PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

雰囲気ゲーの極み

起動してタイトルで流れるジャズのかっこよさ。
まぁ「いずれかのボタンを押して開始」はアレとしてもとりあえずタイトル画面で暫く放置したくなる。
登場キャラクターはリアルではない。が、味のあるキャラクターたち（造形や設定が）。
しかもシナリオは公式サイトを読んでもらうとして、主人公は9歳の女の子と空想上の友達（これがメイン操作キャラ）。
その女の子の母親が街一番のキャバレーで主役の座を狙い、父親が口ばっかりで街のギャングに借金してにっちもさっちもいかない。
この妙な生々しい設定がなにか心を引かれてしまう。


程よい難易度
全体的に「難しくてどうすればいいかわからん…」という点はない。大抵そのシーンで出来る事が限られているため、何度か試せば切り抜けられる。
その為ストーリーに集中できてやる気を削がない。
いわゆるアイテム集めも用意されてるが、これも最近多い「コレクタブルアイテムは1000個以上！」みたいなただの無駄な時間稼ぎではなく、進めていく過程でだいたい取れるものばかり。
よほどアクション（パズル）が苦手な人以外は簡単にコンプリートできるでしょう。

BAD/REQUEST

圧倒的に短い

個人的に内容が充実してればプレイ時間の長さは気にならない方ですが、これは本当に短い。配信後まもなくに買い、当日の夕方にはコンプリートできたぐらい。（で価格が1500円以上）
少なくとももう後倍は欲しかった所。


あまり意味を感じさせないコレクタブル

ゲーム中に集めるアイテムは「ルミナリー」と「コレクタブル」
ルミナリーはいくつか集めることでステージ中のギミックを起動する事ができるが、この仕掛自体が数えるほどしかなく、コレクタブルの中には正直なんの意味が…？と思うものも。
これがSIRENのようにシナリオ保管に繋がるものとお遊び要素なものとで多数あればいいがそこまで多くない中で意味が解りづらいものを入れるならもう少し工夫して欲しかった。


ちょっとぬるい操作感
ぬるい＝簡単という意味ではなく言葉通り。
心持ち少し早めに動くので細かな操作をしたい時に勢いが付き過ぎる箇所多々ある。
更に影の世界に入る能力は影と影に押しつぶされても死ぬわけではなく、光の世界にだされるだけなのでデスペナルティ自体はほぼないのだが、このぬるぬる動く操作性のお陰で何度も影に挟まってやり直しになる事がある。

COMMENT

面白かったからもう少しやりたかったのに…というのが率直な感想。
謎な部分も残るがこの娘のストーリーは完結してるのでシステムの2はあれどもシナリオの2はなさそう。
長く遊べるゲームはいいならこのソフトはあまり向かない。
がいつかあるかもしれないセールやPS+のフリープレイに選ばれればやって損はないゲームだと思います。