PlayStation mk2 :: GENJI -神威奏乱- レビュー

GENJI -神威奏乱- レビュー

発売元	SCE（オフィシャルサイト）
発売日	2006/11/11
価格	5,980（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／攻略サイト
タギングトップ3
タイトル概要	アクション PS2で発売され好評を博した「源義経」の活躍を描いた活劇剣術アクション「GENJI」、その続編がPS3ローンチタイトルとして登場！「天鋼」を巡る戦いから3年。「清盛」亡き後、人を人ならざる者へと変える「魔瘴鋼」によって勢力を取り戻しつつある平氏一門との、世の命運を懸けた「義経」の戦いが再び始まる・・・。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	3pt	2pt	0pt	1pt	0pt	3pt

総合点
19pt

GOOD!

良い所･･･グラフィックぐらいですかね･･･日本の自然・建築物の描き方は綺麗。
ああ、後、キャラクターがボタン一つで切り替えられること。

BAD/REQUEST

・視点変更が出来ない上にカメラワークが非常に悪い
・上記の点については前作から言われておりましたが、改善どころか更に悪くなりましたね。前はやや離れた位置からの俯瞰だったので、ジャンプの方向や敵との位置関係がまだ分かりやすかったのですが、今回はキャラクターの腰辺りとほぼ同じ高さの背後からなので、何がなんだか。

・画面が暗くキャラクターの足元が把握できないステージがある
・上記の状況で飛んだり跳ねたり壁走りしたりを強いられる
・その所為で何十回となく足場から落っこちる。
・そして何十回となくやり直し。
・おまけにセーブポイントも少ない。後一段でようやくセーブポイントという時に足を滑らせ一番下まで落下した時には本気でディスク割ってやろうかと･･･

・音楽はほとんど印象に残らない
・成長システムに妙な制限が付けられている
・防御と注視が違うボタンになっている意味がない。注視マーカーすらないなら、防御したら一番近い敵に注視でいいと思うし、両方押してるのが面倒。

・やたらとガード固い敵がいたり、背中側から攻撃しないとほとんどダメージを与えられないやつもいる
・操作キャラの体力・防御力共に非常に低い。（弁慶は多少高めですが、攻撃が単発でしか出せなないので、背後からの攻撃くらい放題）
・そのくせ敵の攻撃力は高い。
・ついでに結構わらわら出る。
・一体狙ってる最中に弓矢で邪魔され、よろけた隙に周囲からぼこぼこにされてゲームオーバー
・回復アイテムは拾うしかないので、お金ためて大量購入して力押しもできない。
・屋島で何回死んだことか。
・前作まであった昇華（敵を倒して経験値をためることで、体力・攻撃力・防御力が成長するシステム）もないので、雑魚と戦うメリットがほとんどない。神威ゲージが溜まったらその場からさっさと逃げるのが吉
・でも足場から落っこちると、敵を全滅させないと脱出不可能な地下の小部屋に送り込まれる。
・無駄に体力削られるだけで得られるものは何もない

・引継ぎ要素がないので、一周すればもう沢山。
・成長させた体力や武器だけでも引継ぎさせてくれれば、今度はもう少し楽になるだろうから、ということで操作慣れも兼ねてもう一周･･･という気持ちになったんでしょうけどね･･･

COMMENT

前作がとても好きだったのですが、こちらでの評価を見て購入を先延ばしに延ばして、ようやく買ってプレイしてみましたが･･･ここまで改悪されたとは思いもよりませんでした。

前回の『アクションゲームが苦手でも頑張ればエンディングまでたどりつける』というポリシーは完全にお捨てになったようです。

上でも書きましたが、ちょっとアクション苦手な私には非常に辛いです。
前作ハードモードの方がまだましでした。キャラクターも音楽もそれぞれ魅力半減で帰ってきましたし･･･
全てにおいて不親切設計。やればやるほど苛々します。
ゲームソフトはめったに売らないのですが、このゲームだけは普通モード１回クリアしたら売ります。二度とやろうと思わないので。