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掲載日:[2007/06/20]
投稿者: ホシボシさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
3 5 4 3 2 1 3 3 40時間以上60時間未満


・グラフィック
このゲームの真っ先に注目すべき部分ではないでしょうか。
絵本のような温かみのあるグラフィックとキャラの一つ一つの細かな動作が
とても丁寧に作られている事を感じさせます。

・音楽
北欧神話をモチーフにしたといだけあって、壮大な曲が多いです。
耳に残る曲はあまりありませんでしたが、どのステージにもマッチしていて
気分を高揚させてくれる物が多かったです。

・戦闘
アクションゲームにある攻撃ボタン連打で終わるゴリ押しはあまり通用しません。
いかにうまく相手の隙をついて、自分がどんな行動をするかで
大きく難易度が変わってきます。
ですが、ゲームオーバーになってもすぐやり直しもできますし
アイテムによるパワーアップも可能なので自分のプレイスタイルにあわせる事ができます。


・処理落ち
真っ先に浮かぶのがこれ
普段のステージでサイファースキル使用や多人数の敵と戦闘すると起こるのですが
特に死の国のボス戦では酷い物でした。常にスローモーションの様な状態です。
これのせいで死の国のステージだけは毎回やる気が削がれてしまいます。

・キャラクター選択
一人終えたら次の操作キャラクターが登場・・・
このシステムは正直気に入りませんでした。
どのキャラクターも最初から選べて、少し遊んだら次はこのキャラで遊ぼう
というシステムだったら良かったのですが。このせいで途中からダレることも・・・
一度クリアしたキャラは終焉に行くまで引継ぎはあるが最初から、ってのも×です。
ストーリー表で時間軸も分かるので問題なかったのでは?

・アクション
動作一つ一つ細かいのは賞賛しますが、その行動に移すまでに非常に長い・・・
アクションなのですから、もう少しキビキビ動きたかったのが本音です。
「もっさり」と各地で言われてるのはこれのせいじゃないでしょうか?

・サイファースキルの無個性
せめて、一つぐらい各キャラ専用のスキルが欲しかった。
固有アクションで補ってるつもりなのでしょうが少し味気なかったです。

・演劇口調な台詞
これは個人によって変わると思いますが
一部のキャラが物凄い恥ずかしい台詞を連呼します。
序盤は普通でも、終盤あたりから人が変わったようにポエムしか喋らない状態になり
あまりいい台詞とは思えませんでした。



スクプリからの雰囲気を見事に上質な物へとレベルアップさせ
一つの世界として完成してるのが素晴らしいと思いました。
あとは肝心のアクション部分の改善を行えば
もっと良い物に仕上がるのではないでしょうか?
グラフィックを見て一目惚れした人なら買いではないでしょうか。

あと最後に思ったのですが・・・北欧神話である必要は無かったんじゃ・・・
名前をもじった以外、ほとんど別物でしたし・・・

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掲載日:[2007/06/13]
投稿者: hanaさん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 4 4 4 3 5 4 30時間以上40時間未満


オリジナリティー 神話を元にしているので3点かと。
グラフィックス すごくきれいです。でも流石にFFとかにはかなわないので4点です。
音楽 崎元サウンドいいです!特にボス戦の曲はかなり緊迫感でてていいです。
熱中度 キャラの育成が楽しいです。材料集めて料理を作ってもらうのも楽しいです。
満足感 とにかく長く楽しめるようになっているので満足できました。
ストーリー すごいです!主人公が5人いますが無駄なキャラが一人もいないです。全員魅力的ですし、さらに5人のストーリーが複雑に絡み合い、多くの伏線が消化されていく様は爽快です。


まず敵が強いです。雑魚は言わずもがなぼボスは凶悪です。難易度イージーでも普通に難しいので注意。
即死が多い。すぐにそのステージをやり直せるので慣れれば問題ないですが・・・
処理落ちするときがある。
アイテムが高い。



とにかく面白いです。悪いところもありますがそれを補って余りある魅力的なストーリーがあります。神話物に抵抗がなければお薦めです。

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掲載日:[2007/06/13]
投稿者: えむけいさん (27歳)
(難)クリアプレイ時間
4 4 4 4 4 4 5 3 40時間以上60時間未満


ストーリーが良かった。
全てを終えてやっと話が繋がることになります。
昔からよくある手ですが、
頭の中で話が繋がったときの感動は堪えられません。
細かい仕草の演出など、雰囲気も実に良かったです。


キャラごと終章クリア後に、やり直しが序章からになるのは不親切。
任意の章選択と既存続行が選べれば良かったと思います。
場所と状況によって処理落ちします。



誰でも簡単RPGとか、誰でも無双アクションとか、
その手の最近の流行とは趣の違ったゲームです。
少しの作業で育成して、ボスで試行錯誤できるとゲームも楽しめるでしょう。
但し、数回ゲームオーバーが続いた程度で投げ出しがちな人には不向きです。
(試行錯誤が駄目な人にはゲームと別種の娯楽をおすすめします)
育成部分や、ペナルティなしですぐ前からやり直しなど
救済があるので、アクションが苦手な私でも十分に楽しめました。

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掲載日:[2007/06/13]
投稿者: ドカポンさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
2 4 3 1 2 2 2 2 20時間以上30時間未満


グラフィックは綺麗。
イベントオールスキップしても迷わない。


操作キャラ5人もいるのにステージ、特技に変化が無いので飽きる。
戦闘時間が戦闘評価に繋がるのに一部出てこないモンスターがいる。
アイテム周りの管理が面倒などACTにおいて致命的欠陥が目立つ。
ストーリーも恋愛中心 どこかで見たことあるような展開にうんざり。
声優が豪華らしいが、力の入れ具合を間違えてる一品。



RPGじゃなくアクションだろ。
北欧神話なんて全然関係ないのに「オーディン」
売れそうなタイトルにしたかっただけじゃないの?

ACTばかりやってたので、たまにRPGでもやってみるかと思い購入したがハズレ。

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: taitaiさん (23歳)
(難)クリアプレイ時間
5 5 5 5 5 3 5 3 40時間以上60時間未満


オリジナリティー
世界観の構成力と劇風な話の展開
これが最大の魅力だと思います
とくに台詞回しはかなり気を使っているのか
特徴的な単語や言い方がとても面白かったです

グラフィック
これでもかというくらいの高画質に見えました
ドットとは違うようですね
フラッシュアニメの豪華版と言った感じでしょうか
あの小さいキャラクターが息をしてるのも凄いです
走ってるときに一瞬後ろを振り向く動作も素敵
細かいですね

音楽
これも舞台音楽のような感じですね
ゲームの音楽とはまた一味違ったニュアンスです
話や世界観ともあっていると思います
個人的には戦闘終わった時の曲が好きです

熱中度
全員やることは基本的に同じなのですが
作業が苦にならず没頭してしまう魅力がありました
ダメージをなるべく食らわずに敵を倒し
アイテムを拾い、マテリアルを作り、種を植え、フォゾンを吸収、カバンを整理
これだけのことなのですが何故か嵌ってしまいました
それとボス戦はなかなかの歯ごたえがあり普通に面白かったです

満足感
終焉までかなり時間がかかりますが
やり終えた時の感動はものすごいものがありました
一旦BADエンドのほうを見たのですがあれだけでも悲壮感で泣いてしまいます
真エンドは形容すると「美しさ」ですかね
造形的な美しさに加えて人の心を震撼させてくれるような最後でした

ストーリー
少女が読む絵本にしては少し官能的と思うのは私の思い過ごしでしょうか
まあ本の書き手の創造性が濃いと思っておきましょう
子供に読ませたいのはコルネリウスとメルセデスの話ですかね
前者は勇敢な王子様の冒険活劇、後者は箱入り王女様の成長と言ったところでしょうか
なかなか爽快でした
それと上でも書いたとおり終焉がとてもよかったです


快適さ
動作に慣性が働きすぎなところですかね
あれがないと簡単になりすぎるような気もしますが
あと視点は選べるようにして欲しかったです



美術作品のようなゲームですね
舞台演劇風なのもそうですが
ところどころで何か芸術性のようなものを感じます
物語としては劇中劇のような感じですが
私自身も一つの物語を読んでいるような感覚にとらわれました
このような「作品」に出会えたことを感謝しています

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: 真紅さん (37歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 5 4 4 5 3 100時間以上


●オリジナリティ
 世界観はオリジナルだが、北欧神話のイメージを強く出している。
 私自身は未プレイですが、プリンセスクラウンを強く意識した作品だと言われています。
 画面の半分近くの身長の自キャラと画面半分以上を覆い尽くすボスキャラとの勝負は相当に迫力があります。
 まず、最初に言っておきますが、これはARPGです。
 前回評価から認識を新たにした所は、攻略がアイテムの運用全般(マテリアルの生成、アイテムの生産、食料の生産、売却による現金化、アイテム利用計画まで)に強く絡んでくることです。この章で何をどういう風に作るか、どこでお金を儲けるか、ボス攻略の為にどんなアイテムを利用するか、スキルを使わなければならないか。もちろん、難度の高いゲームですから、アクションの上達も言わずもがなですが、そういった事柄全般に深く精通し、ゲーム全体をマネジメントする事が、攻略上重要な鍵となっていて、オーディンスフィアの最もユニークな所です。
例えば、
「サイクロンを使って突っ込めば、評価終了後でも、移動中でも、例えshopエリアであろうとも自殺してやり直せる」
 自殺する事が攻略上重要となるゲームなど、私は過分に知りません。プリンセスクラウンもそうだったのでしょうか。
 アクションが苦手な人は、ボリュームがボリュームだけに、ちょっとどころではなく大変な道のりになるかもしれません。

●グラフィック
 まず、目を丸くしたのは2Dグラフィック。
 「PS2でよくぞ此処まで」と言わざるをえない程の緻密かつなめらかなキャラクターは、高解像度のプレイでも殆どドット感とでも言うか、PS2独特の画質の荒さを殆ど感じさせません。PS3のHDMIの環境でプレイしてこのクオリティ。
 高画質であればあるほど、3Dゲームよりも2Dの方が逆に緻密に見える事を証明しています。
 また、キャラクターの感情表現も非常に細かい。
 喜怒哀楽に誇張がすくない。
 S端子以下の低解像度モニターでは殆ど判読出来ないかもしれない観客が注意してみなければまず伝わらない程の細かな変化で感情を表すことも多く(故に漫然とプレイヤーが見てるだけだと話が唐突に変化しているように見える)、このゲームがいかに高解像度モニターでのプレイ前提で作られているかが伺えます。
 最も象徴的なのが、メルセデスとベルベットが話し相手に「震えているのか?」と問われるシーン。よーーく目を凝らしてみると、本当に彼女らは小刻みに震えています。ちなみに、グエンドリンは震えません。こんな所にまで、作者は細かく作っているのには、正直、感動を通り越して呆れるほど。よくキャラクター達を観察してみてください。非常に細かく『演技』しています。

 PS3でも全く不具合が無いので、PS3+ワイド画面の高解像度TVでプレイすることを強くお勧めします。どうやら処理落ちの箇所もPS3の方が格段に少ないようですし。

●音楽
 高いレベルでまとまっていると思います。
 やはり、圧巻はオープニングとエンディングでしょうか。
 ただ、やはり私は音楽よりも、効果音の方が気に入っています。これが良い感じで耳に残るのです。暖炉の火がはぜる音、風の音、ドシンドシンと鳴り響くボスの地響き。こういったものがそのグラフィックの巨大さ、緻密さと相まって、非常に臨場感を出していて良いです。

●熱中度・快適さ
 とにかく、ストレスを感じさせません。
 止められません止まりません。
 敵を倒して戦闘評価画面がでるまで、いくらでもその戦闘の手前からアイテム消費前の状態でやり直せるので、難しくてもいわゆるハマリ状態がない。勝てなければ、レベルを上げるためにステージに入る前や、アイテムを持ったままで拠点にも戻ることが出来ます。止め時が難しいです。
 この難易度と途中放棄&再チャレンジシステムは、今までプレイしたどのゲームよりも秀逸で素晴らしい出来です。
 キャラクターは順番でしか選べませんが、私はこれは妥当だと感じます。
 グエンドリンが一番簡単で、次に特殊攻撃が一気に弱体化(正直、使わない方が強い)するコルネリウス、そして自由に飛ぶことができるが、打たれ弱くPowが勝手に回復しない上に、リロードが嫌味なほど時間が掛かるメルセデス、次が攻撃力は強いが、防御はかなり低い上に暗黒化はPow消費が尋常ではなく、空中攻撃も安定しないオズワルド、そして最後はリーチは長く技のつながりはキャラ中最高だが、敵がほぼ一切仰け反らないベルベットと、後ろに行くほど難度が上がっていきます。
 選べたとしたら、おそらく今より簡単に投げ出すと思いますね。
 キャラの特性と順番、ステージのアイテム配置は非常に上手く設計されていて、飽きてきた頃に次のキャラでまたやり直しと、キャラを使いこなす楽しさが見えて来れば、エンディングまで全く飽きることはありませんでした。
 また、アクションの上達以上に攻略知識の吸収と反映というサイクルが成立するので、キャラを変えていけばいくほど、攻略効率が良くなり、それがおもしろさに繋がるのも楽しかったです。
 めんどくさい物好きにはたまりません。手軽かつ安易な攻略知識だけに頼ると、おそらくこのゲームは苦痛でつまらないと感じのも納得できます。非常に残念なことです。

●満足度
 非常にボリュームがありました。
 難易度ノーマル固定で最終章のエンディングをとりあえず見るまでの時間は実に102時間(グエンドリンとオズワルドだけレベル上げの為に2回目最終章までやり直し)。
 5人の主人公で一冊で1人7章。これに更に「終焉」という最終章が一冊に更にエンディング「運命の糸車」が一冊追加で、合計7冊という超大ボリューム。
 一直線ながら、イベント数は実に総計100を超え、ストーリーアーカイブで見たものならいつでも確認可能です。
 1人10〜15時間程度でしょうか。
 キャラクター操作は非常にシンプルなので、ある程度やると意外と地味な印象も一時は受けましたが、シンプルなだけに敵の攻撃は容赦なく、辛い敵には非常に辛いです。最初の2人はそうでもないですが、3人目のメルセデスvsオズワルドあたりから、激辛になります。
 ただ、それまでに技量の蓄積があるので、強敵と戦うまでにどれだけプレイヤー側に技術や知識の蓄積があるか。それが鍵だと言えます。例えば、先のメルセデスvsオズワルド戦。いつものように、アンリミテッド+ペインキラー+ファイアエレメントなんて構成でやってるとあっさり瞬殺される事請け合いです。こういう時に、次の一手として「+ブリザード」を瞬時に思いつくかどうか。このあたりのインスピレーションが、このゲームの難易度を微妙に上げ下げします。それが面白いと感じるか否かも、合う合わないを左右するのでしょうが。

●ストーリー
 非常に堪能しました。
 展開やキャラの演技は舞台演劇的ですね、確かに。
 一本道ながら、ストーリー運びが絶妙で、隠れている謎な部分は別のキャラで明らかになるなど、ストーリーは奇をてらわない上品かつ完成度の高い出来。奇天烈なだけで風味も趣も上品さもへったくれもない料理の様なゲーム(確か、なんとかファイル2だったか。あえて、正確な名前は言いますまい(笑))ばかり目立つ昨今の中で、このストーリーは本当に良かったと言えるものでした。
 オズワルドの章の一途なかっこよさ、最終章のメルセデス、エンディング(バッドエンドも衝撃的)、これらシーンは、白眉の出来。


●ITEMの全体ソートが欲しい
 全体ソートやっぱり欲しいですね。せめて鞄に番号を振って欲しかった。

●プーカキッチン&兎の喫茶店
 微妙に不便。
 入るとき以外の食事時や退出時はキャンセルできますが、入店時できないです。
 あと、入店→必要材料を確認して→店を出て→材料を買ってきて再入店→食事
 足りない材料で購入可能な物は、後払いで使った材料費をまとめて精算できる様にしてくれると良かったなあと。

●グラフィック
 PS2だからか、巨大キャラの高速戦闘自体に少し無理があるのか、PS3環境でも死の国の女王戦等の所で若干の処理落ちが見られます。とても残念です。

●食事シーンもうちょっと何とかして欲しかった。
 良いところにも書きました効果音。
 ひとつだけ気に入らない所があります。
 それは、食事の時の咀嚼音。どの料理食べても「バリボリ」と音を立てます。
 そりゃもう、野菜サラダやリンゴシャーベットまで豪快に音を立てます。
「モンスターハンター」じゃないってーのw
 ここまで緻密につくってるのに、どうしてこんなわかりやすいところで手を抜くかなあ。ひょっとしてわざと?

●ボス戦に戦闘評価がない。
 無いので、それまでの細心かつ緻密な攻略もそっちのけ。
 強引かつ下品な攻撃のオンパレードになりがちです。だって、勝ってもアイテムくれないし。なにやっても勝てば良いんだ勝てばになってしまいます。
 せっかく強いし手強いボス戦なんだから、戦闘評価画面は入れて欲しかったです。

●サイファースキル... 
 他の評価者の方と決定的に違います。
 逆に「同じ物全種+固有1種」に変えて欲しい。
 他のキャラで使える物が使えないために、非常に不便です。
 たとえば、グエンドリン。サイファーヒールがないので、無駄食いが多く、換金効率、マテリアル変換効率が悪いです。メルセデス、サイクロンが無いから自殺できません。このゲームで自殺できないのは、正直かなりこまります。オズワルド、サイクロン使えるのは良いですが順番がかなり後、イジメですか?
 微妙なのはアンシーアブルぐらいで、必ずどこかでどのスキルも絶対使うので、無いと非常に困ります。
 固有技能には賛成(強力なら更に御の字)ですが、その為に今あるスキルを削るなら、そんなのは要りません。はっきり言って、バランス崩れてつまんなくなりますから。



プレイ環境:PS3+松下Viera(TH-26XL70)26インチ HDMI接続(ゲーム時の解像度不明)

 此処まで入れ込んでべた褒めしたのは、大神以来でしょうか。
 ようやくエンディングまでたどり着きました。な、ながかった。
 他の人の評価も読ませて貰いましたが、私の評価は変わらないようです。間違いなく傑作と呼べるゲームだと思います。
 アクションRPGスキーならば、是非プレイしてその目で確かめて貰いたい、屈指出来と思っています。
 それにしても、他の人は偉く速い時間でクリアしてますね。60時間以内? みんなイージーでプレイしているの? それとも、そんなにみんな上手なの? 目を丸くしてます。はい。
 残りのキャラもストーリーアーカイブ埋めの為に今、レベル上げの最中です。
 終わったら、HELLもやる予定。
 楽しいですねえ。本当に久しぶりに遊び倒しがいのあるゲームです。

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: ロビーさん (25歳)
(難)クリアプレイ時間
4 4 4 4 4 3 4 3 10時間以上20時間未満


ワルキューレ編のみクリア

・世界観、ストーリーが独特
・グラフィックは細かいところまで丁寧に作られている
・キャラが1人1人個性的で声も合っている
・OP曲が神秘的で素敵
・難易度設定がいつでも可能
・アクションパート横スクロール
・アクションはただボタンを押していれば勝てるものではないので
なかなかやりがいがある
・アイテム合成が楽しい


・とにかくアイテムが使いにくい
どこになにがあるのか一瞬で判断できないし、整頓機能もない
使わない装備とか拠点に置いていければ良かった
アイテム合成などで沢山材料を使うのにあの仕様はちょと…。
・処理落ちする
・敵キャラ、ステージの使いまわし



人を選ぶゲームだと思います。
世界観・ストーリーが気に入ったので、いろいろある悪いところも許せました。
軽くアクションゲームしたい方は手を出さない方がいいですね。
いろんな意味で濃いゲームなので、じっくりアクションゲームしたい人向けです。
無双的なものを求めていると失敗します。

回復なしでそのままつっこむと、難易度は確かに高いと思いますが、
レベルをしっかり上げてアイテムをそろえていけば絶妙な難易度になるかと。
私は買って良かったです。

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: girotinさん (非公開)
(難)クリアプレイ時間
4 4 4 4 4 3 3 4 30時間以上40時間未満


とてもソフトな雰囲気、世界観。
にもかかわらずわりとやり応えのあるアクション部分。
武器にフォゾン(経験値のようなもの)を吸収させて攻撃LvUP、食事をしてHPLvをUP、など
わりと斬新に思った。
主人公によって違った視点からストーリーを追える。
リングフォールドの妖精達が可愛い・・・(野郎は除く)


ちとキャラの使いまわし、というか色違いが多い気がした。
もうちっと頑張れ〜。
良い所でも書いたけど、妖精達がかわゆいので敵で出てきたとき
倒すのが・・・自分には苦行でしたorz



見た目に反してアクション部分はわりと難しいけど、
RPGなのでキャラのレベルあげちゃえばなんとかなるし、
いつでも難易度変更とかできるので、アクションに自信の無い人も
なんとか出来るんじゃないでしょうか?

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: オズワルドさん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 3 4 3 5 3 20時間以上30時間未満


○グラフィックス
2Dと3Dを融合させたような美しい映像。
本の中の世界と呼ぶに相応しい構成だった。

○オリジナリティー
昔からよくある2Dアクションを物語に上手く組み合わせてあるところ。
ありそうで無かったので4点

○ストーリー
特筆すべきはキャラが立っているところ。
近頃のRPGやアドベンチャーは行動理由や理念が曖昧だったりするが、
大人の自分でも納得できる話だった。よって5点

○満足感
戦闘は無双やBASARAのように敵に突撃するとまず負けます。
よってHit&Awayをしたり、連続技を区切ったり、アイテムを駆使したりと、
楽しみがありました。必殺技でまとめて倒すと爽快感抜群。
エフェクトも重量感も良し。
とてもハマった。


○戦闘
ループする地形なので、戦略にも使えるが、
単調にもなりがち。もう少しひねりが欲しかったところ。

○処理落ち
ボス戦の乱闘中に連続技→2段ジャンプ入力時に処理落ちがありました。
負けられない戦いでこれはキツイ



面白かったです。良作アドベンチャーですね。

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: いちにーさん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
3 5 3 1 1 1 2 2 20時間以上30時間未満


・グラフィック
とにかくグラフィックには驚かされました。どういった手法なのかはよくわからないんですが素直に綺麗だなと感じました。それにキャラクターの挙動も実に細かいところまで描写されていて、より雰囲気が出ていたと思います。

・ボリューム
キャラが5人いてストーリーもそれぞれに用意されていて結構なボリューム。アクションもキャラによってがらっと変わる。

・キャラクター
個性豊かだし、お芝居みたいなキャラのセリフも好きな人にはグッと来るところがある。かも。


・単調さ
アクションパートがひどく単調でした。まずアクションが増えることがないので終始同じ戦い方しかできません(魔法は一応増えていきますが…)。フィールドも何の仕掛けも無く、さらにはキャラが変わっても同じだったのが苦痛でした。
ボス戦もただ闇雲に突っ込んでいくとあっさり敗れてしまいますが、アイテムを合成し準備しておけば途端に楽に倒せてしまう。

・操作感
コマンド入れても行動まで若干「間」がある。敵が大量に出てきたりいっぱい弾飛んできたりと瞬間的な操作が求められるのに素早く動けないのにはちょっとイラっとしてしまいます。
「のぞけり」や「ひるみ」もストレスの原因だと思いました。敵は全然怯まず突っ込んでくるのに、こちらはすぐに吹き飛ばされたり硬直したり、仕様とはいえ理不尽さを覚えずにはいられません。

あとは細かいところでのストレスですね。合成や種植えるときや食事など、緻密な描写が逆に苦痛になってきます。クリアまでには何十、何百と見なきゃいけないわけですから。リングコマンドも難ありでした。整理してもすぐにゴチャゴチャになるし、キャラの向きで反転するし。

・ストーリー
というか台詞ですね。いちいち芝居じみててくどくなってしまった。まぁ好みの問題ですけど。本筋は重々しくてすばらしかったです。

・スタミナゲージ
正直煩わしかったです。ゲージがなかったら□ボタン連打になってしまうからそれを防ぐためだったんでしょうけど、結局「敵から離れてじっと待ってチャージする」っていう手間が増えただけで、そこには何の駆け引きも戦略性もないのでは。
単純に「○○させたくないから」とプレイヤーの行動を制限してしまうのはいかがなものかと。



 多くの投稿で挙がっているようにかなり意見の分かれるソフトだと思います。キャラクターやストーリーといったそのゲームの世界観や雰囲気にグイグイ引っ張られていく人なら、アクションパートも苦痛を感じることなく進められるかもしれません。
 が、キャラもストーリーも音楽もそっちのけでアクション性やゲーム性に面白さを求める人には合わないと思います。アクション色が濃いけど一応はRPGと銘打ってありますしね。

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: トロmk3さん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
2 3 3 0 1 0 2 3 40時間以上60時間未満


■グラフィック
2Dのアニメーションじゃ他に例を見ない程の、鮮明さと美麗な背景にキャラクター。
大型の竜など凄い手間が感じられます。

■オリジナリティ
合成や料理などアイテムを集める楽しさがあり、ステージを何度も周回してまいたくなる作り、料理にもちゃんと固有グラフィックが作り込まれていて見てて飽きさせません。

■音楽
童話的な音楽やオーケストラの音楽も加えて非常に高いレベルでまとまっています。
正にBGMに相応しいです。


■戦闘
操作性が非常に悪い、キャラによってはモーションが早い動きのもいますが
モーションを重視させたのか、ヒットストップが長く敵が反撃してきた場合は
必ずと言っていいほど攻撃を受けてしまいます。
ガードと攻撃を同じボタンにした製作者の意図が分かりません…
ヒット&アウェイがこのゲームの戦闘のメインなのですが、基本的に横移動しかできないので難易度ノーマル以上だとアイテム使う以外はこれしか取る戦法が無く、すぐ飽きが来てしまいます。

■頻繁にロードがある
ステージ毎に移動するたびに細かいロードが入ります。
人によっては気にならない人もいますがステージを全部回ろうとすると結構頻繁にあるのでイライラします。
プーカの町の料理屋だと入る度に15秒以上のロードが入るのには驚きました…
(あの花飾りなどの背景を出す為なのでしょうがこれは辛かった…)

■使い回しが多い
物語はキャラ毎に色々な視点で楽しめますが、ダンジョンやボス、雑魚に至るまで
全て使い回しとは思いませんでした…
サイファースキルくらいせめて違うのにしようとは思わなかったのだろうか?

■システム
合成やバッグのアイテムを揃えるのが面倒、リングコマンドタイプのアイテム欄などで合成したアイテムなどが非常に見辛い。しかも合成したアイテムはバッグから出てしまうので面倒です、種類別にソート機能でもあれば良かったのですが…
細かい作業感が多くてとにかくテンポが悪いです。

■物語
主人公が5人いるにも関わらず、最初にキャラクター選択ができない。
グヴェンドリンのシナリオなど急展開な部分があり、最初に持ってくるには力不足だと思いました。後に補完される部分もありますがキャラクター毎に時系列が違うので、何故キャラクター選択を入れなかったのか理解に苦しみます。
それと終始、暗い話や恋愛話メインしかないのもどうかと思いました。



期待してただけに、単調なアクションや使い回しが多くて残念な作品でした。
RPGと表記されていますが、ほぼアクションゲームとして見た方がいいでしょう。
これから購入する人はその辺を考えた方がよろしいかと。
雰囲気やグラフィックは凄い良いので、雰囲気が気に入った人は相当楽しめると思いますが、従来のRPG的な要素や爽快感溢れるアクションを期待してる人はかなりの肩透かしをくらうと思います。

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掲載日:[2007/06/08]
投稿者: 神門さん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 3 2 3 3 4 3 40時間以上60時間未満


ストーリー
基盤を北欧神話にしていることで、そちらの知識がある方々にも
「これは!」と思わせるシーンがあり、また知らない方がプレイしても
基盤にはしているものの、キャラ名や地名はそのままでは無いので
存分に楽しめます。まさに絵本の中の主人公になりきり
定められた道を前へと進んでいくようなストーリー展開です。

グラフィックス
3Dが主流となりつつある昨今の2Dゲーム。
3Dゲームのクオリティを意識してる人は2Dを更に意識して
しまいそうな所でもありますが、3Dにひけをとらない
綺麗かつ繊細なグラフィックを味わう事が出来ます。
木々の葉が風で揺れる描写や火山内での溶岩の流れ、
夜空を駆ける流星の動きなど細かい表現は目を見張るものがあります。

システム面
難易度を変更できたり、LVUP方法が独特なのでヌルさを感じたら
縛って難易度に捉われない自分だけの楽しみ等ができたりもします。
また、ストーリーアーカイブには読み直し機能がついており、プレイ中に
「あ!あのキャラこの時は何を?」と思ってアーカイブを開くと
文面での説明だけでなく見たストーリーをもう一度見直すことが出来ます。
細かく分けられているので全部見るとかではなく
要所を選んで見直す事も可能です。
クリア後にストーリー全てを振り返る事も可能でストーリー重視には
とても便利に感じます。アーカイブには時間軸もまとめられており
全く関わり無いキャラと思われる人が同刻にどんでも無い事をしでかしてたりと
細かく詰めて見て行けばその魅力に魅かれる事でしょう。


・北欧神話に熱烈なこだわりある方は賛否両論、意見が分かれそうな内容かも
・戦闘はイージーでも負ける時は負ける。ロードは短いのですが
 負け続ける苛立ちとロードの繰り返しを強いられる状況に
 持ち込まれやすいです。 雑魚でも強行真正面バトルすると
 体力半分以上持って行かれたりします。
・アイテムさえあればボスが雑魚相当になるので、
 アクションとして見ると残念です。
・剣LV上げは楽ですが、HPLV上げは数ある
 どの方法を取っても作業と感じます。
・アイテム管理が少々やっかいです。
 毎章いらないアイテムの管理を行う事になる。
・合成もレシピ無いと出来ないので、序盤のキャラは
 半キャラがレシピ揃えた後にまた プレイしてアイテム補充、
 ラストに挑む流れが定石になったりします。
・ボス戦で処理落ちする場所があります。



総合的にみるとアクションゲームとしては上位ランクと思います。
かゆい所に手が行き届いてないって感じがするのは残念でしたが
名作には変わりありません。
プリンセスクラウンとは全くの別物ですので、プリクラ未プレイでも
存分に楽しむ事が出来ます。

私評価としては戦闘を楽しむより、世界感を堪能しストーリーを
楽しむゲームと思います。噛めば噛むほど味が出ますよ。

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掲載日:[2007/06/05]
投稿者: riverさん (21歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 3 4 4 1 5 2 40時間以上60時間未満


●グラフィック
グラフィックはとても綺麗。2Dゲームの中でもトップクラスだと思う。
とにかくイベント時のキャラクターの動作など、細かい部分まで凝ってて感心した。

●ストーリー
主人公5人の物語はそれぞれ続きが気になり、どんどん先に進めたくなるほどよく出来てる。
どちらかというと舞台や演劇を見てる感覚に近いかもしれない。
●キャラクター
キャラクターは主人公5人ともキャラが立っていて、きちんと心情も描かれてるので
感情移入しやすいと思う。声優さんの演技が上手いのも評価できる。

●戦闘
戦闘はアクションゲームとして及第点以上で、連続攻撃やアイテム・スキルを駆使して
敵を一掃するなど特有の爽快感もある。

●音楽
音楽の出来は悪くなく、作風に合ってると思う。ただ印象に残る曲は少なかった。


●快適さ
快適さはかなり気になった。他のレビューにも書かれてると思うけど処理落ちすることが
たまにある。ゲームの進行に影響はないものの、ここは改善してほしかった。
後はローディングの頻度がやや多いこと、一部ローディング時間が長く感じることがあった。

●難易度
一部理不尽な敵やステージがある。アクションが苦手な人は難易度落とさないと
ゲームを進めるのはつらいかもしれない。

●その他
マップ数が少ないので後半に行くにつれマンネリになってくる。
ストーリーに熱中していればそこまで苦にならないかもしれないが、万人には勧められない。



久々にストーリーの内容や演出、2Dでの凝ったアニメーションなど、芸術面で褒めたくなった作品。万人受けはしないと思うが、合う人にとっては最後まで満足できるゲームだと思う。
ただ快適さという面ではかなり不満点が残るので、ゲームに思い入れがないとすぐに投げ出してしまう可能性がある。自分はどちらかというと肯定的な意見が多いので、購入するなら他のレビューをよく見た上で判断した方が良い。

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掲載日:[2007/06/05]
投稿者: トイキメルさん (23歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 2 4 2 5 2 40時間以上60時間未満


まず挙げるべき点はため息が出そうな息吹くグラフィック、そしてキャラクター。
厳密には完全な2D表現ではありませんが、高価なポリゴンを使い、派手なアニメやムービーのオープニングをつけるより、遥かに有意義で価値があることだと思う。そしてただ2Dというだけでグラフィックがいいと評されるゲームが最近多いように思いますが、このゲームは徹底して作りこんでくれているから手抜き感は一切感じません。スタッフのこだわりをひしひしと感じます。まさに発想力と表現力の勝利ですね。
よってグラフィック5点とさせていただきました。

ちなみにアリスの屋根裏部屋のシーンは拍手モノですw

そして魅力的なキャラクター。絵柄だけではなく、本当に魅力的。これまた最近のビジュアルのみ重視して中身すっからかんのキャラが多い中、まるで舞台のような台詞し、演出、作りこまれた壮大な物語とあいまって最近のゲームでは頭ひとつ抜きん出ている。声優の配役も誰一人はずれ無し。その上巧い。

ストーリーは簡潔に言えば「終焉に立ち向かう愛と悲しみの物語」というところです。
少々直球なようにとられるかもしれませんが、最近の風潮からいえばむしろその直球さが新鮮に感じます。話の質自体が非常に高いので全く気になりません。
そして、こんなにも「演劇的」な演出の作品はそうないのでは?
1人クリアしただけでは勿論物足りませんが、クリアしていくたびに同じ時間軸の謎が明らかになっていきます。(内容はストーリーアーカイブで確認可能)その内容の構築が非常に上手く、先を知りたくてつい熱中してしまいます。。そして5つの物語を読み終えたとき・・。詳しくは書けませんが、終盤の盛り上がりはスゴイです。早く全てを知りたい!とプレイを急いでしまう罠。
お話ものとしては大満足です。
というわけでストーリーも5点とさせていただきました。

それを彩る音楽も素晴らしい。荘厳な音楽で統一されていて、実にこの世界観にマッチしている。正直、タイトルの流れで素直に聞きほれてしまった。サントラ出たら買います。

おそらく多くの方が悪いところで挙げてしまうであろう難易度ですが、私はそんなに
難しいとは思いません。むしろ、絶妙な難易度と思います。難しいと思われている方は、おそらく敵の大群に真正面から突っ込んでいるのではないでしょうか?確かに無双シリーズや戦国バサラのようないわゆる「一騎当千」型のアクションゲームではそれも通用しますが、このゲームではそんな超人はいないので無理です。敵の出方やリーチを見据えて攻撃を叩き込み、アイテムの使いどころや、いかに少人数との戦いに持ち込めるかなど、じっくりと考えながら戦うゲームです。ポイントはズバリ「間合い」です。以上の点を頭に入れれば、とてもよく考えられたバランスと思うハズです。ダウンした後は長い無敵時間があるので袋にされることもありません。

確かに人によってはストレスを感じる戦闘バランスかもしれませんが、アクションゲー
ムって本来そういうものだと私は思います。


残念ながらどうみても悪い点が・・・

まずロードの多い点ですね。そんなに長くはないと思いますが、多いです。ハイ。
特にプーカタウンですね。重要なので頻繁に通いたいのに完全に流れを止めてしまいます。

そしてクリア済みのステージ間の移動がたいへんめんどくさいです。
せめて任意で移動できるか、移動先の指定ができるようにして欲しかった・・・

さらに挙げると、主人公が5人いるがゆえに壮大で長い。それはまぁぜんぜんかまわないのですが(むしろ歓迎)、問題は中身。物語はちゃんとお話が5人分5種類用意されているのですが、肝心の戦闘が使い回しが多い(主にボス)!人によってはダレて脱落する原因になりかねないでしょう。そういう意味を込めて、熱中度(ストーリーに対してではなく)、快適さは2にしてあります。

とどめは特定のボス戦で起こる処理落ち。最初は私のPS2の調子が悪いものだと思ってましたが、どうやら違うようです。処理落ちはある程度許せますが、あの重さはその範疇を超えてます。

なんて勿体無い・・・



これほど評価が分かれそうなゲームは珍しいのでは?

圧倒的な存在感を放つこの世界観に魅了されれば、傑作として評価されてもおかしくない出来。ちなみに私は魅了されたクチですwしかし冷静に見れば悪いところで挙げた点が足を引っ張ってしまい・・・それでもこれくらいの欠点は帳消しに出来るほどのパワーに満ち溢れた作品(ゲーム)だと思います。

評価が分かれたとしても間違いなくいえるのは、
「スタッフの愛とこだわりが半端ではない」
ということ。早い話が間違いなく一度手にとる価値のあるゲームだということです。

個人的に、こういう荒削りでもこだわりぬいたゲームこそ売れなければいけないと思っています。

少なくとも同じ発売日のシャイニングウィンドより絶対売れるべきだと思いました。

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掲載日:[2007/06/05]
投稿者: サイバーコントラストさん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
3 3 2 1 1 1 1 3 10時間以上20時間未満


グラフィック。
結構良いかな?
後はプレイヤーがやられてもその手前から始められるシステムは中々。
まぁそんなところです。


ぶっちゃけココのレビューを参照にして買ったわけですが「コレでC?」と感じるほど圧巻しました。
戦闘について。
通常攻撃では敵はひるんでくれません。
ボスクラスならまだしも雑魚に対してもです。
尚且つ、アクション性はワンテンポ。
爽快感もへったくりもありません。
無双感覚で普通に雑魚の集団に突っ込んだら速攻で死にます。
そして何といっても戦闘中一部で重くなります。
そのため二段ジャンプやらボタンやら押しても反応しない時もあります。
これで痛手を負うこともしばしば。。
ついでに同じステージをぐるぐると回され作業間が否めません。
そういったこと諸々を含んで快適さ・熱中度を1としておきます。
まぁ、戦略好きな方なら面白いでのしょうが、私はアクション性を求める人間なので性に合いませんでした。

ストーリーについてですが周りの方に失礼ですがお世辞にもいいとは思いません。
むしろ陳腐です。
まぁ真面目に見すぎてるこっちがまずいのかもしれませんが突っ込みどころ満載です。
「オイオイこんなこと言われたぐらいで・・・。」というシーンもしばしば。
まぁRPGには辛気臭さがつき物ですからどうとはいいませんが、う〜ん・・・。

アクション性があまりにも良いとはいえないのでせめてストーリーだけでも楽しんでやろうとプレイをしたのですが、自分にはのめり込めませんでした、この世界に。
というわけで1です。
ですが泥臭いストーリーを好む方でしたコレくらいが丁度いいかもしれませんが。

音楽?そんなものありましたねぇ。。 



評価の程があまりよろしくはないのですがこれが私の評価です。
重いストーリーは大いに結構。
ただしドロドロとしたストーリー性には私は共感できない。
ジャンルは違うがエース○○バットのような話は重いのにサッパリとした感じを受けるストーリーを念願に置いている方、社会人のように時間がない方、爽快性を求める方は手を出すのはやめたほうが無難です。
よっぽどアクション関連に自身がなければこのアクション性・難易度に戸惑いを感じざるを得ません。
軽い気持ちで購入すると痛手を負いかねます。
どうしてもプレイしたい方は中古で安くなったときに検討をしてみて下さい。

しかし、グウェンドリン編だけ、それも始まって何分もしないうちに鬱の虜にされそうになったのは私だけなのだろうか・・・。 

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: イコさん (20歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 3 3 2 4 3 60時間以上100時間未満


グラフィック
5点を付けました、それくらい美しいです。キャラクター・背景などがとても綺麗で、そして綺麗なだけでなく、それらの動きの一つ一つが洗練されていており、物語をより盛り上げています。
森の木々が風に揺れる様子などとても幻想的ですし、物語の読み手であるアリスが、猫のソクラテスを撫でてあげるアクションなどもとっても可愛らしいです。

オリジナリティー
演劇風のセリフ回し、背景、動きがとても新鮮だったし、神話をモチーフとした舞台にもとても合っていたと思います。
5人の物語が交錯し、大きな物語を綴っていく形式もオリジナリティがあり、そのレベルも高かったと思います。

ストーリー
物語の中で多くのキャラクターが登場するのですが、不必要なキャラがほとんどいないというのが凄いと思いました。
それだけの人々の沢山の思惑が混じり合い、なのに決して破綻せずラグナロクへと繋がっていく収束は見事でした。ストーリー重視の方は満足頂けるのではないのでしょうか?伏線の張り方も上手いです。


熱中度・快適さ
「ストーリーを知りたい!」という思いで私は結構熱中したのですが、戦闘面だけで言わせてもらうと結構「微妙・・・」というのが正直な所。物語を進めたいけど、もう三度目くらいになる同じステージにゲンナリ、ということが良く起こりました。違うキャラでとはいえ、同じステージを何回もやらされるのがかなり苦痛で、作業的になり過ぎだと感じました。アクションもバッタバッタと敵を薙ぎ倒せるような爽快なものでは無いので、この作業感によるストレスを発散させる場が無いのです。
それにしても物語の構造上仕方ないとはいえ、せめて敵キャラくらいは変えられるだろうし、森や町も物語によっては夕方や夜になるという設定にするとか出来なかったんだろうかと思ってしまいます。
ヴァルキリープロファイルのように、戦闘面も面白ければ物凄い傑作になったのでは・・・と、かなり惜しまれる作品だと思います。
あと忘れてましたがレストラン・・・食べるとこはスキップ出来るんですが、入店時もスキップさせて下さい、お願いします。


難易度
イージーとノーマルの違いが全く感じられませんでした。あと、ラスボス達との戦闘なんですが(詳しくは言えませんが)・・・一部とっっっても面倒くさいと個人的に思いました!
難しいわけではありません。どんな人でもアイテムを揃えて時間をかければ倒せます。ただメンドクサイ。
これは、やっぱり、延々と同じ作業をボスが倒せるまで繰り返さないといけない所が悪いと思います。
私のようにアクションが下手だと、うまく飛び乗れなかったりしてひたすらイライラ。叩き落とされてまたイライラ。戦闘の楽しさというのは今作ではあまり感じれませんでした。



雰囲気がとても気に入ったので購入しましたが、期待以上の世界を魅せてくれました。
アクションしたい!という人にはあまり進めれませんが、美しい世界とストーリーに期待したいという人ならば、オーディンスフィアはうってつけなのではないでしょうか?

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: 髭師さん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
4 3 4 4 5 2 4 2 20時間以上30時間未満


すでにたくさんの人が良い所悪い所を
言い尽くしている感じなので適当に書きます。

プレイを進めれば進めるほど味が出てくる戦闘とストーリー。
最初はとてもラクに敵を殲滅できてしまう! Sランクも簡単にとれる。
だがボスはとても手ごわい。まず一回は死ぬはず。
慣れてきても即死攻撃級の技を突然使ってきたりして
あと少しで倒せるのにHPマンタンから無残に敗北が実によくある。
やや後半になるとザコ敵も気を抜くと時々瞬殺されます。
この文に惹かれたなら買いです。

ストーリーは、一人目をクリアしたくらいじゃよくわからない。
一人目クリアしただけでダメだと評価するのは早計すぎる。
5人それぞれは全部話がつながっているから一人のストーリーをみただけじゃ
穴が開いているように見えるのは当然。


快適さ2点の理由は敵がたくさん出てきた時のありえない処理オチ。
なぜ2Dなんかで?と思ったらこのゲーム、実は3Dキャラなんです。
また、わざとですか?といいたくなるほど場所移動するたびに
ここは○○、と字幕がのっそりと浮かび上がる演出が入る。
そしてそれとは別にローディング画面もチラチラでる。
これはどうひいきめに見ても快適とはいえない。
しかし、敵が次々に出てきてバザハサ始末する点は良いので1点にはしなかった。

グラフィック3点の理由は、確かにとても作りこまれているのは誰が見てもわかるくらい。
4点、5点を思わずつけたくなってしまう。
ただ、一部のアクション面においては、あのプリンセスクラウンより下回っている点があるのだ。

…それは! 敵にやられた時の演出がありきたりであること。
ボスでは派手にやられてくれたりもするのだが、
ザコ戦となるとみんな体当たりするだけ、殴ってくるだけの敵がとても多い。
プリンセスクラウンのあの悲惨なまでのやられっぷりの数々が今作でもっと
派手になっていると期待しただけにとても残念!
次回作でも同タイプのゲームを作るなら、ここの作りこみをお願いします!



良くも悪くもプリンセスクラウンの特徴を受け継いだ作品だと思いました。
でも、時代は変わってもこう言ったゲームはやはりまだまだ新鮮であり
また懐かしさを覚えます。
これからの時代もこういうゲームは受け継がれていってほしいものです。

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: ぽんさん (29歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 4 4 4 2 5 3 60時間以上100時間未満


■グラフィック・演出
2Dでは最高級の素晴らしい出来だと思います。単に綺麗ということだけでなく、敵味方全てのキャラの「動き」と「表情」の演出が素晴らしい。挿入シーンの背景も、場面によってはしっかりとした「絵」として気遣われています。一見の価値アリ。

■ストーリー
何と言うか「演劇風味」「恋愛要素」たっぷりで、わりと見かけない独特な雰囲気です。分かりやすい正義の勇者様も少なく、本当に身近なものの為にがんばる感じです。ゲームのストーリーとしては比較的めずらしい部類だと思いますので、感情移入できるというより「新鮮さ」と「ものめずらしさ」がメインです。ボス戦の入り方などはかなり強引ですが・・

というのが序盤のキャラクター攻略中の印象です。正直これだけでは高評価にはならないのですが、中盤〜終盤は随分変わります。

このゲームは5人のキャラを順番に攻略していくのですが、ゲーム中の時系列はその順番で進んでいるわけではありません。同じ時を5人の主人公が同時に動き回っていて、それが複雑に絡み合うという感じです。

で、中盤以降のキャラの話になると「このキャラが寝ている時あのキャラは」「なぜこのキャラがここにいたのか」「この時にはこのアイテムはこの人が持っていたな」「あー、あの人が壊したから・・・」などなど、細かい部分がどんどん明らかになり、最終的にパズルのようにかっちりはまります。「ストーリーアーカイブ」という項目を眺めると、あまりの綺麗なつながり具合にびっくりするはずです。

これに気付いて楽しめた人と、気付かず淡々とクリアしていった人では随分印象が変わってくるかと思います。

そして一番大事なこと。最後の盛り上がりがすごい。ここまで満足感・達成感の感じられる良いエンディングは久々です。素直に感動しました。

最後はちょっとした分岐があり、恐ろしく悲しいバッドエンドと、各キャラ固有のエピソードをもとにしたバッドエンドを見れるのですが、それまでとはうってかわった密度の濃い内容で、色々な伏線がしっかり消化されます。

したがって、ストーリー的に消化不良な部分はほとんどないです。素晴らしいの一言。


■キャラ個性
単なる個人意見ですが、わりと変人揃いですので個性と魅力は感じます。見た目的なキャラデザインも気に入ってます。

操作的な特徴については、キャラごとに相当クセがあり、新しいキャラに出会い、それを操作する楽しみはしっかり確保されていると思います。


■音楽・声等
「すごく気に入った」という曲が終盤にちらほらあります。ほんとに終盤に魅力が固まってるゲームです。声に関しては、ちょい役の敵キャラに至るまで相当豪華な顔ぶれだと思います。不満は無く、安心して聞いてられます。


■アイテム合成・種育成・タマゴ・料理等の仕組み
○リーの○トリエもびっくりなアイテム合成の仕組みだと思います。(誇張)

複雑ですが、それ故にひとつのアイテムを何に使うかという選択肢が豊富で、いつも良い意味で迷わせてくれます。入手率・売り値・合成値・計算式やらをまじめに追及すると、相当奥が深いです。でもって、この仕組みは「役に立つアイテムを作る」にとどまらず、成長に関する経験値もほとんどアイテム合成で用意するようなものなので、上手く活用している人としていない人では、このゲームの難易度は天と地ほどの差になるかと思います。

相当な「アイテム合成ゲーム」です。

■「リトライ」がスムーズ
良い点かどうか怪しいものですが、死亡時のリトライについては快適です。難易度によっては大変お世話になるかと思います。


■アイテムの使用・整理に関する仕組み
これは一番の不満です。キャラごとに高価なカバンを買って拡張しなければならない点は許すとしても、「6個のカバンを順番に切り替えて、目的のアイテムを探して使う」は不便すぎます。

アイテムをたいして使わないゲームなら些細な話かもしれませんが、このゲームは一戦ごとに何回もアイテム欄を開くようなゲームです。せっかくR2で一覧を見れるのに、何故そこから使用できないのか疑問です。

しかも、肝心のR2での整理機能は個別のカバンごとでしかできません。全体では整理できません。カバンの容量は少ないので、ドロップ品はすぐにいろんなカバンにバラバラにバラけます。何がどこに入ったからきちんと管理しきれません。

一覧(R2)でそのアイテムがいくつあるのか確認して、一覧を閉じて、アイテム使用を選んで、一個一個カバンの中身を確認して、目的のものをみつけてやっと使用。

面倒です。ここに関しては、どんな理由があるにせよ雰囲気ではなく利便性を優先させるべきだったと思います。


■ロード時間
こまめに、というより一部屋ごとにロードが入りますが、時間は短いのでほとんど気にはなりません。問題は料理を食べる町。キャラのHP上昇の源なので、通常難易度では頻繁に訪れることになると思いますが、2連続で長めのロードが入ります。ここだけは気になります。


■処理落ち
頻繁に処理落ち(スローになる)します。たまにじゃないです頻繁です。特定のボス、特定の行動等で100%処理落ちします。一応アクションゲームなので困ったものです。(遅い方が避けやすい場合もありますが・・・)PS2の限界かもしれませんが、事実は事実ですので。


■キャラクター攻略の順番について
ストーリー的なつながりと各キャラごとの最終章ボスの問題ゆえに完全固定になったのかもしれませんが、最後のベルベット以外は自由選択でもよかったのではないでしょうか。ユーザーの趣味嗜好はそれぞれですし、いろんなキャラをちょっとずつつまみたいですとか、別のキャラで○○を手にいれたから、このキャラの攻略が楽になった、みたいな喜びがあっても良かったと思います。

それからかなり個人的な話ですが、固定だとしても一番目はグウェンドリンではなく
コルネリウスの方が良い気がします。ストーリー的ににも操作感的にもクセが少なく
とっつきやすいと思うのですが。

この辺の仕様のせいで、「最初の掴み」を損をしてる感があります。


■各種ショートカット操作が説明されていない。
ランク表示や食事等々の演出を短縮できるのですが、説明書に載っていません。ひょっとしたら私の知らない便利機能が未だにあるかもしれません。もったいないのでちゃんと載せて欲しいです。

■サイファースキルの個性が少ない。
キャラごとに同じのがかなり被っています。操作感はしっかり変化をつけてあり好印象ですが、スキルについても、せめて個々にひとつは固有スキルを用意してほしかったです。

■メニューの「テキスト」の項目について
細かい話です。アイテム合成に関しての情報はきれいにまとまっているのですが、序盤は「AとBでCができる」といった細かい情報をきちんと覚えていないので、アイテム欄を開きつつテキストを見るという仕組みがほしかったです。これも、合成の仕組みが複雑なゲーム故の問題点だと思います。


■同じデータをひたすら強くして楽しむようなオマケ要素は特にない。
まず、クリアからすべての要素を埋めるまでの時間はけっこう短いです。

おまけとしてはHELLという高難易度モードがあり、なかなかに面白いのですが、それは完全な別データで1からスタートです。レベルを高くして更に強い敵を倒すという系統のオマケ要素は特にないです。



■アクションとしてのゲーム性について
良いとも悪いとも判断しにくい点ですので。

まず前提となる話ですが、消費アイテムやサイファースキルが非常に強力な上、キャラクターのレベルや料理などによるステータスの上昇度合いも大きいため、合成・育成の無駄を減らし、上手にアイテムを利用していけば、「避ける必要あるの?」というくらいの「ゴリ押し攻略」が可能です。何かしら無理やり自分で条件(アイテムやスキルを使わない、フリーマップで一切育てない等)を付けなければ、誰でもしっかりクリアにたどりつけるかと思います。この辺が、アクションが苦手な人向けの救済になっているかと思います。


で、純粋なアクションゲームとしてみると、このゲームは今ではあまり見かけない「古いタイプの2Dアクション」です。「敵をまとめてざくざく倒すぜ〜」ですとか、「さくっとすばやくボタン一個で緊急回避」ですとか、「通常技→必殺技→超必殺技で気分爽快!」ですとか、そういうものはまったくないです。そのくせ敵の攻撃はなかなかに凶悪で、雑魚でもこちらの攻撃ヒット中に反撃してくる為、とにかくダメージを受けやすいです。

ゴリ押しではない倒し方を練習していけば、大抵の攻撃はちゃんと避けれるようになるかと思いますが、それでも一部の雑魚や一部のボスの攻撃は理不尽で、アイテムやスキルの力に頼らずノーダメージを目指すのは、「確立の低い運試し」の域に達しています。

つまり、アクション「RPG」ということで、理不尽なダメージをぼこぼこ食らうのがほぼ前提、ということです。よほどこういった地味なアクションに慣れている人以外は、「攻撃が途中で止められる」「上手く動けない」「気持ちよく避けられない」というストレスのある状態でゲームを進めていくことになるはずです。

ですので、上の文を読んで「イライラして投げ出しそうだ」と思った人には、はっきり『お勧めしかねる』と言っておきます。最近のゲームの「すぐ慣れる・反応が良い・操作しやすい = 美徳」の風潮に逆行した、シンプルで古臭いアクションです。

逆に、「限られた手段の中で、なんとか上手く戦いたい」「使いにくいキャラをなんとか扱いこなしてみたい」という、古き良きレトロゲームに多かった「地味で細かい努力」「マゾ的要素」に快感を覚えるような人は、おまけの高難易度モードも含めて存分に楽しめるかもしれません。こういうタイプの人がどのぐらいいるかはわかりませんが、私はその一人なので・・・


■評価
○オリジナリティー
演劇のようなセリフまわし、アイテム合成の仕組み、ストーリーアーカイブの仕組みなど、少なくとも他ではあまり見かけない、というより作らないゲームだと思います。こだわりを感じる部分も多かった。4点。

○グラフィックス
「良い所」の通り。特に迷わず5点。そこいらの「美しい3Dムービー」より格上に感じるくらいです。

○音楽 
「良い所」の通り。4点。

○熱中度・満足感
共に4点。テンションが下がることなく最後まで突き進み、ラストで大きく感動。部分部分は絶賛してますが、「悪い所」に書いた内容が響き、どちらも5は無理です。

○快適さ
「悪い所」を総合すると、平均点は取れないかと思います。2点。

○ストーリー
「良い所」の通り。少し迷いましたが、独特の組み立てと、本当に久々にゲームのエンディングで感動したという点を考慮して絶賛の5点。

難易度 
○3点。「アクションとしてのゲーム性について」の通り。


■総括
「グラフィック」と「ストーリー」だけ取り出して評価すれば「傑作」の域でもおかしくはないかと思います。ただし、「快適さ」には間違いなく不満があり、アクションの仕様も万人向けではないです。したがって、人によっては「熱中度」「満足感」が低くなっても仕方のない、「人に薦めたいんだけど躊躇してしまう」というジレンマを感じる作品です。

余談ですが、某大丈夫?の雑誌の評価は、点数の付け方が2点差で2:2にわかれたことも含めて、めずらしく非常に的確だったのではないでしょうか。

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: ATさん (28歳)
(難)クリアプレイ時間
4 5 3 3 2 1 4 1 40時間以上60時間未満


2D表現の究極形といっても過言ではないくらいのグラフィック
背景はいままでのゲームのような止め絵や、単純な部分アニメだけではなく、変形を巧みに使った揺らめきをつけていて画面全体に変化があり、幾層にもなった多重スクロールも気持ちよい
また、イラスト並のクオリティをもった巨大キャラがバリバリ動く様は圧巻

ストーリーは、一人目が終わった時点ではプレイヤー置いてけぼり状態で、少々がっかりだったんですが、それ以降のストーリーはよくまとまっており、特にラストの盛り上がりはなかなかのものです

音楽については、オープニングとエンディングの曲が、ケルティックな曲調で、ボーカルも美しく、まさに神話の世界という感じですばらしい

成長システムが、HPの最大値は食べ物によって上がっていき、武器の強さは、敵を倒すと出るフォゾンを吸収してLVをあげていくといったシステムが斬新


どうにも操作性が悪い
たとえばジャンプにしても、いちいち予備動作が長すぎで、飛ぼうとして飛べませんでしたとなりやすいし、空中での姿勢制御も、ちょっと後ろ側へキーを押しただけで一定距離を進んでしまったりする
またボス戦においては、一部で酷く処理落ちしてしまい、快適なアクションが楽しめません
攻撃力の高い大ボスの攻撃をかわすといった動作がとりづらく、結局アイテムやスキルでのゴリ押しになりがちです
ゲーム内容においては、ステージが単に永久ループになっているだけなので、ひたすら敵を倒すだけというかんじで変化に乏しい
システム面では、POWゲージが、単に戦闘を中断されているだけって感じで、非常に鬱陶しく感じます



グラフィックなどには圧倒されるものの、もう少しゲームとしてのシステムや操作性、ギミックについて吟味してほしかった
なかなか面白いことをやっているのに、練りこみが足りず、雑になってしまっているのはかなりもったいないです
かろうじてストーリーが良いので、それで救われてはいますが

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掲載日:[2007/06/02]
投稿者: かちょーさん (22歳)
(難)クリアプレイ時間
3 4 4 1 2 2 2 3 05時間以上10時間未満


☆グラフィック
これは素直に良いです。スーファミ世代としては、このような2D的なグラは懐かしい上に親しみが持てる。北欧神話をイメージさせる世界観との相性も抜群。
また、動作の描写が細かく、まるで動く絵本を見ている様な気分になれる。

☆音楽
オーケストラの美しい旋律が物語りを盛り上げてくれます。

☆オリジナリティー
種を植えて育てる、という一連の流れは面倒ではあるが新しい試みだと思うし、面白い。


☆熱中度・快適さ
これはRPGではなくアクションゲームだと思う。
確かにモノを買えたり武器のレベルが上がったりはするが、RPGとしての要素はそれら以外ないように思える。
別にそれはそれでいい。
だったらもう少しアクション部分を強化してほしかった。
キャラ毎のアクションがそう大差ないため、単調になってしまう。つまりマンネリ化。
ステージもキャラによってプレイする順番が違うだけ。

一番ダメだと思うのは、ひとりのキャラをクリアすると次のキャラが出るというシステム。
ほぼキャラゲーに近いのに、別に使いたくもないキャラを使わなければならないのは辛かった。

☆ストーリー
キャラの言動が理解できない部分が多々ある。
無理やり多くのステージを回らされている感がある。
台詞の言い回しは良いと思ったのだが・・・



非常に惜しいゲーム。
もう少し作り込んであれば神ゲーになれたハズ。


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