PlayStation mk2 :: 魔都紅色幽撃隊レビュー

魔都紅色幽撃隊レビュー

発売元	アークシステムワークス（オフィシャルサイト）
発売日	2014/04/10
価格	7,344（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象セクシャル暴力言葉・その他 (CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：學園ジュヴナイル伝奇 ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	4pt	3pt	3pt	3pt	3pt

総合点
66pt

GOOD!

・キャラクターデザインが良い。ゲームの世界観とも違和感なし。

・戦闘が良い。いわゆる詰め将棋に近いシステムで、
　行動入力後にこちらと敵が同時に動くシミュレーション。
　敵は「動ける範囲」「状態（気づいていない、狙っている、逃げようとしている」
　がわかり、其処から敵の次の動きを予測しその裏をつく様に配置する。
　例えば、敵が狙っている状態なら行動範囲内の味方を攻撃しようと動くので、
　その味方は敵の射程外に逃がし、ほかの仲間が裏を付くなど。
　予測がカッチリはまり完勝した時などはほかのゲームの戦闘では
　味わえない優越感に浸れる。

・全１３話の物語仕立て。相変わらずのオカマキャラ。テンションのあがる音楽、
　ナナメ上の感情入力のなど今井秋芳だな〜と感じられる一貫した世界観

・ＧＨＯＳＴと呼ばれるアニメ技術やＶＲによる立体背景などは
　とても綺麗で見ごたえがある。先述のキャラデザとも合っている

BAD/REQUEST

・話が短い。ＡＤＶ→戦闘（一回）→エピローグで１話が終わる。
　ＡＤＶパートも九龍に比べればかなり淡白に感じられる。
　なので、感情移入もしにくい。

・戦闘が荒削り。攻撃に入ると盤上のマップ画面から戦闘シーンに入るのだが、
　明らかなミス（範囲内に敵がいない）なのに戦闘を流されても無駄なだけ。
　一応、ミスると施設内の備品（机とか墓石とか）を壊してしまい、
　リザルトで弁償（報酬が減少）というものがあるが、毎回見せられても邪魔なだけ。
　もっと行動予測に特化し、テンポの良いシステムにしてほしかった。

　また、ＡＰ（行動ポイント）がとても少なくマトモに動けない。
　主人公は意識して育てれば序盤でたくさん行動できるが、
　ほかのキャラは成長パラメータが選べないため格差がひどいことになる。
　結果、主人公だけ先行する、敵の予測ができてもそれに対応した行動に
　キャラが付いていけないなど問題が目立ちストレスがたまる。
　

COMMENT

・おしいゲームです。もうちょっと色々（特に戦闘に関して）詰めてほしかった

・残念ながらそこまで熱中できるものではなかった。
　（ただ、個人的に九龍のような無駄とも言えるほどのこだわりや暑苦しさ、
　ＴＨＥ青春！を期待していたので、肩透かしを食らったという部分が大きい。）

・ただし、なんだかんだで次回作が出たら買うと思います。それくらいの価値はあった。