FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13) レビュー(評価)

PS3 FAN最新ニュース

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/12/17
価格	9,240円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版)
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：ロールプレイングゲーム【廉価版】 ■ 発売日：2011/07/21 ■ 価格：3,990円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
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オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
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オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
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オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
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オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
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GOOD!

項目に沿ってレビューします。

【オリジナリティー】
「オプティマ」というシステムによる戦闘が斬新です。
斬新なのでオリジナリティーには高めの評価をしましたが、この「オプティマ」がすごく面白い!!というわけではないです(後述します)。
オプティマシステム自体についてではありませんが、このシステムを採用するに伴って、戦闘バランスが凄まじく優れたものになっていることを、グラフィックよりも何よりも私は本作で一番評価したいです。
つまり、戦い方を間違えれば、雑魚敵でも簡単に全滅してゲームオーバーになりますが、ちゃんと戦術を考えてオプティマを駆使すれば、苦戦した敵もあっさり楽に倒せるようになるという、絶妙なバランスに調節されているのです。

【グラフィックス】
このゲームに5点がつかないとしたら、5点がつくゲームとは一体どんなんだ!?
と言いたくなるほどのレベルです。美しすぎます。
キャラクターの微妙な表情も、唇の動きにまで至って完璧に映し出されています。
おそらく、現在の科学技術における最高水準のグラフィックで、これを超えるゲームが発売されるのはいつのことになるのだろうか、と思ってしまうほどです。
逆に、グラフィックに力を入れすぎたのではないかと苦笑してしまうほど、その他に特筆すべき点がありません…。

【熱中度】
ミッションを遂行することが可能になる11章から、世界がぐんと広がります。
それまではとんとん拍子であっさりと進行していたストーリーにここでいったん休止符を打って、フィールドを駆け回ったプレイヤーは多いでしょう。
すべてのミッションを最高評価の☆5つでクリアしようとすると、なかなか時間がかかりますが、ここが本作のやり込み甲斐の最たる部分でしょう。
また、装備品を成長させるシステムでは、どうやったらコストをかけずに強化できるか考えるところに楽しみを見いだすことができる…かもしれません。

【満足感】
ストーリークリア時で総プレイ時間が80時間弱になったので、ボリュームはあります。
もっとも、その80時間の内訳がわかっていれば、評価はさらに低くなったかもしれません…。

【快適さ】
シンボルエンカウントなので、戦闘を避けることができて快適です。
私はランダムエンカウントのメリットを全く感じない人間なので、これは大きなポイントです。
しかも、戦闘をやり直せるシステムまで登場し、より一層の親切設計。
全滅しても、セーブしたところからではなく、戦闘に入る直前に戻ることができるのです。
セーブポイントも比較的多いと感じました。
イベントシーンをスキップできるのもよいです。
ロード時間も、セーブデータを開くとき以外はほとんど気にならないレベルで、しかもそのセーブデータ読み込み時も、ただ待たせるだけでなく直前のストーリーを流してくれるので退屈しません。

BAD/REQUEST

【オリジナリティー】
GOOD!の欄でも挙げたオプティマシステムですが、これが評価の分かれるところだと思います。
戦略性の向上には確かに一役買っていますが、何というか…プレイヤーを頑張ってる気にはさせてくれません。
というのも、プレイヤーが直接コマンドを操作できるのは、戦闘メンバー3人のうちリーダーに指定した1人だけで、あとの2人は、それぞれのロール(役割)に従ってコンピュータが自動で操作します。
そのロールを割り振るのがオプティマなので、間接的に他の2人もプレイヤーが操作していると言えなくもないですが…詳細なコマンドまでは決定できないので、なんだか切ないです。
ちなみに、リーダーもコマンドを選べるだけで、立っている位置までは変えられないので、ディフェンダー(敵を引きつける役割)がターゲットとなった敵の範囲攻撃に巻き込まれないように移動することができません。これは理不尽だと思いました。

【サウンド】
音楽が優れたゲームといえば真っ先にFFシリーズを挙げる人は多いと思います。
5,6あたりは特に名曲揃いで、ゲームを構成する要素の重要な一角を担っていました。
しかし、それは過去の話。今作は、あまり印象に残る曲はありませんでした。
私はちょうど9までしかプレイしたことがないので、残念さは倍増でした(これが何を意味するのかご存じの方はコアなFFファンだと思われます)。
決して浜渦氏を否定するわけではありませんが、植松氏は偉大すぎたな…と改めて実感しました。

【熱中度】
FFといえば、確かに自由度は制限されてきました。
しかし今作は度を超えた一本道。皮肉れば、ほぼストーリーとグラフィックを楽しませるゲームです。
つまり、それに飽きれば残念ながら一気に冷めてしまいます。

【満足感】
本作における一番の不満は、なんといってもやり込み要素の少なさです。
GOOD!の熱中度の項目でも述べましたが、やり込めるのはミッションくらいです。
そのミッションにも限りがあります。数は60ちょっとしかありません。
私はまだミッションを全部クリアしたわけではないので、満足感を語る資格はあまりないかもしれませんが、それでも物足りないと言わざるを得ない。
また、クリスタリウムというキャラの成長システムも微妙。キャラの成長に限界があるのです。
戦闘で得られるポイントを消費して、パラメータアップやコマンド習得させていくのですが、その順序はキャラごとに最初から決められているのです。
しかも、ポイントさえ手に入ればどこまででも成長できるというわけではなく、ストーリーが進まないとさらなる段階に進めません。
キャラの成長も立派なやり込み要素のひとつだと思いますが、この限界見えまくりのシステムにはなかなかがっかりしました。

【快適さ】
美しいグラフィックを見せたいのはわかりますが、スイッチの操作などによる細かいシーンはスキップできなくて、その都度むず痒い思いをしていました。
あと不満があるとすれば、カメラワークによってダメージ表示が見えないときがあるとか、そんな程度です。

COMMENT

予約して発売日に買ったにもかかわらず、クリアしたのはついさっき。
ちょうど1ヶ月もかかってしまいました。

オンラインで追加要素が配信されるようになることを切に期待しています。
このままでは不完全燃焼すぎます。

あと、RPGには突っ込んではいけない部分かもしれませんが…
キャラクターは6人いるのに、なぜ3人を選抜して戦わなくてはならないのかと。
その辺を、こじつけでもいいので明らかにしてくれれば、「6人で戦えればこんな敵すぐ倒せるのに!!」とイライラすることもなかったかと思います(笑)

このレビューには、世間の評価を見ずに、私の感想だけを書きました。
もしかしたら他の皆さんとは違う点に不満を抱いているかもしれません。
それでも、何かの参考になれば幸いです。

｛オリジナリティー：４点｝
バトルシステムが個人的に非常に良かったです。
特にオプティマシステムは非常に良いです。攻撃役、チェーンボーナス増加役、回復役、強化役、弱体役、守備役があり、これらのロールを上手く組み合わせ戦うシステムです。序盤はひたすら「たたかう」で○ボタン連打で勝てるレベルですが中盤からはオプティマの重要性が良くわかると思います。ロールの組み合わせが悪い場合、２分で倒せる敵が１０分かかったり、組み合わせが良ければ速効で撃破できます。組み合わせの種類は非常にたくさんあり、色々試すのも楽しいです。もし、バトルの途中で「このオプティマロールの編成ミスったな・・・。これじゃ１０分以上かかっちゃう・・・」って場合はリスタートがあるのでバトル開始直前からやり直せます。これ結構便利でした。

｛グラフィックス：５点｝
最初から最後まで素晴らしいです。特にハングドエッジ、夕焼けの草原でライトニングとスノウの絡みでライトニングが涙を流すシーン、ラスボス撃破後のEDムービーとエデンのサーキットへ突入するムービーは強烈です。キャラクターの服の材質、編み目、髪の毛一本の細かい部分も完璧に作られてます。しかし、本当に細かいことですが一部のシーンでキャラクターの「手」が残念なことになってる部分が数カ所・・・。PS2レベル？と思います。ですが、特に気にならないので５点です。全体的に本当に凄かったです。さすがPS3って感じでした。

｛サウンド：４点｝
非常に良い音楽が揃っています。個人的にバトルの音楽に関してはFFシリーズ中、一番カッコイイと思います。通常バトルを盛り上げる「閃光」、ボス戦では「ブレイズエッジ」、激しいギターサウンドの「運命への反逆」など・・・。それ以外も良くできています。チョコボ騎乗時の「パルスでチョコボ」も雰囲気にピッタリの音楽です。EDのムービーでの「君がいるから」は最高でした。私は5.1chサラウンドスピーカーでDolbyサラウンドの環境でプレイしていますが、迫力満点で最高でした。

｛熱中度：３点｝
グラフィックが素晴らしいのにストーリーがイマイチなんですよね・・・残念ながら。全体的にストーリーに強弱（感動や急展開）があまり無いため、ボ〜ッとキャラを育ててストーリーを進めるみたいな流れになりがちなような・・・。しかし、バトルは楽しいからクリスタリウムのLvアップ、武器の強化などやり込む部分はたくさんあるため、それほど悪くないです。マップは１１章までほぼ一本道ですが気になりません。ただ、目的地までの距離が無駄に長い上、雑魚敵が強すぎる気がします。そのためウンザリする時もありました。

｛満足感：３点｝
私はクリスタリウムの全キャラ、全オプティマを最高レベルに達し、これ以上能力UP不可能な状態になっているため、後は武器・アクセ集め、ミッション全★５達成ぐらいしかやり込む部分がありません。今回のシステム（１キャラに対し召還獣１体）のため無理なのですが、以前のFFのように隠し召還獣やミニゲーム、隠しマップなどがあれば良かったのに・・・。って感じです。せめてクリア後は今までのマップを自由可能にしてほしいですね。あと、クリア後にムービー鑑賞ができたら良かったのですが無いようなので残念です。追加配信が噂されていますがどうでしょうかね。。

｛難易度：３点｝
なかなか難しいです。プレイしながら「挫折して売る人多そう」って思いました。序盤は簡単で○ボタン連打で勝っちゃうレベルでしたが、徐々に本性を表します（笑）　中盤あたりからは○ボタン連打では間違いなくクリアできません。オプティマ編成をよ〜く考えて攻略しないといけません。ラスボス前に各キャラHP6000〜7000程度で挑みましたが結構苦戦しました。クリア後はミッション進めてますが、ラスボス以上のHPを持ち、強力な弱体系魔法をかける魔獣がウヨウヨ居ます。まず敵のHPの量が異常ですよ（笑）まぁブレイクさせれば何とかなりますが。とりあえず難しかったです。CPはグロウエッグ獲得までなかなか貯まらない上、お金もアイテム売るぐらいしか手に入らないため武器の改造やアクセサリーチェンジも苦労します。

｛快適さ：２点｝
２点の理由、それはオプティマに原因アリです。オプティマのロールをメンバーチェンジ毎に１から組み直ししなければいけないのです。これが以外に超面倒です。オプティマロールを記憶させるようにできないのが残念です。記憶させられたら１ボタンでパッと瞬時に変更可能になるのに・・・。実際、使うロールの組み合わせって結構限られてますし。ただ、リスタート機能は良かったと思います。

FFXIIIには非常に期待してました。グラフィックは素晴らしいの一言。バトルも新しいシステムを加えてスピード感ある良いものでした。しかしストーリー上主人公たちはルシであり政府から警戒されているため仕方無いことですが、買い物するショップはセーブポイントでのネットショッピングのみなど、サッパリした印象で期待ハズレでした。街は存在しますが、ストーリー上で通過するのみでクリア後に自由に行き来できるわけでも無く残念でした。そしてストーリーも感動を期待していましたが、内容が薄っぺらいなぁ・・・って印象です。特に感動は無かったです。
EDの再会シーンを見ても「ふ〜ん。良かったね。」って感じで。感情移入は一切ナシでした。FFXでは感動して涙ポロリがありましたが今回は皆無です。

｛プレイ環境｝
32v AQUOS　　HDMI接続　5.1chサラウンドスピーカー使用

そもそもの購入動機はFF好きなのと主人公ライトニングが気に入ったからでした。わざわざPS3もライトニングエディションが欲しいために初期型60Gから本体を買い換えました。ゲーム開始からの圧倒的なグラフィックのムービーでスタート。初めてPS3って凄いなぁと感じました。バトルも期待以上に楽しめました。敵が強力なため途中で何度も詰まり苦労しました。ですが、強力な敵の弱点を探し最適なオプティマ編成をして倒すのが楽しいのです。ストーリーに関しては個人的には期待ハズレでしたが所々のムービーは素晴らしかったです。キャラクターや背景やクリスタルが本物に見えるぐらい。見る価値アリです。ただ、このゲームはもっと改善すべきことが有ったはずです。ストーリーも手抜き感あるし、クリア後のマップはパルス、オーファンズクレイドル、エデンだけです。ミニゲームや隠し要素など楽しみを増やしてほしかったです。噂では追加配信があるそうなので期待して待ちたいと思います。　いろいろ書きましたが十分に楽しめました。やっぱりFFは最高です。そしてライトニングも最高！！

・オリジナリティー

これぞファイナルファンタジーというべき空間の密度。リアリティを損なわず、それでいてファンタジーな感触は他のＲＰＧでは感じにくいと思います。

ＦＦらしさの特徴でもあるメカニカルさと魔法に代表されるファンタジズムが見事に融合した世界は好きな人なら引き込まれること請け合いです。

・グラフィックス

グラフィックには常に定評のあるファイナルファンタジーだけにここも文句の無い出来です。ムービージーンと通常シーンの境界がまた縮まったのも素晴しいの一言に尽きます。

ＰＳ３のゲームは初めてなのですが、ここまでリアリティを突き詰められる空間が出来るのかと驚嘆ですね。

・サウンド

これもＦＦのレベルを十分に満たしています。フィールドはどちらかといったら神秘的な雰囲気のテーマが多かった印象です。

・バトルシステム

ＦＦおなじみのＡＴＢが更なる進化を遂げました。肝となるのはオプティマと呼ばれる「フォーメーション」と「ブレイク」。

今回はプレイヤーはリーダーキャラクターのみを捜査し、後は残りの二人を含めフォーメーションを組んで動かし、状況に応じて切り替えるというスタイル。キャラクターはそれぞれ「ロール
」と呼ばれる戦闘での役割を持っておりそれを組み合わせてオプティマを作る。

敵にはそれぞれブレイクゲージというものが備わっており、基本はこれをため相手をブレイクさせることで大ダメージを狙うというもの。

単純に戦うだけではダメで敵に応じて属性攻撃やステータスの弱体化などを行なわなければならないなど、戦術性がかなり問われる。エンカウントがシンボル式になったので奇襲などのパターンもあるし、戦闘を避けるという選択肢も選べるなどかなり盛りだくさんになっている。

・満足度

ファイナルファンタジーのファンならば満足の出来です。ストーリーも主人公であるライトニングたちの感情の揺れ動きとコクーンという世界、世界を支えるファルシ、恐れられる「下界＜パルス＞」とルシ・・・一見平和ながら何かがおかしくなった世界に翻弄される「普通の」人間達のドラマは見ごたえがあり、ライトニング役の坂本真綾さんを初めてしたキャスティングも隙のない見事さで物語を盛り上げてくれます。

先頭の歯ごたえ感も強く、慣れればもっと高みへいって見たいという欲望も刺激されてしまうことでしょう。インターフェイスも十分に親切設計です。

個人的な印象はＦＦ１０に近い感触がしますのでそこが好きな人なら十分楽しめると思いますが・・・どうでしょうか。

問題点としては・・・・

・文字が小さい

特にメニュー画面がやや見にくいです。僕の目が悪いか、テレビが小さいからかもしれませんが、数字が半分読み取れないです。オートクリップの文字なんかもそうですね。

・一本道ストーリー

個人的な好みではぜんぜんいいんですが、やっぱり後半に入るまで自由に動き回れないというのは嫌な人にはかなり苦痛を感じるのではないのかと。

・敵ＨＰのインフレ

100万200万は当たり前のボス的のＨＰ・・・ブレイクを前提に組めばこうなるんですが。ちょっと辟易することもあるかも。

・武器改造

オプティマとクリスタリウムに比べるとなんとも垢抜けていない感じです。もうちょっと改造の幅があれば楽しいんでしょうけど。アビリティもそれほど意味が無いような気もします。

・ギル

自由に動けるようになるまでほとんど稼げない。今回はポーションの重要性が結構高いのにギルに余裕が無いし、同じ理由で改造もほとんど出来ない。

ファイナルファンタジーファンには待望の価値のある一品でしょう。ただ、それなりに問題点もあるので万人受けできるとまではいえないですね。

そういう意味ではいつもの通りのファイナルファンタジーです。

不安があるならおそらく出るだろうインターナショナル版を待ってみるのも一考かもしれませんが。

クリアとそれなりにやり込みもやったので再レビューします。

☆グラフィックス。
ムービーだけなら、今までのＰＳ３ソフトの中でも上位に入る出来だと思います。
ただ他の部分には粗いとこも見受けられたので４点止まり。
まぁ、ムービーで驚く時代でもないでしょうからｗ

☆セーブポイント。
戦闘数回ごとにセーブポイントが設置されている。
自由行動できるまでの間、１〜２時間のプレイでもきつかった自分には良かったです。
いつでもセーブして終わりにできますからね。

☆オリジナリティー。
シリーズごとに、何かしら新しいシステムを模索する姿勢。
良いか悪いかは別にしての話ですがｗ

☆ポーズ。
極一部の場面を除き、ムービー中だろうが戦闘中だろうが一時停止ができる。
長いムービー中に来客や電話があってもストップできるので、地味だけど嬉しい機能でした。

★熱中度。
・ストーリー＆キャラクター。
とにかく、最後までストーリーが薄っぺらく感じられました。
キャラクターも上っ面だけの軽い言葉を話すだけで、全然魅力的に感じられなかったです。
多少なりともいい味を出してたのはサッズくらい？ｗ
・自由行動までが長い。
１１章の開放感を演出したいためなのか、ひたすら１本道で寄り道や探索などが一切できない。
ストーリーが面白ければまた違ったのかもしれないけど、盛り上がりや話の奥深さもなくただただ窮屈に感じました。
・造語。
序盤から新しい造語がいっぱい出てきます。
明確な説明もないまま話は進んでいくので、置いてけぼり感は否めませんでしたね。
一応それら造語の説明を読める処置はありますが、そういうユーザー任せなやり方じゃなくてストーリーの中である程度は理解できるようにしてほしかった。
まぁ、何となくはわかるのですが、何となくは・・・ｗ

★快適さ
・戦闘の長さ。
雑魚でも基本ブレイク必須？なバランス調整のため、とても戦闘が長くなってしまって全体のテンポにも悪影響を及ぼしている。
序盤はまだいいが、中盤以降は１〜２時間もやってると雑魚を見るのも嫌になる(^_^;)
リスタート前提なバランスにするくらいなら、雑魚はもっと短い時間で倒せて、ブレイクすればもっと効率良く倒せるよ！な感じのバランス調整でも良かったんじゃないのかな？
ＲＰＧで一番に重要視するのが、ストーリー＞戦闘　な自分には正直きつかったですｗ
・オプティマ等のＡＩ。
敵が範囲攻撃をもっているのに、馬鹿正直に３人固まって攻撃するのはどうかと・・・
戦闘が進めば散らばることも少なくはないが、せっかくの広い戦闘フィールドなのだから、「敵を囲め」「挟み撃ちにしろ」などの大まかな設定ができても良かったかな。
それから、使ってほしい魔法を優先的に使ってくれない(特に補助・回復系)
この部分はステータス画面で、使わない魔法の指定や優先順位をつけれると良かったかもしれないですね。
後、操作キャラが死ぬと即ゲームオーバーも納得いかない。
「デス」や問答無用で即死級のダメージを与えてくる敵もいるから尚更ね(^_^;)
操作キャラが戦闘上重要なポジション(召喚獣戦など)ならいいが、普通の戦闘でそうなら仲間の意味がなくなってしまうｗ

★難易度。
個人的には一部の敵を除いて、ほとんどの敵は程良い強さだったと思う。
しかしストーリーの進み具合でキャラの成長が制限されてるので、ゲーム初心者や戦闘が苦手な人は詰んでしまう可能性を感じました。
これだけの大衆的な大作ＲＰＧなのだから、そういう人たちに対する配慮があっても良かったんじゃないかなぁ。
地道に削ってきたのに「死の宣告」なんて泣けますよ？ｗ

★収支と支出のバランス。
普通にクリアするだけなら何の問題もないのですが・・・
強い武器やアクセサリーを作るとなった途端、膨大なお金が必要になります。
しかも敵はお金を落とさないので素材を売って儲けるわけですが、けっこうなお金になるのはほんの一部で、残りは改造にまわすか雀の涙程度にしかなりません。
もう少し稼ぐ手段の種類があっても良かったかも。

★ミッション。
数はたくさんあるのですが、どれも敵が違うだけで内容は同じ。
ミッション受ける→敵がいる場所に行く→倒す。以上。
舞台的に仕方ないのかもしれませんが、何種類かバリエーションがあれば・・・とは思いました。

ＨＤＴＶ３７型　Victor　EXE。ＨＤＭＩ接続。

いやぁ、クリアしたらまたデビューしますって書いたもんだから、もう意地のみでクリアしたって感じですね。
クリアして落ちついたのか、それとも悪い環境にも慣れてしまったのか・・・
前の時よりは少しは評価上がったかな？
いや、単にどうしようもなく悪いって部分が無くなっただけ？ｗ

何にしても、ストーリーや探索に期待して買うと裏切られる可能性が高いかも。
戦闘ややり込みが好きって人には合うかもしれません。
要は人を選ぶソフトってことでしょうか。

ただ１つハッキリ言えることは、これが「ＦＦ」という看板を背負ってなければこんなに酷評にはならなかったって事です。
それだけ、「ＦＦ」に対する期待が高かったって事でしょうか。　
まったくの別タイトルとして発売されていれば、こんなには売れなかったでしょうけどもっと素直に楽しめたかもしれませんね。
それでも、戦闘が面倒なことに変わりはありませんがｗ

・グラフィック
ムービー部分はトレーラーで見たとおりのクオリティ。
リアルタイム時に関しても、ムービーと比べて大きな落差もない。
特に、11章で背景として動き回っているだけだと思っていた亀が
近づいてみると実際に戦える事にはびっくりした。
マップを見渡すことも今作の楽しみの一つじゃないでしょうか。

・オリジナリティ、熱中度
今作は戦闘システムが面白い。
序盤ではただのボタン連打ゲーになるのかと不安になったが
物語が進むにつれ死にまくるライトニング達を目の当たりにして
オプティマの編集を色々と考えるようになってから徐々に面白くなる。
※完全に自由に編集できるのは、かなり後半になってからですが。。

町の廃止(ショップのオンライン化)も個人的には問題ないレベル。
武器を改造しなくても、クリスタリウムとオプティマを弄るだけで
中盤ぐらいまではバトル後の☆5評価を十分狙えるし、
回復アイテムも近作に限ってはかなり空気化してます。
私は11章になるまでアイテムの売り買いを全くしませんでした。

・サウンド
今までのFFらしいサウンドはどこにも見られない。
ただ、メインのバトルBGMは秀逸。トレーラーで聴いて一瞬で惚れました。
そして、そのBGMを所々で微妙に使い回してる感にデジャブを感じ調べてみると、
やはり浜渦氏の曲でした。サガフロ2の音楽が好きな人はおすすめ。
逆に、バトルBGM以外はあまり印象に残っていないのも事実です。

・ストーリーが意味不明
普通にゲームをプレイしてて、ムービーだけでは補いきれない部分を
オートクリップで補完するやり方は、正直どうかと思う。
「どういう経緯で主人公の妹がこーゆー運命になりました」的な
詳細なストーリーをムービーで流すべきじゃないのか、と思います。
しかもオートクリップですら説明が不十分。
プレイヤーの全てがあれだけの情報でFF13の世界観を
100%理解できるとでも思っているのでしょうか。

良い所に町の廃止について書きましたが、
今回のダレるストーリーだからこそ、町の廃止がいい方向に傾いているだけで
セーブポイントで買い物を済ませようという考え方はRPGとしてどうかと思います。

・クリスタリウム
まさに劣化スフィア盤。
せめて、FF10みたいに各クリスタリウムレベルに合わせて好きな
成長スフィア的なやつを配置できるシステムだったらよかったのに。
設定としては良かったのに非常に残念。

・オプティマシステム
戦闘中にリーダーの切り替えをできるようになれば、
もっと楽しくなると思います。

・11章に入るまでがかなり苦行
ゲームをやってるなと実感できるまでに約20時間かかった。
それからはとても面白いのだが、バトルのチュートリアルにそんなに時間をかけなくても。。
それより、ストーリーの説明にもっと時間かけてください。。
いきなり召喚獣が出現するシーンについても、説明が遅すぎます。
いきなり召喚獣と戦闘→勝利→馬の流れを見せられても困ります。

ハーフHDTV(26型)、FF12にガッカリさせられて、今度こそはと思い購入しました。
FFシリーズは、10-2と12以外はクリア済みです。

今までのFFとは全く違う作品として世に出したのであれば、
それなりに評価されたのではないかと思わせるような作品です。
それほどにバトルシステムに魅力があります。圧倒的なグラフィックです。

だからといって町の概念を消していいとも思わないし、ストーリーをここまで軽薄なものにすべきとも思いません。

何だかんだでそれなりに楽しませてもらいましたが、FFのナンバリングをつけるには物足りない出来です。何年もかけてこんな映画作ってたのかと残念な気持ちになります。

古臭い考えかもしれませんが、多少グラフィックを犠牲にしてでも
もっと自由にRPGの世界を体験できるような作品を作ってくれたらと思います。
自然に世界観がわかるような作品を期待しています。