PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

・グラフィックがかなり良い。装備は変更すればきちんと見た目も変わる。キャラクターの動きも細かい所まで本当にリアル。
・多彩な武器。武器の種類は本当に豊富。釘バットが好きだった。
・敵キャラのデザイン。シンプルにカッコ良いものから生理的に受け付けないものまで幅広い。
・雰囲気が良い。
・NPCのストーリーが良い。

BAD/REQUEST

・高難易度ゲームという触れ込みだったが、実際は単に出来の悪いゲームでガッカリだった。難易度が高い主な原因は「カメラワークの悪さ」と「ターゲットの貧弱さ」であり、これが原因で難易度が高くなっている不出来なアクションゲームは巷に山ほどあり、所詮はこれもそれの内の1つ。
・まずカメラワークは背景透過処理が出来ておらず、昔のモンハンの様に「壁にキャラクターが貼り付くと画面がキャラクターで埋め尽くされるほどキャラにカメラが寄る」タイプ。敵に壁まで追い込まれると、周りに何がいるのか、何が起きているのか分からず殺される。
・敵へのターゲットはこのゲームの戦闘において最も重要な要素。なにせターゲットしていないと「盾を相手の方向に向けたまま移動する」という基本中の基本の操作すらも不可能だからだ。にも関わらず、「敵が真後ろにいるのは分かっているのにカメラから外れているのでターゲット不可」や「敵と自分の間にほんの柱1本障害物があるのでターゲット不可」など、「プレイヤーは敵がそこにいるのを分かっているのに、ゲーム側は探知できてないからターゲット不可」な場面が多々あり、これが殺される基本原因。酷いものでは、「ターゲット不可の場所にいる敵でも、別のターゲットを倒した後のターゲット移動は出来てしまう」ので、意図していないターゲット、意図していないカメラ移動で死亡の原因になる。主に病み村というマップで頻発する。プレイヤーを殺す為にわざと不親切にしているだけであり、難易度が高いとは言えない。
・コンティニューポイント同士がめちゃくちゃに離れており、死にゲーなのにやりなおしがダルすぎる。ある程度は死亡によるリスクが高くなければ緊張感が生まれないため、やりなおしのリスクを高くしたいのは分かるがこれはやり過ぎ。クリアした時に「やった！」という達成感よりは「やっと終わった」という徒労感が勝つ。かなり面倒くさいゲーム。
・プレイヤーを殺す為に、わざと雑に作られている。プレイヤーや雑魚敵は、右から剣を振るう場合、右側に壁があると剣が弾かれる。しかしボスの剣は壁を透過して攻撃してくる。曲がり角の向こうに何が待っているか分からないから確認したいのに、「角から頭だけを出して覗き見る」などの現実の人間ですら出来ることが出来ない。手すりから乗り出して下の階を見るor攻撃するなど出来ない。自分の膝下くらいの高さの障害物に引っかかって動けない。
典型的な「プレイヤーに不利になる点は雑に作る。敵側に有利な点はなぁなぁにする。」ことで難易度を上げているゲームであり、これは「高難易度」とは呼べない。単に作りが雑なゲーム。

COMMENT

思っていたものとはかなり違った。
絶賛されているから、よほど丁寧に作り込まれ、計算され尽くした難易度設計をしているのかと期待したが、所詮はカメラの悪さと作りの雑さで難易度を稼いでいる有象無象の出来の悪いアクションゲームのひとつでしかなかった。
酷いものでは「ボスの頭に明らかに攻撃が当たっているが、ボスの腕による攻撃を避けて腕を攻撃して倒すボスなので、頭に攻撃してもダメージを与えられない。」など、徹底して作る側に都合の悪い部分はテキトーに誤魔化して作ってある。自由度が高いと言いながら、特定の武器がなければ倒せない敵が出てくるエリアが初期エリアに隣接しているなど、結局のところ開発者が想定した進め方、ボスの倒し方しか出来ない様にしてある。
ステージの作り方も「移動のための梯子が背景とほとんど同化しており、見えない。」など酷い。
死にゲー、高難易度ゲーともてはやされているが、「プレイヤーの慎重さ、卓越さによって回避できるもの」は殆どなく、「一度死ぬことによって得る情報で死を回避するだけ」であった。
ようするに「アクション版のウィザードリィ」をさせたかったのだろうが、失敗していると言わざるを得ない。