オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
58pt
GOOD!
劇中主人公とプレイヤという問題というか位置を意識したつくりになっており希望を与えようとしているところ
善悪という対立軸でなく革新と存続的な対立でそれぞれの言い分をいい、どちらにつくかという選択肢でラストがかわるというのがよい。
BAD/REQUEST
ボス戦の最期の炸裂感があまり自然でない
効果がしょぼすぎるんだが、筆書き2Dエフェクトか大正モダン画をカット的に
挿入したほうがよかったんじゃなかろうか
音や曲も一昔前というかヤケに吹奏系ばかり選択したけたたましいものばかりで
効果音はリアリティがうすくチープさをわざとだしているとしかおもえない。
ラストの隕石がでてくるあたりは街の空を暗黒にしてサイコバッタは半透明みた
いなので浮いていて建物が炎上していたり通り魔で血が飛び散っていたりと暗黒
感だしてほしかった!
1との差をみせるために不況や震災などの時代背景をオープニングでブチかます
べきだった。
童謡の挿入に違和感(画的文脈的になんの前触れもない)
ハイテク虫のテクノロジー根拠は?(先になにも示されてない)
黒沢清の米軍入隊並に公営ギャンブル設置とかやってもよかったか?
最初の街のマップが思いっきり使いまわしなんだが新しい風俗でもムリムリで街
にねじ込んでほしかった
戦闘開始の運不運スロットじゃなくて株価の折れ線グラフボタン押しでもしてほ
しかった
あと運運いうならパチンコ・競馬・宝くじあたりがほしかった!!
COMMENT
海外に渡る展開がある、のかと思ったらなかった。
株式の起源みたいなのをやる、のかと思ったらやらなかった。
社会心性をよく捕らえている、がすべて心因にしてしまいために社会構造的イン
パクトがうすい。もっと街並みを動的にいじってほしかった
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 2pt |
88pt
GOOD!
大正時代の東京をモデルにした独特の雰囲気は今回も健在。
背景や人物画は平凡だが、3D化された悪魔の美しさは歴代で最高。質感、モーションともに文句なし。登場悪魔数も前作より大幅に増えて満足。
<快適さ>
とにかく快適に、サクサク遊ばせようという工夫が見られる。
まず、街中でのエンカウントが無くなって、街中での移動がスムーズになったこと。
さらに主人公の移動スピードが早くなっており、移動時間を短縮できるようになった。
メガテンシリーズおなじみの精霊・御魂合体が採用されており、仲魔に対する有効スキルの仕込みがより簡単にできるようになった。
仲魔のAIが優秀になっており、リピート設定した回復魔法を絶妙なタイミングで使ってくれる。
<熱中度>
「別件依頼」で遊べる、サブイベントの多さは嬉しい。ギャグ系あり、切ない系あり、と、むしろこちらが本編?と言っていいほどの充実ぶり。メガテンシリーズのファンならニヤリと出来るイベントも目白押し。2周目以降でないと受けられない依頼もあり、周回プレイの楽しみが増えている。
BAD/REQUEST
仲魔に操作を切り替えて動かせる「単独捜査」の必要性が前作より薄れている。
「仲魔でしかいけない場所」もほとんど無いし、何より仲魔単独でのエンカウントが無くなってしまったのは個人的に非常に残念。
ストーリーは最初は謎が謎を呼び、という感じで最初はグイグイ引きこまれていくが、後半になるにつれて失速していったのが不満。別件依頼が充実しているだけに惜しい。
「敵の弱点属性で攻撃し、硬直したところを切りつけてMAGを大量に奪う」という戦闘システムの特性上、あまり物理スキルの必要性を感じなくなってしまった。
せっかく復活した悪魔会話だが、あまりにもワンパターンすぎてつまらない。
これなら前作の管吸収のほうが良かったかな。
COMMENT
細かい不満は割とあるが、全体的に見れば傑作といっていい出来だと思う。
前作の欠点がかなり改善されている。前作を楽しめた人なら今回も楽しめると思う。
反面、前作以上にメガテン過去作との繋がりを非常に意識した作りになっているため、メガテンシリーズを全く知らない、という人には勧めにくい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
86pt
GOOD!
・金子氏の絵。キャラクターも悪魔も最高。
・アクションによる戦闘が飽きがこなくていい。RPGの戦闘で最後まで飽きなかったのは久しぶり。
また、弱点を突くことでMAGを吸収できるため、うまく戦えばダンジョン内 を半永久的に探索できる(いちいち帰らなくていい)。
・忠誠をMAXにしなくても合体できるし、合体にお金もかからないので、合体が簡単にできる。
・合体後の手紙や、マップ上での召喚により、仲魔に対して感情移入しやすい。
・ゲイリンと凪のストーリーはよかった。
・移動や調査のためにいろんな種族の仲魔が必要なため、合体の際に考えることが多い。ただ強い悪魔を作るだけよりも楽しい。
・別件依頼が多い。やり込みたい人にはうってつけ。
BAD/REQUEST
・ストーリーが尻すぼみ。特に最終章は無理矢理終わらせた感が満載。
・エンディングは一種類しか見てないが、短くて物足りない。
・マップ上での仲魔の召喚が面倒臭い。もっとスピーディーに交代できるようにしてほしかった。
ヒロ右衛門にしても、神風にしても、スピーディーさがないため、マップでの移動が結構イライラする。
・フィーバー合体はリスクが大きすぎる。自分のLVより高い悪魔が出る可能性もあるが、特技も忘れてしまうし、賭けに出る気が出ない。もっとメリットを増やしてほしかった。
・敵を瀕死にして許しを乞われたときの選択が、仲魔になるか不意打ちを喰らうの二択ってのはひどい。不意打ちはもちろん、仲魔になっても嬉しくないケースがほとんど。
COMMENT
前作は途中で投げ出したのですが、今作は特にストレスもなく最後までプレイすることができました。
それも前作での批評を受け止め、反映した結果だと思います。
こんなによくなるものか、と思うくらいの変貌っぷりです。素晴らしいです。
ノクターンマニアクスとセットで買うと値段高めだし、結構迷ったのですが、買ってよかったです。RPGでこんなに楽しめたのは久しぶりです。
やっぱりメガテンシリーズはいいな、と改めて実感しました。
GOOD!
*オリジナリティー
「大正という時代背景×デビルサマナー」のマッチングがなんとも言えない良い味を出していると思います。
主人公はまさに「ダサカッコいい」を地で行く感じでしょうか。
そんな主人公とコメディパロディ満載の各キャラや悪魔との関わりがとても面白いです。ライホーくんが可愛いです。
システム的なもの云々よりも、この独特な世界観に他に類を見ない「オリジナリティー」を感じます。良いです。
*グラフィックス
PS2ソフト全体で見てもまずまずな方ではないでしょうか。
金子氏デザインの悪魔達を綺麗に再現できているいう独特の良さがありますね。
*サウンド
アトラスゲー全般に言えることですが、サウンドは毎回良いものを作ってますね。
ただ、今作に関してはちょっと手抜きの部分もあるかな・・・
*熱中度
いい歳こいて、120時間(1週目クリア分)もゲームしてしまいました(笑)
本編そっちのけで別件依頼やら悪魔作成に没頭したり・・・
メガテンシリーズ特有の悪魔合体の中毒性は今作でも健在です。
*満足感
不満点もあるものの、全体的にはとても楽しめました。
なんといってもアバドン王+ノクマニで1万円切る値段というのはかなりのお得感♪
*快適さ
ロードは全般的に早く、その点でのストレスは全くと言っていいほどありませんが、
戦闘関連で微妙な点が多少ありです。後述します。
BAD/REQUEST
*グラフィックス
人物グラ、バストアップ絵がかなり粗い感じがします。
特にタエちゃん、目がきもいです・・・
まあこれは金子氏の画風の関係もあるとは思うのですが、それでももう少しなんとかなったかなあ・・・と。
*サウンド
ネタばれのため詳しくは書きませんが、ラスボス戦の音楽。
あとは前作まんまの使い回しがあったりと、全体的にバリエーションが少なく感じました。
一つ一つの質は良かっただけに残念です。
*満足感
悪魔のスキルをもうちょい増やしてほしかったです。
物理スキルも魔法スキルも、過去のメガテンから引っ張ってこれそうなものは山ほどあったはず。
総スキル数が少ないため、悪魔作成の際のスキル選択の楽しみが少し損なわれていた感があります。
また、銃は前作方式がよかったと思います。悪魔スキルでは属性剣と属性弾が無駄な被り方をしてますし・・・
ワープ敵の足止め以外銃を使う機会が激減してしまったと思います。
MGスケジューリングも一旦MGが尽きてしまうとあとはひたすら殴るだけ、みたいな感じになってしまうのでなんらかの調整があった方がよいかと。
*快適さ
まずは「運」関連。ストーリーのキーファクターとして存在しているのは問題ないのですが、戦闘前のルーレットや虫かごで捕獲などの要素は全く必要なかったと思います。
おかげで戦闘のテンポがかんなり悪くなっています。
不意打ちももうちょっと違う形か、もしくは最初から無くても良かったような。
*難易度
ぬるいです。まあ人によってはぬるいほうが好みという方もいるとは思いますが・・・
一部スキルのバランスが悪く戦闘の緊張感がどんどんなくなっていきます・・・
*ストーリー
個人的な感想にすぎませんが、もともとの世界観としてコメディ+パッション的な肉付けがされているライドウシリーズに、
メガテン的なダーク+シリアス、人としての生き方云々・・・みたいな要素は合わないと感じました。
もう少し勧善懲悪的な、シンプルで燃え燃えな展開の方がよかったような。
逆にそっちの方が従来メガテンとの住み分けもハッキリしますし。
ラスボスも変にややこしくせずにアバドンをそのままどーんと持ってきた方があらゆる意味で説得力があったはず。。
COMMENT
まあなんだかんだ言いながら高評価をつけていますが、それでもまだまだ改善の余地があるとても良い題材だと思います。
ゲーム業界自体がちょっと微妙な感じになってきていて、
売上的な問題にも拍車がかかり続編が出るのかどうか分かりませんが、
「ライドウ」シリーズがこれで打ち止めにならないことを祈っています。