戦場のヴァルキュリアレビュー(評価)

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戦場のヴァルキュリアレビュー

発売元	セガ（オフィシャルサイト）
発売日	2008/04/24
価格	7,980円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon(廉価版) ／オリジナル・サウンドトラック
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：アクティブ・シミュレーションRPG ■ プレイ人数：1人【廉価版】 ■ 発売日：2009/03/05 └ 価格：3,990円 ■ 発売日：2011/06/30 └ 価格：2,940円

スコアボード

中央値: 80
難易度: 2.75
レビュー数: 93

スコアチャート

0-9

1.1%

10-19

20-29

1.1%

30-39

4.3%

40-49

11.8%

50-59

6.5%

60-69

23.7%

70-79

26.9%

80-89

24.7%

90-100

【60点以上】
81.7%
【標準偏差】
16.44

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　499人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	4pt	4pt	3pt	3pt	3pt

総合点
70pt

GOOD!

※自分で買っていません。目立たないゲームとスルーしていたのを、家族が買ってきたのでついでにやり始めました。

オリジナリティー：こういうSRPGは初めてやりました。マス移動とは違う楽しさがあります。ターンになったら味方のどのキャラも何度でも動かせる。最大回数は決まっていますが一人で特攻しても良し、全員で攻めあがっても良し。ただし何度も同じキャラを動かすと疲れて少ししか行動出来ない。などバランスも良いです。
SRPGは苦手なのですが、この戦闘ならまたやりたい。

グラフィック：4点のうち3点は映像、1点は色調です。PS3の本気画像では無いにしろ綺麗です。なめらかな絵が綺麗に動くのは見ていて気持ちが良い。
淡い水彩画風の色調もお気に入りです。

音楽：4点のうち3点がボイスの良さで1点がロージーの歌です。末端兵士の一人にも声がちゃんとついていて良かった。戦場の無線から聞こえてくる声も聞き取ると楽しいし雰囲気が出ている。
ロージーの歌がとても綺麗だった。

熱中：毎日毎日全滅してはロードしたり、「ここで当てておかないと」な射撃が外れてはロードしたり。どうしてもクリアーできなくて同じ面をずっとしたり・・・熱中していた気はしませんが、買ってきた家族に「はまりすぎ」と言われたので4点にしました。

満足：戦闘に勝てたらすごく満足する。狙撃兵が当てたら満足する。連続移動など連続○○が発動したら満足する。小さな満足の積みかさねで3点

BAD/REQUEST

グラフィック：キャラ絵がどうも目に入ってこないです。パッケージを店頭で見ても気づかなかった。みんなのっぺりしている感じがゲームをつまらなさそうに見せている。
綺麗だけどそれだけなのが残念です。

音楽：良いところであげたところ以外は駄目でした。耳に残らないBGMは無線を聞くには良いのかもしれません。最後の戦闘ですらまったく盛り上げてくれません。

ストーリー：「２に繋げるのかな？」と思うような伏線や設定があちこちにあって期待なのですが。。肝心の本編が無茶です。
もっとヴァルキュリアをうまく出せたと思うし、敵将がいきなり「もうやめた。気づかされた」とか言い出すような事を主人公たちはしていないです。
中盤どうしてあの立ち位置で○○だけ撃たれるのか未だに理解できません。「敵も撃つなら隊長撃てよ」と思ってしまう
存亡にかかわる秘密を公開してもなんともない。など迫害を一部テーマにしながら軽すぎる気がします。

快適：ロードが長い。インストールしてあるのですが、ロードが終わりました表示からが長い。
いつもロードしすぎな方は厳しいと思います。
ウェルキンの「出撃する」はスキップ機能が欲しい。

COMMENT

HDTV使用です。
家族が買ってきたのでやったところはまってしまったタイプです。

思っていたよりずっと面白かった。もっと公告や売り込みをするべきだと思います。パッケージももっと売れそうなのにして欲しい。。

命中率の悪さは後半ある程度解消します。狙撃はスコープの円が点になるので外しません。とても気持ちよいですｗ
戦車はあきらめましょう

2週目特典あるのでやりたいと思います
2が出たら買います

自分の中でSEGAは地雷（すみません）のイメージなのですがちょこっと変わりました

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
まるたさん [2008/05/24 掲載]

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　504人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	5pt	4pt	5pt	4pt	5pt	2pt

総合点
92pt

GOOD!

・豊富なキャラ
まず戦闘に参加させることのできるキャラクターが豊富で個性豊か。
一人ひとりに異なった複数の台詞が用意されているので(もちろんフルボイス)自分のお気に入りのキャラも見つかるでしょう。
兵同士の仲の良さなども面白い要素。

・独特な物語進行システム
物語はブック形式で進行していくのですが、断章を買ったりして一冊の本を完成させてゆく感じが中々良い。
クリア後は好きな音楽を聴きながらページを眺められるのも○。

・水彩画のイラストっぽいグラフィック　
停止させると一枚の絵画かと思える場面もあるほど。
（オリジナリティとグラフィックを最高点にした理由。）

・戦略の幅の広さ
十人いれば十通りのクリア方法が生まれる、そんなゲーム。
（熱中度を最高点にした理由。）

・快適さ
戦闘の前に一度長めの読み込みが入るだけで戦闘中は一切読み込みが無く快適。
キャラ選択から行動終了までのテンポも良い。
（快適さを最高点にした理由。）

BAD/REQUEST

・オーダーが強すぎる
特にオーダーを重ね掛けした偵察兵が凶悪でたいていのステージをすぐクリア出来てしまう。

・ストーリー
ストーリーがありがちな上、だらだらとしている。

COMMENT

ストーリーが良くないと書きましたが、最終章〜エンディングの流れは個人的には良いと思いました。
悪いところに書いてあること以外にも、CP持ちリーダーキャラの問題など細かいところでまだまだ改善出来そうな部分も多いので続編には期待しています。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
パララさん [2008/05/24 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　576人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	2pt	4pt	2pt	2pt	4pt

総合点
56pt

GOOD!

例えば戦争映画などを観終わると、無性にゲームがしたくなることがあります。
シミュレーション、アクション、FPSなど。
しかしそのどれもが惜しいところで、満足感を満たしてくれない。

このゲームは言ってしまえば戦争ゲームの良いところを全部まとめてしまった快作です。
シミュレーションで戦略を練りユニットを動かし、そのユニットの視点で一人づつメタルギアソリッドのように任務を遂行する。
誰もが一度はやりたかったゲームをPS3という高性能機で遂に実現してしまった、それがこのゲームだと思います。

仮に次に同じようなゲームが出ても、かならず「戦場のヴァルキュリア」が比較に上げられるほどの、凄いシリーズが生まれたな、というのが正直な感想です。

動画サイトで見ている分にはたいしたことないのですが、実際にプレイしてみるとその面白さにビックリしました。

システム面、特に戦闘面が最高に面白いことがこのゲームが他の多くのゲームに誇れる点でしょう。

新しいジャンル、といっても過言ではないでしょうね。

BAD/REQUEST

基本的には面白いゲームなので個人的には買って損はなかったのですが。

・グラフィックス
3Dモデリングや絵画タッチのグラフィックスはいまどきめずらしいものではなく、全般的にごくごく普通のレベルです。演出面などでPS3にしてはちょっと手抜きかなと思いました。技術的にはPS2でも可能なグラフィックだと思います。

・キャラクターデザイン
このゲームで個人的に最もがっかりだったのがキャラクターデザイン。
ここで世界観に合ってないだのと、野暮な事は申しませんが、もう少し絵のうまい方がいるのではないでしょうか・・・・
名前で検索すると既存の漫画キャラに卑猥な行為をさせている同人誌がまず出てくる絵師はどうかと・・・・
そうじゃなくても、顔が細長く、平面的です。
彼をデザイナーに選んだ理由として彼のHPのプロフィールにあるように「軍ヲタ」だということが第一に浮かびますが、正直そんなどうでもいいことで傑作になりえたゲームのキャラクターが愚にもつかぬ萌え軍人になってしまったと思うと残念でありません。
一部兵装や服装に宮崎駿の影響が見られるのですが、それもRAITA氏の「クシャナ殿下萌え」という一言で劣化パクりか・・と思ってしまいました。

・音楽
今思い出せと言われてもまったく思い出せません。印象に残らないのです。
邪魔にならないと言えばそうも言えますが、かといってそれが良い音楽かどうかは判断の分かれるところでしょう。

・ストーリー
あまり欠点として書かれている方が少なくスルーしがちなのですが、とにかくひどいです。むしろ何を持ってこのゲームを作ったのかを問いたくなるほどの根源的なひどさです。
ただし、戦争を銃や爆弾を使った大人の楽しい運動遊び、と考えるなら別です。
基本的に第二次世界大戦をなぞらえていてナチスドイツ的な帝国が、ポーランドに侵攻したようにガリア公国に攻め込みます。そこにはユダヤ人のような国を持たないダルクス人という少数民族が迫害されつつも暮らしています。

さて、冒頭、数年ぶりに帰省した大学生の主人公とちょっとしたことで居合わせた村の自警団隊長を、今まさにガリアに進行しようとする帝国軍の尖兵が襲います。周りの村人や団員は銃殺され、普通なら逃げるところを、大学生と19歳の女隊長は拾った銃で応戦する、という時点でやや無茶なのですがそこはまあいいでしょう。
問題はそのあとです。
開始数十分で最大の違和感が僕を襲いました。
それも胸糞の悪くなる、拭い去れない違和感です。

川でサカナをスケッチしていた大学生がたった今はじめて人を殺した、というのにのんきに街をあるいて「久しぶりだな〜懐かしいな〜」などとのたまっているではありませんか。
さらに家につくとお世話をしてくれるマーサおばさんが「へぇ、そんな大変なことがあったんですねおぼっちゃん」とこうです。
そしてそこに同じく人を殺した19歳の女が「さっきはありがとう！」なんつってパンを焼いてくる・・・・・

たったいま帝国が侵攻してきたというのに、隊長は村人に何も告げず、パンを焼いている。
案の定そのあとすぐに戦車によって村は蹂躙され多くの村人が死ぬ。
すっかり崩壊した村を丘から見ては「戦争でも生まれてくる命があるのね」・・・・ってなんだそりゃ！！！

もうどこをどうつっこめばいいのかわかりません。
この先このストーリーをどうしたいのかもわかりません。

次々に出てくる、戦争、死、命の文字の軽い事軽い事。
瀕死の敵兵を看病して、死を見取り、そこに敵の上官がやってきて感謝を言うシーンのチープさは凄まじすぎます。
いきなり瀕死の敵がなだれ込んできて「お母さん」パタリ。
そこに上官到着「敵なのに手当てしてくれたのかありがとう。」
・・・・はい。そうね。

また、これをいってしまうと元も子もないのですが、あえて言います。
恐ろしいことを言います。
ヴァルキュリア人っていう設定いりますか？
どう考えても、ないほうが自然だと思います。
それから開発陣の身内ネタとしかおもえない謎の羽の生えたブタ。いきなり拾ってきて隊のマスコットといわれても存在意味すらわかりません。

・ユニットの成長について
偵察、突撃、対戦車、狙撃、支援、と5種類ありますが『一律』レベルアップです。
また主要キャラ5人以外はストーリーにからんできません。映像にすら出てきません。
人物総覧にプロフィールが載る、声のある汎用ユニットと考えてもらって結構です。
といってもラジアータストーリーのようにそういったプロフィールを埋めるのが好きな人には合うと思います。特定条件下で台詞がかわったりもするので。
ただし、体型やモーションは兵科固定です。古参のじいさんだろうと12歳の天才萌え系妹キャラでも同じ身長、同じ動きです。
またラジアータのように兵の日常などを見れるわけではないので純粋に戦闘のときだけ出てきては、活躍しだいで数行プロフが更新されるユニット、です。

同じく武器も一律です。一応敵を倒したり報酬でもらえたりもしますが、一本道で開発する自軍兵器の方が大抵優秀なので出番なし。

上記のとおり兵器の開発は一本道です。
強化をすることで見た目が変わるということもほとんどありません。

・快適さ
難易度が難しく、何度もやり直しをやるハメになるのですが、その際にセーブからロードをする時間がいささか長いです。
一手前をロードするのにも最初の戦場読み込みと同じ時間がかかります。

COMMENT

戦闘部分やシステムなどは最高に面白いです。
ユニットを一人一人カスタマイズできるようになったり、宿舎での兵士に一日のルーティーンＡＩを設定して自由に動き回らせ、イベントなどがおきるようにすればさらに面白さが倍化するとおもいます。技術的にも難しくないはずです。

デザインは本当に僕はダメでした。
次回作があれば抜本的な変化を期待します。
多くの人がプレイする家庭機にエロ同人作家はどうかと。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ライターAさん [2008/05/22 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　559人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	3pt	2pt	3pt	2pt

総合点
58pt

GOOD!

●オリジナリティー
駒（キャラ）をマス単位で動かし進んでいくよくあるＳＲＰＧではなく、決められた行動量で自由に３Ｄの戦場を動き回り、自由な所で待機する次世代機らしいＳＲＰＧ。ＲＰＧ要素は薄いが。
アクションゲームに近く、今まで記憶に無い斬新なシステム。

●グラフィック
ＰＳ３の能力を完全に使い切っているとは言わないが、これだけ綺麗ならば文句無し。
キャラの表情もころころ変わり、愛着がわく。

●快適さ
インストールしていたのでロード時間等、気にならなかった。

●その他
三すくみのバランスがなかなか良く、それぞれの兵種に特徴があるので、その辺の関係を考えながらの戦闘が楽しい。他のゲームからの友情出演キャラがいる。

BAD/REQUEST

●音楽
悪くはないが良くもない。普通。聞き手しだいなのでなんとも言えない。

●熱中度
このゲームは、シナリオ自体は本を読んでいる風に進んで行き、所々に戦闘が入るのだが、シナリオが細かく区切られていてテンポが悪い。
個人的に過去話形式は嫌いなのもあり、本読みモードに戻ると萎える。
普通に今！戦争が！進んでいる！でよかったのでは。

●満足感
期待し過ぎだったのかもしれないが底が浅い。以下箇条書き

・決められた道しか通れないので自由に戦闘できない。

・匍匐前進やしゃがむなどのアクションが決められた場所でしかできない。

・土嚢や地雷が設置できない。（土嚢は補修するだけ。地雷は敵のみ。）

・多少のキャラの能力差はあるが兵種ごとしかレベルが無く、装備も無い。兵種も戦闘で鍛えるとかではなく、手に入れた経験値を名前だけの訓練開発パートで使ってレベルをあげるだけ。武器と服の開発もシナリオに合わせて金を使いレベルアップしていくだけで作業感たっぷり。

・戦闘の核となる敵への攻撃の照準も無制限の時間の中で敵の弱点（頭かラジエーターか）に合わせるだけ。これも作業感たっぷり。

・命中率みたいなものが無く照準をいくら合わせてもランダム？で攻撃を外してくれる。敵はマップ半分向こうの超長距離からこっちの狙撃兵を戦車で瞬殺とか普通にしてくるがこちらの対戦車兵は至近距離から外す外す。狙撃兵なんか使えたものじゃない。これなら確率表示でもしてほしかった。照準の意味が無い。。。

・戦闘中１ターンの行動回数が決まっているが行動回数の許す限り同じキャラを動かせるのが良かったり悪かったり。移動距離はだんだん落ちていき、マップの端から端まで走るみたいな事はできないが、偵察兵・突撃兵・戦車の通常武器は弾数無制限なので、行動回数が許す限り攻撃できてしまう。敷居を低くしつつ、自由度を高めようとしてるのかもしれないが個人的には微妙だった。

・歩兵の皆さんもうちょっと隠れながら撃つとかできませんか･･･。

COMMENT

３７型プラズマ＋ＨＤＭＩ仕様
まだ未クリアなので、間違ってる・見落としてる内容等あるかもしれません。
悪い所が多くなったがなかなかの良作。自分には合わなかったが。
煮詰めればもっと面白いゲームになるはず。
個人的にはシナリオを現在進行形にして個人のレベル､兵種や装備を可変にし、照準モードもリアルタイムにし、息遣いや風などで照準が勝手に動きその中でタイミングよく発射とかだったらもっと良かったと思う。難易度はあがりそうだが。
あと、戦車の弱点、ラジエーターは後ろにあって狙いにくいが、歩兵の弱点は頭なので狙いやすい。というか頭以外狙う意味が無い。足を撃って動けなくするとか、利き手を撃って攻撃力を落とすとか、低火力の兵種でも使い方次第で足止めできるとかあっても良かったと思う。

ＲＰＧだと思って購入すると期待はずれかも。

戦闘開始時、主人公が号令をかけて戦闘開始なのだが格好つけて「出撃する！」とか言っておいて自分は戦車の中に避難みたいなのがださかったｗ

ようやく出たＰＳ３の良ゲーです。オススメ

プレイ時間：わからない(未クリア)
revaさん [2008/05/22 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　542人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	5pt	4pt	5pt	5pt	4pt	3pt

総合点
95pt

GOOD!

●良い点
【オリジナリティ】
・シリーズ物ではない新規作品に加え、新描画エンジン『ＣＡＮＶＡＳ』と新戦闘システム『ＢＬｉＴＺ』はこのタイトルの心臓になる部分。この部分は他のゲームではなかなか見られないオリジナリティがあります。そのためオリジナリティ★５点とさせていただきました。効果音も漫画のように『ザッザッ』とか擬音表現しているのも好感。
・部隊内で５０人の兵士から自由に選んで戦闘に参加させることができること。これにより、人によって編制に個性がでると思います。
・プレイヤーはこの戦記を読む、後世の時代の読者です。この本を読むという性質を利用した統一感のあるシステムになっています。

【グラフィック】
・２Ｄキャラが３Ｄで動くことが決して珍しくない状況になりましたが、このゲームは群を抜いていると思います。新エンジンＣＡＮＶＡＳにより、水彩画の絵が動く！それがムービーだけでなく、ゲーム本編でも替わりないという点。今までのゲームで見たことのない表現方法なので文句なしの★５点としました。

【音楽】
・あの主題歌につきます。気付いたら口ずさんでいることがあって。
・歌手出身のロージーにはもっと歌って欲しかったかも。
・全編オーケストラ風の曲調で流れるので統一感があってよかったです。
・効果音も丁寧に作りこんであると感じました。また、５０人の味方兵士１人１人にボイスが割り振られています、これにはびっくりしました。

【熱中度】
このゲームがやりたくて、他の時間を削り、発売日から『戦場のヴァルキュリア』だけをプレイし続けました。気付けば徹夜寸前のときもありました。作業感や買ったからにはクリアしないといけない義務感を感じることは全くありませんでした。ここまで熱中したのはここ最近ありません。この為熱中度★５に値すると思います。

【満足度】
もし私がまだ本体を持っていないと仮定して、このソフトがやりたいが為にＰＳ３を買ってもいいと感じると思います。総合的に買って大満足でしたし、ずっと手元に置いておきたい作品になりました。自身のＰＳ３タイトルの中では１番の満足度です。
よって満足度は★５とさせていただきました。

【快適度】
・フリーマップは選択制であること。シミュレーションＲＰＧのお約束、フリーマップがプレイ時間を稼ぐために半強制＆レベルを上げないと先に進めないことは『無い』です。『３すくみ』ルールをうまく使えばフリーマップやオーダーを使わず進めていけると思います。どんどんストーリーを進めたい人にはテンポ的にうれしいですね。私もフリーマップは序盤に１回やっただけですし。フリーマップ自体は用意されていますから、シミュレーションＲＰＧ初心者の方や、レベル上げが好きな方、徹底的に強くして先に進みたい方にもうれしい仕様になっています。
・小隊内編制が自由な点。これが自由なのはかなりの＋要素です。
・装備の研究や強化はフロントミッションのように複雑ではなく簡単です。簡単がダメというわけではなく、ゲーム全体のテンポを考えると、このゲームは研究開発がメインではないのでこれで良かったかと思います。
・また、登場人物全ての設定資料集、兵器や時事総覧など、読まなくてもゲームは進められるけど、知っていると第７小隊ではなくもっと大きな視点でこの舞台を読み取ることができる。こういう部分の作りこみは丁寧だと思いました。
・一度見たムービーはいつでも見れます。
・プレイのメインとなる戦闘パートでは読み込みが気になりません。
・今のＰＳ３には必項だと思いますが、ハードディスク対応の点。
・セーブは２５０ヶ所強可能な点。
・戦車や攻撃時はデュアルショック３振動対応です。

BAD/REQUEST

【快適さ】以下の部分が無ければ快適さは５点でした。
・戦車の操作
戦車の操作が難しいです。視点によって動作が違うので。最後まで慣れませんでした。どんな視点であっても、↑前進・↓後進、←左旋回・→右旋回で統一して欲しかった。戦車は旋回にもＡＰを使用するので、このゲーム中、一番辛かったところ。

・時々処理落ちする。
草むらや煙幕弾の中で攻撃した際にその場限りですが一時的な処理落ちがありました。

・ロード時の読み込みの長さ
ハードディスクインストール済でも、保存データの読み込みが長いのが気になりました。しかし１番プレイに時間を割くバトルパート本編でのロード待ちは皆無で快適した。

COMMENT

テレビ解像度Ｄ４（720p）でプレイ

・例えば、私は支援命令にＣＰを消費する分があるなら、兵士を動かしたいのでクリアまで一度も支援命令『オーダー』を使わずクリアしました。このことから、初心者から上級者まで、幅広いゲーム層に合わせたプレイスタイルがとれるゲームと思います。

・ストーリーの長さは集中力のあるうちに終わり、もう少し長くてもいいと思わせる適度な長さでした。作業感を感じさせなかったのはストーリー展開にもあったのかも。
・あとストーリーで、私は結構細かい裏設定とかあるんじゃないかなと思いました。「マクロ視点（国と国のレベル）」で見ると現在の第７小隊や敵の大将の置かれている「事情」が垣間見て取れます。その「マクロ視点」は、ブックモードの「人物・博物・兵器総覧」「新聞」などをよく読めば結構自己解決しますよ。なので他のブログなどでも言われているツッコミはあまり気になりませんでしたが。例えば
「味方に援軍がこない」・・・ＰＳ３かプログラムの処理能力限界？といってしまえばそれまでなので・・・正規軍との軋轢や、義勇軍内でも各々自分の部隊の戦闘で手一杯で援軍までは手を回せないという公国の事情があると思われます。
「帝国に援軍がこない」・・・「準皇太子」は帝国の中ではそれほど地位が高いとはいえません。また「準皇太子」は帝国の中で本流にはいないようですし、援軍がこない（あるいはあえて要請していない）のは、現在帝国主力は第２次ヨーロッパ大戦の真っ最中であるということと、お家事情や「準皇太子」の個人的なプライドや思惑によるものだと考えます。
「第７小隊にお鉢が回ってくる件」・・・公国の防御主体の主力戦車の中で、火力重視のエーデルワイス号は非常に希少な価値を持つ戦車。その第７小隊は、序盤の戦功の影響もあって重要な任務を任されやすい。家系的な信仰もあるのかも。
といった感じです。

・難易度やゲームの全体的雰囲気はＰＣゲームの高難易度シミュレーション『パワードールシリーズ』のシステムを簡素化したような感じです。パワードールを基準点５とすると、このゲームは普通よりはやや難しい３かなという感じです。

・現在２週目突入してますが、小隊の編制を１週目と替えたりして楽しんでます。２週目は更に上を目指す方向け？です。

・このゲームに出会うことが出来てすごくセガさんには感謝しています。このCANVAS＆BliTZシステムを更に昇華して、今度は戦闘をとことん楽しめるマルチストーリー的な次回作を見せてほしいです。（ガリアとは別の舞台でもＯＫです。）

最後に自身のＰＳ３タイトルの中では１番の満足度です！(今まで１５本ほど買ってきましたが)。
シミュレーションＲＰＧが好きなら特に自信をもってオススメします。ぜひこの「戦場のヴァルキュリア」という１冊の本を読破してみてください！