PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

グラフック。
力を入れていることがよくわかる作品。
まるで映画を見ているような錯覚であった。

音楽
バトル音楽や公式サイトのトップページのような音楽を筆頭に個人的に好みの音楽であった。

BAD/REQUEST

ストーリー
序盤の登場人物の行動が中盤でわかり、ある目的を持って物語が進んでいくストーリーである。
が、物語のオリジナル用語が頻繁に出現し、非常にわかりづらい。
また、敵キャラの人物紹介もなかった（あったかもしれないが、ワンシーン程度）ため、全く目的がわからない感じだった。
幸いメニューで「あらすじ」はあるものの、18型テレビでは文字がつぶれ、まったく読めない、
31インチでようやく視認できるほど文字が小さい。

バトル
ロールというシステムでそれぞれ、バトル中にヒーラー（回復）、エンハンサー（仲間強化）、ジャマー（敵弱体化）といった６種類の役割をあらかじめキャラに設定し、戦闘を行うもの。
ブレイクという設定があり、敵ごとに決められたパーセンテージまで上げると、大ダメージを与えられるというシステムであるが、後半では、これをブレイクをしないと、雑魚でも数十分かかり、バトル自体、味気ないものとなっている。


序盤から中盤にかけて、雑魚3戦、ボス１戦、数分程度のムービーという戦闘がおざなりであり、レベルという概念もない。
さらに中盤以降は、今のレベルでは勝てない敵もいるため、勝てないと判断した場合は逃げてくださいという一文が出たにもかかわらず、レベルという概念がないため、戦略ミスなのか、戦力が足りないのか判断できない場面も多々あった。
また、武器にいたっては、店で購入することはまずなく、素材を使って、武器を強化していくのだが、説明不足といった感じが否めなかった。
実際、勝てない敵に楽に勝てるようになったのも、武器を強化していなかったためということが見受けられた。

COMMENT

新しい試みに見事に失敗したゲーム。
ボス戦では、長引くと死の宣告を受け、時間内にいかにはやくブレイクして、敵を倒すかというテクニック要素を持った戦闘もあり、辟易した。

クリア後は、やっと終わったということと、ムービーがきれいだったという感想しかもてなかった。
やりこみ要素は終盤に「ミッション」というものがあるらしいが、文字がつぶれ、まったくやる気がおきない。
早々にクリアして、早々と売ろうと思う。
エフエフ12、13とこの出来では、正直ユーザーも離れていく気がする。
13は無理してゲームにしたという感じ。おとなしく映画にでもしていればまた違った感想がもてたと思う。


厳しい評価ではあるが、だした金額も考慮すると、まだいい足りないといったぐらい。
内容を知っていればベストで3,000円でも購入に迷うため、どうしてもプレーをしたいという方は、大型テレビを用意し、値崩れしてから購入することをお勧めする。