真・三國無双６レビュー(評価)

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真・三國無双６レビュー

発売元	コーエーテクモゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/03/10
価格	7,560円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：タクティカルアクション ■ プレイ人数：1〜2人 ■ TREASURE BOX：16,590円

スコアボード

中央値: 68
難易度: 1.51
レビュー数: 57

スコアチャート

0-9

10-19

1.8%

20-29

8.8%

30-39

12.3%

40-49

15.8%

50-59

14%

60-69

28.1%

70-79

15.8%

80-89

3.5%

90-100

【60点以上】
61.4%
【標準偏差】
17.31

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　527人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	4pt	4pt	3pt	1pt

総合点
75pt

GOOD!

・５ではキャラが増えずに、削除されたキャラがいましたが、今回はそのキャラも復活したり一部だけですけど、新たに新キャラが沢山増えました、新たな勢力普など。
・ストーリーモードが今までの無双と違って、イベントシーンからロードなしの戦闘の切り替えなどや、戦闘前にＲＰＧみたいに、仲間達の会話などが聞けたりした所が良かった。
・ストーリーのボリュームも勢力ごとになったので、少ない感じに見えますが、丁度いいぐらいの飽きないボリュームになってると思います。
・今回は２つの武器を装備できるようになって、全員一部の武器を除いて装備できるようになったので、好きなキャラでいろんな武器が装備できるのでいろんな遊びなどができます。
戦闘中にでもいつでも武器や特技などを挙げたり、装備出来たりできるので快適。
・無双乱舞も、迫力があり爽快感があります。
・クロニクルモードでは、ボリュームもあり、オンラインプレイなどややりこみ要素がある。
・武器なども、初心者でも簡単にコンプできるようになった.

BAD/REQUEST

・今回は５とか戦国無双と違って、レベル制がないため過去の無双１〜４みたいに能力のアイテムを取って、ステータスを挙げるシステムですが、あまりにも能力の数値がＭＡＸにするまでの上限があるので、一人能力ＭＡＸするのにかなり時間がかかって逆にやる気なくす、レベル制にして欲しかったです。
それと特技を上げるのに、武功があるのですがそれがなかなか溜まらない、さらにキャラ個別になってるので、そのキャラの特技をすべて上げてしまったら残った武功が無駄なるので、全員使えように共通にして欲しかった。
・クロニクルモードに名声があるのですが、はっきりいってトロフィー獲得以外なんの必要もない
ので、名声が高いと能力が上がりやすいとかそういう風なことにして欲しかった。
お金に関しても、武器をすべて買うと使いみちがないので、ショップとかで能力のアイテムなどを
買えるなどにして欲しかった。

COMMENT

三国シリーズも６まで来ましたが、今回は５の時の反省をいかして、ストーリーモードなどやキャラの追加などよく出来た作品だと、思います。
やりこみ要素も結構あるので、初めてやる方や、５の時評判悪かったので今回は買うのやめた方も
オススメです、後ＤＬＣなども無料配信などや過去のシリーズのコスチューム、ＢＧＭ等、有料配信などもあるので飽きさせない出来と思います。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
アッシマーさん [2011/03/29 掲載]

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　445人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	4pt	4pt	3pt	2pt	2pt	1pt

総合点
52pt

GOOD!

・ついやり続けて、やめるタイミングを失ってしまうクロニクルモード。
・長く充実したストーリーモード。
・広過ぎず狭過ぎず、丁度よいマップの広さ。
・攻略本がなければ絶対にわからないような理不尽なアイテム収集方法がなくなったのが良い。
・戦闘中いつでも、持っているすべての武器から装備を選べる。

BAD/REQUEST

・攻撃方法は武器依存だが、武器によってはまるでコンボが繋がらない。
・どのキャラを使おうが武器依存のため無双4までのような個性はない。
・ヴァリアブル攻撃は武器切替時の味付程度で、テンポを壊してまで使う意味がない。
・ダメージは与えないが、味方にも攻撃が当たる無双乱舞。
・目の前にある壷なのに空振りして壊せない。距離を取らないと壊せない。
例）壁際にある壷の目の前で弧刀を振っても壊せない。距離を取れば壊せる。
・移動速度上昇をつければ赤兎馬ですら必要なし。
・騎乗しないタイプの支援獣は、役に立たないしほとんど見えないので共闘感がない。
・ストーリーモードが完全に一人用。
・ストーリーモードは完全に使用キャラ固定。
・ストーリーモードで一切使用できないキャラは存在意義がない。
・クロニクルモードでの勝利条件が飽きやすい。
・都城に入るときくらいは長いローディングはやめてほしい。
・無双乱舞と玉璽の仕様が変わったので、長時間の乱舞ができなくなったのは個人的に残念。

バージョン1.01により、別のバグ修正が2点なされたので、
バグに関わらず上記のうちのひとつでも改善・改編されると嬉しいです。

COMMENT

購入動機は、劣化した無双5からの改善に期待してです。今回、特に目新しい部分はありませんでしたが、無双4まで作り上げたものを無双5で劣化させた経緯があるため、今回の6では修正したような感じです。だが、6は『真・三國無双 Online』のシステムに向かってしまいました。

攻撃方法は武器依存。違いはあれど、それなりに成長するパラメータ。よって、キャラの個性はあまり感じられないので、キャラは見た目で選ぶのが良いです。キャラの固有アクションといっても、EX攻撃と無双乱舞がキャラごとに違うのは前作までと同じことなので新しいことではありません。このことから、今回の無双6は『真・三國無双 Online』を、これまでの無双シリーズのナンバリング用にローカライズした内容であるといえます。

シームレスプレイによるシネマティック演出は、特別新しいことではありません。ゲームが高画質化して、イベントシーンのために別途ムービーを作成する必要がなくなったため、ムービーが不要になりステージ開始までのローディングが不要になったということです。
・ EX攻撃も特別新しいことではありません。エボリューション攻撃の扱いと似てはいますが、EX攻撃は武器依存であるため、キャラによって決まった武器ひとつのみでしか発動できません。

もっとシビアに戦況が左右されるシステムにしてほしい願いがあります。無双5では、単独でのゴリ押しではクリアできないくらい、拠点や撃破数によって戦況がシビアに変わりおもしろかったです。

アップデートによる修正で、オプションのカメラ設定に機能を追加して欲しいです。現在のカメラワークは、若干上から見下ろした視点なので、雑誌やネット記事で掲載されているような横から見渡すような迫力はありません。普通に立っているときだと、自キャラの膝から下は見えないことがあるので、ぜひ、ゲーム中に視点を変更できるようにして欲しいです。

プレイ時間：15時間以上30時間未満(未クリア)
むぎちゃさん [2011/03/25 掲載]

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　479人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
89pt

GOOD!

三国志についての知識はほぼ０、無双オロチZが楽しかったので購入。
三国無双シリーズは２、４以来です。

☆ストーリーモード
いままでの無双シリーズでは個人的にストーリーは二の次三の次で三国志についての知識がさっぱり入ってこなかったんですが、今作はストーリーがしっかりと作り込まれているため歴史の流れや武将達の感情が読み取れて、私のような三国志知識０の人でもかなり楽しめると思います。
また、ひとつの勢力の誕生から衰退、そして新勢力「晋」による三国統一までのお話のため４勢力のストーリーモードをクリアするだけでも結構なボリュームがあります。
イベントシーンから戦闘シーンへシームレスで移行するのもＧＯＯＤ

☆クロニクルモード
様々な戦場や課題をクリアして使用できるキャラを増やしたり、武器をゲットしたり、武将と仲良くなったりできるモードです。
ストーリーモードで使えなかったキャラはこのモードで遊ぶ事になります。かなりのステージ数が用意されていますのでやり込み要素も充分かと。

☆爽快感、敵のワラワラ感
充分な程ワラワラしてます。意識しないでプレイしてても普通に５００〜１０００人斬りはいきます。またＥＸ攻撃や無双演武もド派手になってるので爽快感も抜群です。

☆新武器システム・ヴァリアブル攻撃
今作の最大の売りでしょうか、全ての武器を自由に装備でき戦闘中もヴァリアブル攻撃により瞬時に別武器に持ち替える事ができます。
さらにヴァリアブル攻撃はコンボ中にも組み込めるためさらに多種多様な攻撃ができるようになりました。
か弱そうな美女キャラが超重武器を振りまわし、筋肉隆々のキャラが扇子を持って華麗に舞う・・・なんて事が可能になりました。

☆読み込み
別段早くもなく遅くもなくといった感じです。ロード中にストーリーのナレーションを入れてくれたり、キャラ説明など入れてくれるという配慮は良かったと思います。

☆追加ＤＬＣ
追加コスチューム（過去作衣装）は順次無料配信予定
追加ステージや追加武器も無料なら言うことありません。

☆トロフィーコンプ
中の下くらいの難易度です。
運が絡む要素はほとんど無く時間さえあれば難なく取れるレベルです。

BAD/REQUEST

※悪い点ではありません、ちょっと気になった所とか次回作への期待を込めた要望です。

★難易度
今作は天国〜修羅までの五段階で自由に難易度が替えれますが、高難易度でプレイした時の恩恵があまりありません。
せめて武功が多くもらえるとか、ステータスアップしやすいとか欲しかった。
いつまで経っても「天国」や「易しい」でやってると飽きが早くくると思います、多少慣れてきたら「普通」以上の難易度でやった方がいいかも。

★ストーリーモード
今作ではストーリー構成がしっかりしているので物語内での無理な人選を避けるためプレイキャラを自由に決める事ができません。
だいたい一つの勢力で５〜６人を回して使うような感じです、自ずとこの５〜６人に焦点をあてたストーリー構成になります。
ストーリーモードでは美女キャラは数名程度しか使えないので期待している人は要注意

★クロニクルモード
列伝という武将ヒストリー的なステージが用意されてあり、それをクリアすることでその武将が使用可能になるのですが、その内容がストーリーモードに比べるとあっさりしすぎてる感があり、中には結構チープなものもあるので、ストーリーモードで使えたキャラと比べると感情移入度に差がでます。
ムービーまでとは言いませんがイベントシーン的なものを少しでも入れてくれたら多少違ったかも、せっかくシームレスにしたんだし・・・

★武功・成長システム
敵武将を倒すごとに貰える武功ポイントを貯めて、チャージ技や特殊な能力を覚えさせるんですが、このポイントがキャラごとの管理になるためストーリーモードで貯めた数千ポイントの武功をクロニクルモードでの新武将に使うことができません。個々の管理ではなくせめて勢力ごとにして欲しかったです。

★新武器システム
武器ごとのモーションがどの武将で使っても全て同じです。ＥＸ攻撃などで多少の差別化を計っていますが、せめてその武将の得意武器1種だけでも他の武将が使った時とは別のモーションにしてほしかったです。

COMMENT

個人的にストーリーモードを全部クリアしてからクロニクルに入ったので、これが逆だったらまた違った印象になるかもしれません。
また、ＢＡＤの項目もクリア後のやり込み中に気づくような些細な事です、それ以上に進化した所がたくさんあるのでまず買って損はないと思います。
無双シリーズが好きなんだけど、前作や戦国３の評価がネックになって買うのを迷っている・・・・というのならまず買った方が良いでしょう、予想以上に安心して遊べます。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
京丸さん [2011/03/24 掲載]

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　431人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	3pt	3pt	1pt	4pt	2pt

総合点
53pt

GOOD!

1.武器チェンジ
これまでは武装はキャラ毎に完全固定でしたが、変更可能になりました。
極端に使い辛い武装のキャラは使う事を忌避すらしていたので非常に助かります。
ただし、やはり武将それぞれに得手不得手とする武器があり、超得意武器ならばEX（派生）攻撃が出せ、得意武器ならば空中ジャンプ、苦手ならモーション遅くなる等の効果を得ます。

しかしこの点はネックにもなり…（BADへ続く

2.処理速度
雑魚が画面一杯にいる状態だと処理落ちが普通でしたが、今作では一度も起きませんでした。
その為か、集団に突っ込んでいく事が多々あり撃破数がエラい事になってました。

3.ストーリーモード
シームレスは思った程良い物ではありませんでしたが、テンポを良くするのに一役買ったとは思います。

BAD/REQUEST

1.武器チェンジ
やはりどう足掻いても私的に使えない、役立たない武器は出てきます。
そして圧倒的に使える武器も出てきます。（自分は双剣でした）
そう感じ始めたが最後、武将毎の特色は無双乱舞とEX攻撃だけになります。
1度動かしてもう触らなかった武将が大半を占めました。

2.出血描写
実は負傷している武将に駆け寄った際、肩に手を置き、手に付いた血を見て「お前…」と驚くシーンがあったとします（妙に具体的
ですがその手には何も付いてません。負傷武将の服も血に染まったりせず真っ白です。
CERO-Bで抑える為には仕方ないとか、そもそも攻撃食らっても服破けないとか傷負ってないとか言い出したらキリがないのですが。
処理速度が上がりばっさばっさと薙ぎ倒していく感は増したのに爽快感は全く感じられず、何故かと考えたら、
斬ってる感じのしない効果音や出血描写がない所為じゃなかろうかと思いました。
（最近CERO-D以下ばかりやっていたせいでしょう）

3.ストーリーモード
武将固定を頭ごなしに否定する訳ではありませんが、複数人からの選択制にしても良かったと思います。
ストーリー短すぎます。

4.クロニクルモード
中華をマス分けし、各マスで起こる戦闘をクリアして行こうというモードですが。そしてマスが200超あるわけですが。
40くらい有る特殊戦闘を除いて、味方武将の護衛、単騎で敵陣突破、拠点の防衛と言った戦闘の敵キャラ違いという使い回しばかりです。
即飽きます。しかも各マスで戦闘に入る前に10秒強ロード時間がある始末。

COMMENT

ネットの評価を見る限り楽しめなかった自分は異端なのかも知れません。

と言っても、ストーリーモードを一通りクリアするまでは楽しめていたので、それだけでも金払った価値はあったかなと思います。
飽きが速いと書いた割に熱中度3だったりしますが、これはオートセーブの為に止め時を見失い数時間ぶっ続けという事があったからです。

（それが積もり積もって飽きが速くなったのでは…）

プレイ時間：15時間以上30時間未満(クリア済)
Fillさん [2011/03/24 掲載]

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　455人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	4pt	5pt	4pt	2pt	1pt

総合点
80pt

GOOD!

〜ストーリーモード〜
勢力別にしたのは正解だと思います。
・1人5個という制限がないので、小さな戦でも必要であればステージにできる。
・これによってステージ間の流れが唐突になりすぎることがない。ステージ間の解説もわかりやすいものになる。
・時代を部分ごとに切られることなく、1勢力の流れを感じることができる。
・人物も勢力の中に位置付けられて出てくるので、これまで以上に関係性が浮かび上がり、個性が出せている。
このような利点で、従来の個人別無双モードの欠点を克服したと思います。また、公式が銘打った通り人物の死がこれまで以上に丁寧に描写されていました。英傑の登場だけでなく交代劇も三国志の魅力だと思っているので、この点はかなり評価しています。
これらにより、完全に史実通りとはいきませんが、三国志という物語を味わえるという点についてはこれまでの作品と比べて明らかに群を抜いています。ステージ前後のムービーも丁寧で、なかなか止めどころが見つかりませんでした。

晋勢力が登場しました。これによって魏呉蜀の勢力が無理やり天下を統一するという展開がなくなり、ついに三国志の後半も描かれることになりました。内容については「次回作以降に期待」となっている点も多いですが、以前から望み薄と思いつつも期待していたので非常に嬉しいです。

〜クロニクルモード〜
とにかくステージが多いです。内容も救出戦・追撃戦・防衛戦など様々なバリエーションがあります。闘技戦ではひたすら武将を倒し、激戦・同盟戦ではストーリーとほぼ同じ規模の戦を楽しむことができます。

登場する武将は基本的にランダムですが、奇襲・乱入武将はある程度パターンが決まっています。曹操・曹丕・曹仁という血縁関係や呉の大都督3人のような勢力内のつながりだけでなく、諸葛亮と司馬懿・甘寧と張遼といったような「おっ！」と思わせる組み合わせもあります。勢力という壁を取り払ったからこそできた面白い仕様です。
これら全ての組み合わせ固有の掛け合いが用意されており、また縁のある武将とは戦友・遭遇・撤退などのときに特別なセリフが用意されているのは従来作どおりなので、武将間の掛け合いについては非常に丁寧に作られています。

列伝も、ストーリーを補完するものからネタ枠まで良い設定が揃っていたと思います。また、美丈夫争乱戦や百花繚乱戦のようなネタステージもあります。

武器集め・三国志クイズ・無双武将との友好度など、合戦以外の楽しみが用意されているのも評価できます。特にクイズは問題数や難易度が豊富で、初心者の興味の持ち初めにも三国志ファンの腕試しにも向いていると思います。

〜戦闘〜
武器を2種類持てるようになりました。これによって「キャラが好きだから、使っていて楽しくないけど育てる」ということはなくなりました。また、弱いとまでは言えないものの、武将戦か乱戦のどちらかが得意でもう一方は苦手という武将は多かったのですが、これについても武器を用途ごとに使い分けることでイライラさせられることがかなり少なくなります。
前述の台詞だけでなく、アクション面でもEX攻撃や無双乱舞が比較的強力でよく使うという面があり、個性がなくなったとは感じませんでした。

敵の数はステージによってかなり異なります。一部は異様に多かったり少なかったりしますが、概ねストーリーは1000〜1500、クロニクルは大半のステージが300〜700程度ですが、列伝や星の数が多いと800〜1200程度のステージも少なくありません。
全体的に見ればOROCHI Zに若干劣りますが、エフェクトや効果音も含めてモーションが従来より派手になったことや、敵が棒立ちではなくこちらに寄ってくるようになったので、総合的な爽快感はシリーズ一だと言えます。

モーションごとの個性も、4以前のように「固有だけどどうも似ている」というものではなく、5のようにそれぞれ特徴のあるものになっています。しかも、相対的な強弱の差はありますが、明らかに使いものにならないというものはありません。それが36種類もあるのでアクション面ではなかなか飽きが来ないです。さすがに使いやすいからという理由で同じ武器ばかり使っていれば飽きるでしょうが、武器にも育成要素があるのでこまめに武器を変える意義があるといった配慮が為されています。

〜その他〜
従来のブリーフィング画面に代えて拠点が登場しました。無双部将の戦を中心とするステージでは描ききれない武将の背景などが語られる貴重な場です。今回はモブ武将も必要があればしっかりと描写されていると感じましたが、この拠点も一役買っているでしょう。
また、殆どすべての拠点にダジャレをかましてくる者がいます。賛否が分かれそうですが、個人的には良い味付けだったと思います。

難易度は、ステージごとの星の数よりも天国〜修羅まで5段階で選択する難易度に大きく影響されます。前半のステージは最高難易度でも簡単・後半のステージは最低難易度でも骨が折れるという問題はかなり解消されたと思います。

BAD/REQUEST

〜ストーリーモード〜
呉蜀のストーリーの終わりどころは結局従来とあまり変わりません。魏のストーリーに至っては明らかに早くなっています（ステージ数が少ないというわけではないのですが）。各勢力がある程度栄えている点を終わりにしたかったという意図は見えますが…。
上記の点と関連しますが、後期武将を多く新武将として投入してこのストーリーですから、ストーリーに出番のない武将がかなり多いです。それと比較して古参メンバーはよく出てきます。小さな戦でも抜かずに描く・プレイできる武将をその戦場で大きな見せ場がある武将に絞るという方針は賛成なので前半の被りは仕方がありませんが、夷陵の趙雲・樊城の夏侯惇など、後半ステージで前半に散々活躍した武将を出すという配慮不足な面も見られます。

後期の描き方もまだ粗いです。三國無双は「皆仲良し」と批判されることもある戦国無双とは異なり、「自国の方針を是とし、自国の国益を第一にとらえ、他国の方針は堂々と批判する」ということをそれぞれが行うことで、結果的にバランスがとれているのだと思います。本作も魏呉蜀はバランスが取れていますが、晋については批判する立場からのストーリーがないので独善的ともとれる内容になっています。

〜クロニクルモード〜
残念ながら、やり込み要素としての出来は不十分だと言わざるをえません。
・武将がランダムなので、合戦特有のイベントがない。
・どのマップを選んでもやることが同じ。例えば救出戦なら、「武将救出→伏兵→乱入者登場→総大将撃破」の流れは全く変わらない。
・「策」とよばれるものも、奇襲・伏兵・乱入のように敵兵が増えるものだけで、ストーリーのように火計・落石といったバリエーションがない。
このような欠点があり、汎用ステージについては飽きが早いです。赤壁激戦のように「○○激戦」という名を冠するステージについてはイベントや武将配置などをストーリーと同じ構成にするという配慮をするだけで、本作の評価はかなり上がったと思います。
以上の理由から後半のステージや列伝を遊ぶことが多いのですが、戦友不可のステージが多いのがもどかしいところです。

武将ごとの数値として武功・ステータスがありますが、相互補完性が全くありません。武功は特技習得のためだけに存在するので特技を覚え終われば用無しですが、武将ごとの管理なので9999余ってしまう武将がいる一方で、手をつけていない武将は1から貯めなければいけません。全武将共有にしておくなり、ステータスに変換できるようにするなり、やりようはあると思うのですが…。

COMMENT

シリーズは4＋猛将伝・5SPをプレイ済みです。また、関連作品は戦国無双2＋猛将伝・3、OROCHI3作をプレイ済みです。

色々と書きましたが、この作品の評価を短く述べるなら「名作になり損ねた良作」といったところでしょうか。根幹の部分はしっかりしているので、総合的に評価すればゲームとしての面白さはシリーズ一だと思います。
ストーリーで30〜40時間、クロニクルで前半のすぐ終わるステージを最短経路で抜けて後半のステージと列伝を遊ぶだけでも20時間くらいはかかります。この一通り遊ぶ50時間程度はすごく楽しめるので、一本のゲームソフトとしては十分に満足できる作品です。
また、「○○の戦いとか興味ないしイベントも流れが悪くなるからいらない。ただ群がる敵をなぎ倒したい」という人ならばかなり長く遊べるでしょう。

次回作は、今作の後期武将＋次作の追加武将に出番を与え、後期のバランスをとるストーリー展開を筆頭に調整が必要な要素も多いですが、土台は十分にしっかりしているので、システムを安易に捨てることなく進化させてほしいです。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
mofさん [2011/03/23 掲載]

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