ダンテズ・インフェルノ 〜神曲 地獄篇〜 レビュー
発売元 | エレクトロニック・アーツ(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2010/02/18 |
価格 | 7,665円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:アルティメット地獄アクション ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/12/02 ■ 価格:3,129円 |
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521人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
56pt
GOOD!
・地獄らしい舞台。多くの人がイメージするであろう地獄を、イメージどおりにおどろおどろしく描いている。そこらに配置されてる串刺しの人間とか、魑魅魍魎のうごめく壁とか良かった。
・攻撃が爽快。メインの鎌、魔法、飛び道具の十字架を使って敵を倒していくが、攻撃に爽快感があって気持ちいい。十字架を飛ばすときのガコンガコンという効果音とかも凝ってる。
・十字架強し。これはバランス崩壊でBADになる人もいるだろうけど、自分的にはスムーズに気持ちよく攻撃できて良かった。えらく強いのでこれ撃ってればなんとかなったりする。
・難易度4種ある。アクション苦手な人でもなんなくクリアーできるであろう難易度から、玄人好みの極悪モード(1度クリアして登場)まで4種あるのでそれぞれに幅広く対応。
・赦す、罰すによってダンテの属性を変えていける。敵や罪人に止めを刺す際に赦すか罰するかを選べて、ソレによって聖か悪かのアビリティを成長できていける点がおもしろい。
・クレオパトラがエロイ。日本版は規制ありみたいだが、出てくる女がみんなヤラしい。とくにクレオパトラはグロエロが見事で倒すのが忍びなかった。このゲームで一番印象に残った敵。
BAD/REQUEST
・ボリューム不足。やはり本編が短い。この手のアクションで長すぎるのも問題だが、これはやはり短い。なんかあっけなくすぐ終わってしまったので物足りない。
・おまけモードの「地獄の門」に工夫が無い。本編クリアすると「地獄の門」モードが出るが、これが50ステージ敵を死なずに倒していくだけのサバイバル戦。ただ死なずに戦うだけで何の工夫も無い。おまけに50ステージもあって疲れる。
・似たようなステージがずっと続く。まあ、地獄ゆえにしょうがないにしろ、ずっと似たような雰囲気。各ステージの個性が不足。血の池、溶岩、死者の壁、そしてロープ・・。
・落下死が多い。道中に仕掛けがあるんだが、そんな悩みまくるほどではない。ただ落下死することがやたら多い。ロープから飛び移る際に距離感が掴めなくて落ちたりとか。ちょいテンポを乱す。おまけに死ぬとまた泉開放などを繰り返すことになったりしるので、余計にテンポが乱れる。
・敵の種類が少ない。あんまり雑魚の種類がないようで、同じような奴が繰り返し出てくる。
・ケルベロスのデザインがダサい。
・ムービー飛ばせん。一部飛ばせるときもあるけど、8割がた飛ばせない。2周目以降がタルイ。
・ムービー中のアニメみたいなのがダサい。なんか手抜きっぽい。
COMMENT
劣化版ゴッド・オブ・ウォーと言われてるようだけど、ほんとそのもの。細かな点までよく似てる。動きも滑らかだしアクションも豊富でおもしろかったけど、やはりボリューム不足で収集系も作業になりやすいので、そこらが評価を下げてしまっている。所詮GOWの亜流で終わってしまった印象の薄い結果に。
トロフィーは難易度を問われないので、結構簡単にプラチナゲットできるほう。ただ作業になってしまいがちだが。
追加エピソードや魂などを有料ダウンロードできるので、気に入った人はそっちもどうぞ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
67pt
GOOD!
・題材は「地獄」
ダンテの代表作、神曲・地獄篇(Inferno)になぞらえたゲームである。1〜9圏ある地獄の構造やダンテやベアトリーチェ、ウェルギリウスをはじめとする登場人物、ミノスやケルベロス、ルシファーといった地獄側の登場人物も原作そのものだ。まさに文学とアクションゲームの見事な融合と言える。そして秀逸なのがこのゲームのテーマである地獄に関する描写と演出だ。常に呻き声が響き不気味でおぞましくも暗く美しいステージのグラフィック、展開やシーンに合わせて鳴り響くダークで荘厳な音楽がまさに地獄といった雰囲気をドラマチックに醸し出している。そしてぶった切る、ぶっ飛ばす、ちょん切る、真っ二つ、はね飛ばすといった残虐な戦闘アクション、ぐちゃぐちゃ、どろどろ、べっちょりというグロテスクでありながらデザインの洗練された精鋭揃いのモンスター達は気持ち悪いと思いつつも、それとは裏腹についつい見入ってしまう。またイベントや回想シーンに使われているコミカルなアニメーションも独特のシュールさを醸し出していてとても味わい深く、CGイベントシーンについても人物の皮膚や髪の質感共に実写と見紛うばかりのとても美しい仕上がりとなっている。さぁめくるめく地獄巡りに出発しよう。
・立ち回るアクション
敵の行動パターンを覚えて先読み、それに合わせてガードと回避を的確に使いこなし、隙を見て殴りと魔法をたたき込み豪快かつ華麗に仕留める。そして地獄の罪人たちを審判によって「罰する(処刑)」か「赦す(成仏させる)」かを自分の主観だけでチョイスしてフィニッシュする完全なる上から目線攻撃。そんな断罪者としてのダンテをプレイするのもまた面白い。そして最初は殴るだけののダンテが徐々にカッコイイ技や魔法を覚え強くなっていく姿は思わず興奮してしまう。ただ殴るだけのアクションゲーム、ただ豪快に敵を倒すだけの無双ゲームでは終わらない。これこそがこのゲームの醍醐味だ。
・ひらめけ!見極めろ!倒せ!突破しろ!
このゲームのもう1つの醍醐味とも言えるのが謎解き要素だ。それは移動するためのギミックだけにとどまらず、ほぼ全てのボス戦も何らかの工夫をしないと一筋縄では倒せないような仕掛けになっている。それ故にひらめきと見極め、そしてイマジネーションが重要になるのだ。どうすれば進めるのか、どうすれば倒せるのか、試行錯誤を繰り返し先に進めたときの達成感と満足感を味わってみよう。
・暴虐か神聖か
ダンテが前述の審判を行うことにより「罰する」なら暴虐レベル、「赦す」なら神聖レベルがそれぞれ上がっていく。それらのレベルに応じ、敵を倒すことで得られる魂(経験値やお金のようなもの)を支払うことによって様々なスキルをダンテに習得させることができる。スキルには技や魔法だけでなくライフゲージやマナゲージを増やすもの、防御力を上げたりするものまであり自分好みのダンテに育てていくのも楽しめる要素だろう。強力なスキルは必ずや厳しい道のりの一助となるはずだ。ちなみに暴虐レベルも神聖レベルも一般的なカルマのような考え方とは趣が若干異なり、どちらかを上げたらどちらかが上がらなくなるということはなくそれぞれを同時に上げていくことができる。正義も悪も内包した人間臭さ、夢も希望もない地獄にありながらたくましく突き進む主人公ダンテは魅力的だ。
・隠れたやり込み要素
ゲーム内には罪人として登場する歴史上の人物が多数存在する。少々見つけにくい場所にいる彼らを見つけ出し審判による裁きを与えたり、あちこちに散らばってる聖遺物やコイン、石を集めたりと隠れたやり込み要素が実は充実している。特に聖遺物は装備することにより取得経験値が増えたりとダンテを強化していく上でいろいろな恩恵を受けることができ、ダンテが戦うことで聖遺物自体も強化されていくのは何気にゲーマーとして心をくすぐられるところではないだろうか。なおスキルやコレクションは2周目以降に引き継ぐことが可能なのでコンプリートを目指して頑張ってみるのもいいだろう。カスタマイズしたダンテでバリエーション豊かに戦い抜こう。
BAD/REQUEST
・反射神経
戦闘中の画面に「○ボタン」や「△ボタン」というアイコンが突然表示されることある。これは見ての通り○ボタンを押せ、△ボタンを押せという意味であり、主にボスの特定部位を破壊したり、とどめを刺すときの演出(コンボ)の一環としてこのような操作を要求されるのだが、あまりにも何の前触れもなく唐突に指示されるので押すのが遅れてしまったり、慌てるあまり押し間違えたりしてしまうことがよくある。しかもこれをミスしてしまうと何度もやり直しをさせられるハメになる。単純に「できるまでやれ」とか慣れの問題とも言えるが、強いボスになればなるほど押さなければならないボタンが増えたり、タイミングが難しかったりでこの理不尽さが増す。コンボが決まったときの演出は確かに爽快ではあるのだが、操作している側はなんだかモヤモヤとした不完全燃焼さだけが残ってしまう。ボタンを押すだけならまだしも戦闘も含む様々なシーンで○ボタン連打が要求されたりするのも「何故ここで連打?」となんとも解せない。さらに一部のイベントにおいては太鼓の達人やポップンミュージックのような操作が要求されることもあり、地獄に来たはずなのにいつの間にかゲーセンということも。ゲームを飽きさせない工夫とも言えるのだが、世界観を大事にして欲しいと思ってしまう部分だ。
・セーブポイント
ボス戦前、ボス戦直後、面倒な謎解きやギミック周辺など欲しい場所にセーブポイントが無かったりする。挫折してしまいがちな初見でのプレイにおいてセーブポイントとは言うなれば命綱である。もう少しこまめにセーブさせてくれても良いのではなかろうか。しかも迂闊に変な場所で死ぬとアイテムの取り直し、イベントのやり直し、謎解きのやり直し、再び同じ敵との戦闘などなど・・・こちらの想定以上に巻き戻されてしまいモチベーションを一気に削り取られるようなことも少なくない。なんとも気が利かないと思ってしまう部分である。
・カメラワーク
このゲームはプレイヤー自らがカメラを動かすことができない。つまり与えられた視点でのプレイとなるのだがそのゆえにギミックが見えづらかったり、死角となる場所が多かったりすることがある。どうしようもなく気になるというレベルではないが、この手のアクションゲームではカメラを回して周囲の状況や目標との距離感を確認することが定石となりつつある中、自分の技量に自信があっても確認できなくて死ぬ、見えなくて死ぬというのはなんとも理不尽である。
・ボス戦
このゲームにはたくさんのボスが存在する。そしてほぼ全てのボスにおいて初見では何をどうすれば倒すことができるのかわからないようになっている。闇雲に突っ込むと大抵の場合において返り討ちとなるので、まずは動きを見極めることがキーポイントとなるのだが、ボスによっては見極めがままならないだけではなく、何がなんだかわからないうちに一方的に攻撃を受けて倒されてしまうなんてこともしばしば。これをやりがいと感じるか理不尽と感じるかによってこのゲームの楽しさや評価が分かれてしまうところだろう。
・初見の難易度
上記BADを総じて言えることなのだが、とにかく初見でのプレイはかなりのスパルタである。敵の動きやボスの弱点、ギミックの動かし方などを知りつくした上でプレイする2周目3周目ならばまだしも、初見のプレイではひたすら理由もなく意地悪された子供のような心境で、ただめんどくさい、ただやらされてる感満載のプレイに終始してしまう可能性がある。行き過ぎた謎解きはゲームのテンポを悪くするだけでなく、人によってはモチベーションが著しく低下してしまう要因になりかねない。逆に言えば1周目をがんばってクリアすれば2周目以降は苦労が減るわけでそこに希望を持ってプレイできるなら、かなりのやりごたえがあると言えるのだが人を選ぶところだろう。
・字の荒さ
洋ゲーなので仕方ない部分もあると思うが、画面表示上の英語から日本語に置き換えられた部分においては30年以上前のワープロで作ったようなギザギザで荒い文字(フォント)になっている。誤植があったりするわけではないのでもちろん致命的な欠点ではないのだが、雰囲気を味わいたいゲームであるが故に気になってしまう部分だ。なお翻訳そのものや吹き替えは元が叙事詩であるが故の難解な表現があるものの非常に良い。
COMMENT
40インチ HDMI接続 5.1chサラウンド
「デモンズソウルの世界観・理不尽さ」と「アンチャーテッドのアクション性・謎解きギミック」を足して「3」くらいで割ったゲームである。「2」ではないのだ。どういう意味なのかは各々感じ取って欲しいと思うが、つまり「めんどくさい」と「心が折れる」は似てるようで意味が違うということなのだ。決して出来の悪いゲームではない。むしろ世界観の表現手法やビジュアルの質は非常に高く、近年のキレイなだけで華美すぎる国産ゲームよりよほど好感が持てるくらいだ。しかし謎解き要素とアクション要素のバランスの悪さから来る消化不良感、そこから生まれる些細なつまずきが多く、プレイヤーの爽快感を阻害してしまいそうな点がとても残念だ。つまり最近のゲームにありがちな「初見で投げてしまうゲーム」に陥りやすいパターンなのだ。とは言うもののBADを気にしない人には相当やりごたえのあるゲームあることは間違いないので、興味が沸いたなら是非プレイしてみて欲しい。
Inferno(地獄篇)が出たのだからPurgatorio(煉獄篇)やParadiso(天国篇)などの続編が出るのだろうか。今作では若干荒削りな面が目立ってしまったが、題材としては非常に秀逸であったためにかなりの神ゲーに化ける可能性を秘めている。ぜひ続編に期待したいところだ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
68pt
GOOD!
■オリジナリティ(5pt)
可笑しい話ですが、わたしは地獄が好きです。それも生々しい地獄が、大好きです。
そこに下流から文学的な、何か幻滅を隠せないような、そのくせ奥ゆかしいストーリーテリングを見せつけられるのは、恐らく誰しもが、興味津々なんでしょう。
そういう点に於いてダンテズ・インフェルノが地獄を採用したのは、とても評価できます。
地獄の描写が素晴らしい。
地獄を背景に、ひどくゲーム的なやり方で、主人公をカスタマイズしていく過程というのは、手先器用を刺激する、好材料だと思います。
BAD/REQUEST
オリジナリティに5ptを点けましたが、これは個人的な嗜好で下駄を履かせたボーナスです。
このタイトルには原典があります。とても有名な。
その翻訳に努めた形跡はプレイ中幾つも発見できるのですが、問題は「アクション」です。
アクションゲームを突詰められなかった妥協がそこかしこに潜んでいます。
たとえば獣の使役です。
大型の獣を使役するという要件を満たすばかりで、それ以上は無く、後はぎこちないボタンの連打と壁際の猿回しに終始するプレイなんて、誰が満足できるのでしょう?
他には成長要素があるといえども、どうして基本操作の直系から派生するのでなく、横槍ばかりの「特殊」動作に尽きるのか、理解できません。
結局やっつけ感の拭えない、ちぐはぐさがアラとなって目立つのです。
COMMENT
BADに比重が片寄りましたが、楽しめてます。
画面上ミニマムなキャラが、突拍子もなくえげつないシーンに遭遇するという、アクションゲームのトレンドの所為かもしれませんが、その原本だとされる、ゴッドオブウォーをわたしが未プレイな為に、そうなのかもしれません。
今作はパクリの域を出ないというのが方々の評判です。
しかしパクリだと知らなければ、わたしのようにこれから2周目を想定して楽しめるのでしょう。
地獄が好きな方はプレイしてみると良いかもしれません。
以下は脱線します。
日本語版はとあるムービーシーンのアングルを変えて販売されています。
そのシーンというのは、女性が半裸裸足で駆けながら、必死、生命にしがみつこうというシーンです。
横アングルからの女性のピンクな乳首、このスローモーな揺れっぷりと、夕闇の太陽に照らし出される、ずれ落ちた洋服から滴り落ちる脇の影が、彼女の懸命さを現わすのですが、遺憾なことに、日本のCERO殿は断固・規制したようです。
彼らの規制の基準というのは、ピンク色の乳首に跪拝し、そのくせ黄金の人間表現には唾する程度なのかと考えると、なんだか悪態百遍、唱えたくなります。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
51pt
GOOD!
ストーリークリアしました。アイテム、スキル等はまだ半分といった所でしょうか。
地獄という舞台設定をあそこまでリアルかつ詳細に表現した事には圧巻です。おぞましいの一言。まさに地獄観光をしているような気分でプレイ出来ました。映像も綺麗です。オープニングやラストのムービーは実写並みでした。地獄の映像が綺麗と言うのも複雑な気持ちですが、血の池なんか本当に血の様でした。
BAD/REQUEST
クリアした結果すぐに思いついた事は「短かった」でしょうか。難易度をclassicにしてたと言う事もあるかと思いますが、やり込み要素も少なく、簡単な仕掛けを越えて敵を倒して行くだけには物足りなさと若干の幼稚さを感じました。ただ敵に対してトドメを選択することが出来たのは面白かったので今後配信される「暗き森パック」やマルチプレイと新キャラクター、戦闘エディターを拡張する「聖ルチアの試練」まではやってみようと思います。
COMMENT
なんと思ってプレイするかによると思います。アクションとホラーが好物な方には楽しめるかと思いますが、戦闘の緊張感とやり込みを求めてであれば今の所NGではないでしょうか…。自分は後者に当るので物足りなかったです。自分がやった事のあるゲームで例えるなら「三国無双〜地獄編」といった感じでしょうか。
ですが本当に地獄を感じさせてくれるゲームだと思いますので、ホラーが苦手な方は避けた方が良いと思いますwww
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テイルズ オブ ゼスティリア
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GOOD!
<グラフィック&サウンド:4>
神曲をモチーフに主人公ダンテが地獄を旅するアクションゲーム。行く先々が様々な地獄であり、グロテスクな背景が非常に美しく描かれている。それに合わせて絶望感を煽る荘厳なBGMが添えられており、さらに地獄で苦しむ罪人達の怨嗟の声が所々で聞こえ、雰囲気はかなり良い。
<快適さ:5>
ローディングによる待ち時間が無く快適。死亡後のリスタートも直前から始められる。操作のレスポンスも良く、終始快適にプレイできた。
<満足感:3>
武器は近距離用の鎌、遠距離用の十字架、そして数種類の魔法と極めてシンプル。
特有のシステムとして、罪人や敵を罰するか赦すかによって主人公の成長の仕方が変わるが、インファマスのようにストーリーに影響は無く、習得スキルを見て好きなように育てることができる。
また、遺物というアクセサリを装備することによって様々なアビリティを付与することができ、それらを収集しつつ強化を楽しむことができる。
BAD/REQUEST
<オリジナリティ:2>
名作ゴッドオブウォーにかなり酷似している。敵、フィールド、謎解きのギミックなど、どれも似たようなものが多く、ゴッドオブウォーをプレイしたことがある人ならば既視感を禁じ得ず、真新しさが無い。
<熱中度:2>
ボリュームはやや少な目。10時間かからずにクリアできる。
ストーリーは薄く、挿入されるイベントシーンでもストーリーを盛り上げられていない。起承転結の転が無く、淡々と物語が進んでいき、そのまま最後まで到着してしまう。
また、本編クリア後にチャレンジモードが解放されるが、簡単なものがひとつ用意されているだけで、クリア特典も無い。
COMMENT
ゴッドオブウォーの模倣品と揶揄されることもあるが、これはこれで遊べる。実際自分もプレイ中、これはかなり似ているなぁと感じながらも、アクションゲームとしてしっかり作り込んであるので十分に楽しめました。
ゴッドオブウォーがやりたいが、過去作はすべてやり尽くしてしまった、そんな人にオススメの一品です。