【PS2】新宿の狼レビュー(評価)

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新宿の狼レビュー

発売元	スパイク（オフィシャルサイト）
発売日	2009/02/19
価格	5,229円（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：刑事アクションアドベンチャー ■ プレイ人数：1人

スコアボード

中央値: 73
難易度: 2.00
レビュー数: 2

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

30-39

40-49

50-59

60-69

100%

70-79

80-89

90-100

【60点以上】
100%
【標準偏差】
2.5

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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1
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　476人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	2pt	4pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
75pt

GOOD!

・音楽やゲームの雰囲気、ストーリーがかなりこっていて、昔の刑事ドラマ風なイメージになっている。ストーリーは実写化してもおかしくはないのでは？というくらいの内容。よってオリジナルティー５点。
・内容はバカゲーなのにテーマは密入国やマフィアなど、かなりシリアス。
・街（新宿）が再現されている。
・CEROレーディングCにしては自由度が高い。GTAなどが買えない18歳未満の人にとっては、これはありがたい限り。
・服や髪型を変えることが出来る。
・色々バカすぎて（白昼堂々と暴力団が歩いている、暴力団と喧嘩になると一般人が応援してくれる、先の方が述べたとおり犯人の台詞など）、面白いシーン盛りだくさん。
・暴力団や犯人を車でひき殺して逮捕すると言う、もはやどっちが悪人なのかわからない事も出来る。
・ゲーム時間の１日＝現実時間の２４分で進行するため、リアリティ（生活感？）がある。
・始末書を出しすぎると警察に追われてしまい、ゲーム時間で２日逃げ切らなければならないという、予想外の展開が面白い。（・・・が、警察はロケット弾や銃と数で攻撃してくるので、すぐ死んでしまうが。）

BAD/REQUEST

・やっぱり新宿しかないのでマップのバリエーションにかける。（全部似たような風景で、山や海が無い）
・グラフィックは気になる人にとっては気になるとは思いますが、演出より中身が大事と思う私にはあまり何も感じませんでした。
・武器の種類が変。ピストル（オート、リボルバー、マグナムが数種類ずつ）かバズーカという第二次世界大戦の兵器だけ。サブマシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガンがあってもいいと思う
・武器は格闘、銃か殴る系もの（バット、看板など）だけ。車に乗っていると敵が手榴弾や火炎瓶を投げつけてきたら面白かったかもしれない。
・車ももっととんでもない系（戦車、F1など）があってもいいと思う。
・車がなかなか壊れない上、ダメージをずっと喰らっていると何の前置きも無く爆発して、即死する事がある。車のHPを表示して欲しい。
・始末書システム。これは悪い事（無実の人を殴ったり、轢いたり、逮捕する、車を奪う等）をすると始末書が増え、始末書処理という連打ミニゲームをやらされるか、神社で高額な金を払わなければならない。（ちなみに始末書が多すぎると逆に警察に追われることになる。）レンダゲームは腕が痛くなるので、時間が経てば消える、悪人を逮捕すれば１枚消えるといった風にして欲しい。
・車がアンダーステア（曲がらない）すぎる。更に歩行者が自ら車に走ってくる場合がある。これで例の始末書が増えるので、ストレス増加。
・歩行者が全く車をよけない。本当にギリギリのところでよける。
・建物に入ると数秒のロードがある。
・奥にいる人が消えたり、勝手に出てきたりする。
・格闘にもう少しバリエーションがあればよかった。（メタルギアのCQCみたいな）
・最初の時はちょっと走っただけで息切れするなど、ちょっと不便な所がある。（レベルアップしていくとなくなっていく。）
・操作できない車（バスなど）があるので、全部乗れるようにして欲しい。

COMMENT

私は１８歳未満な故GTA等を買えないので、こういった街を自在に歩けるゲームは初めてなのですが、
かなり面白いです。
ただし「グラフィック命」な方には向かないと思います。初代PS並の画質なので。
「ゲームはグラフィックとか開発予算よりやはりゲームとしての面白さと開発者の情熱と心だろ」と思う方にはぴったしなので、是非買ってみてください。

プレイ時間：わからない(未クリア)
かみかぜ型護衛艦はやてさん [2010/01/14 掲載]

このレビューはオススメ？

[問題報告]

　462人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	0pt	3pt	5pt	4pt	3pt	2pt

総合点
70pt

GOOD!

・熱中度
難易度の高い戦闘やミッションは少なく、ストーリーイベントはさくさく進んでいくので苛立ちが無い。
寄り道してお金を稼いだり、何もしていない市民に因縁をつけたり、麻雀やバッティングセンターで遊んでアイテムをゲットしたりするのも楽しい。
無線で次々に来る指令（無視できる）や職務質問で犯人を逮捕すると功績が増えてそれをお金に替えられる。
ただし悪いことをすると始末書が増えて、それを減らすにはボタン連打のミニゲームをやらなくてはならない。
そのバランスを考えながら進めるのがなかなか楽しい。
ゲームの中心にあるのが「俺法」システム。
戦闘やアイテムで気力を溜めると使えるのだが、犯罪者を無力化した際に、その処遇を自分で決められるのだ。
１、罰金　見逃す代わりに１円から１００万円までルーレットで決める。
　　　　　１円なら始末書は一枚だが、大金を取ってしまうと一気に３０枚以上貯まることがある。
２、無罪　金ではなくアイテムで見逃す。いいものも悪いものもランダム。始末書が増える。
３、豚箱　逮捕したあと自分で取り調べを行うことになる。
　　　　　会話で懐柔した後、ミニゲームで成功すると功績が普段より多く貯まる。

主人公キャラクターが犯罪を憎みつつも善人ではないようなはみ出し者の刑事なので、このシステムがはまる。
捕まえる前後の犯人の言葉もかなりふざけていて笑える。
たとえば喧嘩している二人組を止めろという指令では
「お前んち天井低いんじゃゴラ！」「お前んちこそ階段狭いんじゃ！」と喧嘩しており
止めようとすると「お前に天井の低い辛さがわかるか！」と殴りかかってくる。

ストーリーは意外にもかなりまじめ。
密入国、銃の売買、日本ヤクザと海外マフィアの暗闘などに加えて、
警察内部の野心、保身、杓子行儀な規範、それらを無視して激しく熱くときに優しく動く主人公が、
この手の物語の王道まっしぐらで心地よい。

あと特筆すべきなのはマップが本物そっくりなこと。地理も見た目も「あ、これあそこだ」と判るレベル。

BAD/REQUEST

・グラフィック
ちょっとビックリするぐらいグラフィックが悪い。人物や車はＰＳ１レベルのポリゴン。
背景のビルは遠景は綺麗だが近づくとやはり汚い。
音声ありのムービーシーンでもそのグラフィックのままなので萎える。
グラ重視のファミ通で低得点なのもむべなるかな。

・全体的なもっさり感
広い広い街中を移動している途中にマップ切り替えのロードが無いのは偉いが、建物に出入りするたびに５秒程度のロードがある。
大地図やステータス画面を開くときにも１，２秒かかる。
走り出すとスピードが乗るまで時間がかかる上にすぐ息切れする。（レベルが上がると改善されるが）
車もバイクも足が遅い上にステアリングが悪い。スピードはそんなに出てないのに曲がりきれず事故死したり人を轢いて始末書が爆発的に増えたりする。

COMMENT

はっきり言うと、色んなゲームのエッセンスを集めたものだ。
ＧＴＡや龍が如くやそしてもちろんトゥルークライムニューヨークシティ。
そしてそれらよりも寄り道の自由度やグラフィックや音声などが劣っている。
おそらく開発資金で劣っているのだろう。
しかし、情熱は負けていないように思える。
上記のゲームをプレイしていて『日本の警察ならどんな感じかなあ』『惜しいなあ、こうすればもっと笑えるのに』と思った事があるだろう。
それを形にしたものがこのゲームだと思う。
治安が悪いエリアでは『税金泥棒！』などの罵声を浴びせてくる一般人。
悪人を捕まえるのに銃を使ったり、市民の車を徴発するだけで増えていく始末書。
まじめに働いても殆どお金が入らないのでついつい暴力団から賄賂を受け取ってしまったり。
そして始末書が貯まるとタクシーに乗車拒否されたり、仕舞には犯罪者として警察仲間に追われたり。
（４８時間逃げ切るといいことがあるらしいが、ミサイルを撃ってくる警官隊に囲まれては至難の技だ(笑)）
プレイしていて「ああ、もう」という笑いが止まらない。
開発者もそれを狙ったのだと思う。
ストーリーがまじめだからこそおバカ要素が引き立つ。
愛すべきバカゲーだ。
ゲームは「グラフィックが綺麗でまじめでなければならない」と思わないなら是非どうぞ。