとこの作品を最大限に楽しむことは不可能だと思われます。アドベンチャーゲームはあまりやらないので、他と比較することはできませんが、単体で見れば間違いなく傑作であるといえます。

.
掲載日:[2007/05/16]
投稿者: mkkpさん (32歳)
(難)クリアプレイ時間
5 2 4 4 4 3 3 2 60時間以上100時間未満


各章を読み進めていくことで、雛見沢、及び「ひぐらし」の世界全体が、
少しずつ、ピースを埋めるかのごとく構成されていく様は秀逸。
推理モノとはまた違った感動を覚える。
(オリジナリティ)

文章表示速度の設定、自動進行機能(速度調節可)や既読スキップなど、
基本的なところは抑えてあり、膨大な文章を読むためのシステム周りと
しては及第点。

音楽は全体的に良好。楽しいメロディから緊迫したもの、悲しげなものなど、
単品で聞いて価値あるものも多いと思う。

個々のグラフィックについては、特記するほど良い点は見当たらないが、
オープニング・エンディングの演出・構成は良かった。


システム面:
いくつか不親切な箇所が見受けられているところは残念。
・Tipsを「終了(セーブ)」すると本編の中断状態を上書きしてしまう
・「未読不問で次の選択肢まで一瞬でスキップ」(スタートボタン)が危険

ストーリー面:
昭和58年という場面設定にマッチしない表現が多い(看護師・萌えなど)。
携帯電話など、現代の情報技術がストーリーの展開上邪魔であることは
わかるのだが、一旦「昭和58年」を選択したならば、そのノスタルジックな
世界をしっかりと構築するべきだったと思う。

また、圭一の言動と思考に違和感を感じる。年齢設定ゆえとしても、
余りに粗野な言動と短絡な行動が鼻についた。
これは、選択肢を導入したことによって、ユーザーに「圭一」としての
行動選択(主体)を任せてしまったことも関連すると思う。
それでいて、物語後半は殆ど選択の余地が無い(元来の圭一としての行動
規範通り)ため、「こうしたい」というユーザーの期待と乖離してしまって
いるのではないか。
選択肢を導入するなら、なぜ徹底して作りこまなかったのか。結局、
原作通りの順番で読むための障害にしかなっていない点は極めて不満。

音楽面:
真剣なシーンにマッチしない音楽が流れることがある。

グラフィック面:
表現規制上の問題はあると思うが、その解決として「何も映さない」
「天井だけ」というシーンを使いすぎているため、想像を喚起するのに
何ら寄与できていない。
また、全体の文章量から考えると、イベントCGが少なく感じる。
年齢規制をしているのだから、間接的な表現・画像でも恐怖や緊迫感などを
伝えることはできるはずだ。立ち絵にしても、いつも同じ私服なことに
(何故か)違和感を覚えた。これらは「常にCGがある」という画面構成に
してしまった弊害ではないか。
CGが用意できないなら、もう少しユーザーに想像させる工夫が欲しかった。



「惜しい」というのが私の感想です。
複数の章を読み進めることで、全体としての「ひぐらし」世界が構築
されていく流れには衝撃を受けましたが、それを選択分岐という仕組みで
(もしくは「ゲーム」として)表現し切れなかったように思います。
これならば、PC版(プレイしたことはありませんが)と同様に、
音楽・CG付きのノベルとして、発展的に移植したほうが良かったかも
しれません。

あと、ユーザーをその世界に没入させるための小道具に荒さを感じる点を
残念と思いました。ゲームとノベルの融合としては、ノベル部分の比重が
大きいがゆえに、ゲームとしてのお約束に甘えている部分がどうしても
目に付いたともいえます。

「惜しい」とは思いましたが、長時間を必要とするこのゲームのプレイは
充実したものでした。それだけの価値があったと思っています。

なお、私はこの「祭」が唯一はじめての「ひぐらし」であり、
PC版やアニメ・小説等には触れておりません。

.
掲載日:[2007/05/12]
投稿者: ケーナさん (31歳)
(難)クリアプレイ時間
5 3 4 5 5 5 5 1 100時間以上


5点ばかりつけてしまったので大変なのですが
頑張って説明します
「オリジナリティー」
恋愛やら死別といった要素を使わず
友情だけで勝負したシナリオは空前絶後です
登場人物は同じなのにボタンの掛け違えだけで
全然違う展開の でも いずれも惨劇になるというのは
前代未聞です
「熱中度」
謎が全然明かされないまま話が先に進み
新たな謎だけが雪ダルマ式に増えていくという展開には
目が離せません
「満足度」
フルボイスでプレイ時間100時間
これで満足できなくてどうするのか!
「快適さ」
スキップ機能がやたら充実しており
セーブの速さはこれまで見たことがないほどです
「ストーリー」
僕がこれまでプレイした数百の作品の中で5本の指に入ります
とくに○○○終盤の話は凄まじいの一言に尽きます



追加シナリオがダメ
PC版から削られた部分がもったいない




僕はPC版を
「ひぐらしのなく頃に」
「ひぐらしのなく頃に解」
「ひぐらしのなく頃に礼」
までプレイしており
コミックも「鬼曝し編」以外は全て読んでおり
アニメも全話視ており
ドラマCDも現在発売されている
「暇潰し編」まで聴いています
こうして振り返ってみると
筋金入りの「ひぐらし馬鹿」です

そんな僕だから書けるのかもしれない
PC版と「祭」の違いを以下に説明します

「祭」の追加要素
(1)会話音声が入っている
ただし完全フルボイスではありません
共通パートには「前原圭一」の声が入っていません
また「TIPS」にも会話音声は入っていません
(2)新たなシナリオの追加
PC版は「ひぐらしのなく頃に」が
「鬼隠し編」 「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」
4個のシナリオで構成され
「ひぐらしのなく頃に解」が
「目明し編」「罪滅し編」「皆殺し編」「祭囃し編」
4個のシナリオで構成され
合計8個のシナリオで構成されていましたが
(「礼」はおまけディスク)
「祭」では「盥回し」「憑落し」の2個のシナリオが追加されています
(3)イベントグラフィックの追加
PC版には立ち絵しかありませんでしたが
「祭」にはイベントグラフィックが追加されています

「祭」の変更要素
(1)キャラクターデザインの変更
PC版ではシナリオ担当者の「竜騎士07」が
キャラクターデザインも担当していましたが
「祭」では別の人になっています
(2)音楽の変更
全て新たなものに換えてあります
(3)メッセージのウインドウ表示
PC版では画面全体に文字が表示される
「かまいたち」形式でしたが
「祭」ではメッセージウインドウに変更されています
(4)「祭囃し編」の「澪尽し」への差し替え
PC版の「祭囃し編」がなくなり
換わりに「澪尽し」が入っています
(5)選択肢の追加
PC版では選択肢のない読むだけの作品でしたが
「祭」では共通パートから選択肢で
各話に分岐するようになっています
(6)「TIPS」の差し換え
PC版では「TIPS」は121個ありましたが
「祭」では153個です
差し引きで32個増えているわけですが
PC版では「カケラ紡ぎ」に入っていたものが
「祭」では「TIPS」に入っていますし
PC版にはあっても「祭」ではなくなっているものもあります
(7)ヤバげな内容の差し換え
細かいところまで換えてあるので
全てを網羅することは出来ませんでしたが
列挙するとこんな感じです

「人肉缶詰」があいまいな表現に
「ケンタくん」→「ランディくん」
麻雀で金を賭けなくなっている
未成年者の飲酒はNG(ジュースになっていたり
二日酔いで体調不良なのが徹夜のせいになっていたり)
「変質者」→「愉快犯」
「最近お通じがこないって言ってたな」→全然別のセリフに
「変態」→「すけべぇ」
「監禁木馬責め肉奴隷」→全然別のセリフに
児童虐待の場面がソフトなものに(女の子が大人になっていたり)
「口と手を一緒に動かすのは風俗の人だけ」→「落語家だけ」
「美人局」→「結婚詐欺」

PC版からの削除要素
(1)「お疲れさま会」がなくなっている
(2)「スタッフルーム」がなくなっている
(3)「ミニゲーム」がなくなっている

総括
PC版と「祭」どちらが良いかと聞かれても
シナリオがほとんど同じで
「祭」には様々な追加要素がある以上
「祭」のほうが良い としか答えられません

しかし 僕としては
「祭」だけをプレイして「ひぐらし」をプレイした
とは言って欲しくない気もします

「澪尽し」もかなり良いのですが「祭囃し編」には
敵わないと思うのです(「盥回し」と「憑落し」はゴミ)

「お疲れさま会」でかなり癒される部分もありますし
音楽も「祭」の音楽も結構良いのですが
PC版には僕がこれまでプレイしてきたゲームの中でも
トップクラスの曲があります

共通パートに「前原圭一」の声が入っており
「TIPS」に会話音声が入っており
「祭囃し編」がそのまま入っており
PC版の音楽がそのまま使われている

個人的には
以上の仕様だったなら
「祭」はあらゆる点で
文句のつけようのない
パーフェクトな作品でした

音声が入っていない部分があるのと
「祭囃し編」が「澪尽し」に差し換えられているのは
容量が足りなかったのではないかと思います(あるいは予算か時間が)

これだけのボリュームなら
「ひぐらしのなく頃に」と「ひぐらしのなく頃に解」
に分けても
文句は出なかったのではないでしょうか?

例え上下巻に分かれることになっても
完全な「ひぐらし」をプレイできたほうがうれしかったので
とても残念なのですが
これほどの作品を世に送り出したことには
素直に拍手を贈りたいです


.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: 春風さん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 3 5 5 4 5 1 60時間以上100時間未満


(オリジナリティー)
これだけの大作ADVゲームというのは珍しいと思います。
(グラフィックス)
細部まで細かく描かれています、背景立ち絵ともに大変綺麗です。
(音楽)
多数の曲があり、シーンともマッチしています。
(熱中度)
はまれば数時間は連続して遊べてしまいます、とにかく続きが気になります。
(快適さ)
かなり快適です、スキップは早く、次の選択肢まで飛ばす機能なども有り便利です。
(ストーリー)
長いですが大変よく出来ています、サスペンスですが、友情、涙、笑い、オカルト、
などを見事に描けています。


・音楽の曲数は多いのですが心に残るような曲が無かったのが残念です。
・選択肢は有りますが少なくゲーム性は低いです。
・最後の方のシナリオは善悪が別れます、悪く感じる人もいると思うので
 もう少し何とかならなかったのか残念です。
・規制なのか残虐性が上手く描かれていなく恐怖が感じられない。
・あまりサスペンスという恐怖(はらはら感)は感じられない。



他でも書かれていますが、色々と騒がれているゲームみたいです。そう言うのは
関係なく個人的な感想を書きます。
とにかく大作(長さ)なのに驚きました、私は全部で90時間掛かりました。
正直ゲームでよくここまで作ったというのが素直な感想です。
大作なのは時間だけでなくキャラの魅力や構成なども加味しています。

シナリオは最後の善悪は別れますが、全体的に感動までするような良いシナリオ
です、その辺りはプレイしてみてください。
私は大変良い判断をしたので良い部分に評価を集めて書きました、値段分は充分
に元を取れるゲームで数少ない大作ADVだと思います。
最初に過度の期待をしない事と、サスペンスという言葉だけに反応しない方が良い
ように思います。
それと長いですが必ず全ての章をプレイする事をお勧めします。

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: lesCendresさん (24歳)
(難)クリアプレイ時間
4 3 4 5 5 4 5 3 100時間以上


[オリジナリティー]
たった一つの作品に笑い、恐怖、残酷さ、泣き、燃えなど様々な要素が詰め込まれてます。具体的に言えば、この作品独特の日常が暗転する怖さに加え、インフィニティシリーズのようなトリック、KEY作品のような泣き、Fateのような燃えを薄めてごちゃ混ぜにし、一つの作品にまとめ上げた感じです。これだけ色んな感情を起こさせるノベルゲームは、他にはそう無いかと思います。

[音楽]
比較的良い部類に入るかと。酷評されているのは、それだけ原作が偉大だったということだと思います。四曲あるヴォーカル曲は歌詞・曲調が世界観をよく表していて、どれも気に入りました。
そして、何といっても声優さんの迫真の演技。緊迫した場面では、やはり声があることでより一層臨場感を引き立てていました。

[熱中度]
一編辺り10〜20時間で全十編。クリアまで130時間掛かりました。とにかくテキスト量が半端ないです。幕間に手に入るTIPS(補足資料・ミニストーリー)もスゴイ分量でした。
そしてその長きに渡るストーリーが、丁度いい長さでシーンごとに区切ってあるので、特にダレることもなかったです。

[快適さ]
独特のデータ保存方法に最初は戸惑いましたが、慣れるとセーブ・ロードが一瞬なので快適でした。また、バックログから指定のシーンに飛べるというのも嬉しかったです。

[ストーリー・満足感]
前半で多くの謎を提示しつつ、耐え難いくらいの悲惨な結末を見せ付ける。そして後半では伏線を回収しながら、主人公たちが最高の結末を迎えようと運命に立ち向かう。この流れは本当に見事だったと思います。また、各編どれも全く異なった展開を見せるので、次がどうなるのかグイグイと引き込まれてしまいました。
そして、キャラクターが異様に立ってます(受け付けない人にとっては致命的なマイナス面になっちゃいますが)。どのキャラにも過去・環境がしっかりと設定されており、また内面描写も細かく、深く感情移入できます。
個人的には大満足でした。クリアした今でも軽い虚脱状態です(笑)。


[グラフィックス・音楽]
容量がギリギリだったらしく、CGの枚数が少なかったり、一部音声が入ってなかったり(共通パートの圭一の声・TIPS)したのが残念でした。

[ストーリー]
PS2版の追加シナリオである憑落し編がとにかく最悪でした。おそらくこのシナリオを書いた人はひぐらしの世界を全く理解していなかったのだと思います。他の編と比べて明らかにテキストの言い回しがおかしく、各キャラの言動も不自然で不可解なものばかりでした。こんなどうしようもないシナリオを追加するくらいなら、上記の不満点を少しでも改善して欲しかったです。
それと、萌えやメイドがどーたらというくだりがちょくちょく出てくるのは、このゲームの間口を狭くしてしまっているかなとも思います。

その他に、ちらほら目に付く誤字脱字、知らないことを知っていたりといった微妙な矛盾、結構いい加減な時代考証などが気になりました。



*PC版未プレイです。

極上のエンターテイメント作品だと思います。序盤と時折挟まれるバカバカしくも楽しい日常にすっかり感情移入していた自分は、前半の各編での悲惨な結末に打ちひしがれ、いつのまにやらキャッチコピー通り「惨劇に挑め」な気持ちになってました(笑)。
逆に、本格的推理物を期待している人や「仲間を信じる」といった青臭さに拒絶反応してしまう人には、あまりオススメできません。SF要素があったり、テーマが仲間との信頼関係だったりしますので…。

それと、推奨される攻略順があるので、これからプレイされる方は攻略サイトを参照したほうが良いかと思われます。

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: tak-oさん (非公開)
(難)クリアプレイ時間
4 4 4 3 4 3 4 2 20時間以上30時間未満


PC版もプレイ中なので比較してしまう形になるのですが・・・
オリジナリティ・・・ただ移植するだけでなく、新シナリオを追加することは個人的には嬉しかったです。
グラフィック・・・さすがです。キャラクタ、背景共に綺麗で好感が持てますし、CG等の使い方も迫力抜群です。地味に襖が開閉するのは妙な喜びがありましたw
音楽・・・OP曲はイイ感じです!他のBGMもなかなか粒ぞろいです。
快適さ・・・STARTボタンでスキップができたり、R2で早読みができるのは2週目以降にとても重宝します。
ストーリー・・・PC版の魅力を損なうことなく、新シナリオが増えたという点において高く評価すべき点だと思いました。


グラフィック・・・まあ、よく言えばクセが無いと言うのでしょうけれど、個人的には少〜し無個性というか「部活モード」と「オヤシロモード」の差が原作ほどに感じられないのでちょっと押しが弱いように感じました。
これはこれで悪くは無いのですが・・・もう少し「恐さ」が欲しかったです。
音楽・・・全ての曲を一新してしまった為、PC版の良いBGMが使われておらず、若干違和感を感じるとことがあります。良いものをそのまま使っていれば5だったんですけど・・・



全体的な出来は良いと思いました。
ただ、皆さんが仰っているように「読み物」としてプレイすることをお勧めします。
出題編の方は推理する楽しさがあるので「推理物」として読むのも楽しいですが、回答編は純粋に作者のメッセージを読むための「読み物」と言っても過言ではありませんから。

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: カレールーさん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
4 3 3 4 3 3 4 2 60時間以上100時間未満


本、CD、アニメ、ラジオなどなど最近何かと進出しているひぐらしのなく頃にの原作のパソコン版をコンシューマ化したものです。

何気ない平和な日常を描いた物語からガラリと終わりを告げ惨劇の舞台へと引き込んでくれます。各章をこなしていく事で最初は見えなかった人間模様や謎が徐々に解けていきます。また、物語を続けていく事でTIPSと言う推理のヒントになるショートストーリー(?)をプレイ中いつでも読むことができます。


とにかく長くプレイしたい人向け。
一周クリアするのにかなり長い時間が必要な為じっくりプレイできます。
PS2版になりOPの追加、音声の追加、新章の追加、音楽の一新、キャラグラフィックの変更、CGの追加などなど多数変更が加えられています。
OPの嘆きノ森はひぐらしらしさを出してていい感じです。声優さんも頑張ってくれているし新章の追加により謎をある程度解きやすくなりました。
気になっていたグラフィックも場面場面によりかなりバラついてはいますが悪くないと思います。
PS2版は選択肢の追加により各章への分岐が追加され、パソコン版をプレイした方でも楽しめるよう最終章は祭囃し編からPS2版オリジナルの澪尽し編に変更されました。


一番悪いと感じたのは不幸にも選択肢の追加です。
このひぐらしのなく頃には全9章のストーリーが存在し読み手を謎に誘う出題編とその答えに導く解答編で構成されています。
しかし、選択肢の追加により原作とは違い読み順がバラついてしまいます。
もっとも酷いのは出題編を終えてないのに解答編までプレイ出来てしまう事でしょうか。パソコン版を知らないで初プレイの方は運が悪いと地雷を踏んでしまうかも・・。
無理に選択肢を追加する必要はありませんでしたね。おかげで毎回同じ前半パートをやらないといけません。
年齢制限がついてるわりに暴力的な文章の変更やカットが多々あります。
原作からも言えた事ですが推理目的で買うのはお勧めできません。PS2版での新章追加によりある程度謎を解きやすくなったものの・・・。
原作をプレイした方に限っては追加された新章は補足的な内容になっている為あまり面白くないかもしれません。
グラフィックはパソコン版にはなかった人の立ち絵も追加されてうれしい限りなのですが萌えを狙いすぎてる為なのか好き好きが大きく分かれます。また立ち絵が少なく場に合わない立ち絵や感情が伝わりにくいさがあります。
音楽はパソコン版をプレイした方にはがっかりさせられます。がそれ以上に場面場面で場違いな曲が流れたりするので萎えます。泣けるところとかで妙な曲流されると泣くに泣けません。作った人は原作やってませんね(泣
更にスキップですが読んでなくてもスキップできてしまいます。スキップ中のCGは回収できず最悪そのままCG回収不能になる事も・・・。
また本作ではTIPSがプレイ中でも閲覧可能になりましたが、タイトル画面からTIPSを読むと種類によってなぜかオートセーブされてしまいプレイ中のデータが上書きされて・・・なんていう悲惨な事になります。(オートセーブOFFを推奨します)



いわゆる一般的なノベルゲーです。ストーリーはよく出来てると思います。
原作をやってない人なら普通にプレイ可能ですが、原作プレイ済の人にはひぐらしが大好きですって人にしか勧められません。
言ってしまうとなんなんですが私が誰かに勧めるのならPS2版よりもパソコン版を勧めます。




--------------------以下原作プレイ済の方------------------
ある程度書いてありますがまず音楽が一新されている為youなどの名曲は存在しません。
また音楽と場面が合わない部分が多々あるのでがっかりする事もあるかもしれません。
新章の2つは補足に近いので退屈さを感じます。憑落しはある程度楽しめたものの盥回しは・・。
大きく分かれるのは最終章の澪尽しでしょうか。原作では明らかになっていなかった謎もある程度解答されています。
流れとしては前半はオリジナル最終的には祭囃し的な流れ。に行き着く感じではあるものの、おそらく祭囃しで楽しめた部分はほぼカットされてると思って問題ないと思います。
祭囃しが大人メインならば澪尽しは子供メインの話です。
個人的には祭囃し編の徹甲弾とか空気投げはやりすぎじゃないかなぁと思っていましたが・・。
澪尽しはそれを更に10歩以上飛び越えている感じです。
悪い話ではないとは思いますがやはり祭囃しの方が好きです^^
後は・・制服姿見れないのが残念だorz

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: 満月さん (非公開)
(難)クリアプレイ時間
2 3 3 4 3 3 4 2 40時間以上60時間未満


・ボリュームがある
1つの話が終わっても残る謎のせいで、何度もプレイして謎を知りたくなってきます。
やればやる程、ひぐらしの世界に引き込まれていき、寝不足プレイの日々になります。

・ほぼフルボイス
声優さんが上手いので、台詞に関しては見にくい字(※悪い所参照)を読まなくてもすむのが嬉しいです。
感じ方は人にもよりますが、個人的にキャラに合わなすぎる声はなくて良かった。

・2周以降は快適
既読スキップのお陰で楽です。
スタートボタンを押すと選択肢まで飛ぶのは慣れれば快適。


・表示される文字が小さすぎる
その上、縦長に変倍されていて、文字が読めません。
自分のテレビは23インチですが、他のゲーム並に画面から離れてプレイできません。

・イベントCGが少ない
ほとんどのイベントCGがネット上に出回っているんじゃないかと思う位、数が少ないです。
普通のAVGなら1枚絵のCGが用意されているであろうイベントシーンでも、このゲームでは存在しない事が多い。
台詞が多いのに立ち絵がないキャラも存在する為、背景に文字だけのシーンがダラダラと続くのは、視覚的に飽きます。

・盥回し編
PC未プレイ、PS2初プレイで盥回し編にいったのですが、ネタバレが多いというより、主人公が事件との関わりがなさすぎた為に、意味不明な謎だけ残していって2周目のやる気が失せました……。
自分は漫画版で知っていた内容もあったので、それを見たいが為に2周目をプレイしました。
別の章に入り、「ひぐらし」の面白さを感じる事が出来たのですが、この作品自体に触れるのが初めてだったら投げていたかもしれません。



「アドベンチャーゲーム」といえるような要素は、殆どありません。
一つの選択肢もない後半パートもあります。
オート再生にしておけば、コントローラーを手放したままクリア出来る事もあります。
だからと言って、「ノベルゲーム」と考えるにはシナリオを書いている人の文才があまりに……なので、純粋に「PS2で話を楽しめる」程度に思っていた方が楽しめます。

ストーリーだけで考えるならば、恐いのが平気な人には勧めたい作品ではありますが、出てくるキャラクターがオタク向けなので、一般人にお勧めできないのが残念。
あと、突然の奇声や気持ち悪いCGが出てくる事があるので、周囲の人に気を配りながらプレイした方がいいかと……綿流し編の某イベントは家族に迷惑をかけてしまいました。

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: しゅんさん (19歳)
(難)クリアプレイ時間
3 2 3 3 3 4 4 1 60時間以上100時間未満


・手軽に手に入る
「ひぐらし」の世界に興味はあっても、(自分のような)同人ゲーということで入手をためらっていたorできなかった人でもひぐらしをプレイすることができる点は大きい

・スキップ関連が充実
既読or未読のスキップを任意で選べ、またスタートボタンを押せば選択肢まで一気に飛ばすこともできる
さらに文章履歴画面で□ボタンを押せば任意の箇所から見ることができるので興味のあるところだけ見ることも可能


特定キャラの扱いについては個人の好みによる意見なので省くとして、シナリオ中にある誤字や文章と声の食い違いなどが気になった

「嘘だッ!!」などのいわゆる恐怖シーンで出てくる演出も、過剰気味でどうも鼻に付く。原作ではテキストと音楽と立ち絵だけで十分背筋が寒くなる思いをしたせいか、祭でのこの演出はどうにもチープな感じがして最後まで受け付けられなかった

原作曲はほとんど知らないので音楽に関してはなんともいえないが、効果音に関しては場違いな雰囲気のものや迫力不足のものなどがあり不満を感じた

あと、通常版7000円、限定版9000円以上は正直高いです(声、CGありを差し引いても)
感想に詳しく書きますが、PC版のがはるかに安いのでお勧めです



私は原作は(現在)鬼隠し編のみプレイしてます

良い所にも書いたように、私はPC版を買うのを躊躇ってPS2版である祭を買ったのですが、ある特定キャラのひいきと、別のキャラの冷遇、原作者さんのHPの掲示板でのPC版プレイ済みの方の反応などから、PC版最終章祭囃子編に強い興味を持ち、終いには結局買ってしまいました
PC版ですと出題編である鬼隠し〜暇潰し編までで1050円、解答編である目明し〜祭囃子編で2100円、ファンディスクであるひぐらし礼が1015円と、全部買っても5000円切ります
こうなると9000円以上出して限定版を買った自分が馬鹿みたいに思えます

ですので、原作未プレイだけどひぐらしに興味があり、なおかつPC版とPS2版のどちらを買うか悩んでいる方は、もれなくPC版を買うことをお勧めします(それを買える店に入るのは少々勇気がいるものですが・・・

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: 風の旅人さん (18歳)
(難)クリアプレイ時間
3 3 3 3 3 2 4 3 40時間以上60時間未満


●ストーリーはメリハリがあり、読み手を引き込ませる力がある。
山場(及び語り場)での盛り上がり、悲劇や恐怖の表現は文章的に非常に良いと思う。

●零〜最終章の全十章構成のうち、推理パートである零〜肆章で、完全に解くことはほぼ不可能なのだけど、鍵捜し(この場合伍〜質章も)としてはかなりの難易度になる。

●音楽は「YOU」がないのは残念だけど、これはこれで結構良い。
最終章の専用OPも◎

●最終章が原作と違ったものというのも良かった。
原作では明かされなかったとんでも設定あり。原作ほどのご都合主義ではなく、努力の成果という形にもできた。
ただし、原作で超大活躍だった某2名の出番が激減した。


●絵と音楽なのだが、決してこれらが悪いとは言わないのだけど、角がとれて柔らかくなってしまったために、話し自体の恐怖度が軒並みに落ちてしまった気がする。

●一部の文章に演出がついていたりするのですが、これが逆に冷めてしまった。
原作のように声も演出も殆どなく、淡々と狂気に向かっている感じのほうが遥かに怖い。
ある意味この作品は、声や演出や選択肢をつけるには向かない物だと思う。

●黒幕の過去や背景が殆ど語られない。
原作をやっていないと、どうしてそのような行為に走ったのか等が殆どわからないです。

●新規シナリオである第壱章と第陸章が他とは雰囲気が違うし、キャラの性質も食い違っていて面白いとも思えない。はっきり言ってしまうと邪魔。

●原作では画面全体に文章が出るノベル形式だったが、こちらでは下部の枠内に文章が出る通常のアドベンチャー形式になってしまった。
文字もやや小さく読みにくく感じました。

●オートセーブにしていればそれほど気にならないけど、セーブ関連がややこしい。

●原作にあったシナリオジャンプ機能がなくなった。

●スタートボタンのスキップが飛びすぎ。



零〜肆章(伍〜質章もそうだが)は推理というよりは鍵捜しだが、その点での私にとっての総合難易度は上の下といったところ。
「個人的に」難易度を(易)1〜5(難)で表すと、暇潰し3:盥回し2:鬼隠し3:綿流しは引っ掛け有りで4(表面上は「事自体」の真相は最も分かり易い):祟殺し5という感じだった。
まあ、文章を読むだけで伏線を探るようなことをしないなら難易度は1です(選択肢分)

伍〜最終章は答え合わせで基本的にはかなり面白いのですけど、捌と最終章ではSF的要素が出てきてしまう・・・まあ答え合わせだし、これがなくても成立はする話しだから有り・・・・?。
読み物としては非常にいいけど、ミステリーを求めている場合は微妙(というかアウト)かと。

全体的に原作ほどの恐怖度、狂気度は感じなくなった代わりに綺麗になった。
ただ、このゲームは恐怖と狂気こそ醍醐味みたいなものなので、良いとは思えない。
絵と最終章以外は原作よりも劣化していると思ったほうがいいです。
PS2と原作なら原作をお勧めします。

.
掲載日:[2007/04/10]
投稿者: ninja×ninjaさん (17歳)
(難)クリアプレイ時間
2 3 2 5 5 1 5 4 40時間以上60時間未満


原作の『鬼隠し編』だけをやった事がある上での感想です

ストーリー:『鬼隠し編』をやった上でこのゲームは推理ホラーか!?と勝手な思い込みで気になり購入に踏み切ったわけですが推理ホラーっぽいのは『鬼隠し編』と『綿流し編』だけです。後の『祟殺し編』と『暇潰し編』は怖いというより訳がわからないと言う感情の方が強いですし『目明し編』は鬱展開、『罪滅ぼし編』以降はSF要素が混じった燃え展開といった感じでもはや『かまいたちの夜』のような推理ゲーじゃありませんでした。しかしSF小説を読む感じでプレイするとボリュームも多いしストーリーもプレイヤーをグイグイ引っ張るので連続で徹夜してしまうほど面白かったです。
最終章も個人的には納得のいく展開で満足でした。

グラフィック:キャラクターデザインの変更も原作に比べとっつき易いのでこれは正解だと思います。

音楽:BGMは良い曲は結構合ってる曲はメチャメチャ良いのですが何故かシリアスなシーンでギャグっぽい音楽がきたり雰囲気に合わないBGMが流れたりしてたまにげんなりさせられました。

熱中度、満足度:ストーリーの方で書きましたが話の展開がかなり面白いので連続で徹夜してしまうほど高かったと思います

それとキャラが話すたびに口パクしたのはかなりよかったです。


オリジナリティー:原作があるのだからオリジナリティーはあまり無い気が

グラフィック:一枚絵は良いのも多かったのですがホラー調な絵の時は思わず「・・・誰?」と思うほど普段のキャラの顔と異なってました。アレはもう少しなんとかならなかったのか・・・。
それと背景ですが個人的には絵よりも原作のような写真をぼかした感じの背景の方が更に現実的っぽくて(?)恐怖感があった気がします

音楽:良いとこで既に挙げましたが場違いな音楽が流れるところです
それと『目明し編』をクリアした後、ネットで評価の高い『You』を聴いたのですがこれは絶対に目明しのEdソングとして入れるべきだったと思います。きっとこれが入ってるだけで音楽の評価が+2してました。

快適さ:原作と違い選択肢が存在する為色々と面倒です。自分の思い通りの章へ進めなくてイライラする方もいると思います。ですので難易度4は難しいと言うよりは面倒な意味で4をつけました。
オリジナルの『盥回し編』と『憑落とし編』は話の方向性は悪くなかったですがいかんせん文章も展開も微妙です。しかも初プレイ者が盥回し編に行くと他の編のネタバレされると言う悲惨な結果になってます。これはなんとかならなかったんでしょうか・・・。



個人的には不満もあったけど大満足です。ただ原作を一通り知っている方がやるには7000円は高いかと。

始めの方は長い萌え系な部活パートに嫌悪感を抱き、うんざりしてましたが後半になるにつれそんなほのぼのな日常編を見ていて微笑ましく笑っていました。(これは僕がやってるうちにアッチ系の道に走ったのか・・・?)日常と狂気な展開のギャップがあるからこそ面白いんでしょう

このゲームは推理ゲームとしてでなく読み物としてプレイするほうが正しいと思います。なんか面白そうだなと思ったら是非プレイしてみては?間違ってもネットでネタバレ情報を見ない事です。そうすると面白さは半減どころかお得な90%オフになってしまうでしょう。

.
掲載日:[2007/03/22]
投稿者: 新巻鮭さん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
3 3 3 4 4 3 3 2 100時間以上


まず物語全体のボリュームが凄い。気が付けば余裕で数時間が吹き飛ぶ。謎が少しずつ解き明かされていくせいで、ついつい睡眠時間を削ってしまう。

舞台設定も面白い。閉鎖的で独自の信仰を持つ田舎町というのは、一般常識の通用しない異世界めいた雰囲気を十分に出している。

グラフィックは特別綺麗なわけでもないが、イベントCGの使い方が光る場面が多かった。鬼隠し編のあるCGはちょっと怖すぎる。勘弁して欲しかった。

音楽は良質という程でもないが、水準には達しているし十分に雰囲気を出している。特に最終章の専用OP・EDなどの存在は嬉しい。頑張ってるんだなぁと思う

あと声優がやけに豪華。演技も申し分ない。


全体的なストーリーの流れを見て、これを選択式方式で展開する必要はどこにもないように思えた。完全な一本道で選択肢を作るなら遊び要素にのみ止めた方が物語の盛り上がりは良かったのでは。選ぶ章の順によってはあっさり先が読めてしまう。

展開が助長なところも気になる。無駄とまでは言わないがそれ程必要とは思えない心理描写が多い。スキップが早いので繰り返しプレイすることにストレスは少ないが、一周目の段階でも未読スキップしたくなる部分がちらほら。まあこれは好みかもしれない。

TIPSの使い方も微妙。話がいきなりわき道に逸れたりするので集中力が切れる。その時点での本編との温度差も度々感じた。ただ重要な要素なので見ない訳には行かないからそれがまた微妙なストレスになる。

物語のボリュームのわりにはCGの枚数がちょっと少ないように思えた。使い方が巧いだけに残念。あと台詞が豊富なのに立ち絵すらない人物が多いのもちょっと気になる。



PC版、アニメ、漫画等は一切知らない状態から始めました。

まあこれは様々なところで言われてますが、『ミステリー』を期待してプレイしてはいけません。ただ純粋に『どういう話なんだろ』と思ってプレイすればかなり楽しめるはず。それを約束してくれる質はあります。雰囲気ゲーですね。

随所に盛り込まれている萌えに媚びた演出は正直見られたものではありませんし、時代背景的に無理がある言動も辛いものがあります。ただもし耐えらなかったとしてもスキップが早いので大丈夫です。真面目な部分だけを読んでいくだけで全体的な話の流れは十分把握できるはず。楽しめます。

ただあまりに時間がかかるので、まとまった時間を持てる時にゆっくりプレイするのがお勧めですね。下手にコツコツやろうとすると途中でダレてしまうかもしれません。


光る部分は素晴らしいのですが、同時に毒が凄まじいというアンバランスな印象を受けた作品でした。

.
掲載日:[2007/03/22]
投稿者: ノベルゲーム初体験の人。さん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
3 2 2 2 3 1 3 2 20時間以上30時間未満


・いずれかの章を終らせれば選択肢単位でスキップできる点。序盤の日常描写を繰り返すことになるのでかなり使う機能。
・シナリオチャートと上記のスキップ機能を使えばゲーム進行はスムーズに進みます。


・奇声や叫び声と共に表示されるグラフィック。うまい使い方だ、と言う評価もあるようですが個人的には印象悪いです。読み物として作られた作品である以上ああいった手法ではなく文章で恐怖を演出してほしかった。逆に言えばあれがなければ別に怖くもなんともないです。
・1回の文章表示量が少なすぎる。そのせいかやたらと時間がかかります。本にまとめて読んだら2〜3時間で終りそうな量ですが20時間以上かかりました。
・ストーリー構成に難あり。序盤の日常描写が長すぎる。話の展開上ある程度必要な部分ではありますが日常部分がメインなのか事件部分がメインなのかさっぱり分かりません。



 友人の強い勧めでプレイしてみましたが激しく期待はずれでした。
 話自体が面白くなかった、と言うのは個人的な感想なので置いておくとしてゲームとしてこの作品を仕上げた意味が分かりません。ビジュアル面、音声等の利点もありますがなぜ小説ではなくゲームとして仕上げるのか、激しく疑問です。
 最後までプレイせずに悪い感想ばかりを書くのは製作者の方には申し訳ないのですがとても最後までプレイする気になれません。ストーリーが面白くなかった、と言うのは大きいですがたとえ話自体が面白かったとしてもあのシステムで60時間かけて最後まで続けるのは大変な苦痛かと。
 この手のゲームは初めて手をつけましたがこのジャンルではかなり評判が良いと言うこの作品がこれでは今後ノベルゲームには一切手は出さないと思います。


HOME > PS2:アドベンチャー > ひぐらしのなく頃に祭 レビュー(評価) > (ログ02) > (ログ01)
攻略集に投稿する ▼ amazon.co.jpで買う