PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

・グラフィック
　大きいところは建物、小さいところはキャラの髪の毛まで繊細に書き込まれている。
　流石はスクエニと言えるほど。

・オプティマシステム
　戦闘状況によって瞬時に戦術を変えるシステムは斬新に感じた。
　また、各オプティマ毎に設定したロール（ジョブのようなもの）によって
　パーティー全体のステータスが変化するので、バトルにメリハリがきいて楽しい。

・サウンド
　バトルの曲の中に、似たようなテーマや音形を上手に使い回している。
　飽きず、雰囲気壊さず、新世代のＦＦのイメージに合っている。

・ストーリー
　原案というか世界観が個人的に好き。

BAD/REQUEST

・バトル
　オプティマ変更するとカットーシーンが必ず入ること。
　無論、敵は待ってくれない。
　キメポーズを取る少女、問答無用で殴る敵、死ぬ味方、茶を吹く自分。そこらへんリアル。
　スピーディーな戦闘を邪魔するかのように毎回毎回ポーズが入るのでイライラする。

　敵のＨＰが無駄に高い。高いってか硬い。特に雑魚戦。
　敵味方共にライフゲージを目視できるので何度攻撃してもなかなか減らない敵ＨＰゲージに
　コントローラーを投げたくなる。
　序盤は敵ＨＰが3桁、中盤から突然5桁や6桁。何故こんな仕様にしたのか意味不明。

　さらにブレイク前提のバトル設定にしたのがまずかったのか
　一回の戦闘に五分以上かかることがザラにあり、尚且つ勝利しても雀の涙ぐらいしか
　ＣＰ（経験値）が手に入らない。
　ガチンコで殴りあったら10分はかかる敵の大型モンスター2体を倒して6000ＣＰ。
　魔力を一回能力アップさせるのに必要なＣＰが12000。
　短時間しか遊べない社会人はプレイしない前提で作ってるのかと思う。
　後、コマンド入力の反応が遅すぎ。
　次に指示する攻撃方法は決まってるのに、いちいち画面にリストの表示が終わるまで
　入力反映されない。

・キャラモーション
　無駄にリアルというかキャラを動かす際の操作性が悪い。
　行きたい方向へ左スティックを倒す　→　一瞬送れてキャラが動く
　よく見てみればキャラが動きはじめて加速するモーションが間に一瞬入っている。
　シンボルエンカウントである程度アクション的な要素も入っているのだから
　このへんは映像ではなく操作性重視にしてほしかった。
　
・ストーリー
　世界観や話の内容は好きなのだが、ムービーシーンが入る度にそれをブチ壊すほどの
　キャラの喋りが入る。いや喋ってもらうのはむしろ必要だが、口に出す単語が合わなかった。
　大体4つぐらいの単語が連発されて話は進む。
　「希望」「勇気」「仲間」「ヒーロー」
　無論、そういうテーマで作っているのでその単語が出ることは当然だが
　口にだす頻度が、それはもう半端なく、
　見ているこっちが恥ずかしさのあまり思春期に戻ってしまいそうな程だった。
　あんまりにも軽々しく、恥ずかしげもなく、凄まじい頻度で、
　ストーリーが詰まりそうになった時に限ってそういった「奇麗事」が出てくるので
　ひょっとしてライターさん、手ぇ抜いてる？と勘ぐってしまいたくなる。

　

COMMENT

ＲＥＧＺＡ28型液晶を使用。

映像は流石だが、それ以外があまりに杜撰な印象を受けました。
せっかくの長所をことごとくデスペルするかのように悪い所が目立ち
買ってよかったとは思えません。

映像では劣るであろうデモンズソウルとかフォールアウト3とかと比べると
やはり「ゲームバランスが悪い」につきるかと。

クリアした印象ですが
ＦＦ10と12の劣化版、という感じです。
せっかくの次世代機ハードなので、大幅なオンラインバージョンアップを期待します。