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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: 零さん (23歳)
(難)クリアプレイ時間
3 5 3 2 2 1 4 2 05時間以上10時間未満


グラフィック:
グラフィック担当は、「グリムグリモア」と同じくヴァニラウェア社さんですが、
2Dの新世界を見たような感じで動く絵本のような感覚でした。
グラフィック面ではその美しさから文句なしと言えるでしょう。

シナリオ:
5人のシナリオが最後に1つにまとまる感じでとてもよかったと思います。
キャラクターもとても個性的で感情移入ができました。


システム:
他の方も触れていますが処理落ちが目立ちました。
また、ARPGということでしたが、RPG面もACT面も中途半端な感じがしました。
横スクロールアクションということでしたが、平面のループした場所にいる敵を
全滅させればクリアという、単調な作業の繰り返しという感じがしたため、
あまり熱中できませんでした。
敵をひたすら倒すというゲームなら、連続で攻撃してもキャラクターが疲れて動けなくなるというシステムはいらなかったと思います。
やはりループしたMAPの中の敵を全滅というよりは、
段差やトラップなどを用意して、どんどん左なら左、右なら右へ進んで、最後にボス!
というような面構成にしたほうが楽しめたと思いました。

もう少しカメラを引いてもよかったと思います(^^;
キャラが大きすぎて迫力がある分、全体的に見にくいというデメリットが目立ちました。



グラフィックはすごく綺麗!だけどゲームとしてはどうだろうか?

というのが感想です。
アイテムの調合、コレクターなど、いろいろ工夫は見られましたが、
マップは使いまわし、変わっても平面であること、短いループMAPであるがため、
最初から最後まで同じことをやっているような感覚になりました。
アクション面は考えず、純粋にRPGと割り切れば楽しめるかもしれません。
私的に非常に惜しい作品になってしまったと思います。

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: ハム基地太郎さん (17歳)
(難)クリアプレイ時間
2 4 2 2 1 0 3 2 40時間以上60時間未満


・とにかくグラフィックが凄いです、2D系のゲームでは最高峰でしょう。
絵本を見てるような感覚と舞台劇を見てるような感覚に浸れます。
何より音楽と雰囲気そしてよく動くキャラクター達がそれをマッチさせます。

・意外とシビアな難易度のアクション。
このゲームは連打だけではクリアできません。相手の攻撃パターンを見切って
コンボやサイファースキルなどを放ちクリアするステージクリア型のゲームです。
慣れるとスムーズに進むので特に問題はありません。
キャラクター毎に固有モーションが多数あるのが○。


・ロードが頻繁にある
ステージクリア型のなので移動するたびに細かいロードがあり若干イライラします。
プーカの街のレストランで長いロードがあるのも×

・アクション性がそんなに無い、レベル上がってもできることはサイファースキルとコンボか空中攻撃だけです。しかもこのゲームはステージクリア型なので同じコンボを出すだけだとすぐ飽きがきてしまいます。せめてキャラ入れ替えできたらなぁ・・・

・操作性が悪い
キャラの操作性がはっきり言って最悪です。
攻撃ボタンとガードボタンが一緒な為、敵の攻撃は瞬時に防御するということはできません。それに攻撃モーションの硬直時間が長いため敵の反撃は必ずくらうと言っていいでしょう。一番ストレスになったのが攻撃を受けたときによるモーションの長さです、
これによりプレイヤーが思うようにキャラを動かすことができないので非常にストレス
になりました。

・使い回しが多い
サイファースキルやダンジョン、ボスや雑魚に至るまでキャラのシナリオごとに全て使いまわしです。流石にキャラ毎にシナリオ作るならもうちょっとなんとかしてほしいと思います。



不満も多く書きましたが、発売前に期待してたからこその意見です。
とにかくグラフィックと雰囲気の良さをゲーム性が足を引っ張ってる、
そんな印象のゲームでした。
このグラフィックでオーソッドックスなRPGのゲームを作っていればもっと評価は
高くなったと思います。

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: コレクタさん (27歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 4 2 3 4 3 1 30時間以上40時間未満


・2Dだけど手抜き感が感じられない好感がもてるキャラ等のデザイン。

・アイテムがすべてアイコン化?されているところ。個人的にとても好きです。ダーククロニクルみたいな感じ。

・ムービーをスキップできたり、セーブもこまめにできるところ。

・キャラの育て方が独特で手持ちのアイテムでいろいろ工夫したりするのがちょっと面倒だけどよかった。


・敵の強さと使用キャラが違っても同じステージ同じ敵を狩るのはあきる。5週も同じような手順でキャラを育ててると余計。

・私だけかもしれないが敵のいろ違いのじじいが3人でてくるが似すぎていてややこしい。ストーリーのキーになるので余計残念。

・みどり色のスライムの敵が凶悪。倒し方はあるがこちらのレベルに関係なくめんどい。

・RPGとしてはややシンプルすぎる感がある。装備とかワールドマップとかミニゲームとか邪魔にならない程度あってもよかった。アクションRPGというより横スクロールアクションをやってる感がある。



 傑作とは思わないけどこの手のゲームが好きな人は大体満足できると思う。死んでもコンテニューできるし、町の人全員と話さないと進めないとかないし、ゲーム自体は単純で簡単。その分あきるかもしれないけどボロクソいいたくなるほどではないし、1日1時間程度やる人にはちょうどよいかもしれません。休みにドカッとやる人は作業感がでてストレスに感じるかも。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 猿殿様さん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 3 3 3 1 4 4 60時間以上100時間未満


アクションゲームとしてかなり綺麗な部類にはいるのではないでしょうか?
肝心のアクションも各キャラごとに区別があり、操作性の良いキャラ、癖のあるキャラなど揃っており満足できるのではないかと思います
ある時間軸があり、各キャラクタがその時何をしていたか? を追っていくストーリーになるのですが、それぞれのキャラクタがかなりいい味を出している為、楽しめるんじゃないかなと思います。


良いところでアクションで満足できる と書きましたが、あくまで通常戦闘時のみ です。 一部戦闘やほぼ全てのボス戦では処理落ちしてしまい、肝心のアクションが最悪な感じになります。例えるなら二段ジャンプ、キャラによっては三段ジャンプ等でボスの攻撃をかわしたいのに
処理落ちしているためタイミングが合わずジャンプできない
攻撃をかわせずゲームオーバー
を 繰り返すコトになります。
ただでさえアクション初心者を突き放した難易度であるのにこれはゲームとして最悪の事だと思いましたので、快適さは 最低にさせていただきました。
そしてストーリーは良い としましたが、あくまでそれを最後まで見ることができれば、です。
このゲーム多彩なキャラが売りであるにもかかわらず、キャラ選択ができません。
決められたキャラをクリアして次のキャラを出す仕様なので、自分の合わないキャラが出てきたとたんに前述の難易度ゲキムズもあわせてそこでゲームをやめてしまう可能性が大です。



どちらかと言うと 悪い所 に書いた事を参考にしてもらって、激ムズ難易度ドンと来い! と言う方。 にはお勧めできると思います。
逆にアクションが苦手な方には絶対お勧めできません。
一応難易度選択は出来ますけれどもね、気休め程度の・・・

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 1701Eさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
4 4 3 3 3 1 3 3 05時間以上10時間未満


・オリジナリティー 基本的な部分はアトラスの過去の名作「プリンセスクラウン」と同じですが、一部改良を加えて操作性が若干良くなっています。ステージが輪の様になっているなど、二次元格闘対戦型ゲームとは一味違ったアクションを楽しむことが出来ます。また、多くの主人公がそれぞれの話の中でリンクし、様々な関係(友好や敵対)を結ぶのも見所です。北欧神話をモデルにしただけあって、北欧神話や「ニーベルングの指輪」などを知っている人は一層楽しめるのではないかと思います。

・グラフィックス NINTENDO64の「ヨッシーストーリー」を思い出させる、絵本のような綺麗な背景のステージを駆け回るのが楽しいです。

・キャラクター 「プリンセスクラウン」と同じく、神谷盛治氏がデザインしており、メインから脇役に到るまで、どのキャラクターも可愛らしく、背景と合っていて大変良いです。また、フルボイスで出演声優も有名な方が多いです。特にベルベットはペルソナ3のエリザベスが好きな人にとってはかなりおいしいキャラクターだと思います。

・システム ステージを攻略中でも最初からやり直すことが出来るので、ハイスコアを狙ったりするときや、手詰まりになったりしたときにはかなり親切な設計になっています。また、キャラクターが力尽きても直前からやり直せるのも良いです。


・ストーリー 酷いという程ではないですが、唐突にキャラクターの心境が変化したり、明らかに怪しい素振りを見せているキャラクターがいても、たいしたことをしないまま消えてしまったり、突然出てきたりするなど、描写不足な感じは否めません。五人の主人公の話がリンクするというこのゲームの特徴上、仕方ないことかもしれません。

・操作性 シンプルですが、イマイチ良くないです。通常攻撃の一部にキャンセルが効かないものがあり、攻撃中に回避が出来ず、敵の落とした武器や自爆に巻き込まれ大ダメージを受けてしまうこともありました。また、空中攻撃が使いづらいです。グウェンドリンの場合、二段ジャンプをすると勝手に滑空してしまい、真上の高い位置にいる敵を攻撃するのがかなり困難です。ガードもあまり使えないです。どうせならプリンセスクラウンと同じ緊急回避にしてほしかったです。

・快適さ 戦闘面 敵の多いところでは処理落ちします。お金が入手しづらく、思ったようにアイテムを購入できません。また、敵の落とす宝箱がすぐ消える上に異常なほど頑丈(壊さないと開けられない)で、開ける前に消えてしまうことも珍しくありません。

その他 NPCの台詞が長すぎます。フルボイスだけに、一層問題です。アイテムを購入したり、話を聞いたりするだけで異常なほど時間をとられます。また、アイテムを合成して薬を作ることが出来るシステムがありますが、一度に一つしか合成できず、その上、合成で出来たアイテムはいちいち落とすので拾わなくてはならず、鬱陶しくなります。

・難易度 一番低い難易度にしても敵の攻撃力が高く、一撃でHPが半減したり下手するとやられたりするのは納得できません。



 本作や「プリンセスクラウン」をプレイするとまだまだ二次元アクションも捨てた物ではないと思える程楽しいです。しかし、やはり調整不足が多く、「アトラスらしい」作品です。素材がいいだけに調整不足が目立ちます。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: まよたこさん (26歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 4 4 4 4 4 30時間以上40時間未満


■グラフィック
2Dを彷彿とさせる3Dグラフィック。
まるで生きているような魔法の大釜に食べ物を食べた後の艶やかな仕草、など細かい動作まで凝っていて見ていて飽きません。
公式サイトにプロモがありますが、プロモ以上に美麗で幻想的でした。

■アイテムゲー
アイテムを積極的に使用する事で道を切り開ける絶妙なバランス。
昨今のアイテム倉庫状態のゲームが多い中、アイテムは使ってこそ意味があるのだと気がつきました。
アイテムも簡単に作れるので◎

■スキップ機能
戦闘後のスコアに料理屋での食事、ムービーシーンなどスキップ可能な場所が多く、ユーザーに対する配慮が伺えました。

■リトライ
例え死んでも5秒後には自動的に同ステージの最初から始まり、何度も試行錯誤して戦える。

■シーン再生
一度見たムービーシーンをいつでも再生できる。
このゲームの肝とも言える物語をいつでも見直せるのはGOOD

■難易度設定
何時でも自由に変えられます。
変えられますが、EASYでもこれのどこがEASYなのかと思うこともしばしば。


■処理落ち
あるステージでは処理落ちがひどく、プレイし難かった。
テストプレイで気づいていただろうに……。

■戦闘バランス
アイテム使用が前提なので通常攻撃だけではまず勝ち抜けない。
さらに通常攻撃は予備動作と硬直時間があり、序盤は思うように動けない事も。
慣れればノーダメで倒せるようになりますが。

■スーパーアーマー
一部の攻撃には仰け反り無効効果があり、同時に攻撃すると押し負けます。
これが高難度の原因の一つだと思います。

■理不尽な敵
一部攻略法が理不尽なまでに難しい敵がいます。
この敵のおかげで誰にでもクリアできるとは言えない難易度になってます。

■シーン再生
バグで一ヶ所上手く再生されないシーンが……。



個人的には大満足の一品ですが、結構癖のあるゲームなので好き嫌いが多いと思われます。
北欧神話をモチーフにした幻想的な世界と、骨太のA・RPGを楽しみたい方にはお勧めしますが、バリバリのアクションゲームを想像すると肩透かしを食らうので注意。

あと、購入を考えている人に一言。
基本は『死にゲー』です。
クリアするまでに100回近くは死にました。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: みゃーさん (24歳)
(難)クリアプレイ時間
3 5 4 4 3 3 3 3 40時間以上60時間未満


・オリジナリティ

目新しさは余り無いかもしれない、どちらかと言うとレトロゲー寄りのアクションタイプ、ド派手な技や魔法は存在しない、その分敵キャラが凄まじく派手、今の時代には珍しいゲーム

・グラフィックス

やばいくらい綺麗です、2Dグラではこれ以上綺麗なグラフィックは見た事無いです、味方、敵キャラのかっこよさ、さらにはかなり細かく滑らかに動く事、素晴らしいの一言、自分は3Dアクションは酔い易い体質なのでこの路線の進化に万歳、グラには文句無しで満点

・音楽

これも良かった、特に最終章はストーリーと曲が噛み合ってテンション上がりまくり

・熱中度

これジャンルRPGらしいけど、ほぼアクションゲームです、アクションとしてなら使い回しは多いものの結構なボリュームだと思います、ただ残念ながら真END見たらやる事があまり無い

・満足感

プリンセスクラウンみたいなのを予想していたが結構まんまなので満足

・快適さ

特に目立つバグも無く、いつでもセーブ可能、町に戻る事も可能、死んでもそこからやり直しなので問題無し

・ストーリー

結構期待していたがグウ゛ェンドリンの章は苦痛だった、しかし終章はかなり面白い、正直終章の為の前座の各章って感じ、途中でやめてしまった人は最後まで進めてみてはいかがだろうか

・難易度

結構難しいが難易度は選べるので難しいのが苦手な人は簡単な難易度で挑みましょう、
ノーマルはそこそこ難しいが死んでもリトライ可能、いつでも町に戻れるので詰まる事は無い


・快適さ

唯一終わってる場所がある、死の国に関しては最悪だった、とにかく処理落ちが酷い、通常フィールドにもボスフィールドにも蝋燭を灯す屍がいるのだが画面上屍が明りを灯している場所で戦うと常時スロー、ボス戦に至っては雑魚大量召喚でかなりイライラするだろう、さらには他のフィールドでもこの様な自体が希に起きる。

操作に関してはもうちょいテクニック的なシステムが欲しかった、どー考えてもどうしようも無い状況が多々ある、だがそれがいい

・満足度

プリンセスクラウンを予想していたがもうちょい進化が欲しかったかな、アクション面で、他は装備とか防具があれば嬉しかったかも、アクセサリー装備枠もう少し欲しい
それとクリア特典なんかも欲しかった、エクストラダンジョンとかボス連戦とかでも良かったのだが



自分はこのタイプのゲームは好きだがやはり合う合わないの個人差が激しそう、派手な技や格ゲー張りのテクニックで戦うのをイメージして買わない方が良い、RPGと表記されてはいるがこれはほぼアクションゲームだと思う、いかに不利な状況に持ち込まないようにするのかが大事、
SFC時代のゲームが好きだった人にはオススメ

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 剣介さん (非公開)
(難)クリアプレイ時間
4 5 5 4 5 3 5 3 10時間以上20時間未満


オリジナリティはサイドビューのアクションRPG、絵本のようなグラフィック、複数の章立て構成、食料によるレベルアップなど独自の要素が強い。

手描きの絵画のようで、大きなグラフィックのキャラクターが滑らかに動く。種を撒いた場合の草木の成長や、各種キャラクターも魅力的。ポリゴン全盛の時代だが、PS2の性能を存分に生かした2.5Dのグラフィックは圧巻。バラエティ豊かな食事も美味しそう。

音楽はオウガシリーズ、FFT、FF12の崎本仁作曲。劇伴のようなクラシック調の荘厳な音楽がゲームに合っている。

アクション戦闘はシンプルな操作ながら二段ジャンプや連続技、魔法なども使えて爽快。
滑空、回転斬りなどのキャラクターごとの独自のアクションも面白い。

ストーリーは王道ながら意外性のある展開が良い。5章構成になっており章ごとに異なる主人公でプレイできるのが「街」っぽい。北欧神話をベースにした世界観も良い。いつでもストーリーデモを見返すことができる。


敵キャラクターの出現数が多くなりすぎると処理落ちする場合がある。
難易度がNORMALでも結構難しい(いつでも難易度変更可能だが)。



あまり期待せずに買ったのですが他には例を見ないソフトで非常に面白かった。アクションの爽快さ、グラフィックや音楽の素晴らしさ、ストーリーの面白さと3拍子揃った名作。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: トルケルさん (26歳)
(難)クリアプレイ時間
3 5 5 5 4 3 4 1 40時間以上60時間未満


北欧神話をベースにした世界感、魅力溢れるキャラクターデザイン等のグラフィック面
崎元氏のBGM、声優陣の熱演の相乗効果で、秀逸な舞台劇を見てるような感覚になります。


とにかくアクション面は大味です。難易度が★2つ(普通)以下の難易度の場合は
アイテムを使って攻撃ボタン連打のゴリ押しでほぼ全ての敵を倒せます。
カッチリした操作感や思考錯誤しながら強敵を倒すのが好きな人には物足りない出来かもしれません。

またPS2でプレイした場合、特定のボス戦や敵が多くでた場合は確実に処理落ちします。



まずジャンルについてですが、いわゆる「FFやDQのような日本的RPG」ではありません。
アクションとRPGの比率は9:1くらいでしょうか。アクションRPGでもなく、もはや「アクション」そのものと言ってもいいと思います。
しかも、そのアクション面もお世辞にも出来が良いとは言えないもので、アクションに慣れている方はストレスが溜まるかもしれません。
アイテムの整理・作成等も最近のゲームにしては不親切な部類だと思います。

しかし、それらを補って余るほどの秀逸な世界感、美麗で作り込まれた2Dグラフィック、それらを盛り上げる壮言なBGM
アクション面の不満等、全く気にならないほどゲームに引き込まれてしまいました。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: カジカさん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
3 3 3 2 2 1 3 1 30時間以上40時間未満


■台詞のテンポが良く声優の演技も上手なのでイベントシーンは、見入ってしまう

■舞台演劇のような画面構成でキャラクターの細やかな表情の変化や演技が良い

■グラフィックがとても綺麗で色彩も鮮やか

■キャラクターが可愛い、ひとえにイラストレーターのお手柄


■アクション部分のレスポンスが非常に悪い

■ボタンの振り分けがおかしい

■ボスが数パターンの攻撃を同時に繰り出すだけでカクカクと処理落ちする

■マップのつながりがわかり難く、地図が見にくい

■回復アイテムの種を育てないと回復アイテムが手に貼らないという手順が無駄で面倒
スイカやクッキーなら嬉しいのに、スイカの種やクッキーの材料を渡されて喜ぶ人はいないでしょう

■アイテムを使用中間違って○を押すと必要ないのに又同じアイテムを使ってしまう

■主人公が数人いるのにまったく同じステージを延々と人数分こなすだけ

■アクションのモーションの完成度が低い

■画面に対してキャラが大きすぎるので大味

■落とし穴や罠が無い横移動なのでステージが変わっても、やることは同じ



■アクション部分やメニュー関係の操作性が最悪です。
反面、長々したイベントが多いのに、台詞とキャラの魅力で
イベントシーンは、苦になりません

アクションよりキャラクターやグラフィックに愛がある方にお勧め
アクションゲームとしての、避けたり防御したりコンボを決めたり
と言う楽しみを期待すると地雷化するかもしれません

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 魚類さん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 3 4 2 3 2 40時間以上60時間未満


・淡い色彩と、演劇のような雰囲気。
・滑らかに動く絵。そこらへんのアニメより質が高いのでは?
食べ物を食べた後、指を舐めとる動作など、こだわりようが凄い。
・今時滅多に無い据え置き機での2DアクションRPG。
・オーケストラ風でゲームの雰囲気にとても良く合ってるBGM。


・パワーゲージシステム自体に疑問。
敵のウザ強さも相まって、戦闘時の爽快感を削いでます。
無くてもよかったかも。
・最初から五人全てを選べず、ただの一本道だったとこ。
少し肩透かし食らった気分。
・五人ともマップが共通で少し飽きる。



雰囲気ゲーです。

そういう類が好きな人は満足出来ますが、(自分とか)
世界観などに惹かれずに2DアクションRPGとだけ期待してるのなら
買わない方が無難です。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: プーカの網焼きさん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
4 4 4 2 3 2 3 1 40時間以上60時間未満


・なんといってもビジュアルの素晴らしさ。
 グラフィックが美麗なだけではなく一つ一つの動作が細かく製作者のこだわりとセンスの良さを感じます。特に自キャラの五人は各々個性が際立っていてぐりぐり動く。他のメーカーでは絶対にまねできないでしょう。自キャラではないが物語冒頭の少女が、椅子にどかっと座るモーションは個人的に一番のお気に入り。2Dゲーとしては最高クラスでは。


・よくまとまった世界観
 モチーフは北欧神話とよくあるものだか舞台劇を意識した演出で一味違った雰囲気があります。演出、グラフィック、音楽ともイメージの統一感があってよい。

・イベントシーン再生機能あり
 RPGでは珍しいかな?


・使いまわしの多さ
 ステージは全8つで各ステージが十数個のマップで構成されてるのだが、一つのステージ内のマップは全て同じ背景。しかもステージは全部のキャラのシナリオで使いまわし。出現する敵キャラ(ボス含む)も全部のキャラのシナリオで使いまわし。正直飽きます。



・敵の出現が遅い
 このゲーム、新しいマップに入り操作可能になってから一定時間は一切敵が出ません。どうやらマップ間ロードでは敵キャラをロードしないで、マップ移動後に敵キャラを一括読み出しする仕様のようです。つまり新しいマップに入ったら、十数秒間そこらをうろうろして敵キャラが出現するのを待つ羽目になります。マップ数が多く、敵を全滅させないと次のマップへいけないので非常にストレスです。おかげでマップ間のロードはそれなりに早いですが。


・一部ロードが異常に長い箇所がある
料理屋&喫茶店はHP上昇の為頻繁に訪れることになるのですが、その際のロードが異常に長いです。店内一画面を読み込むだけなのに何故か15秒くらいかかります。店主は客のボディチェックでもしてるのか?


・戦闘システム(特にアクション関係)が劣悪
 本作最大の問題点です。本作の戦闘システムは前作プリンセスクラウンのタイマンを前提にしたシステムをベースにしているためかなり不満点があります。

 ・自キャラのレスポンスが非常に悪い
 具体的には攻撃、ジャンプ、しゃがむといった動作の全てに長い始動モーションがあります。ジャンプでいうならボタンを押した直後に足が地面から離れるのではなく、一旦しゃがんでからジャンプします。描写としては現実に則していますが、プレイヤーの感覚より一瞬キャラの動作が遅れるため、早め早めにボタンを押さねばならず操作しにくいです。もしかして作ったアニメパターンを見せたくてわざとやってるのか?


 ・自キャラの通常攻撃が非常に使いづらい
  本作の戦闘は一対多数。だというのに通常攻撃のモーションがやたらと長く、一発一発が格闘ゲームの大攻撃と同じかそれ以上です。攻撃後の隙も大きいため乱戦の中、連続攻撃すると長時間無防備な状態になります。
  さらに基本の4連撃は3撃目と4撃目の間に大きな隙がありコンボにならずタイマンでも反撃を受けます。その為、連撃は3発で止めるのが理想なんですがボタンの先行入力時間がやたら長いのに加え、処理落ちのせいで4発目が頻繁に暴発します。
しかも攻撃の度にパワーゲージを消費し、パワーゲージを使い切ると5秒程棒立ちになります。リスクリターンが全く合ってないです。



 ・カメラがよりすぎているため敵位置の把握がしづらい
 本作の戦闘は一対多数の為、敵キャラの多くが画面外に出てしまいます。画面右上のミニマップを見てれば全体の状況が把握できる上、画面外の敵に対する攻撃手段も多いので戦闘自体に問題ないです。が、画面外の敵を長射程の攻撃で画面外で撃破、という状況が多く、戦っていてあまり面白くないです。かといって接近戦は後述のスーパーアーマーのおかげで自キャラが圧倒的に不利ですし。



 ・全ての敵キャラの攻撃がスーパーアーマー
 本作の不満点のうち個人的に一番許せないのがこれです。
 どういうことかといいますと敵が一旦攻撃モーションに入る(例えば剣を振り上げる)と、こちらがいくらダメージを与えようが中断させる(剣を振りおろすのを止めさせのけぞらせる)ことができないというものです。敵の攻撃範囲内にいればこちらは必ずダメージを食らいます。ボスはもちろん大量に現れる雑魚敵にいたるまで攻撃モーションには全てスーパーアーマーがついてます。タイマンなら間合いを計りつつ隙を見て接近、攻撃を叩き込み即離脱ということもできますが本作は一対多数ですので、上述した自キャラの使いづらさとあいまって一度接近戦になったらノーダメージで切り抜けられるかどうかは運次第です。戦闘後の評価でSランクを狙う時や、HPが極端に低い難易度HELLの場合は、被弾がほぼ許されないので非常に理不尽なシステムに思えます。


 ・アイテムが強力すぎる
  上記の自キャラに圧倒的に不利な要素全てをくつがえし、どんなプレイヤーにもクリアを約束してくれるのがアイテムです。特に攻撃用のアイテムは通常攻撃より威力が高く、攻撃範囲が広く、隙も少なく、さらに調達が容易と非の打ち所がありません。ナパームを十発も持ち込めば大抵のボスでも1分以内に屠れます。地道に剣で斬ったり、槍で突いたりするのが馬鹿らしくなってきます。
 防御用アイテムでは一定時間ダメージ半減のペインキラーか三回まで攻撃無効のファイアエレメントORアイスエレメントが数個あれば十分で、これらの調達も困難ではありません。
このバランスの悪さ何とかならなかったのでしょうか?
  
他にもガードがボタン長押しで出しづらいくせにガードしてもたいして被ダメージ減らないとか、一部中ボスの強力な攻撃が見てから避けられないくせに攻撃前の予備動作がほぼ無いとか、イベントシーンの音声スキップができないとか、アイテム合成の手順が煩雑だとか細かい不満点はありますが、上記の点に比べればそうでもないです。



 レビューをご覧のあなた!本作のジャンルはアクションではありません!動画やスクショを見るとアクション要素8割、RPG要素2割ぐらいにみえますがそれは大きな間違いです。むしろ逆です。公式のジャンル表記の通り、アクションの皮かぶったRPGです。
 どういうことかといいますとこのゲーム、アクションのように「敵の攻撃パターン憶えて、プレイヤーの腕でできるだけダメージを受けないように立ち回って敵を倒す&アイテムは救済用」という方向ではデザインされていないです。RPGのように敵に攻撃されたらダメージもらうのが当たり前、戦闘前にはレベルを上げて装備を十分整えてこっちのHPがなくなる前に敵のHPを削りきる、というスタンスです。製作者が意図してこうしたのか、アクション部分を調整する実力が無くて結果的にこうせざるを得なかったのかはわかりませんが(アイテムの法外なまでの強さを見ると個人的には後者だと確信していますが)。
 ともかくこの点を見誤ったまま購入すると後悔します。特にアクションゲーム好きで本作の購入を考えてる方は要注意です。
RPG好きにの方も注意は必要です。本作のRPG要素はゲームバランス上は重要ですが、数はそれほど多くありません。レベルがMAXまで上がっても他のゲームほど強くなった実感は得られませんし、レアアイテムの収集やサブシナリオ等の寄り道要素もありません。
ではどんな人間になら薦められるかというと、やはり本作の美麗なキャラクターや世界観、雰囲気に強烈に惹かれたかたでしょうか。
ここまでの私のレビューを読んで、コレ糞ゲーだろと思いつつも何故かプロモーションビデオを見返してしまう、あるいはつい店頭でパッケージとにらめっこしてしまうようなかたは買って損は無いと思います。
また、私のようにゲームに平均点なんて求めない!どこか一つ突き抜けたところがあればそれでいい!というかたも満足できるかと。本作のヴィジュアルは本当に半端なく凝ってます。前作同様、製作者の魂が込められてますよ。
プリンセスクラウンのファンは間違いなく満足できるでしょう。

最後に個人的要望。
次回作があるならヴァニラウェアはヴィジュアルに専念して、アクション部分はトレジャーあたりが製作したら素晴らしいのができあがるような気がするんですがどうでしょう?

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: レコア・ロンドさん (37歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 4 4 4 3 4 2 30時間以上40時間未満


オリジナリティー:横スクロールで成長要素もありかつアクションRPGというのは
最近ではなかなかなかったと思います。これが見事にはまりました
グラフィックス:特徴あるキャラクターで特徴ある世界観を描きだされていてかなり
いいものがありました。同社のRTSのグリムグリモアのキャラが気に入った方なら
これも気に入ると思います
音楽:崎元さんが担当しているだけにすばらしかったです。ぐいぐいひきこまれていきますね
熱中度:キャラも5人いてボリュームもたっぷりなので飽きもこずなかなか長い間楽しませてくれると思います。ストーリーも練りこまれており次を次をとやってしまいやめどきを考えるのが難しいぐらいですね^^;


悪いところはそう見つからないのですがしいてあげるとするならば
ときたまあるBOSS戦とかでの処理落ちぐらいでしょうか?
アイテムを出すときもコマ送りのようになってしまいますね



某同人ゲームの方のブログを見て買ってみようかな?と買ってみたのですが・・・
ものすごく気に入りました。PS2持っていて横スクロールアクション+格闘ゲームが好き
という方なら買ってみてはいかがでしょうか?
定価の3倍ぐらいは楽しめました。(まだ終わってないんですけどね^^;)

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 男爵平野さん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 4 3 3 2 3 2 30時間以上40時間未満


プリンセスクラウンのシステムの正当継承。
プリンセスクラウンが好きだった人にはたまらないでしょう。
古式なシステムですが、ゲームにかっちりはまって飽きさせないです。

独特なキャラデザイン。
主人公達は言うに及ばず、雑魚敵や龍、プーカ達もそれぞれ個性的で自分は好きでした。
主人公達一人一人に性格的にもデザイン的にも個性があるのは良かったと思います。

ストーリー。
まあ、北欧神話と指輪物語とDODを足して割ったような話ですが、それだけにとっつきやすくて分かりやすかったです。
前述の通り、キャラの個性がストーリーに押し出されていますから、話が王道でもありきたり感は薄れていますし。
それにストーリーシークエンスが細かく分かれているのにも面白みを感じました。
この時にこのキャラがこう動いている時、別のキャラはこう動いていた……というのが五人のキャラをクリアしていくに連れ、判明して行くのは多少なりとも興奮していきます。

音楽。
音楽の種類には余り詳しくありませんが、透明感のある音楽で、場面にあったものをチョイスしているので良かったと思います。
ボス戦とか、まさにおどろおどろしい感じでしたし。
サントラが出るので、買いだとは思います。

アクション。
プリンセスクラウンがやや鈍重だったのに対し、こちらはやや軽快なアクションでまとめています。

ボイス。
声優もきちんと演技が出来る人を揃えており、聞き苦しいという事はなかったです。

難易度。
難しいといえば難しく、簡単といえば簡単。
雑魚相手でやや死にやすくはあるものの、プレイ中にいつでも難易度変更できますし、何となれば経験値やレベル継続でステージ開始前に戻れます。
ですから人次第という事で。


結構あります。

まずはロードの多さ。
ステージ移動型のアクションなのですが、移動する度にロードが入ります。
一回一回はさほど長くはありませんが、何度も何度も入ると少しストレスが……。
ステージによっては、20秒ほどで敵を倒して移動というのもありますし。
初回に全て読み込む方式でやって欲しかった。

ステージの使いまわし。
五人のキャラのステージが殆ど同じ。
まあ、五人の話が密接に繋がっている以上、場所が同じというのは分かりますが……それでも流石に飽きてきます。
雑魚もボスも大体同じですし。

処理落ち。
画面にあるアイテムと雑魚敵が十を越えたぐらいから処理落ちします。
特に死の国はなぜか背景でなくキャラ扱いのMOVが居り、頻繁に処理落ちしてストレスがたまりました。

ボイスカット無し。
ボイスのオンオフがない上に、会話文でのボイス飛ばしも出来ません。
自分は文章を読んだらボイスを飛ばすので、これが出来ないのにいらつきました。
まあ、会話のテンポが速いのだけが救いですが。

キャラの固有技。
フォゾンバーストという、ゲージ消費技があるのですが、五人中四人がすべて同じ。
後の一人も一つだけが違って他は同じ。
折角キャラのアクションは違っているのに、固有技が全く同じで個性が感じられませんでした。

ボス戦のあっけ無さ。
大抵のボス戦が力押しで倒せます。
ペインキラー、アンリミテッドパワー、オーバーロードで瞬殺。
あるいはナパーム連打。
特殊な倒し方をしなければならないボス以外はそれで一瞬です。
特に技や魔法薬が充実する後半に如実にそれが現れます。
もう少し攻略法とかを考えさせて欲しかった。

キャラクリア後のレベルアップ。
キャラクリアした後、総纏めのストーリーに入るのですが、その前に大抵の人がレベルアップ、或いはアイテムの整理をすると思います。
ですがその場合、また一話から始めなければならない為、非常に面倒です。
後半に売られているアイテムを買う場合は、当然後半まで進めなければなりませんし。
ストーリースキップ機能があるとは言え、億劫でした。
フリーバトルシステムを導入して欲しかったです。

ラストシークエンスのあれこれ。
詳しくはネタバレになりますが、ストーリーを埋めるためだけに何周も作業させられるのは少し……。
それまで非常に楽しくプレイしていましたが、ラストシークエンスだけは色々な意味で冷めてしまいました。
話が駄目だといっているわけではありませんのでご注意を。



比重的に悪い所が多くなりましたが、決して酷い作品でもつまらない作品でもありません。
ただ、惜しいという点が多かったのを悪い所に書いているだけです。
プリンセスクラウンが好きだった方、古風なアクションが好きな方は満足されると思います。
勿論、北欧神話系が好きな方も。
話も綺麗にまとまっていますし、お勧めの作品である事には違いありません。
話に没入しながらじっくりプレイするも良し、アクションを楽しむも良し。
いいゲームだと思います。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 雪丸最高でゴザル^^さん (29歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 4 4 4 4 3 60時間以上100時間未満


●グラフィックス全般と世界観がすごい。
北欧神話をモチーフにした童話の世界にも似たファンタジー世界観が
見事に構築されてます。キャラデザインも背景も非常にセンスがよく素晴らしい。
ドラマパートではキャラがまた生き生きとよく動くのですが
ものを食べる仕草、武器を振る仕草、何をひとつとってもよく動き
妥協のまったくないすばらしいグラフィックです。
戦闘演出も素晴らしくもはやこれは芸術の粋かも知れません。

●ドラマパートが面白い。
コレはアリスという少女が読む世界観を同じくした五つの主人公の物語。
五人の主人公の行動がそれぞれが密接に絡み合い、運命が交錯し、やがて訪れる世界の終焉にむけて立ち向かう愛と勇気の物語です。無駄なキャラが一人もいません。脇役もそれぞれ味があり大きく話にかかわってきます。とても完成度の高いものに仕上がっております。最後はわりとホロリときます。

●アクションパートが面白い。
五人の主人公はそれぞれ固有の動かし方があり、一筋縄ではいかないのですが
それが逆に面白い。力押しだけでは勝てない敵がでてきても弱点やパターンさえ
見切ればあっさり倒せたりします。この達成感が好感触。
「アクション苦手な人でも頑張ればなんとかクリアできるバランス」が
素晴らしいと思います。どうしても倒せない敵が出てきても大丈夫。
よ〜く考えれば救済策はいくらでもありますから。
(難易度が戦闘の最中であっても変えられるetc)


●アクション難易度が割とシビア
悪いところではないのですが、割と初心者泣かせです。
被ダメが結構大きめなので一発死とかそこそこあるので
アクション苦手ならイージーでもツライ人はいっぱいいると思います。
しかし前述のとおり難易度が戦闘の最中であっても変えられますし、
敵のパターンや弱点、アイテムを使った攻略などで切り抜ける爽快感はすばらしく
難しいけど噛み応えのある良バランスだと私は思います。

●ロードが若干鼻につく
オーディンスフィアで個人的に唯一残念だったところがこれです。
体力がゼロになると即リトライなのですがそのたびに数秒のロードが入ります。
これが以外にわずらわしい。コレさえなければ完璧でした。
ああ、あとあとボス戦で大量のモブがでてくると処理落ちします。
これは嫌な人は嫌かも。。



いやぁ〜楽しめました。
今期はいろいろRPGをプレイしましたが、
間違いなく 今 期 最 高 傑 作 です。

「興味ある方はすぐお試しあれ。」

私が言えることはそれだけです。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: ぽわれさん (非公開)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 2 2 1 3 4 40時間以上60時間未満


世界観が北欧神話を基にした独特な物で凄く魅力的、イラストが動いているようなグラフィックは圧巻、ダイナミックに動くイラストを見ているだけでも楽しい。
音楽はどれも世界観にあっており、明るいものから悲しいものまでどれも良い
スートーリーアーカイブでイベントがいつでも見られるのは親切で凄く嬉しい所


まず根本的に戦闘部分がからっきしに駄目
処理落ちが酷く戦闘にならない所や、理不尽なハイパーアーマーに理不尽なリンチ攻撃にはストレスが溜まるばかりで爽快感は皆無
ボス戦ではやっと半分削ったと思うとHPを回復したり処理落ちはしたりと散々
キャラクターの攻撃バリエーションも少なくサイファースキルも殆ど被っており、ステージやボスさえもキャラクターが変化するだけで同じなのでダレてしまう
途中からアイテム使用のゴリ押しが基本となり、しかもレベルアップの方法も面倒なため二週目をやる気には余程でないとならない



ヴァニラウェアはゲームのシステム面には手を出さずキャラデザ等を担当したほうが良いと思う。
今回のは本当に魅せゲーで自分がやるとただただストレスが溜まるばかりになる
開発者は何が面白いと思ってこういうゲームにしたのか分からないが、どれだけ世界観やキャラが魅力的でもこれでは才能の無駄遣いだ

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: D4さん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
2 5 4 2 3 2 3 3 30時間以上40時間未満


グラフィックス:まず最初に良いと思うのがグラフィック。次世代機の登場でますます
3Dがメインになってきてる今の時代に2Dの良さを改めて認識させてくれる出来栄え。
独特なタッチに幻想的な色使いでファンタジー色溢れる魅力的な世界観を作っています。

音楽:大体がオーケストラによる曲だったと思いますが場面にあった曲をしっかり
作ってるなと思いました。メロディもなかなか良かったんじゃないでしょうか。


熱中度:このゲームをして思ったのはずっと同じことを繰り返してるなということです。
全体の流れがずっと一定で面白くないです。戦闘も単調ですぐ飽きてしまいます。
レベルが上がっていくと魔法のようなものがいくつか使えるようになっていくのですが
全キャラほぼ同じものしか覚えません。
キャラが変わると戦法も変わってきますが、操作できるようになる順番が決まっていて
1人1人クリアしていかないと他のことができないのも辛かったです。

快適さ:一部のボスが理不尽に強いor面倒くさいです。キャラによっても違いますが所々所々でイライラさせられました。
いくら強くしても雑魚の攻撃に当たるとぶっ飛ばされて攻撃が中断されたりと細かいとこもいくつか気になりました。
もうちょっと爽快感が欲しかったですね。



自分的には非常に惜しい作品でした。もうちょっとシステム部分やバランスを考えてほしかったなぁと。
ですが光るとこは確かにありますしストーリーも悪くありません。好みによってはとても楽しめる作品じゃないかなと思います。
私自身悪いとこを色々言いましたが買ったことを後悔してません。
少しでも興味があったら買ってみるのもいいかと思います。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: Clehaさん (23歳)
(難)クリアプレイ時間
2 4 3 2 1 2 3 3 05時間以上10時間未満


●グラフィックス
柔らかいタッチで描かれたキャラクター達が、息づいている感じが伝わってきます。


●経験値システム
食べ物で経験値を得る、というシステムは悪くはないのですが、戦闘で敵を倒してもレベルアップしないのはやはり違和感を感じてしまいました。
経験値は入るけれど、食べるのに時間が掛かり、回復どころかその隙に攻撃されるということもあり、自分には合いませんでした。

●戦闘
キャラクターの動きが重く感じました。
レスポンスがワンテンポ遅いというか・・・。
また、攻撃に爽快感がなく、かつワンパターンになってしまうため面白みが薄く感じられました。
基本的に1:1の環境を作って戦う、とゲーム中説明されますが、その環境を作りづらく、敵の攻撃力が高いため、乱戦になるとあっと言う間にゲームオーバーということもありがちでした。



発売前より期待していたタイトルでしたが、プレイしてみてがっかりでした。
アクションパートは平面でレスポンスの悪いファイナルファイトという感じでしょうか。
もっとアクションのレスポンスがよく、爽快感があれば良かったと感じました。
ストーリーが良さそうなだけに、アクションパートで躓いてしまったのが残念です。

グラフィックや題材に惹かれるものがあるのに、私としては惜しい作品でした。

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掲載日:[2007/05/30]
投稿者: 真紅さん (37歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 5 5 4 4 3 わからない


●オリジナリティ
 世界観はオリジナルだが、北欧神話のイメージを強く出している。
 私自身は未プレイですが、プリンセスクラウンを強く意識した作品だと言われています。
 画面の半分近くの身長の自キャラが、なめらかに動く様はかなり迫力があります。
 まず、最初に言っておきますが、これはARPGです。アクションのあるRPGというよりは、レベル制でストーリーがくっついてきたアクションと言った方が正解かも。アクションが苦手な人は、ボリュームがボリュームだけに、ちょっとどころではなく大変な道のりになるかもしれません。

●グラフィック
 まず、目を丸くしたのは2Dグラフィック。
 「PS2でよくぞ此処まで」と言わざるをえない程の緻密かつなめらかなキャラクターは、高解像度のプレイでも殆どドット感とでも言うか、PS2独特の画質の荒さを殆ど感じさせません。PS3のHDMIの環境でプレイしてこのクオリティ。
 高画質であればあるほど、3Dゲームよりも2Dの方が逆に緻密に見える事を証明しています。
 また、キャラクターの感情表現も非常に細かい。
 喜怒哀楽に誇張がすくない。S端子以下の低解像度モニターでは殆ど判読出来ないかもしれない細かな変化で表情を表すことも多く、このゲームがいかに高解像度モニターでのプレイ前提で作られているかが伺えます。
 PS3でも今のところ全く不具合が無いので、むしろPS3+高解像度TVでプレイすることを強くお勧めします。

●音楽
 今のところ耳に残る音楽というほど、突出したものはないものの、高いレベルでまとまっていると思います。
 音楽よりも、気に入っているのが、効果音です。これが良い感じで耳に残ります。暖炉の火がはぜる音、風の音、ドシンドシンと鳴り響くボスの地響き。こういったものがそのグラフィックの巨大さ、緻密さと相まって、非常に臨場感を出していて良いです。

●熱中度・快適さ
 とにかく、ストレスを感じさせません。
 止められません止まりません。
 敵を倒して戦闘評価画面がでるまで、いくらでもその戦闘の手前からアイテム消費前の状態でやり直せるので、難しくてもいわゆるハマリ状態がない。勝てなければ、レベルを上げるためにステージに入る前や、アイテムを持ったままで拠点にも戻ることが出来ます。止め時が難しいです。
 難しいゲームというのは、すぐ絶望感に取って代わってしまって、途中で投げ出す事も多くなりがちですが、このゲームは、この点については非常に親切かつ良く考えられています。また、こないだランクDしか取れなかったから、レベル上げて虐めに行ってやる事でも、ランクS取り放題でストレス解消になります(笑)
 この難易度と途中放棄&再チャレンジシステムは、今までプレイしたどのゲームよりも秀逸で素晴らしい出来です。

●満足度
 非常にボリュームがあります。
 5人の主人公で1人7章でEND
 イベント数は実に総計100を超えます。
 1人10〜15時間程度でしょうか。
 キャラクター操作は非常にシンプルなので、ある程度やると意外と地味な印象も一時は受けましたが、シンプルなだけにアクションは、辛い敵には非常に辛いです。3人目の妖精女王から一気に難しくなります。
 ただ、それまでに技量の蓄積があるので、それほど高いハードルとは感じていません。
 い・ま・の・と・こ・ろ・は。


●グラフィック
 PS2だからか、巨大キャラの高速戦闘自体に少し無理があるのか、PS3環境でも死の国の女王戦等の所で若干の処理落ちが見られます。とても残念です。

●食事シーンもうちょっと何とかして欲しかった。
 良いところにも書きました効果音。
 ひとつだけ気に入らない所があります。
 それは、食事の時の咀嚼音。どの料理食べても「バリボリ」と音を立てます。
 そりゃもう、野菜サラダやリンゴシャーベットまで豪快に音を立てます。
「モンスターハンター」じゃないってーのw
 ここまで緻密につくってるのに、どうしてこんなわかりやすいところで手を抜くかなあ。ひょっとしてわざと?

●ボス戦に戦闘評価がない。
 無いので、それまでの細心かつ緻密な攻略もそっちのけ。
 強引かつ下品な攻撃のオンパレードになりがちです。だって、勝ってもアイテムくれないし。なにやっても勝てば良いんだ勝てばになってしまいます。
 せっかく強いし手強いボス戦なんだから、戦闘評価画面は入れて欲しかったです。



 此処まで入れ込んでべた褒めしたのは、大神以来でしょうか。
 まだ3人目(妖精王女)最終章でのレビューですが、現時点では間違いなく傑作と呼べるゲームだと思います。
 アクションRPGスキーならば、是非プレイしてその目で確かめて貰いたい、屈指の出来と思います。
 ※このレビューは暫定版です。
  あまりの感動に、思わず初日に書いてしまいました。
  後日、クリア後にレビューは修正の上、再提出します。

.
掲載日:[2007/05/30]
投稿者: うなぎさん (非公開)
(難)クリアプレイ時間
4 5 3 2 3 2 4 2 30時間以上40時間未満


グラフィック
5点をつけたが、これこそ2Dグラフィックの極限だと思う。
金ではなくて、ひたすらに手間をかけたキャラがぐりぐりぬるぬると動く様は圧巻。
キャラのデザインセンスも優れているし、町人の一人一人にいたるまで一切の手抜きがない。
グラフイックに関しては比類がないゲームだと思う。

オリジナリティー
調合をメインに据えた点や、演劇を強く意識した演出、台詞回しは地味にオリジナリティーが高い。
叙事詩の雰囲気をここまでゲームに持ち込んだのは今作が初では?

ストーリー
五つのバラバラなエピソードが少しづつつながっていき、終焉というカタストロフにつながっていく様は見事。
EDも綺麗にまとまっていたし、かなり秀逸だと感じた。

音楽はそれなりに良い
が、自己主張が弱いのでそれほど心には残らない


単調でテンポが悪い。とにかく悪い。
調合にイライラ。レストランにイライラ。
マップの使いまわしにイライラ。同じことの繰り返しにイライラ。
あとちょっと工夫してくれればもっと快適に遊べるはずなのに
そのあとちょっとがいちいち足りない。

ストーリーも全体では良いんだが、最初のつかみであるグウェンドリン編だけは説明不足でまったく面白くない。おかげで最初は買ったことを後悔した。



非常に惜しい作品。
あとちょっとで名作になれたのに……

かなり人は選ぶが、グラフィックとストーリー目当てならおすすめできる
自分はなんだかんだいってこのゲームが好き


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