トトリのアトリエ〜アーランドの錬金術士2〜レビュー(評価)

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トトリのアトリエ〜アーランドの錬金術士2〜レビュー

発売元	ガスト（オフィシャルサイト）
発売日	2010/06/24
価格	7,140円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版) ／プレミアムボックス
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：新約錬金術RPG ■ プレイ人数：1人 ■ プレミアムボックス版：10,290円【廉価版】 ■ 発売日：2011/05/26 └ 価格：3,990円 ■ 発売日：2012/05/31 └ 価格：2,940円

スコアボード

中央値: 85
難易度: 2.64
レビュー数: 58

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

1.7%

30-39

40-49

15.5%

50-59

5.2%

60-69

15.5%

70-79

22.4%

80-89

39.7%

90-100

【60点以上】
82.8%
【標準偏差】
15.11

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　521人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
93pt

GOOD!

・オリジナリティー
アトリエシリーズは一般的なRPGと比べ、アイテムの運用にかなり重点が置かれます。
限られた時間の中で手持ちのアイテム同士を掛け合わせて、より目的に合ったものを作り出す。
今作はそのバランス(時間と必要な材料、錬金以外の要素)のバランスが非常に良かったです。
最終的にプレイヤー自身が、アイテム重視の攻略かゴリ押しかの選択を自由に出来たのは満足でした。

・グラフィック
PS3第二段ということで、グラフィック回りは目に見えて改善されています。
キャラクターの細かい動作も前作とは比べ物にならないほど進化していました。

・サウンド
ゲーム全体のボリュームと比べても曲の数はかなり多かったです。
一曲一曲がそれぞれ場面にマッチしていて、より一層盛り上げてくれました。
一部前作からの引継ぎもあります。

・熱中度
快適さと重なるところがありますが、プレイ全体がスムーズでストレスが溜まらないことが一番に挙げられます。
素材となるアイテムはゲームが進むごとに種類が増え、より珍しい・高品質のアイテムを見つけた時は本当に嬉しいです。
キャラ同士のイベントも豊富で、細かい条件を見つけ出すのも面白かったです。
サウンドの素晴らしさもプレイヤーをゲームに引き込むのに一役買っていました。
この項目に関して本当にパーフェクトでした。不満は全くありません。

・満足感
確認出来るイベントは全て見ました。
全体的に非常に丁寧に作り込まれていて、プレイすればするほど更に先に進めたくなる魅力を持った一本でした。
前作との関連も随所に見られて、頬が緩むシーンもたくさんあります。
ロロナのアトリエをプレイし終えた方には是非お勧めしたい作品です。

・快適さ
ちらほらと聞かれるようなバグ、フリーズには一切遭遇しませんでした。
発売前に紹介されていた通り、前作で不満の聞かれた点が重点的に改善されたため、格段に進化した印象を受けました。

BAD/REQUEST

キャラクターに関しては全く文句無しです。
ただオブジェクトはもう少し進化する余地があるったように思います。
次回作が出るなら、是非改善されていて欲しい点です。

アイテム管理についても、コンテナの中身をプレイヤーの好きなように配置出来るようにして欲しかったです。
前述の通り、アイテムの占めるウェートの大きいゲームなので、使わないアイテムの管理がしづらい感じもしました。

COMMENT

アトリエは前作のロロナのアトリエが初めてです。
普段よくRPGをプレイしますが、トトリのアトリエは今までのPS3のRPGの中でも最も楽しめた一作だったと思います。
気になっている方は是非手にとってみてください。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
サイダーマンさん [2010/08/01 掲載]

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　523人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	5pt	5pt	5pt	4pt	4pt	3pt

総合点
86pt

GOOD!

□まず前作のロロナより最初に劇的に飛躍したCGパートのクオリティの出来が向上した事により
2D画との差分が埋まり不自然さが消えよりゲームへ入り込めるレベルにまでになりました、たった1年でここまでのクオリティにまでなろうとは正直驚きを隠せませんでしたしアトリエシリーズもやっとここまで辿りついたかなという思いです。

□シリーズには毎回独創的な旋律を持つ楽曲を多数擁してきますが今作もまた同様に素晴らしいですね、変にキャラや世界観に合わせに行こうという感じではなくとにかく良い曲インパクトを重視して作られてるのかなと個人的には感じました、数も豊富ですしまぁよくこれだけ提供できるなと感心してしまいます。

□ゲームの性質上いわゆる作業ゲーと言われるテイストが濃いタイプの作品かと思いますが前作のロロナでもそうだったのですが中毒性が高いですね、肝心のゲームの出来が悪ければ苦痛にしかならない諸刃の剣となりかねないバランスを持つ中で出来もかなり良く仕上がっている為に長く楽しく遊べる作りになっているのでしょう。

□技術面でもシークタイムが前作のロロナより短くなった事により一層遊びやすさの向上に一役買っています、先にも書きましたがグラフィック面でのクオリティで劇的な進歩がある為にそれに伴うデータ量も増えているのでは無いかと思いますがその辺もぬかりはなかったですね。

BAD/REQUEST

■前作のロロナのレビューでもコンテナ周りの不備に関しては指摘したと思うのですが確かに良くはなっていますが個人的にはもう一工夫欲しかったです、容量が増えてたりと確実にユーザーの声は届いていたのか改良という点は間違いなく手が施されている点は買いますが調合という作業の繰り返しの上で成り立つ作品ですのでこの辺の使い勝手の向上が作品を総じての向上にも繋がると思いましたのであえて書いてみました。

■クリアまでに要する総プレイ時間は前作以上にも関わらずイベント総数がおそらくさほど変わってないせいか中だるみ感が前作以上に感じたのは残念な点でした、イベントの使い方と量を誤るとやはりモチベーションにも影響してきますし数さえあれば良いというものではないのでしょうけど正直少なく感じました。

■移動の遅さスキップ等の飛ばし幅が少ない等の煩わしさがある点は残念でした、じっくりと遊びこませたい狙いもあったのかもしれませんが次回作が出るようなら手を加えてほしい部分でありましたし今作最大の不満点でした。

COMMENT

まずシリーズとしての作品としての総合力の飛躍ぶりは目を見張るものがあったと思いますし前作発売からの期間を考えるとまさに驚異的とも言えるのではないしょうか、ですがその反面母親探しというテーマを一本の幹として用意した事により世界観や含み副線といった作品としての幅が狭まってしまったかなと感じた点等は逆にキャラがしっかり立っていたりといった点もあったせいか筆者的には前作のロロナのアトリエの方がフリーダムに遊べた感もあり好みにはあってたかなと思いました、点数はかなり高得点はつけている通り作品としての出来は評価したいと思いますがシリーズの持つ魅力を維持しつつ改良を加え進化を続けて行けるのか？、今作がターニングポイントとなるんじゃないかなという気がしました、作品としては本当によく出来ていると思いますしこの調子でまた面白いシリーズであり続けてほしいと願うばかりです。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
kouさん [2010/08/01 掲載]

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　520人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	4pt	5pt	4pt	4pt	3pt

総合点
85pt

GOOD!

アトリエはシリーズ初プレイです

■オリジナリティ
LVが足りなくても工夫した調合で戦闘に勝利できる。
日数制限があり、むやみにプレイしていたらクリアできない
箱庭系のようでしっかりストーリーがある

■グラフィック
メル絵は好きですが、ファンになるほどでもありません。
しかし、あの絵の女の子キャラだと愛着もわきやすく、ゲームにもよりのめりこめます。

■熱中度
序盤はアトリエ初プレイということもあり、初めはわけもわからずプレイが億劫でしたが、
わけがわかってくるとヤメどきがなく、2週目プレイにいたっては、毎日のプレイが待ち遠しいくらいでした。

■満足感
トゥルーEDが物足りない以外は満足です。

■快適さ
中盤あたりから、すぐにアトリエに戻れるアイテムが出たり、
街中ではスタートボタンで瞬間移動できたりします。
ロードもきになりません。

BAD/REQUEST

アトリエ初プレイだったので、わけがわからないうちは苦労しました。
この程度でも投げだす人はいるんじゃないでしょうか？
私はトロフィーがあったのでなんとか続けられましたが、
この点は、投げだすことなく続けていただきたいです。

日数制限があるのはメリハリが出ていいですが、
気楽にプレイしたいという点ではBADです。
LV上げをしていても、採取していても、マップ移動していても日数の経過が気になります。

フリーズがある。
1度だけでしたが、BADに上げさせていただきます。

トゥルーEDは攻略サイトなしでもほとんどの人がたどり着けるのでしょうか？

錬金ありきのゲームなので当然ですが、
アイテムがないと主人公トトリが使い物にならない。

ほぼ使わないキャラと使いまくるキャラに差が。（ジーノ、マークとステルク）

助けたメガネはロロナの師匠？
前作をプレイしてないとわからない点がありますが、
これはアーランドの錬金２なので仕方ありませんね。

COMMENT

キャラ絵や、ゲームの指向には抵抗がなく、
コマンド式RPGをプレイしたかったので購入しました。
アトリエは初プレイ。

1週目はプレイが苦痛で、船のボスすら本当に倒せるのか？と思ったほどでしたが、
調合し、武器を作るとなんとか撃破。
2週目にある程度の引き継ぎでプレイすると、とても良作なゲームになりました。

プレイしてしばらくは、女キャラのほとんどが同じ声に聞こえていました。
今ではロロナ大好き、ミミ大好きになりました。
トゥルーEDよりミミEDのほうが好きです。

採取でいろんな特性を付けたアイテムを作り、敵を撃破するゲームです。
続編が出るなら買おうと思いますが、
店頭ではやはり購入しにくいゲームです。

40型フルHD HDMI　トロフィー100%済み

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
シェナさん [2010/08/01 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　536人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt

総合点
78pt

GOOD!

・オリジナリティ
いつものガストゲーですが冒険者システムは上手くハマっていたと思います。

・サウンド
今作も素晴らしかったです。世界観や雰囲気を上手く表した数々のBGMがゲームを盛り上げてくれます。

・熱中度
他の方もおっしゃっている通り、やりだしたら数時間は止まりません。あまりの中毒性に逆に電源を付けるのをためらうレベルです。依頼、調合、冒険、戦闘、基本この繰り返しなのに何かを達成するたびいけるところが増え、ああしよう、こうしようとやりたいことが多すぎて飽きがきません。

・快適さ
この手の作業やり込みゲーには必須の最適さですがほぼ完璧だと思います。ロードが速く全く気にならないのでさくさくプレイできます。この快適さは大きいですね。

BAD/REQUEST

・グラフィックス
前作からの進化には驚きましたが他と比べるとまだまだPS3レベルとは言えません。
しかしメル絵を上手く再現していたのとゲームの雰囲気にあっていたのでそれほど気にはなりませんでした。グラを重視する人にはきついかもしれませんね。

・バグ
自分は回避方法が発表されている装備バグに１回だけやられましたがフリーズはなかったです。
深刻なものや頻度は減ったと思いますがあいかわらずバグが多いと聞きます。
昔からガストのファンなのでヒットに浮かれず、デバッグはしっかりしてほしいと思います。

COMMENT

久々の良作と言ってもいいんじゃないでしょうか。各所で評判がいいので久々にアトリエシリーズを購入しましたが納得の出来です。エリーのころのアトリエが好きだった人も絵に抵抗がなければ絶対オススメです。ロロナのベスト版を待ってましたが待ちきれず先にトトリを買いました。前作キャラが結構絡んでくるので、キャラのやりとりをより楽しむには前作プレイ推奨だと思います。しかし自分はゲーム性を重視していたので特に問題はなかったです。
次の作品にも期待したいと思います。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
オルさん [2010/07/29 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　512人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	2pt	4pt	5pt	4pt	4pt	1pt

総合点
79pt

GOOD!

　アトリエシリーズ集大成という具合の、トトリのアトリエ。
RPG+調合が上手く機能しており、どちらも手軽にかつ、堅実に楽しめる。

【グラフィック】
　キャラクターグラフィックが、PS3では珍しいトゥーンレンダリングのアニメ調仕様。
ロロナから確実に進化しており、表情も豊かになった。

【キャラクター】
　皆、好意的なキャラクター。
ロロナのアトリエキャラクター達も成長しており楽しさ2倍。
イベント群も定期的に起こるようになっており、１周目は飽きない。

【システム】
　従来のシステムをより快適に。
アトリエシステムとしては、ほぼ完成形です。
スタートボタンでマップ移動はやはり驚異的。
ドラッグでアイテム整頓可能。

【熱中】
　とにかく、先へ先へと進みたくなるような圧倒的なゲーム感があります。
冒険者システムのおかげで、マップ踏破や戦闘の一つ一つに、ポイント加算という意味ができ、無駄なことが全くない。
調合も、装備につける特性・アイテムにつける特性・冒険者ポイント埋めにと、採取もあわせてどんどん上を目指したくなります。

【音楽】
　ガストおなじみ、中河健さんなので安定感と名曲揃い。
ロロナの、からも定番音楽とキャラBGMを持ってきており、鳴る瞬間に誰が来訪したか分かるくらい。（特にスケさん）

BAD/REQUEST

まず、このゲームのタイトルは【ロロナのアトリエ２】と言っても差し支えないほど、
前作との関係性とネタが仕込まれており、登場人物の半数が前作から持ち越しで、前作プレイ推奨な所。

【キャラクター】
前作キャラが多いので新鮮味に欠けた。
マークEDが孤立しており、ED持ち＆パーティーINキャラなのに、イベントの収束やキャラの絡みを持て余したように感じる。
今作のちむは、「ちむ」という単語しか話せないが、前作のホムは無感情から感情を育む描写まで描けていて、
ホムクルスの性格やイベントを考えるのが難しかったとしか思えない。前作劣化。
ミミがライバルツンデレなら、クーちゃんはテンプレツンデレだったが、使い分けが難しかったように思える。
トトリの性格が、天真爛漫純真無垢なロロナに若干被っていると思える。（ステルク談からも）
母親の性格が、メルディアに大いに被っている上、メルディアの方が好意的なため、母親が害悪な存在に感じた。

【戦闘】
飛ばせない演出。
ガストに同情したくなるような、貧弱な演出。
動かす技術力が足りないのか、相当の労力だったのか、キャラの技がたったの二種類。
主に、トトリのデュプリケイトの演出が無駄。
通常アイテム演出に「追加」で、デュプリケイト演出が毎回入るため、デュプリケイトを使うたび時間の無駄を感じる。
ついでエレメント系の、先行確定の神速の矢・光の矢。
後半のグラスエレメント戦を繰り返す場合は酷くそれを感じるが、常に先手でかつ4ターンに1度ほど、
PV（ゲーム動画第３弾）用に頑張って作られた長い演出を見せつけられているように思う。

【グラフィック】
PS3としては、全くもって残念なデキであり、モデリングした素材を突っ立たせているだけの背景。しかも、カメラが回せないというおまけ付き。
他のPS3ゲームをプレイすると落差が激しい。
ほめるべき点はキャラクターモデリングの一点のみ。

【音楽】
中河健さんと柳川和樹さんの合作な点。
アルトネリコ3に続いて、阿知波さんと土屋さんが参加しておらず、ガストを支えてきた3人衆の内、中河さんしか参加していないのは大きな痛手。
上記作品にて、不評だった柳川和樹さんが、今回も作曲を半分担当しており、トトリのアトリエの音楽の半分が遺憾な出来に感じた。
主題歌「Pilgrimage」をはじめ、運命の闘いを描く「Try」、主題歌アレンジ某戦闘曲「Terminus 」は全て中河さんの曲。
また、バックボーカルありの「導き」やピアノ曲も中河さん限定（「潮騒に誘われて」「巡る想い」）
後半の戦闘曲が前半より格好良く聞こえるのは柳川さんが前半作っているからだと思います。　ドラゴンとの戦闘曲「ＧＯ　ＧＯ　ＴＯＴＯＲＩ」も中河さん。
柳川さんも旧作よりこなれてはいますが、「アヤシイゾウ？」「荒野を越えて」「ＴＡＲＧＥＴ」「一つの終着点」といった主旋律の落ち着けに困るものが多く、
おんぶに抱っこ状態に感じます。
「荒野を越えて」なんて、だだっ広い砂漠で延々聞かされるので滅入った。

【演出】
基本、3D棒立ちに、岸田メルさんの原画がかぶさって、下ウィンドウの会話方式で、予算のかからないつくり。
アニメ調を生かして、字幕ではなく、吹き出し演出イベントにすれば良かったのに（ほんの数個だけ吹き出しイベントがあったため）
せっかくのキャラモデリングも、演出で動かせないのであれば意味がなく、ステルクが颯爽と助けてくれるシーンとか、さまざまな部分で動かせたと思う。

【調合】
『特性個別検索調合』が必須だったと思う今作。
これさえあれば完璧だった。いや、検索機能強化があれば完璧だった。
つけたい特性を膨大なアイテム欄から一つ一つ調べる苦行が待っている。
あと、特性が多すぎると、結果欄がスクロールして閲覧できない。（主に特性値10の有用な辺りが）

【アイテム】
999個以上保存したい。
25マス（個）しか表示できない仕様は、ユーディーからの大いなる欠点。
全画面を使って、もっと見やすいインターフェースを掲示できるはず。
右上のほんの隅にしか、見たいアイテム群が表示されないのが毎度意味不明。
また、売却画面がカゴとコンテナ一体型になっているため、カゴ内売却の境目が判断しづらい。
あとは、カゴ内アイテムの整頓機能が欲しかった。
整頓ボタンはあるが、整頓状態が保持されないため、カゴを開くたび整頓が必要。

【バグ】
ユーザーがデバッガーです状態は変わらず。
湧水売却不能バグや、祝福のコインバグ、ランク強化バグは致命的。

【フラグ】
1周目のメルディアが前作のステルクの位置で非常に強力なキャラクターだが、
EDフラグが、後半のイベントに集中しておりパーティ枠が一つしかなくなるのは初心者に優しくない。
（他に回収すべき期限フラグつきのキャラや、レベル上げが必要なキャラがいる分、前半メルディアを連れて歩く意味合いは薄いと思う）
ミミフラグがかなり面倒で、気づかない場合があるし、免許の更新でハマる場合もある。
遠出した瞬間離脱とかがありえる。

【細かな不満】
・トラベルゲートがアトリエ内で使用できない。（アトリエチェンジにワールドマップに出ることを要求）
・後半のパメライベントで、トトリのアトリエから出るたび会話イベントが発生し、トラベルゲートがさらに億劫に感じる。
（回避のために遠出が必須かつ、最終イベント付近なので、たたらを踏む場合があると感じる）
・トラベルゲート選択時、北と南のアトリエ選択が逆で、間違えやすい
・トゥルーが不満
・CGが全画面で閲覧できない
・EDが飛ばせるのに、その前の、会話すらない無駄な身振り手振り演出（4分）が飛ばせない。
・右アナコン余らせてるからスクロール機能を割り振って欲しい
・ラスボスが空気。ここだけは受動的なイベントにして欲しい
・隠しボスが意味なし。使いまわしで、かつ、イベント一切なし。
・ロロナはパイマニアという錬金ネタがあり豊富なイベントがあったが、トトリの錬金ネタは味が薄いと感じた。（魚に執念があるのはゲラルド）
・イベントスキップ機能と会話スキップ機能は欲しかった。
・調合画面で、依頼品と数を別窓に表示するといった手心が欲しい。

COMMENT

　キャラRPGとしては名作級で、新品で買っても全く損はしません。
60時間は楽しめます。
ただし、ロロナのアトリエプレイが推奨です。

　この作品の、グラフィックと演出以外の欠点は、簡単に改善できる内容であり、作品の完成度の高さが伺えます。
というより、細かい不満点さえ改修してくれたら、グラフィックとか演出とかどうでもいい作品の傾向であったと思います。
（それでもPS2と同等のレベルでは涙を誘いますが）

　このレベルで『ロロナのアトリエ』が出ており、改修されて今作が出ていれば、『トトリのアトリエ』は歴史に名を連ねたでしょうが、あくまで、もしもの話。

　ガストは、マイナーながらも堅実なゲームを創ってくれるので毎回期待していますが、とにかく開発力が足りないようで残念です。
この完成度を崩さず、使いまわしのシステムを昇華させ、キャラを新規にして、グラフィック向上させて、名作を作り出していって欲しいと願います。