PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

前作超力兵団クリア済みです。というか、メガテン、デビサマ、ペルソナシリーズでプレイしていないのはＮＩＮＥとif、あとは魔神転生系だけです…。
金子氏の絵、悪魔に対する解釈が大好きなのでかなり甘めの評価だと思って読んで頂ければ幸いです。

オリジナリティー
続編物ですが、前作よりも色々と遊び要素が増えていて飽きさせない作りになっています。擬態でストーリー進行で使うの以外の変身する人はどうやって覚えるのか戸惑ったりしましたが、それも楽しかったです。

グラフィックス
ＰＳ２でもこれより綺麗なゲームは出てると思いますが、自分がプレイしたＰＳ２の中では最高水準でした。むしろＰＳ３もＸＢＯＸ３６０も持ってるけれど、ＰＳ２のこの画質でも全然汚いと感じなかったのはストーリー他操作性などが良かった為に引き込まれて夢中だったからでしょうか。
画集も買うほどの信者（？）なので、やはり金子氏の悪魔絵が動くのも感動モノです。

サウンド
ゲイリンと凪の時の曲が堪らなくツボでした。他も無難に仕上がっていて良い出来だと思います。

熱中度
前作より全体の悪魔数や戦闘での同時召喚数が２体に増えた事、悪魔との交渉が復活した事でガッツリ熱中しました。やっぱメガテン系は交渉システムあってこそと思いました。
ストーリーも私自身は前作と比べると破綻しておらず、十分許容範囲でしたし、前作をプレイしてるとニヤリとさせられる要素も多く楽しめました。
特にゲイリンとの一番の絡みの部分はゲイリンの生き様にいい歳をして涙してしまいました。ゲームで泣かされるのはかなり久しぶりです…。
別件依頼も端的に言ってしまえば「お使い」なのですが依頼主等のテキストから想像出来る要素があり楽しかったです。

満足度
前作はシステムが未完成な感じで不満の多い作品で、クリア後にすぐ売ってしまいましたが、今作は非常にテンポが良く楽しいので周回プレイをしようと思うくらい満足しています。

快適さ
人によっては、ダンジョン攻略の際の仲魔入れ替えが面倒に感じたりするかもしれませんが、私は別に大した読み込み時間が仲間の入れ替えにかかる訳でもなく、マップ移動などの切り替えも速く、場所は限られますが、ワンボタンで鳴海探偵社等の拠点まで戻れる機能があったりと配慮されていて好感を持ちました。
戦闘での操作性も前作の比じゃないというか別物です。
簡単な操作でかなり爽快に戦えて気持ちよかったです。

BAD/REQUEST

これだけ、良い所でベタ褒めしてるので皆無なのですが、本当に敢えて書くなら運喰い虫が運のステータスに絡むのは必要なかったかと…。アイテムとして敵が不運になる技を使った時にそれをリセット出来るくらいの位置づけで十分だと思います。運のステータスの意味合いが薄れていたような気がするので。

あと、私は不満点では無いのですが、一部の思い出技が強力過ぎるので、難易度が高くてこそデビサマと思う人はその手のスキルは継承させないなどの縛りを入れないと簡単すぎて楽しくないかもしれません。

COMMENT

正直、こちらでは高評価のペルソナ４を発売日に購入していたたにも関わらず画面切り替えの度のロード、３からの代わり映えしないカレンダー方式、自動生成ダンジョンの単調さが苦痛でゲーム内の１１月（ほぼクリア寸前ですが…）で放置してしまってる状態なのですが、ライドウ対アバドン王は夢中になって仕事帰宅後はほぼ毎日プレイして２週間ちょっとでクリアしてしまいました。
それくらい夢中になれる作品でした。
ＰＳ２での続編は機種の世代交代もあり、もう無いかもしれませんが、別機種でも良いので続編作って欲しいです。仮にＰＳ２で出るとしても買います。
今作は久しく熱中出来るゲームに出会えなかった中での傑作だと個人的には思っています。
全作をプレイしていれば楽しめる要素も多いですが、前作はやはり名作とは言えないと思うので、無理してやらずに、今作だけでも興味があればプレイする事をお勧めします。

蛇足ですが、良い所でも悪い所にも該当しなかったところとして、難易度に触れておきます。これは私が仲魔集めに夢中になりすぎて１周目ではレベルが上がりすぎて、もの凄く簡単でした…。熱中して仲魔集め・育成した結果なので悪い点とも言えず微妙なのですが、とにかく初見で倒せないボスが存在せず非常に簡単でした。
上位の悪魔合体がどんどん出来ると言う意味ではレベルの上げやすさは歓迎だったのですが、苦労して敵を倒す喜びという側面を考えるとレベルの上がる速度の調節の余地はあったのかもしれません。