PlayStation mk2 :: PS4/PS3/PS2評価レビューサイト

GOOD!

キャラの個性がたっている。通常攻撃を選ぶことで発生する戦闘時の会話もよく出来ている。(意外と長い会話もある。)
話のストーリーは多少、表示が簡潔な部分もあるが、スタートボタンでかなり素早く飛ばせる上ので、何度もプレイする場合、わずらわしくならない。話数はそれなり。
ストーリーは悪く言えば平凡、良く言えば王道かと。
戦闘は慣れればそれなりの難易度。補助魔法をうまく駆使すると結構難易度が落ちる。
カオス値なるものがあり、これが武将感の相性に近いものになっている。
カオス値が相性に近いといったが、実際に個人のカオス値の他に国のカオス値があり、これを半分前後にすれば殆どの武将を自由に組める。
曲は悪くもなく良くもなく。雰囲気を崩すようなことはなく、場面場面に綺麗に曲が切り替わるので良いといえる。
引き抜きシステム、戦闘の状態異常の強さ、アイテム使用、などなどで慣れれば難易度調整が可能。システムを全て理解し使いこなすと難易度は易しいといえる。
出撃した武将はＳＰ最大値が初期70で最大100まで＋1ずつされていく。兵士数も国力変動とは別に若干増える。
「訓練」に費用３万かかるが状態異常で相手を行動不能にしている間に時間切れが来る前に拠点を城・街中心に占拠して探索しつつクリアすれば元をとれるどころか＋になることが多い。(人によっては収入源がおかしいので欠点か・・・。)
ロード時間は短い。データ関係をロードするときは長めだが、戦闘フィールドでの戦闘、移動、計算、モーションなどの処理の間の時間は少ない。コマンドもかなり素早く入力できる。
「傭兵」は捕まったりしにくい(多分しない。)ので壁役に最適。初期兵士数の少なさも出撃するたびに10ずつ増えていく。傭兵を囮などにすると武将が死ぬことにおびえて戦争をすることも少なくなる。(傭兵は戦闘フィールドの城・街などの拠点を占領して作成して出撃させる。)全部隊数が最大10なので、初期から武将を10部隊出していると出せない点が少し気になる。(戦闘中に部隊数が減れば出しきれなかった傭兵も出せる。10人まで作成可能でフルに使うとこちらが非常に有利。)
戦闘中にもセーブが可能。(重要。卑怯な手段になりますが、これを使いセーブロードでお互いの武将が死ぬことを抑制できる。(どうしても死んで欲しくない武将を倒す、倒される前などに。))

BAD/REQUEST

戦闘は慣れるまでは難しいと思うし、なれる(ないし強力なキャラを使う)と簡単で作業化する感も否めない。理解するまでが大変。
説明書が簡潔すぎる。実際にやって何度か戦闘に負けたりするまでどういうものか実感がわきにくい。
陣形を開発することが有利になるどころか不利になる場合もある。(「玉砕」など。敵がこちらが開発した陣形が使えるようになるため。陣形開発費も高い。)
君主も含め、敵国の武将が残り一人になるまで確率0％で無い限り引き抜けてしまう。
良く言えば、自分の組みたいキャラを自由に組める、という利点だが悪く言えば、キャラ毎のセリフなどに多少違和感を覚えたり、信念はどうした！？ということになる。これは人によるかと。国に雇える武将数の限界があるのは残念だが、これで敵全員引き抜きは出来ないようになっている。(一国集中して引き抜けばバランスが崩れるにこしたことはないが・・・)
ストーリーの話と実際の国の戦況が合わない事もあるので、別個として考える(ストーリーの方は回想みたいなイメージを持つ)と違和感がへるかもしれない。(実際に私はそう感じた。)
通常攻撃・技・道具で攻撃が可能で、1ターン中に全てを選べるため、隣接して全てを使えば最大である兵士1000も一瞬で消える。逆を言えばこちらも同じことが出来てしまう。兵士1000同士での戦闘になると、技やアイテムを使わない限りＡＴＫ・ＤＥＦの実感がわいてくる。
地形効果による移動制限による戦略の幅が、陣形「朱雀」によって消えてしまう。(これも人によってはわずらわしくなくなるので楽。私は気に入っているキャラが使いやすくなったので文句はない。が人によっては欠点かと。)
ＡＴＫやＤＥＦなどの能力値が1ぐらいの変動ではあまり実感がない。(逆にＡＴＫ、ＡＧＬ9などはかなり強く感じる。)
ＡＧＬの需要がそれなりに高い。(先ほども述べたように攻撃すれば敵を倒しきれることが多いので。また、ＳＰなる技を使うために必要な値も毎ターン＋20なのでＡＧＬが高いと有利。)
序盤重要になる「探索」が多少、面倒。ＰＳ3の性能なら移動と同時に自動で処理できると思える。探索の処理自体は早いので退屈はしない。
防衛戦はオートが出来ます(投資で国力を上げているとオートで勝ちやすいように思える。)が、侵攻戦はオートに出来ない。
移動を完全に終えるとキャンセルが出来ない。
捕虜が殆ど説得に応じない。(セーブロード必須。むしろ捕虜にするより先に引き抜くことで問題を解決できる。捕虜には費用がかかるが脱走しないので捕らえておけば死亡されることも無い。これは良い点とも言える。)

COMMENT

・・・全体の感想のある程度は上記の内容に詰まっています。
個人としては難易度は自分で調整出来るのはユーザーに易しいと思います。(理解するまでは全く易しくないのが非常に惜しい、難点なのですが・・・。それは個人の理解力の問題になると思います。それなりの理解力(興味、向上心)があれば問題はない、と思います。)
グラフィックなどはＰＳ2でも再現できるレベルだと思いますが、逆を言えば処理などが早いのでこのぐらいでいいと思います。個人的には綺麗だと思いますし。(見ていて不快感が無い。)
一部の武将の必殺技のムービーは動作が少なく、なれないうちは微妙に感じるかもしれませんが、綺麗ですし、読み込みの時間もないので戦闘をスムーズに行えます。(スタートボタンで違和感なく飛ばすことも出き、設定でもＯＮＯＦＦ可能です。)
全体的なゲーム進行の読み込み関係のスピードやテンポなどは非常にいいと思います。処理に無理がありません。(個人的に通常攻撃の合戦みたいな画面はいらないと思いますが、素早く飛ばせるのでストレスにはなりません。)
説明書、ゲーム内での戦闘のチュートリアルなどが少ない点は非常に残念で困惑しがちですが、やはり慣れるまでの問題だと思います。戦闘は多少、極端な面があるので人を選ぶと思います。
キャラは戦闘中の会話やストーリーモードなど、個性がわかるような場面こそ少ないものの、少ない時間でキャラの個性を結構引き出している(引き立たせている)と思います。
全国統一するための領土の数もちょっと多いかなとも思いますが、多すぎではありません。ただし、後半の戦闘が少し面倒です。(勝てるとわかりきっていると。)
勝てるとわかりきっていて面倒に感じる理由は先ほど述べたように部隊を簡単に壊滅させられるためです。(死亡率、捕縛率もそれなりに高い。体感2〜3割)これゆえに弱小国でも苦労しませんが、逆を言えば大国になってもそんなに極端には楽にならないということです。(楽なのは確かなのですが・・・(操作ミスから移動キャンセル不能になり、部隊が壊滅させられ死亡してしまう、など。))
ちなみに私はアイディアファクトリーの作品は初めてです。(ＰＳ3で何を初めに買うかで公式を見て買いました。)作品単独で、「私が」見るとこのような感じです。(故にクリア後出現する旧キャラなどの扱いなどはよくわかりません。)
良い点、悪い点などで、「一部」比較に考えた作品は、サモンナイト、信長の野望、ワイルドアームズクロスファイア、スーパーロボット大戦などなどです。(ホントにごく一部で、私個人の感覚によるところが大きいですが・・・。)
ＳＲＰＧに対して強い「常識」を頭の中で完成されている方は違和感が多いかもしれません。(早期に決着がつく戦闘、収入を待つより訓練の２次収入の方が序盤〜中盤圧倒的。状態異常の強さ。引き抜き関係など。)
総評すると良作だと思います。・・・慣れれば。(序盤負けても挫けなければ。)
私個人といたしましては非常に満足し、快適にプレイできました。
長文、失礼いたしました。(まだ書き足りない書き忘れていること、文章の訂正の余地、などがあると思います(というか私は凡人なので必ずミスはあります。間違いなく。)が、この辺りで・・・。)