【PS4】ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-01-28 |
価格 | 8424円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:ブロックメイクRPG ■ プレイ人数:1人 |

- 総合ポイント
- 72
- (難易度)
- 1.89
- レビュー数
- 18
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 1pt | 5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 1pt |
71pt
GOOD!
マイクラとの比較多めです
・ドラクエ+マインクラフト
まぁ面白くないわけないですよ
マイクラにドラクエMODを入れて遊んでいる身としては最高のゲームでした
やはり本家が作るのは違いますね
・BGM
特に終章で流れる例のBGMは鳥肌が立ちました
荒れ果てた最後のステージで自分がこの地を変えるんだ!という強い使命感に駆られます
ボス撃破後のアレンジBGMもいい感じです
・回転切りで本家よりさくさくブロックが壊れる
回転切りを覚えるまで(体験版はなかったですよね)はかったるいなと思っていたのですが、覚えたとたんにさくさくゲーに変化しました
・木こりMOD使用
木材は一つずつ壊すのではなく、一気に木が壊れます
わざわざMODを入れて遊んでいる身としてはストレスフリーで快適
・フリーモード
全ての章をクリアしたら終り?いいえ、本編はフリーモードにあります
開放した全てのレシピを自由に作れ、モンスターも仲間にでき一緒に冒険ができます
BAD/REQUEST
・画面にもやがかかっている
画面中央部以外の全てにボヤーっともやがかかっています
画面四隅が暗いゲームはたまにありますが、そのモヤが「目視」できる程かかっています
3章雪のステージに行ったときに「バグか!?」と思うくらいはっきりとモヤモヤが見えます
正直こういう余計なエフェクトはいりません
画面四隅がくらいゲームは海外では評判が悪いのに何故リサーチしないのだろうかと思います
本家マインクラフトは全てクリアな画質で遊べるというのに
・UIのしょぼさ
和ゲーの弱点であるオプションのしょぼさはこのゲームでも顕著に現れています
スクショ撮ってフレンドと見せあいっこするのが楽しいのに「画面のモヤモヤ」+「消せないバカでかいコンパス」でせっかく再現した街並もパーです
和ゲー全体にいえる事ですが、余計なインターフェイスが多すぎてゲーム画面そのものを楽しめない作品が多い
例としてはミニマップがもうミニのレベルではないくらいでかい無双シリーズなど
PC版ではわざわざミニマップの大きさを変えるMODまで作られる始末でユーザーの声など届いていません
・カメラワークの悪さ
とにかく悪い。どこかの会社がカメラをめり込ませる技術に特許を取ってしまったのが原因ですが、もうちょっとどうにかならなかったのかと思います
特に穴に落ちたときはひどい。一応狭い室内なFPS視点っぽくなるのですが
オプションがしょぼいのでカメラ回転速度も変えられず、イライラしっぱなし
・チャレンジ
フリーモードを100%楽しむためにはなんと○日以内にクリアしろ!というタイムアタックをやらねばなりません
個人的には簡単でしたが、女性や子供にはきつい日数だと思います
やらなければいいのですが、なんとロトの剣のレシピが絡んでくるのでやらざるを得ません
初回でタイムアタックをする人は少ないと思いますので、結局2周するハメになります
これから購入を考えている方は気合を入れて最初から急いでプレイした方がいいです
他のチャレンジはボス撃破後のセーブをロードしてからクリアすれば2周する必要はありません
COMMENT
なんといってもマイクラ+ドラクエにピンときた人は買わなきゃ損です
時間泥棒なゲームなので要注意!
しかし、画面のモヤだけは擁護しようがないです
PS2のゲームをプレイしているみたいで萎えます
次回作はPS4独占でハイクオリティな画質を望みたい
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 1pt |
71pt
GOOD!
■サンドボックスとして
PC版マイクラをテクスチャ未導入で遊んでいた身としてはDQBのグラでも十分満足で三人称視点でキャラデザが可愛いこともあり新鮮でした。
自由度は低いですが裏を返せばチュートリアルもあり一つ一つ明確な目的を持ってクラフトできるので初心者には親切なシステムです。
マイクラの場合、序盤は何かを作りたくても下準備である程度の長期プランになることを余儀なくされることがありますが、DQBは一つ一つの目標がライトで目的を達成するとすぐ次の目標が明示されるのでとにかくテンポが良いです。
達成感が無いのでは?と思われるかもしれませんが、一つ一つのステップが最終的に各章のボスを倒すという目的に収束されるので個人的には毎章の終わりには十分な達成感を味わうことが出来ました。
■RPGとして
殆どのPRGが逃れられない「お使いゲー感」にうんざりしていましたが「○○を作って欲しい」と依頼されると不思議とワクワクしました。
結局は材料を揃える為に各地を奔走することになるのですが、最終的にクラフトを完成させたことでストーリーが進むためお使い感が上手く中和されていると思います。
BAD/REQUEST
マイクラ中級者以上の方にはどうしてもRS回路に相当する要素が存在しないことへの不満が出てくると思います。
但し製作サイドの投げっ放しあってこそのRS回路だと思うので、ドラクエにそれを望むのはお門違いかもしれません。
物語を進める上で必須のクラフトアイテムが強過ぎるのはどうかと思います。
各地にNPCを配置しサイドクエを自由にこなすことで対ボス戦の手段を増やしたり難度を下げたりといった方向性だと良いのですが。
COMMENT
ドラクエ+マイクラというよりはゼルダ+マイクラの方が近いと思います。
音楽とキャラデザで全てドラクエブランドになってしまうのは流石なのかどうかよく分かりませんが。
既にマイクラ+○○なゲームは多数存在していますが、全くそれらに触れていなかったのでとても新鮮で将来性を感じました。
一つ一つのパーツに独自性はありませんが、合わさることで上手く昇華されていると思います。
箱庭ゲーが得意なRockstarやBethesdaあたりに作り込ませたら神ゲーになりそうですが。
実際それをMMOの舞台で大々的にやろうとしたのがEverQuest Nextだったのでしょうけど開発中止になってしまいましたし…。
DQB次回作含め、この手のゲームが出たら是非またやってみたいです。
何かを作ったりするのは好きだけどマイクラの投げっ放しっぷりに挫折してしまったという方へのサンドボックス入門編としてもお薦めです。
サンドボックスとしてのDQBは不自由ですが、クラフトは楽しくもっと色々な物を作ってみたいという欲求を刺激するには十分だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 1pt |
71pt
GOOD!
・マイクラフォロワーとして
あからさまなマイクラのフォロワーな今作ですが、ただ単なるDQの皮をかぶせただけでなく日本風のマイクラに仕上げています。
まずは基本3人称視点への変更、今でも日本人には1人称視点ゲームはあまり向いていないと思いますがそれをきちんと汲んで3人称のみにした部分には好感が持てます。
次に、クラフトをあくまで冒険のためのツール程度の重要さまで落としたこと。
マイクラは偉大なゲームだと思いますが、レゴで遊べる人間というのは意外と少ないものです。完成物を見てすごいとは言いますが、自分で作ろうという人はあまりいない。日本人のクリエイティビティーが低いとかではなく、目標があるのが日本人性なのかなと。
その点において、1つの世界ごとに開放するという全体の目標を掲げ、それを実行するためにちっちゃなアイテム作りをするという流れは、マイクラをしながらきっちりRPGに落とし込んでいて、投げ出しにくくテンポの良いゲームに仕上がっています。
音楽もDQの音楽をふんだんに使い、モンスターや町人などのグラをDQ風にすることできちんとプレイヤーにこれがドラクエであることを意識させ、安心できる作りです。
BAD/REQUEST
・システム面で洗練されていない部分が見受けられる
「学者を連れてこい」みたいなミッションだと目標地点に勝手にマーカーがつくので迷わないようになっている一方、OOを作れなどのミッションではその素材がどこにあるのかはマーキング無しと微妙に入れ混じっています。
別にヒントなくてもかまわないのですが、統一してもよいかと思います。
また、クラフトにおいて複数作るというコマンドがありません。1個または手持ちの素材から作れるMAXのみとなっているのでここはシンプルにすぐ改良できたなと思います。
・一部敵がうざい
おなか減ったり、夜になったらゴーストが出るのですが割とそれでひやひやするというよりかはただうっとうしい以上になっておらず
不快感のみ残るオブジェクトにしかなっていませんでした。(わかりにくい例えかもですが、モンハンのランゴスタみたいな・・)
・戦闘のバリエーションが少ない
イベント戦闘は迎撃とボス戦しかないのですがボス戦はまぁわりと頑張っているとして、迎撃はどのMAPでも同じような敵がWAVEで来るだけなので飽きます。もっとタワーディフェンスやRTSみたいに拠点そのものを改良して叩ければよかったのですが、基本は主人公で殴るだけです
COMMENT
明らかにマイクラのパクリで始まった企画のわりには上手に日本風のゲームに落としこめていてスクエニやればできるじゃんと思いました。
クラフトゲーはちょっと・・と敬遠しているかたもこれでしたらクラフトをちょっと楽しめるRPGですのでとっかかりにいいかもしれません。
一方でDQの世界観でマイクラのように自由に作りたいんだといわれるとそうじゃないなと思います。
新規IPなので洗練はされていない本作ですが、DQファンなら間違いないですし、マイクラのようなクラフト系を触ってみたい方には入門編としてすごくいいゲームになっていると思います。
システム面などを改良した続編を待ち望んでいます。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-28
5が一番好きですが、このゲームは基本モンスターを仲間に
できないので(スラタンとチョビ?除く)試行錯誤して拠点で
モンスターを観賞用として飼うことにしました
全自動なシステムなので拠点内で作業していると知らない
間にスライムとドラキーだらけになってたりします、また
目的の一つとしてモンスターの「どアップ」画像が撮れる
ので結構楽しめます、やることがなくなったビルダーズで
新たな楽しみとしてオススメします
GOOD!
[音楽とワールド]
フリーを含めたワールドマップ、音楽、背景など、旧作を元にして練り込まれていて、旧作ファンにもオススメ。
ゲーム進行中にも過去作のアレンジ音楽を聴く事が出来、それがまた旧作を思い起こさせてくれて懐かしくなる。
ゲームシステム的にブロックでワールドマップが出来ているので、旧版との違和感が少ない。
もちろん、旧版を知らない人でも楽しめる。
[ストーリーモード]
章仕立てなので、どこかで詰んでもやり直しが容易。
登場キャラクターそれぞれに魅力があり、ストーリーもアレフガルド全土に渡って展開される。
ストーリーを通してシステムや世界を知る事が出来るし、アレフガルド自体を知る事にもなる。
旧作を知らなくても、過去何があったのかはストーリー中知る事が出来る。
決して明るい話ではなく、その背景には重くて暗い事実が垣間見える。
[やりこみ]
単にすべてがブロックで出来ているのではなく、つぼや扉、武器などはちゃんとその形通り作られている。
設置自体は自由度が低いが、アレンジ性が高い為、様々な使い方が出来る。
自分で考えながら町を作っていくのはとても時間がかかるが、はまると止めどきが分からなくなる位楽しい。
フリーモードでは自分の建物を公開したり、他人の建物を呼び出したりも出来る。
BAD/REQUEST
[カメラワーク]
完全に視界を遮った室内に入ると、視点が寄って見づらくなる。
原因はカメラワークに関する技術的な問題のようなのでどうしようもないのですが、このカメラワークの為に天井や室内を高く広くせざるをえない。
天井を作ったり2階建てにする場合はこの問題がどうしても出てくる。
[戦闘]
戦闘自体単純に切るだけで魔法も使えず、スキルもあまり無い。
戦う為のアイテムは他にも出るが、スキルとは言いがたい。
戦う事がメインではないし、元がコマンド戦闘なのでドラクエらしいといえばそうだが物足りない。
後半のボス戦になると、戦闘アイテムを使いこなせるか否かで難易度がかわる。
[自由度]
フリーモードは住人の数に制限があり、広い島に十数人しか集められない。
話しかけてもまともな返事が返らず、ストーリーモードの住人を連れてくる事も出来ない。
各章で集めたアイテムを次の章に持ち越す事が出来ない。
フリーモードでストーリーモードの島(アレフガルド)に行く事が出来ない。
アイテムを作成する時、1個かすべてかを選ぶ事は出来るが数を指定出来ない。
[襲撃]
夜間のゴースト襲撃が本当にめんどくさい。
町を壁で囲んでもワープして入るし、
町の中で夜間作業をしている時はうっとうしい相手。
COMMENT
どこかのゲームに非常に似ているが、ストーリーモードや細かな部分で良さがある。
グラフィックもかわいいし、ハマリ要素がある。
DQ1を知っていても知らなくても楽しめる作品。
コツコツと町やものを作るのが楽しい人にはオススメ。
ですが単純作業に飽きやすい人は、合わないと思います。
基本的に素材を集めては組み、集めては組みの繰り返しです。
ぜひ次回作を出してほしい。