【PS3】Deus Ex(デウスエクス) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-10-20 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
72pt
GOOD!
・サイバーパンクな世界観で、元婚約者を殺し自分にも大怪我を負わせた者たちを追うなかで世界規模の陰謀に巻き込まれていくアダム・ジェンセンを描いたストーリーです。謎が謎をよぶ展開は先が読めず、おもしろかったです。テーマ性もはっきりしています。
・オーグメンテーションなどシステムは既存のものの寄せ集めともいえますが、それらが世界観にフィットしているので違和感がありません。各ゲームシステムが世界観との整合性を重視しているため、リアリティも増しています。
・グラフィックはかなり緻密で十二分に雰囲気を出しています。特にヘンシャの雑多な感じがいいですね。
・音楽は雰囲気にマッチしていますが、特に耳には残りません。
・ステルス迷彩やハッキングなどがっつりSFができます。
・オーグメンテーションや武器のカスタマイズ、サブクエスト、町の探索などやりこみ要素が豊富です。またエンディングは複数ありますし、クリアまでのルートも豊富にあります。
・小物やラジオ・テレビ番組、ebook、独自のブランドなど世界観の作りこみが群をぬいていますね。
BAD/REQUEST
・顔のグラフィックが今世代トップクラスの酷さです。またムービーシーンとそうでないときのCGの落差もすごいです。
・前半は敵が強いのでなかなかドンパチしづらいです。
・主人公の心理描写がほとんどないので、感情移入しづらかったです。
・字幕がずれることが多く、改行にセンスを感じません。
・ロードが少し長めでリトライに時間がかかりました。
・固有名詞が多いです。また普段攻殻機動隊などのSF作品と縁がない人は分かりにくいかもしれません。
COMMENT
HDTV40インチ使用です。
世界的には高い評価を得ていますが、内容上日本人にはややとっつきづらいかもしれません。個人的には良作でしたが…
サイバーパンクが大好きな人にはおすすめの作品です。
スクエニさんは追加シナリオの配信をお願いします!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 3pt | 2pt |
83pt
GOOD!
これはステルスの要素ゆえに、メタルギアソリッド系統とよく比較されると思うが、自分はどちらかと言うとこの作品のムードは同じ小島秀夫監督作品で言うなら「スナッチャー」「ポリスノーツ」あたりのアドベンチャーゲームを、現代版に進化させたように見える。
本作は近未来ということでブレードランナー、攻殻機動隊とも比較されると思うが、ビデオゲームの中で繰り広げられる近未来光景ってことでは、初期プレステの見せたCGによる「ファイナルファンタジー7」のミッドガル、クーロンズゲートのネオンサインの禍々しさという近未来の光景に直結していて、デウスエクスの都市光景はある意味ではミッドガルの光景や、クーロンズゲートの光景が現代の技術で仮にリメイクされたとしたらこうなるのではないかと見えた。特に上海の上層と下層にヒエラルキーが分かれた都市の作り込みはミッドガル的な光景とクーロンズゲート的な光景のミックスにすら見え、かつてのプレステ時代が見せた近未来の光景に思い入れがあるだけに圧巻だった。
本作は思うに現代の技術でアドベンチャーゲームを作ったら、という意味で見れば非常に優れているものと思え、「LAノワール」がその意味で2011年に鳴り物入りでリリースされ、確かに挑戦を感じる出来であるが、アクション・レース・探索などなど全てのゲームジャンルを飲みこめば飲みこむほど輝くだろうオープンワールドのベースでは新たな仕様が窮屈なように見える中では、本作は調べてみれば歴史あるPCゲームなのだがそちらの流れの方がずっと上手くいっているのでは?と感じた。
そういう意味で本作のディテールの細かさは凄まじく、プレイヤー自らで新聞から、落ちている本から、TVから、街角で話し合う人々の会話から、ラジオから、パソコンをハッキングしてメールを盗み見ながら世界と変化する時代状況を知りつつ、様々なイベントをこなす中で最終的にこの作品が提示する命題に対してどういった結末をプレイヤーは求めるのか?を考えさせ、あらゆる想定される結末と想定される世界と時代を作り込んでるあたりも北米ゲームの良質なストーリーの味あわせ方だと思った。
以上の感想ゆえに、アクションの快感というより、どちらかというとアドベンチャーゲームの快感に近く、実はスナッチャーやクーロンズゲート、場合によっちゃイブ・バーストエラーとか神宮司が好きという人にさえ強く喚起させる可能性が高い。
BAD/REQUEST
ボス戦。ここまで多彩なシナリオ攻略方法を許容するスタイルでありながら、ここでは戦闘用に成長させてないと行き詰り易いように思う。単純にボスとの駆け引きが面白くなくてここで難易度を下げてしまって、やはりデウスエクスの世界と時代をハッキングやTV、本や人々の会話などで推察していくという方向にシフトした方が楽しめると思った。もうmk2内でも「アクションゲームとしては辛い」という意見が出ているがそれは正しく、繰り返すが本作は「進化したアドベンチャーゲームを遊びたい」という人の方が親和性高いと思う。メタルギアとかCOD:MW期待してると肩透かし食うぞ!というか。LAノワールに残尿感があったと言う人ならスッキリするかもよ!というか。
が、ちょっと字が小さいっつう問題が!これ最近のワールドワイドにリリースされるゲームゆえの言語の問題で、世界各国の言語を変換して乗せられるようにするため文字の大きさを平均値にするとこうなるせいなのか?と邪推するんだが、ここはちょっとネックではあった。
あとは本作でシリーズに興味を持っても、話が繋がってるという初代デウスエクスが出回ってなくて買いにくいことか。
COMMENT
アニメとか漫画とかでサイボーグですよなんつってももはや新味は無いが、極めてリアリスティックに社会全体に人体を機械化していく技術が導入され始める時代の社会の様々な階層の思惑や反応を描いたことで、本作全体で提示されるテーマというのは非常に今日的なもので、日本ではタイムリーなリリースになったと思う。
というのも、実際日本で原発事故が起こり、そこで巻き起こった様々なサイドの議論のテーマの中心に「原子力という制御可能かどうか怪しいオーバーテクノロジーの成否」があったのだと思われ、あんまり現実の社会問題とゲームを照らし合わせるのは読んでて冷めるところがあるかもしれないが、本作のそうした未来に関わるオーバーテクノロジーの可否という命題に対し、目の前にある世界と時代状況のシミュレーションの能力は非常に優れており、最終的にプレイヤー自身がそうした命題に対して結論付けさせるように意識参加させる構成は、ほんのすこしマイケル・サンデル教授の正義に関する議論に似た感銘がある。
まあそういう構成の堅苦しさとか、そういう命題が鼻に付くというもっと細かい好き嫌いもあるとはいえ、人体拡張技術の可否という命題を中心に様々なゲームシステムと世界観が一体になり、真相を探り結論を考えさせるという作品全体の出来は、自分はこれが一番進化したアドベンチャーゲームだと感じた。
惜しむらくは、何か反・人体拡張技術俳優みたいのがいるとして「絶対機械化なんてしないナチュラルボディのオレと喧嘩で勝負しろ」という山本太郎さんみたいのがアダム・ジェンセンに吹っかけてこないくらいだった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 4pt | 2pt |
54pt
GOOD!
1) オリジナリティー
BADに記載しましたが、ゲームシステムとしてのオリジナリティはやや欠けるかと感じました。
しかし、ストーリーやギミックの数々、ステージの演出など工夫しているように見えたので、間を取って3点としました。
ハッキングやオーグメンテーションと呼ばれるサイボーク装置など、サイバーパンクSFを意識しまくった雰囲気作りは中々他の作品では味わえない点も多いと思いますし、その点では良くできていると思います。
2) サイバーな雰囲気
デトロイトはさておき、ヘンシャ(中国)ステージの町並みは看板から定食屋に至るまで個々のパーツの作りこみが高く、全体的にクオリティが高いと感じました。
また主人公はじめ、登場人物のモデリングも総じて及第点だと思います。
特に主人公は今まで居そうで居ないタイプのおっさんキャラで髪の毛から人口筋肉までしっかりと作りこまれており、クールだと思いました。
3) 快適度
ローディングがたまに気になりますが、ステージ中はサクサク動き、フリーズなども皆無でした。
一部の行動(格闘攻撃や高所からの飛び降りなど)で若干テンポが悪くなるかと思いましたが、それ以外では総じて評価すべきレベルかなと。
4) 説得ミッション
一部のキャラとの勝負は銃では無く論戦で行う事になりますが、これが結構楽しい。
主人公のパワーアップによっては作業になる可能性もあるのですが、このミッションでの会話でキャラの感情を見ることができ、世界観の広がりに一役買っている部分があるかと思います。
もっといろんなキャラと論戦できたら面白かったと思うのですが・・・。
BAD/REQUEST
1) 潜入時の既視感
ステルスゲームに分類されるであろう本作のオリジナリティーは、前作が販売された10年前なら大いに評価されるべきものだったかと思いますが、残念ながら今ではそこまで目新しいものでは無くなったかと思います。
ステルス行動にしてももう少し工夫の余地があったと思うのですが、あまりにもどこかでプレイしたような感覚が多い(特に侵入経路)ため、やや減点としました。
2) グラフィックス
主人公とNPC(仮にそれが重要なキャラであっても)の会話時のモーションが極めて少なく、まったく特徴が出せていない点は非常に残念に感じた。
またムービーシーンとプレイシーンでキャラのモデリングが割りと違うため、違和感を感じることもしばしば。
3)サウンド
ほとんどの登場人物に吹き替え音声がありその点では評価できると思いますが、BGMがまったく耳に残りません。
盛り上がる(はずの)シーンでも淡々としているので、非常に残念に思いました。
緊張感を煽るようなBGMがあれば・・・。
4) メールやメモの見づらさ
作中では「ポケットセレクタリー」という名で未来のいわゆるメモ用紙が多数発見されます。
また各所にあるPC端末からはEメールを見ることが可能です。
これらの情報は管理画面ではすべてひとつのメモ帳的なものにまとめられるのですが、そのメモ情報の管理が管理画面ではただの箇条書きになっており、大雑把な場所以外ではソートができません。
Eメール情報もメモ帳も一緒の階層にばらばらに納められてしまい、割とストーリーの根幹に関わる情報でも容易に埋もれてしまいます。
たとえばAさんからBさんに宛てたメール(そしてその返信)などもまったく追っかけられず、探すだけでも一苦労します。
ここの作りは大いに不満点でした。
5)全体的な満足度
ゲームの部品一個一個はできばえが良く見えるものの、肝心のストーリーが良くわからない上に、登場人物にも感情移入できる人物が皆無なため、結果として押しの弱いゲームになったように思えました。
単純にゲームとしてみた場合は面白いと思う部分も多かった(豊富な装備品やサブクエストなど)だけに残念に思いました。
COMMENT
BRAVIA 32インチ HDMIでプレイ。
プレイ時間35時間ほど。
ステルスゲームに分類されるであろう本作は、もともと10年前に発売されたPCゲームの前日譚にあたるとのこと。
だからと言って評価に何か寄与するわけではないですし、実際知らなくても楽しめる内容だと思いました。
ただ、これは洋ゲーの宿命かもしれませんが、とっつき難い部分が割りと目立つのが残念でした。
特にメインストーリーにおいて顕著で、固有名詞が馴染みにくく覚えにくいと感じました。
人物相関図や用語辞典などあればもっとストーリーにのめりこめると思えただけに悔やまれます。
ステルスゲームとしては及第点と思うものの、前述の通り人を選ぶストーリーや舞台設定、侵入の自由度の低さ、ボス戦の緊張感の無さなど減点対象が多いように思えます。
せっかく素材が良いと思っただけに残念です。
比較対象がメタルギアやヒットマンになりがちかも知れませんが、個人的にはサブクエストやワールドの規模感、本編シナリオの自由度の低さからはむしろ「FPS要素が増えた龍が如く」に近いかな、と思いました。
・洋ゲー、スナイピング、ステルス、SF的超展開、渋いおっさん(ここ重要 笑)など
これらに抵抗が無ければ楽しめるかと思います。
ボリュームは結構あるので、難点さえ気にならなければ新しい感覚のステルスゲームを楽しめるかと思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-01-12
メタルギアのような三人称視点かと思いましたが、主観視点FPSスタイル
海外版の初回特典は標準で組み込まれているようです。(ミッション、武器)
最近のステルスゲームよりも遥かに敵の視界はシビア
囲まれたらほぼ即死。
ゲーム序盤は特別な能力が使えず、
テイクダウンに何故電池を要するのかも疑問を持たれるかもしれません
ハッキングも意味が分からないまま失敗し、警報を鳴らされてしてしまうと思います
強制的に戦闘をさせられる最初のボスも分けがわからず殺されて心が折れるかもしれません
リトライ時に入る長いロードもイライラする思います
しかし能力が使えるようになり、システムに成れた中盤頃から
あまりの中毒性に辞められなくなります
箱庭ではないですが、シームレスで建物に入り屋上から隣の建物に移動したり
市民の自宅の鍵を開けて部屋を徘徊したり移動の自由度はとても高いですね
一般人全てと会話できるのも嬉しい。
一度クリアした後、面白さを見出せなかった序盤をもう一度プレイすると
その精密に構築されたゲームシステムとバランス、そしてまったく異なる潜入ルートの数々
色んなことに気が付き、2週目なのに1周目めよりも面白いという現象に。
また特定のボス以外はテイクダウンとスタンガンで全て攻略可能
無理にランボープレイをするとかえって難しくなりますし
ゲーム本来の楽しみが失われます。
星を一つ減らした理由はロード時間の長さ、エリア移動・セーブデータロードを頻繁に行うため
ロード時間がかなり気になります
マップ表示も縮小できないので場所が把握しにくいですね。
実績はwikiに載っていないものが多数追加されているようです、+マークが付いています。
コンプリートはとても大変
GOOD!
1)物語をスマートにまとめあげた点
攻殻機動隊チックな内容の本作はテキストの量が多めで、序盤から専門用語がビシバシと飛び交います。最初のうちは話の展開にやや置いてけぼりを喰らいましたが、テキストをじっくり読むようにしていたら、徐々に話の輪郭が見えてきました。そこからが本当に楽しかったです。
本作のストーリーはクドくて長いムービーなどではなく、自分の足で稼いだ情報や自らが置かれている状況などからおおよそ理解できるようになっています。なお細かい世界観などは各所にあるPCをハッキングしたり、電子新聞を読んだりする事でわかります。
積極的に知ろうとしない限りは細かいことは判りませんが、あえて寄り道をしなくても話の大筋は理解できると思います。
本作は1周するのにせいぜい15〜20時間程度ですが、その中で膨大な情報を上手く纏めあげていると思いました。必要な情報をプレイヤーに提供し、後は想像に任せる。(あるいは自分で調べさせる)。そのスマートさに好感が持てました。
2)撃ち合いを否定するかのようなゲームデザイン
敵の銃撃が非常に痛いので、基本的にはステルスで進んでいきます。主人公の各種スキルはステルス行動を補助する物が多く、
(壁破壊、光学迷彩、ハッキング、身体能力強化、壁の透視、…etc.)
取得したスキルによって攻略の幅が広がるのが良いですね。
3)ソーシャルバトル
一般人から犯罪者、大物科学者に至るまで、多くのNPCと舌戦を行うシステム。会話の選択肢によってその後の展開に影響をおよぼすので、安易な選択はできません。
正解の選択肢はそれまでの自分の行動によって変わるらしいです。
(私はソーシャルバトルを有利に進めるスキルを使っていたので、正直よくわかりませんでした)
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テキストを読んだり、聞きこみをしたり、ステルス行動をしたり…食事やトイレに行くのも忘れてハマったゲームは久しぶりでした。ゴリ押しが効かない点がステルスの重要性を高めていて、侵入手段やスキルの割り振りを考えつつ進むのが楽しいです。
BAD/REQUEST
1)敵の聴覚が鋭すぎる
遠くにいる敵がちょっとした物音で反応するので、簡単に釣れてしまいます。
近くの壁にダンボールやゴミ箱をぶつける→様子を見に来た敵をステルスキル を繰り返し。
中盤以降はさすがにここまで簡単には行きませんが。
2)ハッキングの重要度が高すぎる
取得できる経験値が高い、アイテムが手に入る、ドアロック解除、タレット乗っ取り、監視カメラ等の無効化など、ハッキングによって得られる恩恵は多いです。
本作では用意されているスキルを全て取得することはほぼ不可能なので、どうしても取捨選択を迫られます。ところがハッキングが便利すぎるので、自然とハッキング系スキルに割り振るポイントが増え、他のスキルを諦めざるを得なくなります。
便利というより、ほぼ必須スキル。
3)一部のボスが空気
このゲームには2種類のボスがいます。一つはソーシャルバトルで戦う名士達。もう一つは傭兵部隊の3人の幹部達。
問題は後者。ストーリーの立ち位置的にも地味な彼らと唐突にバトルが始まったと思ったら、そのバトルが恐ろしくつまらない。グレネードを数発投げれば片がつくボスなど面白いはずがない。
紅一点の女ボスに至っては笑うしかありません。わざわざ声優を当てているのに、寡黙なカマキリ女ときている。(ビックリするほど喋らない。)おまけに光学迷彩で動き回るので面倒極まりないです。
4)街の移動が面倒
2つの大きな区画を幾つかの細い通路で繋いだかのような造りになっていて、事件の聞きこみの為に区画の間を何往復もさせられます。
COMMENT
何か特別目新しい事をやっているわけではない。ですが、本作はメタルギアソリッド(PS1)のような昔ながらのステルスアクションの、一つの完成形とも言える気がします。
個人的には、エルードやホールドアップができればなお良かったと思います。
(特に、ホールドアップで情報を引き出す事ができたら、先に述べたハッキングの重要度を下げることが出来たのではないでしょうか。)
人体拡張を施された男が、その人体拡張技術の是非をめぐる対立に巻き込まれていくというストーリーに惹かれました。主人公アダムはアクション面でも、会話中でも、あらゆる局面で選択を迫られます。エンディングですら選択制で、どのエンディングをグッドエンドとするかはプレイヤーの価値観によるでしょう。
主人公=プレイヤーなんだという事を実感しつつ最後までプレイできた、素晴らしいゲームでした。