PlayStation mk2 :: Another Century's Episode：R(アナザーセンチュリーズエピソード R) レビュー

Another Century's Episode：R(アナザーセンチュリーズエピソード R) レビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2010/08/19
価格	8,379（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ニュース
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：ロボットアクション ■ プレイ人数：1人 ■ 限定版：9,240円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	4pt	2pt	1pt	1pt	1pt	3pt

総合点
29pt

GOOD!

・グラフィックが綺麗。ムービーも見ごたえあり。
・フルメタ、コードギアスの機体を使ってアクションゲームができる。
・カスタムサントラ対応。自分の好きな曲を設定して戦闘するだけで面白さが変わる。

BAD/REQUEST

・ブーストの改悪。ブースト中は攻撃ができない上に、溜め技の溜めた分のゲージをキャンセルしてしまう。
攻撃を仕掛ける際はブーストを止める必要があるので、基本的にはステップ回避→射撃or格闘の繰り返し作業で面白くない。

・右スティックの視点操作を廃止。これがロックオンの使い辛さに拍車をかけている。

・ロックオンシステムが反抗期。狙いたい敵を即座に狙うのはまず無理なので色々と調整する必要がある。結構ストレスだね、しかたないね。

・格闘コンボのコマンド入力がやや複雑化。
コマンド自体は「↓↑○」「ディレイ(遅め)○」と単純なものだが、コマンド受付時間がシビアなので出すのは難しい。

・メイン射撃の使い勝手が悪い。弾数制限はないが、威力と連射性は低い。
さらに戦闘の要であるテンションゲージの増加分も低すぎるので、やっぱ使い勝手悪い。メインなのに。

・テンションシステム。このゲームはメイン射撃と格闘以外の攻撃のほとんどは、このテンションを消費して行う。
個人的には、最初から使えるがリロードが超長い大技をどこで使うかとか、各武装の弾数を考えて戦闘する前作のシステムの方が好きだった。

・巨大ボス戦。基本的には外装ぶっ壊す→露出したコアを攻撃する、の単純作業の繰り返し。
ところが、巨大ボスには触れたり「格闘を仕掛ける」だけで弾かれる「トランポリン外装」が備わっている。
テンション増加効率の悪い射撃で延々と攻撃しなければならないのは苦痛。せっかく溜めたテンション攻撃がコアに当たらなかった時は発狂。格闘特化機体は南無阿弥陀仏。

・ムービーが多い、長い。アクションゲームなのにアクションがおまけになってないか？
・一部の長ったらしいムービーがスキップできない。
・ポイント貯めて機体を買う制度の廃止。やりこむ要素が大幅減。
・選択できる機体・ステージ数が少ない。
・ミッション内容にバリエーションがない。
・音楽はマクロス以外歌無し。しかもマクロスの歌は戦闘BGMに選択できない。
・恐らく一番盛り上がるであろう「二人の歌姫」ステージが、まさかのチェイスモード戦闘。
・バグが多い

COMMENT

全シリーズプレイ済み。思い返してみれば、ＰＶを見て発売日までワクワクしてた頃がピークだった。
前作までのシリーズをプレイしていて、かつ、その流れをＲに期待してる人は買わない方がいいと思います。１からファイナルで培ったノウハウを全部捨ててるので全く違うゲームです。
グラフィックやムービー演出は進化したけど、肝心なゲームの部分を犠牲にしちゃったよね。爽快感よりストレスを感じる時点でもうこのゲームは終わっている。

好きな参戦作品があるからやって見たいという人は値崩れするまで待った方がいいでしょう。3980円くらいになるのも遠くはないと思います。
２やファイナルとどっち買おう？と悩んでる人には前作をオススメします。