PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

５点以外のものは、BADでも取り上げていく。
満足感の評価はCOMMENTで。



☆オリジナリティー…３点

非常に悩ましいのだが、辛口に評価し３点。

全キャラクターが違う武器、違う攻撃モーションであること。これは待ちに待った進化だが、モーションが被るというほうが異常だったと感じる。

通常の無双乱舞に加え、空中無双乱舞、第２無双乱舞と各キャラクターごとに３種類用意されているのは嬉しい要素であった。

参戦キャラクターの多さも評価に値する。

ストーリーモードは史実に基づくストーリーと、もしこの戦いでこの武将が生き残ったら…なIFストーリーの二つで展開。IF展開は「無い無いｗｗ」と思いつつも胸熱な展開で個人的には高評価だ。



☆グラフィックス…５点

画面表示を極力減らし、リアルを追求するアクションアドベンチャー系とは違い、ド直球なアクションゲームと考慮すれば、十分な綺麗さかと。

プレイ中に流れるイベントムービーでも気持ちよくキャラも動くし、表情や口元、衣装同士の重なり等の違和感もさほど感じない。

特に驚いたのは、マップ。作り込んだなぁｗの一言。こまめに位置把握しないと迷うくらい作り込まれているので、軍師の言うとおり行軍するという戦略要素の一つにきちんとなっている。



☆サウンド…５点

今作で私が最も推す点がサウンド。あるならば６点を付けたい。
とにかくHPで流れる合肥の戦いの曲に一目惚れ。他の新譜もとてもカッコいいが、評価すべき点はIFストーリーで流れる今までの三国無双シリーズの名曲たち。なかなかマイナーな曲もあり、今までのシリーズをプレイしてきた方なら思わずニヤリとするのでは。７verリミックスなどもあり、また違った印象の名曲が聴けるのも嬉しい。

是非とも設定でボイスとSEを下げ、TV音量を上げて盛大なBGMの下戦場を駆け抜けてほしい。



☆熱中度…３点

敵がワラワラと湧いてきては倒さずにはいられなくなる独特の爽快感は益々磨きかかっている。キャラクターアクションも見ていて気持ちがいい。

キャラクターの多さにより、１人ずつ育て上げるのならそれなりのボリュームはある。
例の赤い馬や、全キャラのユニーク武器等収集もあり、これも時間を要する量だ。
後はやるかどうか。



☆快適さ…１点

言うなら将星モードの存在により武将の育成や武器、補助アイテムの入手・強化等、金があれば楽々行えるところか。

残念だがシステムに関してGOODは皆無。ユーザーの為に沢山詰め込んだ代償と思いたいところ。



☆難易度…２pt(普通)

三すくみの武器じゃんけんシステム、ゲーム難易度設定で変わる。が、基本敵をふっ飛ばす爽快ゲームなので〇ボタンを押せば何とかなる難易度。アクションゲームが苦手な方でも挑戦出来る難易度だし、史実に沿ったストーリーはシリーズ通して変わらない為、初めてでも最新作を買って構わない。呂布には気をつけて。

BAD/REQUEST

★オリジナリティー…３点

賛否が分かれる新要素の武器三すくみシステム。そして６から続く他キャラの武器も装備可能な点。
個人的には、７で折角完成した全キャラ異なる武器・モーションの個性が、同時に失われてしまったかなという印象。確かに「このキャラがこの武器を装備し、こんな動きをしたら面白いな」といった楽しみ方もあるが、どちらかというと「特殊で使いにくいモーションのキャラをいっそお気に入りの武器に替えて使いやすくしちゃえシステム」に感じてならない。

１キャラ２つまで武器を装備出来るので、メイン武器とネタ武器のように組み合わせればそこまで気にならないが、問題は武器三すくみシステムだ。
任意でない武器交換を強いられたり、苦手属性で戦うと敵武将は怯まないといった要素は大きく爽快感を削いだ印象。

結局三すくみじゃんけんで最低でも あいこ に出来るよう、キャラの持つメイン武器を属性を変え二つ装備し、武将によっていちいち入れ替える。でもそんなの無視しても勝てちゃう難易度。・・・なんだかなぁ。

参戦キャラクターも美男美女要素が前に出すぎな印象。
他にも蜀は爽やか若者のみ、おっさんキャラのみの呉、そんな新キャラ配置のバランスの悪さが目立っている。
名将の息子や娘のような二世キャラもいいが、程普、于禁、周倉など、まだまだ目を向けるべき武将がいる気がする。

晋のストーリーモード、やはりこれをプレイするにはまだキャラクターが足りないのではと思う。それよりも魏呉蜀というものをもっとを固めるべきか。



★熱中度…３点

ストーリーモード、これをクリアしてしまった後に正直このゲームに熱中したままでいれるかが問題。

GOODの快適で述べたように、将星モードをひと通り進めれば、後はお金さえあればいくらでも武将育成ができてしまう。
ストーリモードを終え、武将を育成する感覚も消え、かつ膨大な数のキャラクターが存在してると思うと、熱中度よりもお金を稼ぐ作業感を強く感じるのではないだろうか。
苦労して手に入れた夢の赤い馬も、ストーリーモードで姿が反映されないのは非常に切ない。



★快適さ…１点

さぁ今作の問題点。まずは長く、多く、目立つロード時間。ステージが始まる前のロード時間は大目に見ても、戦闘中突然無音になりイベントムービーのロードを始めるのは頂けない。

イベントムービーはムービー鑑賞からいつでも見られるという有り難い要素も、１ステージロードする程のロード時間がかかり、見る気が起きない。非常に残念。

あとはやはり発売当初から問題となった バグ の多さ。その後アップデートを繰り返し、問題点は減ったものの、無かったことには出来ない。

例えば無双OROCHI2からノ―ダメージだった王異の無双乱舞のシメ。７でも当初ノ―ダメージで、そのまんま移植した感を感じたり…
門が開かない、戦闘勝利のテロップが流れず最後の最後でやり直しを喰らう、あげく敵進入拠点内でアイテムが出たりと、無双３のような初歩ミスまで。

直ったとはいえ、そのチェックの甘さは反省すべき。

取り扱い説明書にも肝心な点で大きく誤植が発生していて……ハッハッハッハッハ。(・＿・#)

COMMENT

☆★満足感…４点

毎回出る度、怖い怖いと思いつつも、新品で買ってしまう恐ろしいゲームシリーズですｗ。

率直な感想を申しますと、

方向転換を図り、お世辞でも成功と呼べなかった無双５からのんびりのんびりと改善していき、遂に辿り着いた真・三國無双７でやっと原点に戻り、真・三國無双４の続編として見るならばまぁ、上出来かな。

そんな感想ですｗ。

もしこの作品が次世代機初の無双ゲー、無双５であったなら満点をつけれたと思いますが…
色々荒ぶった挙句、結局は原点へと戻ってきた真・三國無双にとりあえずはお帰りなさいですね。

シリーズ通してプレイしてきているからこそ、辛口な評価になりました。
しかし初めての方にも十分おすすめ出来る作品で、アクション、ストーリー共にとても出来が良いです。
暇つぶし、三国志に興味がある、それらに対しては十分なゲームと考えます。