PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

ヒロインをお姫様抱っこしながら戦うアクションという前情報だけを仕入れて買いました。

大抵のゲームは同行者のCPUが居ると早く来いよ！とかなんでCPUすぐ死ぬん？とかなりがちだが
このゲームのCPUはなかなか優秀で敵の攻撃も割と避けてくれるし
早く来いよ！とか思うときは抱き上げて強制的につれていけばいいし
やばいCPU死ぬ！とか思うときも抱き上げて回復させてやればいい
抱き上げるというアイデアはオリジナリティーや絵的にも一石二鳥というか
ゲームをスムーズに進める事ができるので無駄にならない良いアイデアだと思った。

ドドメアクションもニンジャガイデンの滅却のような感じで瀕死の敵に特定の攻撃を当てると
QTEが発生し成功すると残り体力ゲージ関係なしに派手な演出とともに死んでいく
硬いなあと思う敵も広範囲のトドメアクションに巻き込めば一緒に死んでいくっぽいので
やわらかい敵でトドメアクションを使って硬い敵を巻き込むなんて戦略性も一応あったりしてなかなか楽しい。

基本魔女の話なので敵も魔女がいっぱい出てくる。
美しい女性ばかりなので次はどんな女の子が！？とワクワクしながら進められる。
でもちょっと見た目性別判断つかないような人もいるので注意！(笑)

BAD/REQUEST

グラフィックが少し厳しい。
PS2.5という感じで海外の高グラフィックゲームをやった後なんかだとかなりやる気が落ちます。

ゲーム全体もPS2って感じで古臭さが残る。
少し進むとムービー、また少し進んでムービーとかなりムービーの頻度が高いゲーム。
プレイ感がかなりぶつ切りにされてしまって全体的に不快指数が溜まりやすい。

ボス戦のQTEがびっくりするぐらい早い。
自分がハードモードから始めたせいもあるのかもしれませんが
自分が今までやってきたゲームで間違いなく一番QTEが早いゲームでした。
初見だと野球選手ぐらいしか反応できないんじゃないのかこれってぐらい早いです。
どうもやってる感じだとQTEのボタンが表示される前から受付が始まっており
表示が見えてからボタンを押してもほぼ確実に失敗判定になります。
なので初見ではQTEをクリアする事ができず、まずやるのはQTEに出てくるボタン順を調べる作業です。
一つメモっては失敗し、また一つメモって失敗、これをQTEイベントが終わるまで繰り返します。
はじめの方はQTEを失敗しても敵の体力が少し回復する程度なので良いが
終盤になるとQTE失敗でゲームオーバーです、最後の方は自分も呆れを通り越して怒りを覚えました。
正直初見の人にテストプレイをさせたかどうか疑わしい。

ロックオンがクソ。
前に敵がいるのに後ろにロックオンする、これはまだ許しましょう。
面倒臭いですが自分でターゲットを切替える事もできますし
ただヒロインが襲われている最中にも関わらず他のどうでもいい敵をロックするのはおかしいでしょう。
ヒロインが倒されてしまうとゲームオーバーなのだから普通の思考をしていれば誰だって
ヒロインを助けにいこうと思うはずなのにロックしようとしたら他のどうでもいい敵をロック。
どうしてこんな考えればわかるような事もできないのか。

敵が固すぎて斬った感触も薄い。
ロックオンしていれば敵のHPが表示されるのですが主人公の攻撃力が弱すぎて
敵のHPの減りが確認できない時があります。
しかも敵もボス以外喋らないという大胆な仕様なので攻撃が実際に効いてるかどうかもよくわかりません。
主人公も大鎌という凄い武器を持っているのに攻撃が割と地味で
段々主人公で攻撃するのが馬鹿らしいというか面倒くさくなってくる始末。
ストーリー的にはヒロインのおまけのような存在なのだからそれでもいいかもしれないが
プレイヤーが操作するのは主人公の方なのでもうちょっと爽快感が欲しかった。

主人公の単独行動
ストーリーを進めると別々に行動するようになるのですがこれがまた酷い。
別々に行動した事によりトドメアクションが使えなくなり
ヒロイン側はただ黙々とボタンを押して魔力が回復するを待ってボタンを押すという作業を繰り返すゲームに。
しかもその単独行動期間が長い。長すぎる。

ガードとジャンプがない。
せめてガードしようよ！不死身だからってそれは無いよ！

COMMENT

開発度60%ぐらいのゲームってこんな感じだよといわれたら信じてしまいそうなゲーム。
とにかくストレスが溜まる、最大の要因はシビアでかつ早すぎるQTE。
トロフィーコンプリートとか最高難易度まで俺はやる！って方は絶対にQTEコマンドをメモった方がいいです。絶対。

魔女の罠を使ったコンボが影牢とか刻命館みたいでおもしろいし
魔女達のキャラクターもなかなか良かったと思うがそれ以外の部分が酷すぎる。