PlayStation mk2 :: テイルズオブエクシリアレビュー

テイルズオブエクシリアレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/09/08
価格	8,379（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：揺るぎなき信念のRPG ■ プレイ人数：1人（戦闘時のみ最大4人）

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	4pt	1pt	5pt	2pt

総合点
64pt

GOOD!

テイルズプレイは、ヴェスペリアとエクシリアの2作のみ。
テイルズライト層です。ミラ編クリア・ジュード編クリア寸前。

オリジナリティー：４
戦闘がやはり面白いですね。PRGの大部分を占める戦闘が面白いと、
ゲームを最後までやる、大きな動機となります。

今回導入の共鳴システムですが、共鳴相手を選ぶ事によって、
キャラクターに固有の能力を持たせてあるため、
敵によってある程度キャラを使い分ける必要性持たせ、
また、操作可能キャラにすれば、特殊技能がそれぞれ違うのも、
ボタン連打の戦闘にしないという工夫がなされていると思います。

グラフィックス：４
特に変に感じた部分無し。ゲームをプレイするには十分な綺麗さです。
これ以上、綺麗にする必要性も、個人的に感じません。
テイルズは、これで十分だと思います。
また、今回は、アニメ製作会社を変更したということですが、
変更は正解だと思います。
作画が割と安定しており、大事な場面でキャラの顔がいがんでいるということは有りません。

快適さ：５
ロード時間がほとんど感じないのが素晴らしい。
1〜3秒のロードが、ゲームスタート時や、最初の戦闘時、
街に入った時点で、最初にあるくらいです。

1〜3秒というと、一見大したこと無いように見えますが、
周回必須で、しかもやりこみにも比重が置いてあるゲームの場合、
何度もロードに晒される事になるので、
例えば1秒/回のロードであっても、塵と積もれば山となり、
最終的には、非常に多くの時間の無駄とすることになるです。
今回、ほとんどロード時間を感じさせなかったことは、
ゲームの世界に没頭できる大きな要因であることには間違いありません。

また、一度言ったことがある場所なら、ワールドマップで、
瞬間移動できるようになったことも快適さに拍車を掛けています。
快適さに限定するなら、これ以上のものは無いでしょう。
ただ、これは評価分かれる所でもあります。理由はバッドで…。

今作は、レベル上げて得たポイントを振って、
条件満たせば習得ということでしたので、個人的には有ってました。
TOVは武器を使い込まなければ、技を習得できませんでしたので、
強い武器をどんどん装備したいのに、一々最後まで使い続け無ければならないという、
やらされている感が大幅に改善されたのも大きかったです。

熱中度：４
戦闘が面白く、プレイが快適とくれば止める方が難しい。
クリアまで、飽きさせず一気に持っていく作りになっているのはグッドです。

BAD/REQUEST

満足度：１
熱中度：４なのに、なんで満足度１なのかというと、
他に採点項目がありませんので、減点部分を全て満足度から引く事にしたからです。
以下にあげる項目で、万遍無く減点ですので、
どれか一つが突出して悪いということではありません。

ストーリー：
少々、陳腐すぎます。
具体的に言うと、赦し行為が過ぎるのではないかと思います。
ネタバレになってしまいますので、詳しくは掛けませんが、
序盤のある王の大罪や、最終版のある精霊の大罪など、
そんな簡単に許して良いレベルじゃないでしょ。
他にもある仲間の裏切り連発行為など、上げたらキリがありません。
その赦しっぷり、みんな仲良くっぷりが、テイルズだと言われれば、
そうかもしれませんが、強烈な違和感に襲われるんですよね。

マップ：
マップが簡単すぎますね。もうね、迷うとかそういうレベルじゃないです。
踏み込んだ瞬間、マップ表示が可能になるので、迷う方がおかしいでしょ。
そのマップも、見事に一本道です。FF13を思い出しました。

ボリューム：
今回、ボリュームの大胆なカットが、快適さに繋がっている側面もあるので、
一概に悪いとは言えないのですが、それでも何点か挙げます。
例えば、武器開発まで無くす必要性は無かったのではないでしょうか？
今回は、開発という名の素材投資で、武器防具その他が、解除され買える様になりますが、
各素材が、一種の金の変わりでしかなくなった為、
素材を求めて、世界を駆け巡るということはなくなりました。
それどころか、実績のコンプ以外に、必要なくなってしまったのです。

また、ワールドマップで瞬間移動出切る様になった為でしょうか？
空飛ぶ船等で、世界を旅するというのもなくなりました。
空を飛びながら、未知なる海域をいき、島を見つけるとか、
そういう感動や一切なくなってしまいまいた。
快適さの所で書いた、ワールドマップで瞬間移動と併用できる筈です。
クリア後の隠しダンジョン等も少なくなりました。
もう少し、そういうボリューム感を出してもよかったのではないでしょうか？

音楽：３
可も無く不可も無く普通です。特に思うところなし。

COMMENT

今作のテイルズは、15周年記念ということで、
幅広いユーザーにプレイしてもらいたい為か、
難易度を落とす作りになっているのではと思いました。
戦闘の難易度も選べますしね。

何点か不満点はありましたが、
一方で、戦闘の面白さ、アニメ調のグラフィックなど、
テイルズの元来の売りは全く損なわれていません。
特に今作のテイルズは、とにかく快適にプレイできます。
ここまで快適にプレイできたのは、最近では記憶に無いですね。

最近、RPGの勢いが無くなって来たと感じていましたが、
テイルズシリーズは、頑張っていますね。
今後も、良質なRPGを提供していただくことを期待します。

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