PlayStation mk2 :: アガレスト戦記ZERO レビュー

アガレスト戦記ZERO レビュー

発売元	コンパイルハート（オフィシャルサイト）
発売日	2009/06/25
価格	7,140（税込）
レーティング	【Ｄ】17才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ニュース
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：RPG(リーディングRPG) ■ 限定版：9,240円【廉価版】 ■ 発売日：2010/08/26 ■ 価格：3,990円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	3pt	2pt	1pt	2pt	4pt

総合点
41pt

GOOD!

・キャラ絵
これは趣味も入るのだが､やっぱ綺麗だと思う
PS3だけあってCG絵も細かく表現されている

・やりこみ度
練成、強化、称号などなど周回を前提とした作りになっており
全てをコンプするとなる結構なボリュームになる

･声優
自分は声優については詳しくないから豪華かどうかは知りませんが
ひどいミスマッチなどを感じる事はなかった

BAD/REQUEST

・ストーリー
正直これはストーリーなのか？と言いたくなるような出来
終始おつかいで気付けば物語は終盤
キャラを売りにしてるアガレストとしては引き立たせるストーリーがこれだというのは致命的

・難易度
これは難しいというより嫌らしい
序盤では魔術士系の敵の逃げ撃ちにはストレスが溜まる
しかもこちらの移動をCPUは事前に察知してるようでそれを計算した逃げ方をされるため
射程や移動の短いPTだと一方的に攻撃される可能性もある
それを差し引いてもBOSSの強さは進むにつれ一撃死が当たり前となり､終盤になると生贄を前提とした囮作戦を取らざるをえなくなる

・所々で見える手抜き
?まず敵の使いまわし､前作の過去の話だからしょうがない部分があるにしろほぼ100%の使いまわし。
?キャラの立ち絵だが､こんな表情が変わるだけのユラユラ動くアニメ仕様なら
感情表現毎に立ち絵を作成してもらいたかった。正直気持ち悪い
?ドット絵のキャラの動きの少なさ、立ち絵とCGでしか物語の状況を視認できないこのゲームとしてはもっとドットキャラにコミカルな動きを追加してほしかった。
ほとんどのイベントをかがみ（戦闘瀕死時）&構えるだけで表現するのはキツい
?一部の敵の扱いのひどさ､せっかくグルグ化前に固有の立ち絵があったのにグルグ化したら
全部一様に同じにすんな！
?ダイジェスト版による水増し

・DLC
DLC自体は悪い事ではないのだが､難易度の高さは有料DLCを落させるための罠なんじゃないかと
思わせる。

COMMENT

上の方にも書きましたがまずストーリーがひどい！しかも短い！
いや・・ひどいストーリーなら短いほうがいいじゃんとか思うかもしませんが､もうそんなLvの話じゃない。
普通こういうキャラゲーは各キャラの個性を確立させるために綿密なストーリー有ってのもの
だが､中身がペラペラなためキャラに愛着が沸かず､本当にキャラ絵のみでしか評価できない
自分がこの作品をそこそこやり込めたのは前作を知らなかったためにダイジェストを新鮮な気持ちでプレイできたおかげだと思う。

やり込めばやり込む程に手抜きが見え、ファンディスク並の出来なのにファンが納得できるような内容とはとても思えない。このあからさまに前作の恩恵を踏み台にした手抜き作品､もし自分が前作からのユーザーであったのなら間違いなくブチ切れると思う。

キャラ絵やCGで納得できる方にはオススメ
少しでもRPGのストーリー的な部分に触れたい人にはオススメしません