このソフトのレビューを書く

【PS4】ウィッチャー3 ワイルドハント レビュー

発売元 スパイク・チュンソフトオフィシャルサイト
発売日 2015-05-21
価格 8856円(税込)
レーティング 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:オープンワールドアクションRPG
■ プレイ人数:1人

【ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション】
■ 発売日:2016/09/01
■ 価格:6,998円
通常版(2015/05/21)にDLCを同梱したものです。

総合ポイント
73
(難易度)
2.63
レビュー数
32
スコアチャート ウィッチャー3 ワイルドハントレビューチャート

0%
0-9
0%
10-19
3.1%
20-29
6.3%
30-39
6.3%
40-49
3.1%
50-59
12.5%
60-69
34.4%
70-79
25%
80-89
9.4%
90-100
【60点以上】
81.3%
【標準偏差】
17.04


9人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 3pt 4pt 4pt 2pt 2pt
総合点
71pt

GOOD!

ノーマルで一周クリア、現在ハードコアで2週目挑戦中。ウィッチャーシリーズは今回が初めて。

■ストーリー
 驚くほど良くできてました。
 大筋は珍しくない展開なのですが、とにかくドラマが丁寧に書かれていて、ぐっと世界に引き込まれます。
 酔っ払いウィッチャー3人の会話に大笑いし、ケィアモルヘン決戦は血湧き肉踊り、ゲラルト(主人公)とシリの心の通い合いにホロリ。

■ローカライズ
 翻訳が素晴らしい仕事をしています。
 製作スタッフのこのゲームに対する愛情をひしひしと感じました。
 先に上げたストーリーの素晴らしさも、この翻訳無しには語れません。脱帽。

■選択と結果のリアリティ
 このゲームには非常にたくさんの選択肢がプレーヤーに突きつけられます。
 そしてその選択にはいわゆる正解というものは無く、しかしその結果が世界にもたらす影響が少なくありません。
 他のRPGではあまり味わえない「自分の判断で物語を進めている」感が非常に楽しかったです。
 (なので攻略サイトを見ずに進め、とある重要人物を殺してしまいましたが別にそれでバッドエンドにはなりませんでした)

■イベント
 圧倒的な物量もさることながら、中身の濃さも相当です。
 ほんとによくこれだけ詰め込んだものだなとただただ感心しきり。
 
■難易度
 ノーマルでプレーすると戦闘中以外はほぼいつでも体力全快にできるので、冒険が快適です。
 トライ&エラーが苦痛に感じる自分のようなゲーマーには嬉しい配慮です。
 とはいえ戦闘自体には歯ごたえがあるので、油断すると殺られる緊張感も常にあり良バランスじゃないかと。

BAD/REQUEST

■バグ
 非常に多いです。
 キャラやオブジェの座標がおかしいという些細なものから、ゲーム進行に支障が出るクリティカルなもの、海から波が一切消えて鏡のようになった水面を船で行く幻想的なものまで多数完備。
 幸いどこでもセーブできるので、まめにセーブしてたら何とかなるレベルです。

■経験値
 入手しにくいです。
 せめてイベントクリア時は3桁必ずほしいですし、自分より高レベルの敵を倒した時の経験値も少なすぎます。

■戦闘モードを任意に解除できない
 敵が近くにいるとプレーヤーが勝手に戦闘モードに入り、ジャンプできなくなります。
 戦闘時こそ地形を生かして立ち回りたいのに、ちょっとした段差があるだけで思うように動けないことが多々ありました。

■スケリッジの海中トレジャー
 海中のトレジャー(密輸品)の回収がこのゲームで感じた唯一の作業というか苦行でした。
 内容はロクなものが無いですし、初めは重量オーバー手前でまめに回収品を持ち帰って換金していたものの、後半は取った直後にほとんど海に捨てて次のポイントに移動してました。
 トレジャーの数を1/10にして良いからイベントを一つ追加してほしかったです。

■無駄なアイテム群
 全く意味を感じません。
 マウス操作なら問題ないのでしょうが、カーソルを一つ一つ動かすPS4では動作を重くする&必要なものを探しにくくする異様な数のアイテムは百害あって一利無しです。

COMMENT

 これまで遊んだゲームで面白かったものは?と聞かれたら、真っ先にSFCのゼルダの伝説 神々のトライフォースを挙げていた自分ですが、それが25年ぶりに更新されました。
 自分にとってウィッチャー3はそれだけ価値のあるゲームでした。
 おっさんゲーマーで、指輪物語やムーミン(原作)、ベルセルクにハマったことのある人には是非プレーしてみて欲しいです。

 あとこれから本作を買おうと思っている人、ぜひ新品で買ってあげてください。本作のローカライズチームは存続されるべきです。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
MAXさん  [2015-06-20 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

9人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 0pt 2pt
総合点
49pt

GOOD!

■ゲームとして
・世界観の作り込み。
・後述するBADポイントを我慢してでも遊び続けたくなる冒険感。
・吹き替え。いい仕事してる。他のゲームで吹き替えがあっても英語に直す俺でもこのゲームに関しては吹き替えのままやってるほど。

■システム
・馬がボタン押しっぱなしで道を自動運転するのはラクでよかった。
・クエストにおける能動的な調査がシステムとして上手く表現されている。
・会話の選択肢。能動的に遊んでる感は出てるけど、ほとんどの選択肢はどうでもよかったりもする。と思う。

BAD/REQUEST

■とにかく操作感、UIが絶望的なほど快適さに欠けている。
・洋ゲーにありがちなクソUI。ソートも出来ないインベントリには小さなアイコンがぐちゃぐちゃに並び、何がなんだかさっぱり。
・文字小さすぎ。50インチのTVでやってるけど、それでも文字読む時には体を前のめりにさせる。無駄に疲れる。PCモニタ前提すぎ。
・ちょっとした段差でダメージ、2階の窓から飛び降りて即死。俺より弱いよね、この主人公。

■無駄が多い。
・ファストトラベルの飛ぶポイントまで移動する手間。
 飛び先は今のままいくつかのポイント選択制でもいいが、飛ぶ為にわざわざジャンプポイントまで移動する手間が無駄にしか感じない。

・無駄な挙動。
 細かな調査が多く発生するこのゲームにおいて、主人公の慣性挙動がストレスフル。
 ターゲットの角度やレンジも狭いし、制作時のテストプレイで誰も文句言わなかったのだろうか。これでOK出すセンスが謎。

・無駄なオブジェクト、無駄なアイテム群
 ロウソクとかいらなくね?捜査時邪魔なだけ。アイテムも無駄に多くて管理できず。いらないものだらけ。
 最近こういうクラフトが充実したゲームが多いけど、素材が多けりゃいいってもんじゃない。楽しさを損ねるほどのゴミの山。

■バトル。
・手応えのなさ。(難易度という意味ではなく、シズル感として)
 最初は悪くないかなーと思ったけど、慣れてくると意外に単調。敵のパターンがアホなのと、こちらのモーションパターンの少なさによる。
 基本ボタン連打、たまに回避。ダークソウル参考にしてこのアクションってな、作った人は本質を何も分かってない。
 一昔前のハクスラのように、実体のないもの同士がぶつかってるように手応えがない。重さや中身がないんだよね。

・自動で戦闘モード。
 敵が近くにいると自動で臨戦モードになるけど、これ親切でやってるとしたら勘違いも甚だしい。
 勝手に剣抜いてすり足移動のみとかうざいことこの上なし。任意で切り替えられるようにしてくれ。。。

COMMENT

一言で言うと惜しい。

強い敵と戦う前に調べたり準備したり、いろいろ出来る点で自由度高そうな雰囲気だけど、実際はその逆。
調査にせよ準備にせよ、この敵にはこれ、この事件ではこう、と全て決まっているので結局一本道。
一つの物事、敵に対していろんなアプローチが出来るのが真の自由度ではないか。
そういう意味では、策を練る楽しみもなんだか面倒なだけに感じてくる。結局解決方法はこれしかないのね的な。

神ゲー一歩手前。いや、十歩くらいかもしれない。
さらにゲームとしての面白さをブチ壊すほどのUIや操作性により、ヘタすると台無し一歩手前。
こういう細かいところが気になる人は手を出さない方が無難。発狂すると思う。
俺はかなり気になる人だけど、発狂しながらやってます。。
そう。
無駄なところでクソうざいし、慣れるといろいろ単調なのに、それでも遊んでいるのだから、やはり魅力的なゲームであることに疑いはない。

いろいろ悪い点ばかり書き連ねたが、なんだかんだでオープンワールド好きなら一度はやってみな。

 
プレイ時間:30時間以上60時間未満(未クリア)
DOGSTARさん  [2015-06-09 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

0人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 5pt 4pt 5pt 2pt 2pt
総合点
81pt

GOOD!

1、2とか知りません。いきなり3から発売された大作との評判で買いました。

5pt:サウンド
RPGです。場面により歌ったたり喋ったりします。美しい。

5pt:満足感
クエストの質が類を見ないほどスゴい。
全編翻訳、練っている。この手のゲームは「お使い」がお決まりですが、witcherは妥協無い。
つまらないサブクエでも「ちゃぶ台返し」で唖然とさせる。
主人公は「龍が如く」と「スネーク」の兄弟分みたいな寡黙で強い奴。
選択形式で結果が変わる。
それ次第で色々変わるだろうけど、50時間プレイしてクリアしてないから結論は言えない。
とりあえずRPG。

最初はわからなかたったけど、キャラが色々立っていて、なんとなく推察できる。
ウィッチャーのRPG。

BAD/REQUEST

快適さ:2pt

すごく欲張りなゲームで、GTAライクなリアル挙動を採用してる。
それが剣戟にミスマッチしてる。
リアル挙動を追求しすぎたせいで、「もっさり」「イライラ」が随所で感じられる。
残念。

GTAライクな挙動は採用すべきでなかった。

下り階段で足を止めると100%転げ落ちる。
リアルを追求したせいで「もっさり」……。

COMMENT

完璧なRPG。
しかしBADで書いた挙動のリアルさをどうして排除できなかったのか……。

ストーリーは超一級。前作未プレイだけど、なんか人に話したくなる。
「これスゴいよ」
って。
「RPGってこーいうの」
って。

エゲつないボリューム。そして世界。
とにかくストーリー推し。

 
プレイ時間:60時間以上100時間未満(未クリア)
nnさん  [2015-06-07 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

17人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 3pt 3pt 4pt 4pt 1pt 3pt
総合点
66pt

GOOD!

最上位とは言えないまでも美麗なグラフィック。
Witherという壮大な世界観を十二分に味わえる細やかで丁寧なアート、人肌の肌理、歯並び・欠損などディテールが微に入り細を穿つキャラクター造形はいやがおうにもゲームへの没入感を高めてくれる。
ただグラフィックの割に少々重たい気もするが。

改善され、よく言えばやりやすく、悪く言えばよりコンシューマ向けに簡略されたUIと操作性。
1、2よりよほど使いやすく簡素化したと思うが、やはり洋ゲー特有の不親切さ不器用さというか痒いところに手が届かない仕様はあるので、そういうものが苦手な人はダメかもしれない。


メインストーリーはなんかおっさんが義理の娘を追いかけるってだけの話なのだが、そこに関わる雑多な人々や彼らの思惑、利害の入り乱れ方が尋常でなく複雑多岐にわたり、小説原作らしい重厚な物語が最高に心地よい。
完成度が高すぎるあまり、会話の選択肢に非常に慎重を期してしまうというのも緊張感があって楽しい。
大量に登場する人物の設定も一人一人綿密に作られており、魅力的かどうかはさておき、それぞれが個性的で特色豊かだ。
ただ私のような記憶力皆無マンには誰が誰だかわからなくなるという致命的な欠陥があり、それはゲームの欠陥でなく、私の脳みその欠陥なのだから、なんだかもう逆に楽しい気持ちになってくる。

膨大な量のサブクエストも、この手のオープンフィールドにありがちなおつかい感丸出しの薄っぺらなものではなく、一つ一つが味わい深く一筋縄でいかないので、しばしばメインストーリーの進行を忘れてしまうほどだ。
とりわけウィッチャーへの依頼はこれだけで独立したゲームとして成立するんじゃないかと思わせる。
情報を集め、敵を調べ、罠を張り、戦闘準備をする。調査の上で徐々に明らかになるモンスターの素性や、血なまぐさい真相に迫るのは、ゲゲゲの鬼太郎にでもなった気分。
まあ、最終的には話を聞いて臭いを辿るだけという点に集約されてしまうのが玉に瑕だが、シリなんかどうでもいいからモンスターハントだけして暮らしていきたい。


(シリーズ通してのことだが)準備をしていなければ戦闘中にアイテムを使うことができない、回復アイテムで体力を瞬時に回復できないというシステムは賛否両論あるにせよ、私はかなり気に入っている。
事前に敵を観察し、有効な爆薬やオイルや印を下準備しておくというのは、本当に敵に備えている感があるし、戦闘中行動の可不可というリアリティの面からも非常によろしい。

また戦闘自体もなかなかの歯ごたえ。とはいえイラついてコントローラーを投げるほど難しくなく、かといって食事しながら勝てるほどぬるすぎることもなく適度な調整となっている。


多種多様なクリーチャー。
普段ファンタジーに不慣れで、敵といえば軍人かテロリストか警察かゾンビ(たまに神々)という認識でしかない私としては、ここまで大量のモンスターが出てくることに驚きを禁じ得なかった。
また連中への対処法も、ある程度分類化されているとは言えそれぞれ異なるものが存在しており、これも前述した敵に備えている感がぞくぞくと感じられて楽しい。


戦闘中の宗教音楽っぽいBGMもたまらない。
謎の詠唱が入る音楽なのだが、戦闘の盛り上げに一役も二役も買っており、特に印象に強く残るようなものではないが、世界観に非常にマッチしている。

最高クラスの吹き替え。
アートやグラフィックに加え、これが今作の没入感を高めている決定的要因。
ゲラルトさんもシリもイェネファーも声が似合っており、過剰すぎず控えめすぎない演技が非常によい。特にゲラルトさんはオリジナル音声との融和性も高い(慣れるとジェイソン・ステイサムにしか聞こえないが)。
モブの不躾な物言いに若干腹立つこともあるが、ここ最近の吹き替え作品群の中では1、2を争う完成度と言えよう。

BAD/REQUEST

近年まれに見る操作性のひどさ。
主人公の慣性が強すぎるのか、立ち止まりたいところで立ち止まらず、進みたい方向へ進めないなど21世紀のゲームにあるまじきことだ。
特にひどいのが水中。
方向転換時に変な挙動が入るため、水中に没した宝箱にインタラクトできず窒息しかける事態が多発した。
また、膝下程度の段差を超えるのもわざわざボタンを押さなければならないため、木々や縁石に足を取られて立ち往生するという不気味な現象が起こりまくる。

また、最悪なのが腰までの水につかるとジャンプもなにもできなくなるという点。
腰ほどまでの深さ、かつ回りに歩いて登れる緩やかなスロープがないと、正直詰む。ジャンプもできないため地面に登れないのだ。
そうそう起こることではないのかもしれないが、少なくとも私はこれで三回はロードしなおすという憂き目にあった。

馬騎乗時もお世辞にも快適とは言えず、馬はちょっとした段差で「ひひーん」などと嘶き足を止めてしまう。
乗降にかかる挙動もわずらわしいので、後半はほとんど徒歩とファストトラベルだけで移動した。この駄馬ローチという名前なのだが、まあ、そういうことかと変にかんぐってしまうほど。
また、この馬スティック2回押しで呼びつけることができるのだが、なぜかやや離れた柵の向こうや海辺に現れるため、わざわざ近づくのが面倒くさい。RDRの馬くらい頭のいい機敏な馬がよかった。

戦闘のオンオフも手ずからアクティブにできるようにしてほしかった。
ゲラルトさんは敵が近づくと勝手に剣を抜きくさり、じりじりとすり足しはじめるので、急いでいるときやレベル2のグールごときにかかずらっていられないときは本当にイライラする。

蝋燭やランプに火を灯すシステムは撤廃してほしい。
シリーズ恒例なのだが、よりにもよって宿屋のカウンターや宝箱の傍らに蝋燭があるせいで、それらにインタラクトしづらい。上記の慣性と相まって、主人公がぴったり静止してくれないので、下手をすると延々火の点け消しをするはめになる。


グラフィックは綺麗なのだが、人体造形においては顔に注力しすぎた感があり、顔と首から下が不自然になっている。
顔は皺があったり傷があったりざらついたりと細かく造られているのだが、服を脱ぐと老若男女みんなすっべすべ。ヘチマコロンで洗ってもこうはならないだろうというくらい、すっべすべのテッカテカ。
なんだか、顔中傷だらけの強面オヤジが服脱いだ途端、赤子のようにつやつやの肌をしているとちょっと不気味。私脱いでもすごいんですなどと言いたかったのだろうか。


スキルの解説が判りづらく効用の有効性がイマイチ。
中毒度のゲージ分母を上げるものと、霊薬摂取量が増えるの違いが正直最初あまり判らなかった。結局海外サイトを調べて解決したのだが、こういう細かい説明不足が多い。
物語の背景や登場人物の人となりをデータベース化するのもいいのだが、シリーズ初や、初じゃなくても前シリーズあんまよく判ってない頭の悪い私のような者でも飲み込みやすいチューター、マニュアルがあってもよかったのではないか(マニュアルはあるにはあるが、AはBです、といったような簡単な説明しか載っていない。AがBだからCです、くらいまで説明しとけ)。


ゲーム上仕方のないことだとは思うが、ゲラルトさんはなんでシリーズ刷新するごとに弱体化するのか。
前作でレベル上がりまくってエルフのテロリストどもとも渡り合えたさいきょうのウィッチャーがグールごときに後れを取るなどいかがなものか。


GOODの項目で敵を観察して下準備をするのが楽しいと書いたが、敵の区別がもう少しつきやすいほうがよかったのではないか。
端的に一例を挙げるなら、遠目にグールなのかネッカーなのか判りづらいので、屍鬼とオーガどっちのオイルを使えばいいのか判然としないことが多々あった。
同様に幽鬼かと思ったらなんか木の妖精さんみたいなやつでベッコベコにされたり。


戦闘時の音楽がいい反面、通常時の音楽は少々わずらわしかった。特にスケリッジ辺りで流れるやつ。歌いらない。インストだけでよい。

変な日本語。
音声は最高レベルなのだが、もともとの原文を翻訳する人の日本語誤用が多い。
さ入れ言葉、ら抜き言葉、丁寧語の重複など、文章を生業とする人間が決してやってはいけないことだらけ。言葉は悪いがちょっと馬鹿っぽいというか、安っぽい気がする。
百歩譲って、ら抜き言葉は日常会話として受け入れられるとしても、由緒正しき王の御前でさ入れ言葉や丁寧語重複など、ちょっとこのウィッチャーさんは強いだけの脳筋で一般教養があまりないのかな、と不快な気分になる(それに近いことを言及されるシーンもあるのでより嫌な感じになる)。

COMMENT

ボリューム、グラフィック、演出、全てがシリーズ最高峰であることは議論を待たないところであろう。
内容そのものに傑出した目新しさや革新性こそないものの、会話、戦闘、宝探し、強化育成、調合、散策など根本的な面全てが高い水準でまとめられている。
前作、前々作ともにイマイチ嵌りきれなかった私だが、今作は一日二十時間くらいプレイして人間失格してもいい気がしている。何しろやることが多岐に渡るので、通常の生活リズムでその全てを味わうことは、このゲームの最高難易度よりも難しい。
操作性についてBADの項目で長々とボロクソに書いてしまい、これは事実ではあり、ちょっとした動作にも非常にフラストレーションがたまるというストレスフルなものにも関わらず、ゲームを途中で投げられないほど抗しがたい魅力を放っているのだ。


特筆すべきはやはりその物語で、これは原作があるという点を差し引いても、非常にクオリティが高い。
普段、会話の選択肢やそれによる影響などをあまり考えずに脊髄反射のみでゲームプレイする私だが、前述した通りこのゲームでは会話の一つ一つをじっくり聞き、慎重に慎重を期して台詞を選んだはいいものの、結局ほかの選択肢も気になるので直前からロードしてその結果に青くなったり白くなったりしたものの、最終的にどちらの選択肢が正しかったのか判らなくて、何度も同じ場面を繰り返しているうちに朝が来て赤くなったり黄色くなったりしているのだからたまったものではない。
また、とあるクエストの結果で、とある自殺体の下に、とある思い出の品が転がっているのを目の当たりにしてしまったときは、ラストオブアスのオープニングシークエンスのときくらい涙腺が緩んでしまった。
こうした感情を揺り動かすゲームにはそうそう出会えるものではない。これはゲーム自体のクオリティもさることながら、やはり吹き替えの方々がいい仕事をしているのだと思う。


一応注意しておきたいのは、このゲームはあくまでオープンフィールド内でゲラルトさんと彼にまつわるエトセトラを描き出すストーリーありきのゲームなのであって、昨今流行の自由度を売りにしたものではないということであり、最強のウィッチャーをロールプレイする、純粋な意味でのRPGなのだということ。
なので、TES、FOシリーズに比べれば自由度や取れる行動の選択肢はほとんどないし、行き先もやることも全てマップないしジャーナルで確認できるため、そういった洋ゲーの放り出された感が不得手な人もとっつきやすいと思われる(ただ、まあ和ゲーっぽいだとか洋ゲーっぽいだとかの議論自体ナンセンスな気もするが)。


ゲラルトさんはなぜか前作より弱体化しているので、スタート時の難易度はノーマルで若干高めという印象。雑兵だろうが死体食ってる卑しいやつだろうが、囲まれると即死する。
これについては、開発者がもともとノーマルで手ごわい難易度にすると言っていたので、まあ妥当なところだと思う。
システムや敵の弱点をよく理解せずにごり押しで進めようとすると、最序盤で恐らく井戸にいるやつから手痛い洗礼を受けることだろう。
ただ、主人公のレベルが上がり、装備品も整ってくると今度はノーマルでは緩くなる。メインクエストだけ追っていればそうでもないのかもしれないが、サブクエストばっかりやっていると、自身のレベルが21なのに、メインの推奨レベルが12とかになっていてなんだかこそばゆい感じになる。
どちらもバランスよく進めたほうがいいのかもしれない。なおウィッチャーへの依頼では、推奨レベルマイナス3~4くらいが適度に緊張感があってちょうどいい。


高齢者ばかりの登場人物、やや煩雑なシステム、やることが多すぎて眼が回りかける、そういうことに抵抗がなく、次世代機またはゲーミングPCを持っていてこの作品をプレイしないことは、ゲーム人生における損失といってもあながち過言ではないだろう。

 
プレイ時間:60時間以上100時間未満(未クリア)
アヘ山イグ雄さん  [2015-06-04 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: 竹本
レビュー日: 2017-07-31
ゲーム自体はものすごく面白いです。

ですが、オープンワールドゲーム特有のお使いゲーム部分はどうしてもあるため、
面倒くさがりな人には好まれない内容になっているかもしれません。

【PS4】ウィッチャー3 ワイルドハント
レビュー投稿フォーム

レビューを投稿する前に

レビューをご投稿して頂ける皆様には心より感謝しております。
あらかじめ下記注意事項のご確認をよろしくお願いいたします。

  • 投稿時、IPアドレス等も取得されます。
  • ゲーム関連会社・proxyサーバー・公共施設(ネットカフェ等)からの投稿が確認された場合、投稿内容に関係なく削除対象となります(多重や不正投稿の緩和のため)。ご自宅のパソコンからよろしくお願いします。
  • ルールにより、最低5時間以上プレイしてから投稿するようよろしくお願いします。(5時間未満が確認された場合、削除対象となります)
  • 改訂稿はこちらからよろしくお願いします。
  • 自分の名前(HN)が固定されていない方へ

「通りすがり」「匿名」「名無し」など……禁止です。

任意。非掲載時の連絡の際に使用されます。予期せぬ不備や事実誤認、誤って規約に抵触してしまい、それらによる削除依頼もありますので、アドレス記載を強く推奨します。(連絡するだけなのでフリーメールも可です)


ご自身のブログ等が無い方、レビュアー登録していない方は空欄。

PR URL>URLをご自由にご記入いただくことで、ブログ、おすすめのサイトやアフィリエイトなど、公序良俗に反しない範囲でリンクを設置することができます。
レビュアーID>レビュアー登録によりレビュアーIDが発行され、レビュアーの嗜好などを紹介したページへリンクされます。仮登録された方で本登録が完了 していない方は「仮登録中」とご記入ください。レビュアーID登録者はパスワードを記入しないようご注意ください。
レビュアー登録はこちら(別ウィンドウ)

注意事項
  • 「GOOD!」「BAD/Request」の欄は、何がどう良かったのか(悪かったのか)最低何かひとつでも”ゲーム中身”とその 理由を具体的に記載して下さい。例えば「グラフィックが良い」”のみ”の記載は、他にゲーム内容が書かれていなければ50文字以上でも「ゲーム内容記載漏 れに抵触」と削除依頼されます。この場合「どうグラフィックが良いのか」「どの部分でグラフィックスが良いと思ったのか」”中身”を記載して下さい。
  • 批判ではなく誹謗・中傷。他レビュアーに対する批判。ネタバレ等はしないようよろしくお願いします。(該当部分を削除する事もあります)

  入力文字数:0

  入力文字数:0

総評として該当ソフトの感想・自分の嗜好・プレイ環境や購入動機等


  入力文字数:0
点数に関する注意事項

ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断で採点して下さい。 総合点計算機計算機
「廉価版や中古により、定価より安く買えた」「高く売れたから」などの理由で”加点”するのは禁止となっています


独自性。過去にない斬新なアイデア

綺麗な画像、ムービー、キャラクターなど

BGM、音楽、効果音など

飽きがなくどれだけ長く遊べるか

一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

「ウィッチャー3 ワイルドハント」の”特徴”や、”良い”と思ったものにチェックして下さい。

■ 投稿すると、掲載基準の規約(削除ガイドライン)や注意事項に同意したとしています。